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根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。
展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

作家便り/ 「2017年12月/至水(北海道)」

「FREESTYLE NETSUKE DUNGEON のこと」

11月にGallery花影抄で開催されました「至水・道甫 根付彫刻2人展 FREESTYLE NETSUKE DUNGEON」
無事会期を終えまして、あっという間に一ヶ月経ち、その間時折ふと考えた「今思う FREESTYLE NETSUKE DUNGEON」なお話です。

二人展開催が決まり、道甫さんとスカイプミーティングさせて頂き、ものの数分で浮かんだ今回の二人展のテーマそのものなキーワード「RPG」。
「RPG」をフックに作品のコンセプトや裏テーマを妄想構築し「わー!こりゃ面白ぇーっ!」とノリノリで彫り始めたのですが、DM用に先行して手掛けていた「屈強髭族根付戦士」の途中経過をGalleryスタッフに見て頂いたところ・・・

Galleryスタッフ「これは、ドワーフ・・・ですね」

至水「はい、ドワーフです」

Galleryスタッフ「・・・いや」

至水「ドワーフです」

Galleryスタッフ「でも・・今までの根付には無い感じ・では・・あり・・・ます」

至水「・・・はい」

もう不安しかないですよね!

冷静に考えれば、根付とファンタジーRPGって相容れなさ過ぎですよね普通。

決して「奇をてらってやったー」とか、「全く新しい根付のスタイルをー」とか、そういう気概など全く無く、ただただ至水が彫りたかった根付が其れだったという・・・

実際会場にお越し頂いたお客様の中にも「ちょっと違う感?」を漂わせておられる方もチラホラ・・・いやわかります。

ファンタジーRPGのキャラクタを「根付としての」意匠にアレンジした造形は、根付ファンの方にもRPGファンの方にも、違和感を抱かざるを得ない「カタチ」に見えていたのではないのかなと思います。

しかしながら、至水の作品も道甫さんの作品も会期中に無事完売達成出来まして、もう、何が売れるかなんてわからない。
結果として残ったのは、今回の試みを「面白ぇーっ!」と共感頂けるお客様が確かにいらしてくれたという事実。

2017年現在の根付界のカオスっぷりが感じられる展覧会となったのではないでしょうか。

あとこれは至水の個人的な願望なのですが・・・
永島信也さんと石彫の佐野藍さんによる「FREESTYLE NETSUKE DUNGEON episode 2」とか・・・見てみたい(涙)



さて、5月より月イチ連載となりました至水の花影抄ブログも、これが今年最後の投稿となりますので、来年の話でもして鬼笑わせて締めますね。

二人展の6作品は何だかんだで楽しく彫らせてもらっていた訳ですが、最後の方では暫く妖怪を彫れていないストレスで「妖怪彫りてぇ・・・」と震えるくらい、妖怪彫りが好物な至水。

来年はGallery所属作家数名による妖怪大戦争なグループ展が予定されておりますし、個人的にも妖怪根付作品は今まで製作して来たのですが一旦リブート致しまして、根付百鬼夜行(仮)として、ナンバリングしながらシリーズ化して行きたいなとか考えていたり・・・
今まで以上に妖怪に食わせてもらう一年になりそな予感です、御期待くださいませ。

それでは皆様少し早めの
よいお年を!

年男至水

2018年戌年は人生四度目の年男、戌男至水益々がむばります。
  1. 2017/12/23(土) 17:55:41|
  2. 至水(北海道)