Gallery花影抄・根津の根付屋・和こもの花影抄 は、おかげさまで2022年の活動を無事に終了いたしました。
これもひとえに、日々制作活動に励んでいる取扱い作家のみなさんのおかげです。
そして、作品をコレクションしてくださるコレクターの皆様、注目して応援してくださっているファンの方々のおかげです。
また、今年は和こもの花影抄へもあらためて注力し、充実した活動ができたと思っております。
支えてくださった御客様に、作家・スタッフ一同より心から御礼を申し上げます。
昨年より、花影抄の中のアートギャラリーとしての活動を見直すという舵取りを少しずつ進めております。
アートと工芸の差異は、あまり明確ではなくなりつつあると思いますが、2023年以降、工芸・現代根付の周辺へ注力してまいります。
(2023年は、工芸・現代根付をアピールするかたちで、アートフェアにも参加をさせていただく計画もございます。)
花影抄の取扱い作家の枠から外れてしまう作家の皆様、各作家のファンの皆様に対しては、心苦しい思いもございます。
取扱い作家から外れてしまう方々、個展などの開催が無くなる方々が、できるかぎりスムーズに今後の活動に移っていけるよう、
微力ながらサポートや引き継ぎも続けてまいります。
根津の根付屋の活動範疇との兼ね合いもふくめて、今後の取扱い作家の範囲は、摺り合せていく考えです。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
(花影抄 橋本達士)

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【和こもの花影抄】
webサイト2023年の展覧会は、森謙次さんとかぶさんの二人展から始まります。
今回は森謙次さんも、久しぶりに会期最初の二日間は在廊の予定です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
森謙次・かぶ 二人展 〜根付と和こもの〜2023年1月14日[土]〜22日[日] ※16日[月]休廊 13:00〜19:00(最終日〜18:00)展覧会情報ページ
- 2022/12/30(金) 20:14:42|
- 店舗営業のお知らせ
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お久しぶりです三昧です。
今年少しは近況報告だそうと思っていたらもう12月になってしまいました(^^;)
先日、友達がお店(骨董屋)を移転しましてとてもカッコよく店主自ら仕上げたのでお知らせします。店自体はゲリラ的にオープンなので殆ど閉まっている事と、扱っている物がとてもマニアックな品物という感じです。僕が遊びに行った時は「小さな厨子」展を開催していました。それらはとてもシンプルでいて美の深さをとても感じました。普通なら厨子の中に入れる物を話題にしたい所ですが、中身の抜けた状態で見ると逆に神仏のイメージが膨らみ、とても想像性が広がります。

そして今年は世の中も少しは落ち着いたようなので、今年チョット気になって行ってみた場所の中から
数カ所をお知らせします。
カタカムナの聖地、神戸の「保久良神社」

五色人の面が奉納されている熊本の「幣立神宮」(画像上)
阿蘇の高森町の山中にある「高森殿の杉」は夫婦のように絡み自然の力を感じる
とても素晴らしい木でした。高千穂 「天安河原」(画像下)

富士の「不ニ阿祖山大神宮」
三柱鳥居の不思議な雰囲気の神社

それぞれの伝承や信仰は信じる信じないは別にして、とても興味深いものでした。
今年の自分はマイペースにやっていたら、「あっ」という間に12月!
やり残しの仕事も2,3あり来年に持ち越しになりそうです。
今年「三昧」「一景」を手に取ってくださった方々、本当にありがとうございました。
最後の写真は今年後半の自分使いの提げ物(野晒し風)。三昧の作りかけの立鬼。一景の河童、デカ鯰を使っての提げ物(予定…多分)これらは今年中には仕上がるでしょう。さて来年は、、、?
寒さも厳しくなって参りました、皆様良い年末をお過ごし下さいませ。

- 2022/12/26(月) 19:29:42|
- 小野里三昧(東京)
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79歳の個展は、私の精神に大きな良き変化を与えられ、次のステップの下準備に没頭している内に、カレンダーは12月に変わっていた。
その間、名知らずの瓜が実をつけ、玄関先の庭木が紅葉となって、季節の移ろいを知らせてくれた。

