根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

作家便り 「2016年5月/金井麻央(千葉)」 

こんにちは。風が心地よい季節ですね。
先日、沼沿いの遊歩道を歩いていたら、白鳥のヒナが巣からぽこぽこ顔を出していました。
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そんな光景をずっと眺めていたい春ですが、漆にとっても気温が高すぎず、
仕事が捗る良い季節なのでのんびりしてはいられません。

最近は、下地作業やら蒔絵やら色々と同時に進めている日々です。

今回は蒔絵などの加飾の一番はじめの工程、「置き目」を少しご紹介します。
(画像は以前の紅葉の作品と、現在スタートしたものです)

私は和紙の代わりに和文タイプ用紙を使って転写します。
kanai16_5bolg (1)

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転写した極薄~い漆の線に消し粉を真綿で蒔いて、文様をはっきりさせます。
(かなりざっくりの説明です…)
kanai16_5bolg (2)
これが、学生の頃からなかなかに下手っぴでして…やり直すこともしばしばです^^;
kanai16_5bolg (1)
漆の仕事は、表面には出てこない下地、研ぎ、塗りの時間が大半を占めます。
そのため加飾の工程に入った瞬間は、ちょっと跳びはねるくらいの喜びがあります。
(これは大袈裟ですが)

そしてまた、楽しくて長い緊張の日々が続きます…



  1. 2016/05/20(金) 15:00:05|
  2. 金井麻央(千葉)