11月の営業についてのご案内です。
東京の緊急事態宣言も解除され、通常営業の店舗も増えてきました。
花影抄も状況をふまえ、11月からは完全ご予約制を緩和し、ご予約がなくても
ご来店いただけるように、人数制限を設けるかたちで、受け入れ態勢を整えることといたしました。
また、状況によっては急な変更もありますが、ひとまず11月5日からは以下の通りとなります。
●営業時間は13~19時です。
●ギャラリーへの最大収容人数を5名程といたします。
・5名より増えてしまった場合は、お待ちいただく場合がございます。
・ご予約はこれまで通りお受けすることとし、いただいた場合は優先的にご案内いたします。
ご予約可能な日はカレンダーのオレンジ色の日です。お電話か、メールにてご連絡ください。
電話番号 :03-3827-1323
メールアドレス:mail@hanakagesho.com (件名を「ギャラリー来店予約」としていただくとスムーズです)
●店内は窓を開けたり、サーキュレーターを使い換気を気を付けております。
入店時の手指の消毒、マスク着用はこれまで通り、ご協力をお願いいたします。
●少しでも体調に不安のある方は、ご来店をご遠慮くださいませ。
(小さなものであっても咳の症状がある、微熱がある、頭痛がある等、普段と体調の差異を感じられる場合)
皆様のご協力をお願い申し上げます。
また、ご質問等ございましたらお問合せください。
11月は上原万征さん・坪島悠貴さんによる二人展と、佐野藍さんの週末在廊企画を予定しています。
それぞれの展示詳細につきましては、今後
展覧会情報ページにてご案内してまいります。

- 2021/10/26(火) 19:53:07|
- 店舗営業のお知らせ
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週末23日よりGallery花影抄で始まります、齋藤美洲根付彫刻新作展。
時同じくして10月23日[土]より美洲さんの地元川口で、参加する展示も始まります。
重要文化財の建物で10点余ほどの根付作品が展示されます。
■展示名:常ト楽 とこしえとたのしみ ~伝統工芸の技と心~ A plus viewing05
■会場:川口市文化財センター分館 国指定重要文化財
旧田中家住宅 ※入館料210円
■会期:2021/10/23[土]~11/23[火] 9:30~16:30(入館16:00まで) ※休館月曜日
■参加作家:天野輝義 (江戸木彫刻)、熊澤吉治 (東京手描友禅)、齋藤美洲 (根付彫刻)
豊平江都 (漆芸)、中村拓哉 (陶芸)、成澤啓予 (江戸表具)、山田浩子 (彫刻硝子)



Gallery花影抄では、個展「齋藤美洲根付彫刻新作展〜線と流れと動き〜」
が始まります。ご来店にはご予約を入れていただいており、お手数をおかけいたしますが
美洲さんは、土曜、日曜、火曜、木曜に在廊いたします。
ギャラリーでは、新作の根付を手に取り楽しんでいただければ幸いです。
▼齋藤美洲根付彫刻新作展〜線と流れと動き〜
2021年10月23日[土]〜31日[日] ※予約制
内容、ご予約については
展覧会ご案内ページをご覧ください。
- 2021/10/21(木) 18:50:36|
- 齋藤美洲(埼玉)
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守亜作品展 旅へのいろいろな想いをつめるだけ
2021年10月12日[火]〜17日[日]
Gallery花影抄
10月17日、会期を無事に終了いたしました。
御来場くださいました皆様、インターネットを通じてご購入や応援、交流をしてくださった皆様に、作家スタッフ一同、心より御礼を申し上げます。有難うございました。
昨年に続き、ご来場の制限や作品購入を抽選にするなど、お客様にご不便をおかけすることも多かったことと思います。かさねてお詫びも申し上げます。
今回の守亜さんの個展で、あらためて守亜さんの作品の核になっている部分が見えたように思いました。
彼自身の言葉「リアルに作りたいんじゃない、旅で得た目線を作りたくて、つまりは、雰囲気を作りたいと思いながら制作している」、ここから守亜さんの作品の魅力が再認識されるように感じています。
守亜さんには、この新型コロナの停滞期が終わったら、また旅をしてたくさんの空気や自然の気配を吸い込んで帰って来てもらって、そしてもっともっと深化した作品を作って見せてもらいたいと思いました。

