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根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。
展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

自作の類似コピー品問題に関して

【このたび、取り扱いの紫苑さんの作品の類似品が、中国でコピーされ販売されている事が発覚しました。
その事実を受け止めての、紫苑さんからのコメントを掲載します。
私どもも同じ気持ちでおります。
Gallery 花影抄/根津の根付屋

以下、紫苑さんからの言葉です。

今回の中国に於いて私の作品「ピーちゃん 貔貅的娃娃」のコピー作品がネット上で売られてた事について。

中国の知り合いの作家さんからネット上に私のコピー作品が出ている事を知らされ、次の日ツイッター上に
上げたところ、多くの中国根付作家・コレクターの方からツイートに対する反応を頂きましたが、
ツイッター上では思う所を言い切れないので、この作家ブログ上に載せさせて頂きます。

中国に於いてのコピー海賊品は、漫画・アニメで大きな問題になっていますが、美術工芸に於いても
同様の状態かと感じます。この件を知った時には、「人の物真似すんなよ、こっちは田舎で根付作って
細々と暮らしてるんやぞ」と腹が立つのと残念な思いでした。が、中国に限らず日本でも人の真似をしてコ
ピーを売る人間はいくらでも居るので中国だけを責めるつもりはないのですが、中国の状況は明らかに
酷い状況だと思います。中国の作家自体がその事に見慣れて気に留めなくなってると。
私は、決して中国の根付作家さん達に心痛めて欲しい訳でもなく、責任を感じて欲しい訳でもありません。

オカシイと思われるかもしれませんが私自身は意外と達観して私の問題自体はどうでもいいとさえ
思っています。(乱暴ですが)問題として思った事は、この様なコピーが氾濫する中国では真面目に
作品を作っている作家の評価さえも、中国外に出た時に下げてしまわないかと言う事です。

日本に於いて中国根付と聞けばコレクターの方ならまず偽物というのが頭に浮かぶでしょう。
でも、実際は、私が足元にも及ばない技量を持った作家は何人もいます。そこで偽物を作る輩と
作家を十把一絡げに捉えられるような事があってはならないと思います。中国で活動する作家の方は、
まだ動き出したばかりです。もっと彼らの作品が展示・発表される場が出来る事を望みます。

中国のこの状況下で活動する彼らは、日本人の私達より遥かに茨の道を歩んでいる事と思います。
中国の状況を考えるとまだまだオリジナル作品を発表する芸術に対する意識は低く、彼らだけが
いくら声をあげても難しい問題ですが、中国内全ての芸術家に関わる問題なので、少しずつでも
意識を変えていく必要があります。近い将来、コピー作品が氾濫する状況が改善される事を強く望みます。

最後に、私は中国の状況を非難しますが、中国の文化自体を非難するつもりはありません。
私自身、中学以来の言わば中国マニアなので、中国武術に憧れ(中国武術ヲタ・太極拳はやってた)
老子の道家に傾倒し、中国語を習い(工業高校出なので市の講座、中検3級が限界でした)
未だに毎日部屋で流れているのは、日本の歌より中国の歌ばかりです。
(最近は董貞と鄧紫棋という方の歌を聴くことが多いです)]

余談が長くなってしまいました。
支離滅裂な文章ですがお許しを。

紫苑
  1. 2018/05/16(水) 21:41:09|
  2. 紫苑(伊勢)