Ai Sano Exhibition "Image Combing" 2022年5月21日[土]~29日[日]
Gallery花影抄


佐野藍さんの個展は、おかげさまで盛況のうちに会期を終了いたしました。
完全予約制とした事でご不便をおかけしたり御来場出来なかった方もいらっしゃることと存じます。
お詫びもいたしつつ、ご協力くださいました皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。
しかし、入場の人数をコントロールすることで、御客様と作家のコミュニケーションは以前よりも快適になりました。
それは、今後の展覧会開催の参考にもしていきたいと考えています。

最終日に作品販売の抽選も一緒に進めまして、決定したお客様にはeメールでお知らせをいたしました。
このあと、納品までのスケジュールをまとめて、追ってご連絡を差し上げてまいります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
残念ながら、今回の抽選に外れてしまった御客様方にも御礼を申し上げます。
佐野藍さんのGallery 花影抄での個展は、今回の 2022年でひとまず区切りとなります。2015年のスパイラルでのアートフェアplusで作品を展示してから7年。
どんどん成長していく佐野藍さんが、喜怒哀楽の大きな感情をエネルギーに日々を突き進む姿を、時に多少の摩擦熱を孕みつつも、ドキドキワクワクしながら見守らせてもらいました。
佐野藍さんの眼力(対象を見据えた時にそこから掴み取るチカラ)や、想像し創造する生み出す力、想いを現実化していく意志力に常に感心というか圧倒される思いです。
アーティストが立ち向かっている現実について、才能や環境や社会…自身や家族の問題であったり、お金の問題であったり、制作環境や生活環境の問題であったり、心や気質の問題であったり、また大きなアートマーケットにどう向き合うかという問題など、、、
作家が抱えるさまざまな問題を切実に感じ考えるきっかけや機会を与えてもらいました。
佐野藍さんが(アーティストに限らず人が)生きていく中で抱える喜怒哀楽、混沌、混迷、希望を制作活動を通して表現し消化(昇華)させていく姿を間近で見させてもらう、それは炎の熱や美しさを近くで体感するようなリアルで切迫感のあるもので、側にいるこちらもエネルギーがたくさん必要で、だからこそ素晴らしいし刺激的でもありました。
佐野藍さんのサポートを通じて、自分の「現時点の現地点」が良くわかった…わかってきた気がしています。
それはこれからの活動を必ず良い方向に向かわせてくれると考えています。
今回の個展期間中、お訪ねくださった何人かの方々に、ギャラリーの運営方針の変化についてご説明を申し上げる機会がございました。何度も繰り返してお話しをするうちに、自分の中でもあらためて確認ができ考えがまとまってきた感覚があります。
今後の活動に活かしてまいります。有難うございました。
また、今までに制作のご依頼を承っている皆様へは、それぞれの方々と連絡やご相談をしながら、進めてまいります。
おそらくは、1年くらいの期間はまだかかるのではないか?と予想しております。
それまで、まだ佐野藍さんとも活動を継続してまいりますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
佐野藍さんへの言葉
最後の個展開催を無事盛況の中で終えられたこと、感謝を申し上げます。ありがとうございました。
抽選会とかスタッフ記念撮影は和やかながら、一同少しじんわりしました。
この先の活動をお互いに見守りあって励みにしていければ理想です。
先々でも接点はどこかであるようにも思います。
上記のように、まだしばらく継続する活動ありますし、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
なんだかいろいろ言ってしまうのですが、佐野さんとのことをやわらかい言葉で説明すると、
「ある日、世話をすることになった素敵なトカゲが、予想以上に大きくなって、ウチじゃ狭過ぎるから新しい環境に解き放つ…たぶん竜の子だったんだ!外界でも元気でいて、もっと大きくなってほしいと願っているし、時々は外のフィールドで会いましょう!」
という...ちょっと恥ずかしい例え話ですが、そんなような気持ちもあります。
感謝をこめて! Gallery花影抄 橋本達士
- 2022/06/01(水) 22:07:54|
- 佐野 藍(東京)
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