個展 個展とは、作家自身が己を見つめる為のものであり、自身の欠点、美点を観る人の感想等も加味して、客観視して、明日の創作の糧にするものと以前に書いた。売ることを目的とするならば、個展とは別の名称になるだろう。
告白すると今回の目的は、私自身で、仕事の小刀を折る時か否かを見極めることであった。
その結果、小刀を持ち続ける事で、これからの生き様に意義を見い出せた故、気楽な気持でペンを運べる。
今思うに個展前には、年齢の事、現在の仕事の実力の事、これからの生き方の事、等々全てがネガティブな考えに包まれていた。ポジティブ思考になった現在、何故あの様な考えに陥っていたのか、不思議な思いがする。
自己分析してみると、私のバイオリズムは10年周期の様で、10の位が変わる時期に最低になり、ネガティブ思考になる。過去を振り返ると、30代後半から10年ごとに落ち込みがあったと実感している。
コロナ禍における作家の心理 この事については、私だけでなく他分野の作家を含めて、共通項があると思われる故述べておきたい。毎年見ている絵画展でも、彫刻展でも、コロナ流行の自粛に入ってからは、気迫、気鋭に満ちた作品が見られなくなったと感じるのは、私だけだろうか?
作家の多くは、その作業が孤独な故に、人を求め会話する。自分の思いを人にぶちまけ、逆に人のそれを聞く。反論の談議に時をも忘れる。会話によって、自分を客観視でき、相手の発言を尊重して参考にする。私の会う作家は、皆さん言いたい何かを持っている。それを聞くのを、私の楽しみとしている。自粛によって会話の機会を失った作家は、自ずと自分との対話になる。他の人の反論がない故に、ネガティブな思考に傾斜して、悪くすると鬱的な気分に陥ってしまう。創作、生活、健康等、深く考え出すとネガティブな思考から抜け出せなくなり、私から見てアレ?と思わせる人に会った事もある。
私も、上記の様な精神状態で個展に臨んだ。案内状も鬱的思考から最低限しか出さなかったが、有難いことにご案内をお送りした方以外にもご来廊いただけた。肩肘張らず会話出来る楽しさを、日々噛み締めさせていただいた。初日から、あまりお茶を引く事もなく、会話しながらの時が過ぎた。最終日、帰りの電車で一人になった時の“爽快感”は、忘れる事はないだろう。鬱からの解放だ。これからの人生に、存在意義を持てた。来廊者に感謝するのみ。
脳は生存の為に孤独を避ける、と学者は云う。コロナの閉塞から、早く世間が解放されますように。
鬱から脱し、躁を楽しみ、一気に書いた乱文ご容赦。躁によるハシャギ過ぎ、これからは気をつけます。
そんなハイテンションの気分でいる中、現代根付という呼び名が出始めて約50年。前半期は過去になりつつあり、若い人にとっては昔話。その前半期について講演してほしいとの依頼を受けた。そこで思いついたのだが、このブログでもこれから先は、現在と比較しながら昔の話を書きたく思います。老人の与太話より面白いかと。
良いお年を・・・。
- 2022/12/18(日) 19:23:56|
- 齋藤美洲(埼玉)
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泉水 週末在廊企画2022年12月10日[土]・11日[日]13:00〜19:00
Gallery 花影抄
週末の二日間、東京では未発表の「連作・大名行列」と陶根付の新作を展示してギャラリースペースに在廊しました。
おかげさまで泉水さんの久しぶりの根津での企画イベントは無事終了いたしました。
御来場くださいました皆様、ありがとうございました。一同、心より御礼を申し上げます。
会場でいろいろお話しする中で、作品や今後の制作計画なども頭の中で広がっていく感じがありました。
大名行列のテーマは、もう少し掘り下げて広げることも出来そうに思えました。
次回の泉水さんの活動は、2023年4月の日本橋三越での個展を予定しております。
どうぞご期待ください!


- 2022/12/16(金) 12:20:57|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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今年も、大阪芸術大学で学生の根付コンペティションが開催されております。
高円宮家の根付コレクションも展示されているとのことです。
お近くの方は是非、来場されてはいかがでしょうか?
第14回高円宮殿下記念根付コンペティション記念展令和4年12月6日(火)~22日(木)
午前11時~午後7時(入場は午後6時30分まで) ただし、12月6日は午後2時開場
大阪芸術大学スカイキャンパス
(大阪芸術大学の広報の方よりチラシをいただきました。)


詳細な画像や情報は、公式のwebページを是非ご覧ください。
https://www.osaka-geidai.ac.jp/whatsnew/art_exhibition_netsuke14th道甫さんも、この大阪芸術大学の根付コンペティション出品から、根付作家への道をスタートしました。

