
中梶真武 根付彫刻展 生々流転2022年9月24日[土]~10月2日[日] ※26日[月]休
13:00〜19:00(最終日〜18:00まで)
※作家在廊日 9/24(土)、25(日)、27(火)、29(木)、30(金)、10/2(日) を予定しています。
【ギャラリーより】中梶真武の2年ぶりの個展を開催いたします。
定評のある丁寧な手の仕事とスタイリッシュな造形は、ジュエリーの仕事と根付制作の間にある相乗作用によって身につけられてきました。この核となっている工芸的な基礎力に加えて、現代根付作家・美洲氏との二人展(2016年)を機会に始まった交流によって、彫刻的で力強くうねる動きのある造形力が作品に加わりました。この数年は筋肉質とでも言うような力強い作風に変化してきていたと思います。美洲さんの造形理論と真武さんの生まれ持った美意識の間で起こるせめぎ合いが見て取れるようでした。今回の展示に並んだ新作たちは、その葛藤がようやく落ち着きつつあり消化融合されて、もともと得意としていた美しい繊細な曲線フォルムと肉感的な強靭さを併せ持った、引き締まった造形に集約されてきたように感じています。
また、爬虫類の飼育にハマっている真武さんが生き物・生命の世界に今まで以上に距離感を縮めているようにも感じており、今後、生き物の世界と美術工芸の世界の両方の豊かさを作品に結晶させて見せてほしいと望んでいます。
最後に、今回久しぶりに発表する貴石を素材に用いた彫刻は、今後の可能性に大いに注目したいと考えております。皆様のご感想やご意見も是非お聞かせください。作家共々、宜しくお願い申し上げます。
(Gallery花影抄/根津の根付屋 橋本達士)
【作家の言葉】
今回の個展は、水にまつわるイメージの生き物がモチーフです。
水は、川から海に流れ、空に上り雨となって地上に…と形を変え循環していく。
その様と、生き物たちが環境、状況の変化に対応しながら命を繋げていく力強さや美しさを重ねながら制作しました。
(中梶真武)
【ご来廊に関してのご注意点、お願い】御予約なしで来場いただけます。
状況により、人数制限を行います。(ギャラリー入室をお客様4名ほどでお願いを申し上げます)
ギャラリースペースおよび店内は、換気扇を使用し、窓を開け、サーキュレーターを各所に配置し換気に気を付けております。
入店時の手指の消毒、マスク着用はこれまで通り、ご協力をお願いいたします。
少しでも体調に不安のある方は、ご来店をご遠慮くださいませ
(小さなものであっても咳の症状がある、微熱がある、頭痛がある等、普段と体調の差異を感じられる場合)。
皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
ご質問等ございましたらお問い合わせください。
Gallery花影抄
03-3827-1323
mail@hanakagesho.com
- 2022/09/24(土) 10:58:33|
- 中梶真武(神奈川)
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秋の爽やかな空気の中に、金木犀の香りがふわっと立ち上がるようになりました。
10月の営業のご案内です。
いつも通り週末と、展覧会期間でのオープンとなります。
ギャラリーはスペースが狭いことから、人数制限をしながらのオープンとなりますが、ご予約なしでご来店いただけます。
円滑にご覧いただけるように努めてまいります。ですが、場合によりお待ちいただくことがあるかもしれません。
どうぞご協力をお願い申し上げます。
そして合わせて、ご来店のお客様には引き続き入口での手指消毒と店内でのマスク着用をお願いいたします。


中梶真武 根付彫刻展 生々流転
2022年9月24日[土]~10月2日[日] ※26日[月]休 13:00〜19:00(最終日〜18:00まで)

