永島信也 根付彫刻展 「掌上の偶像」 2022年6月11日[土]~19日[日]
おかげさまで無事に会期を終了いたしました。
作品販売にエントリーくださいました皆様、御来場くださいました皆様、ありがとうございました。
お世話になった関係者の方々にも感謝を申し上げます。
今回の個展のための制作と展示期間を経て、永島さんはあらためて現代根付彫刻作品への手ごたえ、そして、この先へ向かう気持ちを持つに至ったように見受けられました。
ずっと活動を見守り認めてくださり、また貴重な御意見もいただける、そういったファンの皆様や関係者の方々のおかげと思います。作家共々、心より御礼を申し上げます。
また永島さんを展示会場などの傍で見ていると、ずっと何か静かに分析検討し考え続けていることが伝わってきます。
毎年の個展が終わると、何かを持ち帰り、新しく制作の中で試してみて、次回の発表で披露してみる、その繰り返しを着実に行ってきたのだなあと思い至ります。
今回の展示の終盤に、永島さんから一つの提案をもらいました。
それは、長く私どもで保管しておりました販売中の過去作品を一度すべて持ち帰り、仕切り直すという事でした。
それを受けて、webページ「根津の根付屋」の永島信也ページの販売コーナーは一時休止となります。
しばらくの間ですが、再開をお待ちくださいますようお願いを申し上げます。(アーカイブはご覧いただけます)
※ 「根津の根付屋/永島信也作品販売コーナー」https://www.hanakagesho.com/nezu-netsuke/netsukeartists/ngs/ngs_sale.html以下は、永島さんのコメントです。
【永島信也作品につきまして】
販売中の作品を一旦すべて作家蔵とすることになりました。(個展「掌上の偶像」よりも前の作品)
一部の作品についてはリメイクやメンテナンスののちに再販売となります。
根付作品を作るうえでいつも念頭にあるのが「変化と挑戦」です。
より良いものを作るために、新しい要素や変化のある作品になるよう意識しています。
作品として発表する以上は自信をもって完成としていますが、その中ではどうしても自分と鑑賞者の感覚が合わないものも出てきてしまいます。
個展や週末在廊でお客様と触れ合う機会は、そういった「何が求められているのか」「自分は何が作りたいのか」を再確認する場にもなっています。
個展「掌上の偶像」では自分の目指しているものに一歩近づいた実感がありました。
ここを一つの区切りとして、旧作についてはいったん手元におきつつ今の感覚で手直しのできるものは再調整したいと考えています。
引き続き精進していきますので応援していただければ幸いです。
永島信也
- 2022/06/23(木) 00:39:09|
- 永島信也(神奈川)
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