(写真は卒業生としてコンペティション会場を訪問した時のもの)
学生のみなさん!
道甫さんに続く大阪芸大出身の現代根付作家の登場を心待ちにしております!
- 2022/12/07(水) 23:25:49|
- 美術館・展覧会情報など
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もう年末になり、今年もあっという間に過ぎたという感じになっている、
根付作家の森です。

「婦人画報」2023年1月号 (2022年12月発売号)
※ハースト婦人画報社「婦人画報」2023年1月号試し読みページはこちら!婦人画報1月号(高円宮妃久子殿下の連載「レンズを通して」内)に、僕が制作した「シンガーソングライター」という根付を掲載していただきました!
琵琶を抱えた弁天様の根付です。
根付を勉強していく中で女性モチーフの根付も作っておかなければと思い制作した作品をこうして取り上げてもらうと、やはり元気が出ますし、改めて頑張らないといけないなと身が引き締まる思いです。
本当に嬉しいですし、感謝の気持ちです(^。^)

森謙次さんのTwitterでの喜びの声!
※森謙次 Twitterはこちら!
森謙次「シンガーソングライター」 2014年
※「根津の根付屋」/森謙次作品アーカイブ2014年内の作品紹介ページ【森謙次 近況報告】今年3月に高知で僕が収集している珊瑚の帯留展を開催しました。
その時に珊瑚職人の先輩が観に来てくれていて久しぶりに話しをしていて、以前からその先輩が作る薔薇が凄く良いなと思っていたので、その場で「花を作る練習を殆どしてこなかったので、教えてください」とお願いしました。
それから先輩の工房へ月2〜4回程、練習をしに通ってます。

現在、先輩の家のストーブの薪の破片で薔薇を練習しているのですが、理由は僕が珊瑚で練習すると失敗するので勿体ないからです(汗)
しかし何とか少しづつ形がまとまってくると気持ちが高揚してきて、楽しいですね!
これからも精進していきます!
森謙次
【ギャラリーより】今号には、高円宮妃久子殿下の特別インタビューも別ページで掲載されておりました。
『レンズの先に見えてきたもの』 (高円宮妃久子殿下 新年特別インタビュー 「バードライフ・インターナショナル」100周年に寄せて)。
自然破壊による鳥類の危機について、そこに見える私たちが直面している危うさについて、また連載の2本柱である「鳥の写真」と「根付の写真」の撮影の御苦労や楽しさのエピソードなど、連載をとおして(カメラレンズを通してでもある)、世界へ向けられた御言葉を拝読できます。
(花影抄/根津の根付屋 橋本達士)
- 2022/12/01(木) 21:56:02|
- 森謙次(高知)
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師走の空気とともに、街のあちこちでイルミネーションが輝くようになりました。
12月の営業と年末年始のご案内です。
今月は展覧会はございませんので、通常通り金・土・日曜日の週末のみの営業となります。
今年最後のイベントとして、第2週の週末には、陶作家 泉水さんの週末在廊企画がございます。
年内は12月25日(日)まで、新年は2023年1月7日(土)より営業いたします。
皆さまにはご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
なおギャラリーはスペースが狭いことから、人数制限をしながらのオープンとなりますが、ご予約なしでご来店いただけます。
円滑にご覧いただけるように努めてまいります。ですが、場合によりお待ちいただくことがあるかもしれません。
どうぞご協力をお願い申し上げます。
そして合わせて、ご来店のお客様には引き続き入口での手指消毒と店内でのマスク着用をお願いいたします。


泉水 週末在廊企画 2022年12月10日(土)・11日(日) 13:00〜19:00(最終日〜18:00まで)
以下引き続きとなりますが、店舗での感染症対策のお願いとお知らせとなります。
▼ギャラリースペースへのお客様の最大収容人数を4名程としております。
・4名より増えてしまった場合は、お待ちいただく場合がございます。
▼店内は窓を開けたり、サーキュレーターを使い換気を気を付けております。
入店時の手指の消毒、店内でのマスクの着用はこれまで通り、ご協力をお願いいたします。
▼少しでも体調に不安のある方は、ご来店をご遠慮くださいませ。
(小さなものであっても咳の症状がある、微熱がある、頭痛がある等、普段と体調の差異を感じられる場合)
お越しの際には皆さまのご協力を重ねてお願いいたします。
スタッフも体調管理、マスク、手指の消毒を徹底してお待ちしております。
根津の店舗の場所は
こちらからご確認ください。
- 2022/12/01(木) 16:36:31|
- 店舗営業のお知らせ
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