写真は、最終日の守亜さんと橋本での抽選会の様子。
抽選にエントリーくださった皆様にも、御礼を申し上げます。ありがとうございました。
そして、作品のご予約くださいました皆様は、お届けまでお時間をいただきますが、楽しみにお待ちくださいませ。
何卒宜しくお願い申し上げます。
- 2021/10/20(水) 22:06:20|
- 守亜(群馬)
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以下、
一般販売(先着順)の新作提物をご紹介いたします。
作品のご注文につきましては、
こちらの記事をご覧ください。
その他ご質問などございましたら、メール・お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
アドレス:mail@hanakagesho.com
電話番号:03-3827-1323
●提物
亀芽a
縦12.0×横15.0cm

亀芽b
縦12.0×横15.0cm

亀芽c
縦12.0×横15.0cm

亀芽d
縦12.5×横21.5cm

亀芽e
縦13.5×横19.5cm

- 2021/10/12(火) 17:10:00|
- 守亜(群馬)
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以下、
予約販売(先着順)の作品をご紹介いたします。
作品のご注文につきましては、
こちらの記事をご覧ください。
その他ご質問などございましたら、メール・お電話にてお気軽にお問い合わせください。
アドレス:mail@hanakagesho.com
電話番号:03-3827-1323
●スタチュー
「やんばるの夜~クロイワトカゲモドキ~」
10.7×10.1×9.5cm エディション10(10体限定制作)






【作家のことば】
2019年の3月、初めて野生のクロイワトカゲモドキを見た。感動した。
それまでマダガスカルや台湾に行って野生動物を見たりしていたので、そのうち見てみたい生き物ではあったが、僕の中ではあまり優先度が高い生き物ではなく、その時もせっかく沖縄に来たので見ておくか……程度の気持ちだった。
それでもクロイワトカゲモドキを初めて見た時の感動は今もしっかり覚えていて、沖縄北部のやんばるの夜の森の中に彼は居て、どうしようもなく野生で、小さいのだけどとても大きく見えた。そしてとてもとても美しかった。
その時の思い出をそのまま作ってみた。繊細で力強くて、儚げで堂々としている。そしてとにかく美しくて夜の森の象徴のように感じた姿を。
「岩と流れ~ワニガメ~」
※こちらの作品は、以下2つのバージョンがございます。ご予約の際には、ご希望のver. も合わせてお伝えください。9.9×8.7×7.5cm エディション10(10体限定制作)
朱色ver.



墨色ver.




【作家のことば】
何回でも作りたくなってしまうモチーフというのはあるもので、僕の場合はワニガメがそれに当たる。
他にもいくつか繰り返し作っているモチーフはあるのだけれど、それぞれに理由がある。
ワニガメの場合は「作っていて面白いから」に他ならない。
静と動、硬さと柔らかさ、直前と曲線、怖さと可愛らしさ、全てを持っている動物のように僕は思っていて、何度作っても新たな発見があるし、何度作っても面白い。
そういう意味では僕の作家としてのキャリアを長い旅とするならば、ワニガメはいつも傍にいた相棒であり、一里塚的な存在でもある。おそらくこれからも。
●根付
「いちにんまえ~ライオン~」
5.8×4.3×3.8cm エディション20(20体限定制作)




【作家のことば】
獅子はこれまで何回か作っている。そのうちのほとんどはライオンを参考にしながら、例えば体つきやタテガミの雰囲気などであるが、獅子はほとんどライオンだと思い込んで作ってきた。
いつかきちんとライオンそのものを作りたいと思っていたし、今回はそれを果たした。
そしてライオンはいつか野生で見てみたい動物でもある、大好きな動物のひとつだ。
日本のいろいろな動物園で見ることができるが、野生でライオンを見ることができたらただじゃ済まないくらい感動するだろう。そう確信している。広い広いアフリカ大陸の王たる存在だから。
今現在の僕の気持ちをぎゅっと込めた作品です。
「ここにいる~ミミセンザンコウ~」
5.3×4.6×3.5cm エディション20(20体限定制作)




【作家のことば】
僕が見て、触ったことがあるのは今回のモチーフであるミミセンザンコウという種類のセンザンコウで、あとのセンザンコウは憧れの存在だ。今回のは憧れではなく、友達のような隣人のような、それとも僕自身の分身のような、とても近くに思っている存在。だから情景や心情を前のセンザンコウ2作よりも込められた(自然と込めてしまった)作品になった。
去年から続いている親子をテーマにした根付の中でもとてもとても僕自身に近く、思い入れの強い作品になってしまった。
「あったかいせなか~ヴェローシファカ~」
5.6×4.5×3.6cm エディション20(20体限定制作)





