根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

至水「ブログのこと(其の二)」

 
ブログのこと(其の二)


ひと月ぶりの至水です。
今回のブログ記事には「何それ?」というノスタルジックでマニアックな単語が無数に出てきますので
随時ググりながら読み進めて頂きますと幸いで御座います(汗)

前回も書かせて頂きましたが至水はGallery花影抄ブログ以外に「悪魔ノ天秤」という自ブログを運用しております。
http://deadpool-shisui.blogspot.jp/


「悪魔ノ天秤」では至水の初製作根付から新作まで、製作物の全てを時系列順に公開アーカイブしており、
各作品には作品画像と共に意匠モチーフのバックストーリーや妄想設定等も書き添えてありますが、
これは35年前のある模型誌の特集が原体験となっていて、至水は書かずにいられないのです。
1982年5月に発刊された模型誌「月刊ホビージャパン」第153号(表紙にはガンガ・ルブ!イデオンですよ!!!)
その号の特集テーマが、「素晴らしき駄物キット」と題し
模型マニアに軽く見られがちなキャラモノプラモ(Dr.スランプのリブギコのキットとかね)や、
スケールモデル以外のトイキット(ロボダッチのタマゴローとかね)、
玩具(ミクロマンとかね)等を改造し自分だけのオリジナルモデルに仕上げるというものでした。
その作例の中に横山宏氏がミクロマンの強化スーツをベースに製作された「AFS(Armored Fighting Suit)」があり、
ミクロマン大好きっ子だった至水は、いや中学行くかそこらでミクロマンはもう卒業しなさいと
親に窘められていた至水少年だったのですが、
当時のミクロマンは既にシリーズの勢いが衰えてしまった最後期、丁度ダイアクロン移行期でしたが、
模型用の塗料で彩色し「リアルタイプ」なんて、自分だけのミクロマンにしよう!とか、
メーカーのタカラ側から新しい遊び方を提唱していた時期でして、
バリバリのハードSF仕様に仕立てられた横山氏のミクロマン=「AFS」の登場に狂喜乱舞したのでした。
そして横山氏の「AFS」は単発企画に留まらず
「29世紀の地球を舞台に地球独立政府傭兵軍とシュトラール共和国軍との戦いを描く」という物語と設定と共に
『S.F.3.D オリジナル』と題したオリジナルフォトストーリーとして連載が開始されました。
「月刊ホビージャパン」では『S.F.3.D オリジナル』連載終了後も、
「製作記事」+「読み物として書かれたオリジナルストーリー」+「造形物の情景模型作品画像」という掲載フォーマットは、
担当造形家を変えて世界観を変えてシリーズ化し、小林誠氏の『未来兵器AS』、韮沢靖氏の『CREATURE CORE』、
更に竹谷隆之氏の『漁師の角度』を世に送り出した「S.M.H」へと受け継がれて行きます。
(「S.M.H」はホビージャパンのMOOK本として創刊されています)
至水が根付を明確に意識したモノ、入口は古根付コレクターだったからとかではなく、
食玩の妖怪根付だったりするそもそもが「模型サブカル少年至水」な訳で、
頭ん中の妄想に蠢く異形の輩を「根付」という形で具現化し、
オリジナルの設定やストーリーと共に作品を公開しているブログ「悪魔ノ天秤」は、
今はもう存在しない憧れの「S.M.H」で連載させて頂いている感覚で、
「オリジナルで勝負しなよ」と至水に天啓を与えてくれた「S.M.H」は至水の中ではずっと続刊中なのです・・・

そんな訳で、至水は「根付」+「ブログのテキスト」を合わせた一つの作品として、
毎度「悪魔ノ天秤」を書かずにはいられないのです。

blog170606.jpg 
今も変わらず至水の根底に流れてる
大切なのは「オリジナル」って事
根付だって一緒だよ

  1. 2017/06/06(火) 15:07:30|
  2. 至水(北海道)