根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

作家便り「16年3月/かぶ(東京)」

先日「柄鏡の美」という展示を見て参りました。

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これは國學院大学博物館の企画展で、展示スペースとしては広くはありませんでしたが
100点ほど展示されていて、まとめて見る事のない柄鏡という物が分かって面白い内容でした。

鏡と言えば海獣葡萄鏡が有名ですが、江戸時代になるにつれ実用品となり
鈕のふくらみがだんだんと無くなり、柄がついて、文様的装飾から絵画的な表現になってゆき
浮世絵で描かれるあのような鏡になっていったという事が説明されていて
梅に鶯の図、兎の図、猿の図など根付としても良く使われる身近な題材や
漁師の図、富士山の図などもありました。

江戸時代に使用されていたという柄鏡も展示されていて、鏡面が見られるようになっており
実際に覗いてみますと、ちょっと暗いものの輪郭などはっきり分かるくらいちゃんと映っていて
こういう風に見ながら紅をひいたりしていたんだ~と思ったのでした。

ちなみに、こちらの博物館は沢山の縄文土器が常設展示してあり
「死者の書」を書いた折口信夫ゆかりの品の展示もあります。
なにより、入館料が無料です!
山種美術館と根津美術館の中間あたりにありますので、春めいて来た今日この頃
お近くに来た方はお散歩がてら寄っても良いかもしれませんね。

國學院大學博物館webページ

ちなみに入館料無料と言えば、こちらにも良い博物館があります。
東京駅のすぐそばのKlTTEの2F3Fにある「インターメディアテク」という所で
東京大学の学術標本が常設展示してあります。
剥製や骨格標本が沢山あり展示の仕方も格好が良いので、何回行っても見飽きない空間です。
勉強にもなって、とっても有り難い所でもあります。

インターメディアテクwebページ

そして我が家の近況…
「春眠暁を覚えず」
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  1. 2016/03/04(金) 20:40:00|
  2. かぶ(東京)