秋も深まる中、私の住んでいる山梨県富士吉田市は
霊峰富士山を仰ぎ見る街です。
今は、八合目付近まで雪化粧していますが、
これから富士山に雪が降るたび、だんだんと裾野へと近づき、
駆け足 で、冬本番へと向かってゆく季節になりました。
そんな中、京都清宗根付館で開催された、
第二回ゴールデン根付アワード賞を、無頼巴太鼓・天地双竜で、
幸運にも受賞できたことを、今回ご報告出来る事となりました。


受賞作「無頼巴太鼓・天地双竜」2014年制作
受賞作品は、太鼓の三巴が、いつもバチに叩かれてばかりで、
もうこんな世界は嫌だ・・・ と、三つ巴のひとつが、
他の巴を置き去りにして、逃げてしまう瞬間!
太鼓に宿った天と地の龍に捕まって、やっぱり自分は、
三つ巴の中の一つだと悟り反省する、無頼な巴を図にした作品です。
11月11日、式典は天候にも恵まれ、紅葉が色好き始めた京都市内、
朝方は肌寒かったのですが、日中は小春日和のように暖かくなり、
会場になった清宗根付館の武家屋敷では、廊下に面した戸や障子を取り払い、
中庭の彩り始めた紅葉が望める座敷での式典で、高円宮妃久子殿下はじめ、
多くの御来賓をお招きしての式となり、改めて、この賞の重みを実感できたことと、
スピーチなど、貴重な経験をさせて頂いた授賞式でした。
今年もあと一か月余りとなりましたが、今年を振り返るのはまだ早いかも知れませんが
プライベートでは、いろいろ大変な事があったものの
(車での、かる~い物損事故と、財布にはおも~い修理費などなど)
でも、年迫る時期に、このような身に余る大きな賞を頂けたので、
終わり良ければ総て良しのたとえではありませんが、
いい納めの出来事だったと感謝しています。
また、式典と昼食会を終え、帰路に就く折、乗り合わせたタクシーが、
なんとも派手々々なピンクタクシーで、
そんな愛くるしい車にふさわしい女性運転手さんに聞いたところ、
京都に一台しかない、愛称が“はんなり舞子タクシー ”といって、
京都市内ではかなり有名なタクシーとのことでした。
乗車すると、幸せが舞い込(舞子)む、縁起のいいタクシーで
ブログでも多く取り上げられているそうです。
今回の賞を頂いて、もう自分の持っている運を使い果たしてしまったかと思いきや、
式典が終わったすぐ後、幸せが舞い込む縁起のいいタクシーに、
偶然にも乗車できたことは、まだまだ自分の運は尽きていなかった証ととらえ、
はんなり舞子タクシーへ、こちらでも感謝々々でした!
※画像検索「京都はんなり舞子タクシー」は、こちら!数日過ぎた今、思い返してみれば、
根付館の木下館長並びに、花影抄さんや関係者の皆様のお蔭で、
貴重な経験と感謝の念での授賞式でしたが、
只 、自分の実力以上の大きな賞だけに、これから益々、
作品の表現を高める為の技量と知識を少しでも身に着け、
今回の賞に恥じないよう、一層精進して、作品作りに邁進してゆきたいと思います。
みなさん、今後も宜しくお願いします。
加賀美 光訓
- 2015/11/17(火) 16:55:46|
- 加賀美光訓(山梨)
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