「日々いろいろ考えること」/永島信也・閑溟 作家便り5月ー2
アーティストの中にはアート、デザイン、ビジネス、工芸、これらに境界線を作らない人がいます。
そういう人の考えに触れると、境界線を作らないというのは、実はごく自然で、一般的な考え方のように思えます。
一方で、絵を描いてる人、彫刻してる人・・ジャンルにこだわって、その境界線にこだわって仕事をしている人もたくさんいます。でも境界線を作りたがっているのは、その当事者だけのことなのかもしれません。確かにそのほうが、作りやすくなるし、語りやすくなる。ただ、それをすることは、広い芸術という分野の中では、可能性をつぶしてしまうこともあるのではないでしょうか。可能性は広げたい!と思います。
自分はどちらかというと境界線上でウロウロしているタイプなので、議論になるとどうしても境界線を作ってしまいます。でも最近は、自分にとって境界線はいらないものなのかなと考えるようになりました。
最近根付関係の夢をよく見ます。
この間はまだ会ってもいないのに、現代根付作家の佐田澄さんが出てきました。
このところ、なんとなくですが、制作が波に乗ってきたように思えます。がんばりたいです!
- 2010/05/26(水) 17:13:07|
- 永島信也(神奈川)
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