根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

作家便り 「2017年6月/佐野藍(東京)」

皆さんこんにちは。大理石彫刻を制作している佐野藍です。

ツイッターなどで情報をご覧になられている方もいらっしゃると思いますが、
花影抄のブログも書かせていただくこととなりました!よろしくお願いします。


よく展示などでお客様に、「大理石はどこで手に入れるのですか?」と質問を受けるので、
今回はその話等を少し詳しくお伝えしようと思います。

岐阜県に関ヶ原石材という大きな石材屋さんがあり、
更にその敷地内にある高木工房という工房でお仕事されているベテラン石彫家の高木嗣人さんという方が、
年に一回大学に講義にいらしてました。
高木さんは本当に色々な技術をお持ちで、見せていただく造作のちょっとしたことから大きな事まで何もかもが目から鱗です。

石を買いに行く時、芸大の石彫を専攻している大半の人は、その高木さんに連絡を取り、
高木さんのところから石を購入しています。

とにかく関ヶ原石材は広大な敷地で、巨大な石が山積みにしてあります。
(買えっこないのですが、あの塊でドラゴンをほりたい、、、と、8tくらいの塊を眺めながらいつも思うのです。)
どの石がいいか、見て歩いて、値段などを聞き決めます。

その石たちの中に自分が立つと、自分がとても小さく感じて、逆にやる気がでます。(笑)

ざっくりですが石購入の説明はこの辺で。

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今年4月に、久しぶりに関ヶ原石材に足を運びました。その時の話もせっかくなので^_^

はじめに関ヶ原石材の会長である矢橋達郎さんに、ご挨拶へ。
矢橋さんは、私が大森暁生さんのアシスタントをさせて頂いていた頃にご縁があり、それ以降お世話になっております。
矢橋さんと知り合う前から、高木さんにお世話になっていたので関ヶ原石材には足を運んでいましたが、
このように矢橋さんとも面識を持つことができ、関ヶ原石材とのご縁を感じています。

そして、その後矢橋さんに関ヶ原石材内の工場を案内して頂きました!
広い敷地の中に様々な種類の機械が設置してあり、職人さんがそれを扱い石を加工している姿はとてもかっこいいです。
大きな機械と人の、大きさと質感のコントラストがたまりません。
機械を扱う職人さんだけでなく、建材として使う石の模様をパズルのように組み合わせ大きな一枚の壁にするために
ひたすら石の模様と格闘する職人さんもいらして、、驚きと感動の連続でした。
私と同世代の女性の職人さんもいらして、なんとなく、私も負けてられない!と思いました。
このように、数ある作業の工程や機械の説明をして下さった矢橋さん。一つ一つの説明に愛を感じました。
そして、ひとりで制作する私に、石のスペシャリストを沢山紹介して頂きました。本当に心強い出会いでした。

その後矢橋さんと別れ、高木さんにお会いしに行ってきました!
高木さんはとても物腰柔らかな方なのに、とてもパワフルだし、なんでも魔法のように作業されて、相変わらずとんでもなく凄いのです。。
わたしも大学を出てから、1人で粛々と制作していて、日々道具なども研究するのですが、、、。
どうしても難しい部分があったので作品を持って行き、相談にのっていただきました。

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昔の話になりますが、修了制作のサクラオオカミの石も、高木さんがとっておいた綺麗なピンクのローズオーロラです。
それを譲って頂きました。

「これはいい石だよ~大切に彫るんだよ~」と言われながら。

その言葉も、私にとって力の源になったのでした。

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なかなか時間が取れずにそんなに沢山行けないですが、私の中で、関ヶ原は最高にワクワクするパワースポットなのです^o^
これからは、もっと沢山、顔を出したいな。

それでは、この辺で。

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高木嗣人さんと私
(工場見学に興奮しすぎて矢橋さんとの写真を撮りそびれてしまいました!!次回必ず。)


関ヶ原石材
矢橋達郎さん
高木工房
高木嗣人さん


どうもありがとうございました!
  1. 2017/06/13(火) 20:06:43|
  2. 佐野 藍