【作家のことば】
僕はシファカが見たくてマダガスカルに行った、というのも全然大袈裟ではない。そのくらい憧れている。
マダガスカルに棲息する9種類のシファカのうち初めて見たのが今回のモチーフになったヴェローシファカ。真っ白くてふわふわでこの世のものとは思い難い雰囲気をまとっていた。
その時の夢でも見ていたような思い出を根付として現出させた。僕の旅の原点にして、到達点、そして通過点。マダガスカルにはしばらくいけなくなってしまったけれど、僕の心は今もマダガスカルの夢のような森の中を歩いている。
余談だが、今回のDMに使った旅の写真もマダガスカルの森で撮ったものだ。
「ワニガメ二代」
5.9×4.0×2.9cm エディション20(20体限定制作)




【作家のことば】
何回作っても面白いワニガメを根付でもう一度。いわゆるおかわり。それももう6度目のおかわり。それでもまだまだはらぺこで、今回は小亀が背中に乗っているというデザートまで付いているような感覚である。
僕の中では作るたびにカッコいいワニガメの最高記録を更新し続けている。だから、一番気に入ってるワニガメはと問われたら迷わず最新作を挙げる。
今回のは少し躍動感がある。怖いけど、ユーモラスでもある。今回の魅力は構図にあって、写真には写りきらないと思う。ぜひ手に取ってみていただきたい。
「豊年魚」
6.7×4.2×4.0cm エディション20(20体限定制作)




【作家のことば】
アマビエはそろそろお役御免でいいんじゃないだろうか?と思っている。今年の春、つまりはこんな状況になって約一年経ったころ、ふとそう思ってしまった。
だからアマビエに代わる新たな吉祥獣を召喚することにした。2021は豊年魚。魚と名がついているが、姿は鱗をまとったカワウソのような姿。魚らしさは尻尾の先のヒレくらいか。
いっそのこと、1年交代で吉祥獣を持ち回らせていけばいいんじゃないかと思っている。
あと一年したら豊年魚もお役御免。なんなら販売も終了でいいんじゃないかと思っているけど、それは乱暴すぎなのか。でもそうしたいなあ。
「ワシミミズク」
※こちらの作品は、以下濃淡2つのバージョンがございます。ご予約の際には、ご希望のver. も合わせてお伝えくださいませ。5.2×3.8×3.3cm エディション20(20体限定制作)
濃色ver.



淡色ver.




