この度の新型ウィルス感染拡大が収まらない中、ギャラリーマネージャーと今後の展覧会の
あり方やギャラリーのあり方そして作家の活動について何度か話し合いました。
その際にギャラリーに人を招く際に気を付ける事、今まで以上に一人一人と向き合う必要が
ある事などを考える時、茶室に人を招く事と似ているという話になりました。
そこで、私が亭主となり、作品を見てもらう事と共に、お茶でおもてなしをしようという事となりました。
そして、ギャラリー花影抄が20周年である事で、私自身が長きに渡りお世話になって来た事
を振り返るべく、初期に展示させていただいていた根付以外の作品も並べさせて頂きました。
まだ終わりの見えない感染拡大ですが、人との向き合い方を改めて考える機会を得た事は
大きな事だと思います。
相持(あいもち)の花器、相持の茶碗はそういった発想から生まれたものです。
”「世は相持ち」 お互いに助け合う事で世の中は成り立っている。”
あなたがいて私がいて、初めてこの空間があり、その瞬間世界はある。そしてそれは二度と訪れない瞬間である。
たくさんの人が亡くなり、それは次には私かも知れない。一瞬一瞬を大切に生きなくてはと思っています。
この様な状況の中、沢山の方にお出で頂いた事、SNSなどで応援を頂いた事、心よりお礼申し上げます。
泉水

- 2020/09/09(水) 17:47:07|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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