雪と大気2月の大雪は大変なことでしたね。ドキドキしました。雪が降ってこんなに心細く、なにか押し潰されそうな(本当に屋根が潰れてしまいそうな)気持ちになったのははじめてでした。
この冬になってからか、犬の散歩なんかで歩いていると、ふと感じられるイメージがあります。
それは空気を感じる、というようなものなのですが、歩く時の抵抗がわずかに増えているように思えるのです。
船が水を掻き分けて進むとき水は舳先から左右に分かれて波が出来ていきますね。
自分がその舳先になって空気をぐわーっと掻き分けて進んでいるような。
家を出る時もドアを開けるのがぐっと重い感じ。
少しの風があるときなど、鼻から息をするのがなんだか重く、億劫で、まるで水の中を歩いているような気になることさえあります。当然のことながら先日の雪の日など息苦しくて、目もあけていられない。
でも、これはやはりただ寒さが辛いのでしょうね。
環境の変化や、体の変化(加齢?)も影響しているのかもしれません。
とは言っても、もたらされたこの空気の感触の変化によって僕自身は不思議な新鮮さを感じています。
それは、「大気」という水よりほんの少し軽いだけの、かなり液体に近い霧のようなものが、地球の表面に薄べったく淀どんでいて、僕はその底でやっとの勢いで息をしている、というちょっと苦しい感じのイメージではあるのですが。
でも少し暖かくなってきたかな? 2014.3月 森栄二

これはチャイだるま。
うちの犬の形をした雪だるまです。雪かきが大変でこんな小さなものしか作れませんでした。
妻が作りました。
もうすぐ始まるグループ展です。
「おもしろ木かたち」
2014/3/26〜4/1
横浜高島屋7階美術画廊
- 2014/03/18(火) 19:51:18|
- 森栄二(葉山)
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