由良薫子 陶根付展 いきものをみつめる
2022年10月15日[土]~10月23日[日] ※17日[月]休 13:00〜19:00(最終日〜18:00まで)
以下引き続きとなりますが、店舗での感染症対策のお願いとお知らせとなります。
▼ギャラリースペースへのお客様の最大収容人数を4名程としております。
・4名より増えてしまった場合は、お待ちいただく場合がございます。
▼店内は窓を開けたり、サーキュレーターを使い換気を気を付けております。
入店時の手指の消毒、店内でのマスクの着用はこれまで通り、ご協力をお願いいたします。
▼少しでも体調に不安のある方は、ご来店をご遠慮くださいませ。
(小さなものであっても咳の症状がある、微熱がある、頭痛がある等、普段と体調の差異を感じられる場合)
お越しの際には皆さまのご協力を重ねてお願いいたします。
スタッフも体調管理、マスク、手指の消毒を徹底してお待ちしております。
根津の店舗の場所は
こちらからご確認ください。
- 2022/09/23(金) 17:06:03|
- 店舗営業のお知らせ
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2020年、日本郵便とのコラボレーションで僕はぽすくまの根付を作りました。ご存知ぽすくまは日本郵便の公式キャラクター、テディベアの切手をデザインしていく過程で生まれたかわいいクマの子です。
今や大人気で今年で10周年。
担当の方達から丁寧にぽすくまの説明をしていただきましたが、切手の撮影に使われているぽすくまは手乗りサイズの小さな人形で、この世に一つしか無い貴重なもの。
デザインをされた中丸ひとみさんのイメージをそのまま顕現した最初のものなので、まさにぽすくまサーガの原典。
見せてもらいながら思ったのは「印象を変えずに根付にしたい」。
根付として機能性を失わないように、かと言ってバランスを変えたり無理なポーズをさせるとぽすくまらしくなくなってしまう。。。。悩みました。
モチーフに魅力が溢れているなら余さず作品に昇華するのが芸術家ってものでしょう。お座りしているぽすくまの可愛いこと可愛いこと。
ということで原形のスタイルを黄楊で再現しつつ、無理なくコンパクトにまとめました。了承を頂いて、水牛角や琥珀を使って作ったはちみつトースト、ガーベラの花を持たせたデザインにしました。どちらもぽすくまの好きなものです。
モチーフのあるご依頼を受ける時に僕が気を付けているのは、御依頼主と意見を出し合ってモチーフに抱いている共通の魅力を見つけることです。
担当の方・作者の中丸さんからのご意見は明快で、こちらの要望も聞いてくださり、その点が最後までとてもクリアに出来たと思います。人の気持ちを乗せた思い出深い作品となりました。

狛 「ぽすくまのおきにいり」
2020年制作
→ webサイト「根津の根付屋/狛・作品アーカイブ」に掲載しています。この根付作品と本業である木彫作家としてコラボした作品が、インタビュー付きで 「切手から生まれたぽすくま 10th anniversary book」 に掲載されて、現在発売中です。
切手の博物館 webページ(書籍紹介ページ)https://kitte-museum.jp/kenkyu/book/posukuma-10th-anniversary-book/木彫作品の方もそれはそれは苦労の末に生み出された力作なので、お近くで展示される機会があればどうぞご覧になってください。


- 2022/09/17(土) 19:34:37|
- 狛(東京)
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2019年も開催しました、長野 諏訪の北澤美術館での秋葉絢さんの個展。
今年も開催いたします。前回同様展示のお手伝いをさせていただいております。
長野県ですので、東京からは少し距離はありますが、美術館は諏訪湖のほとりにあり
諏訪湖も楽しめる場所にあります。秋のおでかけにいかがでしょうか。

秋葉絢 ガラス展 -路傍の楽園-
場所:北澤美術館 多目的ギャラリーにて
日程:2022年10月8日(土)~11月13日(日)※会期中無休
時間:9:00~17:00
入館料:大人1,000円、中学生500円、小学生以下無料
(北澤美術館内の展示すべてご覧いただけます)
北澤美術館
秋葉展ご案内サイト●初日と最終日は作家在廊します。
- 2022/09/15(木) 18:32:47|
- 秋葉絢(神奈川)
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守亜 週末在廊企画 2022年9月10日[土]・11日[日]
おかげさまで無事終了いたしました。
御来場くださいました皆様ありがとうございました。
ファンの方々や古いお知り合いなど久々に顔を合わせてゆっくりお話しできて、
守亜さんは満足気に帰って行かれました。
私たちスタッフも嬉しく思いました。
守亜さんとは、今後の活動についてもいろいろ話し合う時間が作れて良かったです。
次回の個展は2023年2月に、私達のスペースで開催予定です。お楽しみに!


「天狗」は、確かに「天の狗」ですよね!
今回の守亜さんの作品を観て話を聞くまで、意識していませんでした。
守亜さん解釈の「天狗」の根付もぜひ!と思いました。

今回の新作彩色作品は、ウェブページでも発表、販売いたします!

先週末は、守亜さんの根付とTシャツと合わせて使っておりました。
守亜さんの根付だと気軽にそういうのが出来て楽しいのです!

