根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

作家便り「15年7月/泉水(東京) 」

有田へ行って来ました。有田は私の憧れの地であり、聖地です。

わたしの思う、やきものの最高峰、「鍋島」の里だからです。
今回の有田訪問のきっかけはSNS上で、ある女性の古典柄の微塵唐草を美しく描かれる
「すご技」を拝見した所からでした。いつか、こんな方に教えを請うてみたい・・・と、ずーっと
思っていたところ、九州に行くきっかけがあり、思い切って連絡を取ってみました。
「工房を見学させてくださいませんか?」と。
すると、快くお引き受けいただき、現在「佐賀県立有田窯業大学校」の講師をされているとのことで、
幸運にもそちらを見学させていただく事になったのです!

窯業大学校は伝統工芸から始まり、未来のやきものの可能性を探る3Dプリンターまで学べる
本当に恵まれた環境で、うらやましい限りでした。。。

大学事務局の方にすっかりお世話になり、隅々までご案内いただきました。
学生さん達は古典をしっかり学び、それらと自分の中の何かを結びつけながらの作陶を模索
している感じが何とも新鮮かつ刺激的でした。

そしてまた、ご縁とはすごいもので、今回の有田訪問のもう一つの目的、「上絵の具を買いたい」と
お話しすると、なんとその方のご実家が上絵具屋さんで、お兄様が無鉛上絵の具の第一人者の方でした!
私はいわゆる専門的な教育を受けずにやきものをやって来てしまっているため、その旨お伝えし、
じっくりと上絵の具についてご指導いただきました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今回の旅は確かな技術を学びつつ、人の温かさと、動く事の重要性を知るものとなりました。
今後、私の作品には有田の絵の具を使って行きます。
何かが変わるかもしれないし、変わらないかもしれないですが、私の心の中のちょっとだけ
成長したものが、影響するかもしれません。

今後とも、応援してくださいませ!

最後に、有田窯業大学校の皆様、有田観光協会の皆様、源右衛門窯、今衛門窯、柿右衛門窯の皆様、
お邪魔いたしました。心よりお礼申し上げます。

泉水

※思い出の写真を…
izumi.jpg
左から… 
だみ筆 ・3Dプリンターで出来る事 ・窯業大学校が「2015年 ミラノ国際博覧会」に出品したガチャガチャ・泉山磁石所 
地域猫たち ・赤絵の練習 ・トンバイ塀(廃窯材等を使った壁) 
源右衛門窯工房にて ・ 陶片の埋め込まれた石畳(voc東インド会社のものも!) ・上絵具 ・有田窯業大
  1. 2015/07/02(木) 18:16:22|
  2. 泉水/北澤いずみ(東京)