2017年11月10日晴れ、京都は壬生、清宗根付館。
ゴールデン根付アワード授賞式!
ガッチガチのコッチコチに緊張しましたが、
新たに進化を誓う1日となりました。その授賞式から1ヶ月が経ちました。
これまでの万征と、これからの万征を考える一つの分岐点となりましたが、
mansei projectに大きな変更はなく、しかし、より高いレベルを求め
授賞式やスピーチ時の気持ちを忘れずに進みたいと思います。
[受賞の御挨拶]ゴールデン根付アワード、
この名誉ある賞を頂き、大変嬉しく光栄に思います。
素晴らしい機会を与えてくださいました、
関係各位の皆様、心より厚く御礼申し上げます。
誠に有難う御座いました。
私は、かつて自動車販売ディーラーの整備士として仕事をしていました。
時を経て今、現代根付師として、この素晴らしい舞台に立てている事に
喜びを感じると共に、とても不思議な気持ちでいっぱいです。
自動車整備の世界では人命を預かる部分もあり、
プレッシャーのかかる作業は多々ありましたが、
汗と油にまみれながら機械と向かい合い対話する毎日は、
充実した濃い時間でした。
しかし、修理などではなく自分で何かを生み出したいと思うようになり、
考えた先にあったのが金工の世界でした。
退職し上京、ジュエリーや金工を学びコツコツと作品を作りながら、
自分の個性を探し続け、そんな中で根付と出会いました。
これまでの作品制作の中にあった問題や迷いを解決してくれるのが、
根付の世界、特に鏡蓋根付だったのです。
金属加工技術と彫刻技術を組み合わせた鏡蓋根付には、無限の可能性があります。
これまで鏡蓋根付にこだわり、これが鏡蓋?といったものも多く作っていますが、
常にチャレンジし面白いものを作り、これからも根付制作に邁進していきます。
また気持ちを新たに頑張ってまいります。
誠にありがとうございました。
上原万征
- 2017/12/04(月) 22:57:41|
- 万征(東京)
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