「根付を使う/CASE 3-浅草・三社祭り」関根かぶ(東京)/作家便り6月今日は新人作家 関根かぶさん の作家便りです。
東京に住んでいるかぶさんはお祭りにて実際に「使う根付」を見てこられたようです!
写真もなかなかの腕前のようですね。きれいに根付を激写されています。(花影抄・木塚)
□はじめまして。関根 かぶと申します。
私の最初の作家便りは「根付を使う」の後をいただきまして
「根付を使う/CASE、3」とさせていただこうと思います。
皆様は浅草の「三社祭り」に行かれた事はございますか?
毎年5月の半ばに三日間に渡って行われ、夏の始まりを告げる
風物詩となっております。
この日を境に、着物は夏のものに衣替えされるそうです。
「三社祭り」の初日には、木遣りの方、芸者さんや幇間さん びんざさら舞の方々が浅草の街を練り歩きます。
そこで、大行列の方々の後ろ姿に注目。ちらほらと根付を使われている方がいらっしゃいました。
こちらの方は、大行列の警備誘導などをされている方のようです。
黒地に金蒔絵で「ふ」と描かれたさっぱりとした意匠です。
木遣りの方がつけているのは纏の形彫。洒落てます。

良く見ると、左側に彫られているのは九尾の狐のようです。
題材は中国神話でしょうか?
今や、根付を使われている方は少数になってしまっておりますが
根付があると後ろ姿が引き締まりますよね。格好良いですね~。
- 2010/06/14(月) 11:05:49|
- かぶ(東京)
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