このたびのアートフェア東京2022 出展を機会に、かわさきみなみさんの作品集を制作しました。
「かわさきみなみ ArtWorks 2012~2022」造形作家 かわさきみなみの2012年から2022年までの羊毛立体中心の作品が掲載された作品集です。
選りすぐりの作品が25点掲載されています。
(B5判,簡易冊子,限定200部 ,22ページ)

以下の和こもの花影抄webページのカートを使っての販売です。
https://hanakagesho.shop-pro.jp/?pid=167214728お問い合わせくださいませ。何卒宜しくお願い申し上げます。
【追申】
さて、かわさきみなみさんと私達ギャラリーのおつきあいが始まってから、ちょうど10年です。
当時のギャラリーは、現代根付に絞って展開していました。
ひとつのジャンルに絞っていくと、どんどん中心に向かって集中していくような感覚になっていきます。
凝縮していく強さや良さがあります。
しかし、自分たちはもっと外側に向けて広げていきたいという気持ちも湧いてきていました。
根付という特殊なカテゴリー以外の美術作家・美術作品を扱うことで、周囲との行き来や相互作用、時代との同期などを目指すという青写真を持ちました。
そして、若手をスカウトして育てよう!となり、スタッフの木塚と共に美術大学の卒業制作展を回りました。
木塚の母校でもある女子美の卒業制作展示会場で出会ったのが、この作品です。
かわさきみなみ 「Home sweet home -そばにいてくれてありがとう-」 2012年制作

仔犬の根付を大きくしたようなフォルムにすっかりまいってしまい、スカウトして卒業記念的な個展を花影抄で開催してから、今に至ります。
この冊子は10年を振り返りながら制作しました。長いようなあっという間の年月です。
かわさきさんがギャラリーのブログで最初に自己紹介で書いてくれたページを今、振り返って読んでも、
2022年の個展でのメッセージと変わらぬ言葉が綴られていました。
2012年5月のブログ記事
http://hanakagesho.blog17.fc2.com/blog-entry-1177.html
デビューから10年の間には、橋本がいろいろ「変わらなきゃ!」と側で言ったりしたこともあったわけですが、
作品制作の核になっている部分、冷めないあたたかな心情は本当に変わらぬままで居てくれて、良かったなあと思いました。
穏やかな強さあたたかさを持つ、かわさきみなみさんとの年月に、この場をかりて感謝を申し上げます。
ありがとうございます。
長い目で見守ってくださる皆様にも、御礼を申し上げます。
Gallery花影抄/橋本達士・木塚多賀子
- 2022/03/17(木) 22:07:04|
- かわさきみなみ(千葉)
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