伊勢は、遷宮の儀式も終わって多少は静かになるかと思いましたが、
神宮の周りは平日でも相変わらず賑わってます。
前回、「月代さんから帯留の作り方を教わっている」と書きました。
栗やら子やら4点ほど作って見てもらい、ダメ出しともらった栗のサンプルを参考に、
また栗の帯留を彫ってみました。
前回より大きく、厚みは3cmほど薄く、対面する人の視線を考えて少し縦方向を長くしました。
(斜め上から見て綺麗な形になるように)
裁縫用のマネキンに帯を巻いて着けてみると、…まだ厚いのかな?以外にボリュームを感じます。
帯も普通の幅の物でないし、着物も着てない…イメージがしずらい…。
やはり着物を着てモニターをしてくれる人が居てくれれば、と、つくづく思います。
帯留の事を考えてると、それに関連した事が寄ってくるものです。
先日も知り合いのスマホケースに着けてた帯留を見せて貰いました。
お祖母さんの物だったらしいのですが、とてもユニーク。
素材はなんと桃の種!それに竜が彫ってあるのです。(ちなみにその持ち主の名前が龍)
昔の人は頭が柔らかいのか、よく桃の種を使って帯留なんかを作ろうと考えたもんだと感心します。
今まで割れる事なく綺麗に残されていた事を思うと、桃の種の帯留に何か物語りを感じるのです。
マネキンの着けてみた栗の帯留

知人の桃の種の帯留「龍」

- 2013/10/31(木) 22:02:54|
- 紫苑(伊勢)
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