根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

作家便り「14年10月 (9月分です!)/森謙次(高知)」

雨が多かった夏も終わり高知も秋らしくなってきました。
そんな秋らしくなってきた高知のとある神社で、雅楽の蘭陵王の真似事みたいな踊りを勝手に奉納してきました。

どういう経緯かというと全国を巡業している”楽市楽座”という親子劇団がありまして、
その劇団の演劇 の合間にパフォーマンスをする人の募集がありました。

それでパーカッシッョン、ベース、シンセサイザー等出来る友達と集まりまして、
出させていただく事になりました。

舞台が神社ということと、奈良一刀彫りを修行していたこともあいまって、
衣装は蘭陵王に決めました。
奈良一刀彫り修行時代、森川杜園(奈良一刀彫り中興の祖)の実物の作品を見たことがなかったのですが(写真ではあり)、
やめて高知へ帰って根付を始めてから、森川杜園の釣狐根付を見る機会がありました。
その時の感動は今でも覚えています。

そして嫁が茶道をしており、その関係で”なごみ”という茶道の本を暇な時にたまたま読んでいたら、
森川杜園の記事が載っていました。
実物を見てあまり日が経っていなかったので驚きながらもどんどん読み進みました。
何故、奈良一刀彫りは角々しているのか?
(元々神事に使うため彫るときに人の手の触る面積を少なくするためのようです)
森川杜園とはどういう人物だったのか?知らない事ばかりでした。

そんな感動を持ちながら今回の出演となりました。
かなり歪んだ愛情表現と思います。
そんな僕に嫁は文句も言わずもくもくと衣装を縫ってくれました。
僕は仕事が終わった後や日曜にお面を制作しました。

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結果としてはぐだぐだな舞台でした。(楽市楽座さんの劇は素晴らしかったです!)
観に来てくれた友達も
「何を言っているかわからなかったけど楽しそうな雰囲気だけは伝わった」
と言ってくれました。
とにかく思いの丈を表現できました。

そこで今月の根付川柳

舞うよりも 根付で気持ち あらわさな

自分の思いはやはり根付で表わさないと反省です。

※そんな森謙次の作品紹介は、こちら!「根津の根付屋」
  1. 2014/10/02(木) 13:57:59|
  2. 森謙次(高知)