これは守亜さんが組み上げた提物のセット。

そして、守亜さんの「干支」根付の虎は、只今製作中です。
完成しましたら、また発表いたしますので、ファンの皆様、今しばらくお待ち下さいませ。
何卒宜しくお願い申し上げます。
- 2022/09/13(火) 18:08:49|
- 守亜(群馬)
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守亜 週末在廊企画
2022年9月10日[土] 〜11日[日]
10日 13:00〜19:00
11日 13:00〜18:00【作家のことば 守亜】
お久しぶりでございます。
定期連絡、もしくは生存報告そんな単語が浮かんできてしまう小作品展です。
コンセプトをきちんと決めた新作ずらりの作品展は来年冒頭で開催の運びとなります。
今回はひとまず行商スタイルといいますか、
部屋に友達を呼ぶような感覚で、新作、過去作、珍作、それからまだ公にできない仕事の途中経過までずらりと並べて、
ご覧いただこうという趣向です。
コロナ以降すっかりレアキャラとなってしまった僕の、現在の途中経過を見に来て、よかったら少し話にきてくださいませ。
【ギャラリーより】
守亜さんが週末のギャラリースペースに来てくれることになりました。
今年は諸所の理由が重なって個展の開催もできなかった中で、なにかファンの皆様や私どもギャラリーとの接点を作ろう!
ということでの在廊企画です。
守亜さんの個展のいつもの初日にような整理券を配ったりするような感じではないと思っておりますが、
ご来場の人数によっては入室の人数制限と滞在時間(30分ほど)のご協力をいただく可能性はあります。
以下に、守亜さんのTwitterに掲載されていた出品予定の作品の制作経過画像を貼ります。
ご来場のご参考になさっていただければ幸いです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
(Gallery花影抄/橋本達士)
一点物のオブジェ作品 「天狗」
彩色ストラップ各種
彩色作品 (過去に制作した根付作品にカラーリングを加えたもの)
今回、5作ほど発表予定です。




●その他、ギャラリーで在庫している過去作品も並びます。https://www.hanakagesho.com/nezu-netsuke/netsukeartists/mra/mra_sale.html【ご来廊・作品販売に関してのご注意点、お願い】
守亜さんの個展のいつもの初日のような感じではないと思っておりますが、念の為にルールを決めておきます。
お手数をおかけいたしますが、お目を通してご来場頂ければ幸いに存じます。
■初日の10日(土)のみのルール①オープンは13時からです。準備の都合で中でお待ち頂くことはできません。
スタッフが午前10時頃にギャラリーに着きます。(それ以前からの待機はご遠慮ください)
11時頃から、様子を見てお並び頂いている方がいらっしゃいましたら整理券をお渡しします。
(ギャラリーはビルの2階です。階段を登り緑色のドアをノックして下さい)
②整理券を持っておられる方を優先して、13時になりましたら順番にギャラリー内へご案内します。
入室人数の制限を4名でお願いしておりますので、1〜4の番号の方を30分間を目処にお通しします。
10分ほど経過しましたらお声をかけますので、小さな番号の方から順番に作品をお選びください。
彩色作品(スタチュー「天狗」と今回発表の彩色作品のエディション)からは、この2日間でお一人がお選びいただけるものは1点とします。(その後、webページなどで掲載する場合は仕切り直しです)
過去に発表されて在庫をしているエディション作品やストラップ類は、自由にお選びいただけます。
③ 次に13:40頃から、5〜8の整理券の方がいらっしゃれば入室をお願いし、同じく10分後から作品をお選びいただきます。
以降は、同じような流れを考えております。
■メールとお電話でのご注文の際のルール初日9月10日(土)のみメール、お電話でのご注文を承ることができません。
メール、お電話とも 9月11日(日)からお受けいたします。
それ以降は会期中、会期後もお問合せを承っております。
※根付ストラップについてはメール、お電話でのご購入はできません。
直接ご来場くださいませ。
守亜・Gallery花影抄
【ギャラリースペースの状況ご説明】ご来場の人数によっては入室の人数制限と滞在時間(30分ほど)のご協力をいただく可能性はあります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。(大切なことなので2回書きました!)
営業時間は13~19時です(2日目は18時まで)。
ギャラリースペースおよび店内は、換気扇を使用し、窓を開け、サーキュレーターを各所に配置し換気に気を付けております。
入店時の手指の消毒、マスク着用はこれまで通り、ご協力をお願いいたします。
少しでも体調に不安のある方は、ご来店をご遠慮くださいませ(小さなものであっても咳の症状がある、微熱がある、頭痛がある等、普段と体調の差異を感じられる場合)。
皆様のご協力をお願い申し上げます。
ご質問等ございましたらお問い合わせください。
Gallery花影抄 03-3827-1323 mail@hanakagesho.com
- 2022/09/09(金) 18:21:18|
- 守亜(群馬)
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本日八月二十六日
百日紅(サルスベリ)は満開の姿だが、よく見ると蕾を未だ五割ほど残している。花が全て散らないと秋は来ない。
遅く咲く紫陽花の一種も、灼熱の陽差しの下、生気に溢れる。
そんな中、9月の個展の為、大汗流して仕事と思うと、中梶真武さんもまた夏に全精力を持って生きる夏の花か。


