「 永島信也展 mixture 」2011.3.19(土)~27(日)/22(火)休廊
13:00~19:00/最終日~18:00

「擬死 - 白夜 -」 永島信也
永島信也展を開催しています。
震災もあり、作家さんも複雑な心中かもしれませんが、
今やれる事をやっていく事も大切な事です。
今回の展覧会は、「mixture」というタイトルからもとれるように、
二つが混ざり合う、溶け合う・・というようなテーマの作品が多く並んでいます。
開場前に、作家に作品について聞きました。
溶け合っている(解け合っている)者、何かに「擬態」している者。
たとえばそれは、「水に溶けて、深海魚に溶け込んでいく少女」であったり、「山羊の頭骨に擬態している少女であったりするのですが、溶けて融合していく、対象に溶け込んで混ざり合うことで、そのものを理解する。あるいは、擬態する(その者のフリをする)ことで、対象に限りなく近づいていき、何かがわかる。
作品の中で、寄り添っている二者の関係はそういうものだとのこと。
作家は、その「深海魚に溶け込んでいく少女」や「山羊の頭骨に擬態する少女」を彫ることで、自らも「深海魚」や「山羊の頭骨」に近い存在となり得るのです。「溶け込んで、混ざり合っていく」状態や、「擬態」している状態を制作していく中で、そのことを作者自身も疑似体験・追体験をしていき・・・対象に近づいていく。そういう思考が、作品制作の過程で起こっているようです。
また、「お菓子のように見えるカメやヤモリ」のような、純粋に遊び心をくすぐる作品も並んでいます。
下の画像は、ホイップクリームに擬態をするカメです。 スタッフ/橋本

「ホイップタートル」永島信也

(ギャラリーに設けられた仮設作業場で、制作する永島さん)
展覧会期間中、ほぼ毎日、作家在廊です。
地震後の影響で、自宅近辺が計画停電にあたるため、
午前中はギャラリーに作業台を持ち込んで、
「行商/アートフェア」出品の作品を制作しています!
- 2011/03/20(日) 17:32:51|
- 永島信也(神奈川)
-
-