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根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。
展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

美術館(展覧会)てくてく日記第41回 「 現代工芸への視点 装飾の力」

■美術館(展覧会)てくてく日記第41回

現代工芸への視点
装飾の力

The Power of Decoration
A Viewpoint on Contemporary Kogei (Studio Crafts)

会期 2009年11月14日(土)~2010年1月31日(日)
会場 東京国立近代美術館工芸館
東京国立近代美術館webサイト

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■美術館(展覧会)てくてく日記第41回は、スタッフ橋本が竹橋の近代美術館の工芸館に行ってきました。
「装飾の力」を見たいと思っていながら、なかなか叶わず、会期終了間際にようやく滑り込み!です。

■今回の展覧会は、なんといっても「根津の根付屋」でも扱い始めたガラス作家の齋藤大輔さんや、以前にグループ展に参加していただいたことのある越川久美子さんが、出品作家に名前を連ねているので、とても楽しみにしていました。

近代美術館の展覧会で模索されている、「工芸」と「芸術」の問題、あるいは現代における工芸家の表現の問題は、いつも刺激があり、考えさせてくれます。工芸というものは一体なんであるのか?用途を超えた工芸作品たち。今回の展覧会でも、テキストの中に「工芸というものは、たとえば飾るための大皿など、そういった類の工芸は、芸術を身近に置くための装置として、有効に機能し存在しているのではないか?」というような意味のものがありました。なるほどそのとおりで、工芸の機能としては、「実用できる」という表面と「芸術を身近に置く」というための裏面の両面の機能を併せ持っている存在だということでしょう。なにか日頃のモヤモヤが少し腑に落ちたような気分でした。

出品作家さんたちが、とても若い!ということも、今回の展でとても魅力的に見えました。
「キメラ」いう装飾と動物が混然一体となった陶のシリーズを展開している、植葉香澄さん。乾漆という古典的な(重いような?)技術を使って、軽やかでポップな像を生み出している、染谷聡さん・・・など、「根付」というフィールドでなにか作品を作ってみてほしいなあ!と、どこかでお会いする機会があれば、ぜひお願いしてみたいと、頭の中でグルグルと妄想したりしておりました。非常に伝統的な技術を用いながら、現代的な表現をして、そのバランスがとても素晴らしいと思いました。

●工芸館は、旧近衛師団司令部庁舎として建築されたという、明治洋風レンガ造りの建物です。

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  1. 2010/02/01(月) 13:55:06|
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