駐車場の床と塀の間のコンクリートの数ミリの割れ目に、何処から飛んで来たのか種類知れずの百合の種が根付いた。太い根は割れ目に入り込めずなので、土で覆ったところ開花。根性百合と名付けて、その美しさを愛で楽しむ。
皆、一生懸命生きている。見習うべしと自戒している、夏に厭きた老骨。

昨年のオリンピック余談
仕事場の広さに比べ大きめのエアコンに入れ替えて、快適な夏のはずであった。室温は高めに設定したが、風が腰に当たり過ぎたのであろう。よって座骨神経痛を発症。臀部から足先までの外側の神経に針金を差し入れる様な痛み。(これは経験者でなければ分からない。)トイレ、シャワーへの移動は地獄。幸いに、寝ている時のある姿勢で痛みが消える。オリパラ全競技全てを楽しむ。食事はベッドの上なのでさぞかし肥ると思いきや、5kg瘦せた。一年過ぎても全然体重は戻らない。食べる量は人並み以上なのだが。しかし、ボーリング10ゲームこなしても、翌日疲れはない。どうして?
以上を教訓にして、今年は衝立を買って足腰を保護しようと思っていた所、部屋の隅に孫娘が小三の時に描いてくれたダンボールを発見。立て掛けてみると思い通りの風除けになった。ユーモラスでもあり、一人きりの仕事場に温もりを得た気がする。
お陰様で、本年は座骨に何らの障りもなく過ごせた。
早朝の散歩の、頬をなでる風に涼を感じる。創作の季節の到来。

SIMPLE IS BEAUTIFUL
秋が来て、仕事に集中する気になる。毎年同じであるが、私の人生も秋である。
幸いにして健康である故に、ポジティブにこれからを考える。アスリートと同様に、若き日の能力はない事を前提とする。
私に根付彫刻を志させた原点は何であったのか?を熟慮して、一年余を経た。様々な名作古典が脳内を駆け回る。
一つのパラドックスだが、今私に全盛期の能力が有ったら、現在流行の細密根付を彫っているか?恐らくその方向には、美意識を感じる事は無いだろう。
書籍や様々な展覧会で受けた感銘は、何が私の心に触れたのか?
長い期間考えているうちに、受け入れられるか否かは別にして、今の私でも出来る形がおぼろげながら浮かんでくる。SIMPLEな形の中にも造形美が満足され、加えてその形態が根付機能を満足させた、THE NETSUKE。11月の個展はその序章になるだろう。
上記の気分でいる時、久しぶりに25歳の孫娘が訪ねてきた。話しているうち、猫好きの様子。そこで次の個展の未完を含めた手持ち作品を見せると、長い間鑑賞していた。観終わって、何が一番好き?と問うと、手に取った作品に我が意を得た。


すだく虫の音に、人それぞれに想いを深くする、秋近し。
- 2022/09/03(土) 13:29:46|
- 齋藤美洲(埼玉)
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かわさきみなみさんが、雑誌「アートコレクターズ」2022年9月号 特集:立体アート にて掲載されています。毎年恒例の立体アートの特集号です。
アートコレクターズ No.162 2022年09月号 (生活の友社)
https://www.tomosha.com/book/b611759.htmlページをめくると活躍中の作家のみなさんが俯瞰できて、刺激をもらえる内容です。
今回は、アートフェア東京で出品していたフレンチブルドッグの作品を掲載し紹介していただきました。
このフレンチブルの仔犬はアートフェア東京に向けて制作したもので、かわさきさんが何か一歩前に進めたような感触を得た作品だったと思います。
かわさきさんの近況は、アートフェア東京でいただいたオーダー制作を一つ一つ丁寧に制作しているところです。
次回の展示は、2023年4月 GALLERY futari さんでの個展開催の予定です。

「アートコレクターズ」2022年9月号 32頁


- 2022/09/02(金) 11:43:36|
- かわさきみなみ(千葉)
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