- 2021/10/12(火) 17:05:00|
- 守亜(群馬)
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この度の守亜作品展の作品販売 ・ ご注文につきまして、以下の通りご案内申し上げます。
【作品販売について】
このたびの守亜展では、抽選販売と予約販売(先着順)と一般販売(先着順)がございます。
それぞれ以下の通りとなります。
●抽選販売について
1点ものの彩色作品は、エントリー抽選方式にて販売とさせていただきます。
受付期間は会期初日の10月12日~最終日の17日18時までです。
作品は根津のギャラリー展示と、このblogにてご紹介いたします。
エントリーはギャラリーにお越しになり直接申し込みいただくか、メールで受付いたします。
(ご注意点:複数お申し込みの場合は、複数当選されることも考えられてエントリーくださいませ。)
当選の発表は、10月18日(月)までにご連絡するように進めてまいります。
当選した方へは展覧会終了後に、ご請求のご案内をさせていただき、
お客様のご入金確認後の発送・お渡しとなります。
予約販売(先着順)の作品を同時にご注文いただきましたお客様へは、
ご注文いただいた予約販売作品との同送とさせていただきます。
予めご了承くださいませ。
●予約販売(先着順)について
新作の根付(エディション20)についてはお申し込みいただき、
お手元に届くのが11月上旬頃となります。
新作のスタチュー(エディション10)についてはお申し込みいただき、
お手元に届くのが12月中旬以降(年内いっぱい)となります。
ギャラリーにお越しになり直接申し込みいただくか、メールでも受付いたします。
●一般販売(先着順)について
(主に今回の展覧会以前に制作されギャラリーで在庫している作品)
お声かけいただいた順番に受付けいたしまして、在庫がございましたら、ご注文を承ります。
ギャラリーにて直接申し込みいただくか、メールでも受付いたします。
作品のお渡しについては、ギャラリー(店頭)ではその場で、お渡し可能です。
電話やEメールでのご注文は、展覧会終了後、お客様のご入金確認後にお届けとなります。
予約販売(先着順)の作品を同時にご注文いただきましたお客様へは、
ご注文いただいた予約販売作品との同送とさせていただきます。
予めご了承くださいませ。
今回の展示の作品発送につきましては、誠に恐縮ですが送料着払のみのご対応とさせていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
【作品のご注文について】
作品のお申し込みの際には、以下の必要事項6点をメールかお電話にてご連絡ください。
ご質問などございましたら、どうぞお気軽にお問合せくださいませ。
※件名を「守亜作品展2021 作品注文」としてくださるとスムーズです。
アドレス:mail@hanakagesho.com
電話番号:03-3827-1323
●必要事項
①お名前
②郵便番号
③ご住所
④電話番号
⑤メールアドレス
⑥抽選販売 ・ 予約販売 ・ 一般販売いずれかの表記と、ご希望の作品名
- 2021/10/12(火) 11:15:00|
- 守亜(群馬)
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この度の、守亜作品展の展示作品をこちらのblogにてご紹介いたします。
本展覧会では作品によって、抽選販売 ・ 予約販売(先着順) ・ 一般販売(先着順)と
3つの異なる販売方法をとっております。
作品販売 ・ ご購入のお申込みにつきましては別途
こちらの記事にてご案内しておりますので、
恐れ入りますが必ずご一読くださいますよう、お願い申し上げます。
本blogでは、展示作品のうち抽選販売作品 ・ 予約販売作品 ・ 新作提物(一般販売・先着順)をご紹介いたします。
根付の一般販売作品につきましては、
根津の根付屋webサイトの販売ページを、
スタチューの一般販売作品につきましては、
Gallery花影抄webサイトの販売ページをご覧くださいませ。
(今までに発表された作品の色違いのバージョンなども追加されています。)
それでは以下、どうぞ楽しくご覧いただけましたら幸いです。
出品作品 販売方法ごとに3つにページが分かれていますので、それぞれクリックしてご覧ください。
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抽選販売作品▼
予約販売(先着順)作品▼
新作提物(一般販売・先着順)【作家のことば 守亜】
生き物と同じ空気を吸って、同じ目線になって、世界を感じるために、
僕はそのために旅に出る。だから旅が好きだ。
リアルに作りたいんじゃない、旅で得た目線を作りたくて、つまりは
雰囲気を作りたいと思いながら制作している。そのために僕には旅が必要だ。
今回の作品展では、僕が旅で出会ったもの、いつか出会いたいものを中心にモチーフを選んでみた。
多くの動物園で見ることができるライオンだって、野生で出会えたらめちゃくちゃ感動すると思う。
そしてそれはとても緊張感のある出会いのはずだ。
猛獣だからという意味で言っているのではない、沖縄のやんばるの森で小さなトカゲモドキと出会ったときも
とてもエキサイティングで緊張感のある出会いだった。
真夜中の森の中を音も立てずにのそりと進む小さな存在に心を掴まれた。
生き物が纏う空気、震える命の揺らぎを作りたいと、いつも思っている。
- 2021/10/12(火) 11:00:00|
- 守亜(群馬)
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真夏の稲刈りも終わり、やっと涼しい風も吹いてきて秋らしくなってきました。
高知の森です。
珊瑚職人になったのは25歳の時でそれから約22年になりますが、10年程前から珊瑚工芸に関する資料 (主に古い珊瑚屋さんのチラシや広告が載っている地図、珊瑚がモチーフになっている絵本や漫画です) とアンティークの珊瑚の帯留を集め始めました。


単純に珊瑚の勉強の為と元々の収集癖があった為なんですが、昨年、カメラマンの友達が家に遊びに来た時にこれらの資料を見せたら、「面白いやん!展示会をやったら?」 と言ってくれたので、その気になり企画を立て始めました(^^)
そうして作った企画書を坂本龍馬好きなのと、よく面白い企画展をしているという理由で"龍馬の生まれたまち記念館"に持っていき、学芸員の方にプレゼンをしました!
提出したのは8月なんですが、その、1ヶ月後の9月に無事、企画が通り来年2月初めから3月6日まで開催が決定!
3月6日までなのはどうしても3月5日(サンゴの日)を挟んで行いたかったからです。
そして高知が世界有数の宝石珊瑚の産地だということをもっと多くの人に広めたいという気持ちを書類にまとめ、高知新聞厚生文化事業団の助成金に申請したら受理してもらえました!
また、この企画展とは別に僕の珊瑚作品とコレクションの珊瑚帯留の本も同時に制作中です。
とにかく珊瑚の魅力を知ってもらいたい!という思いで動いています!
頑張って、やっていきまーす!
- 2021/10/10(日) 11:03:43|
- 森謙次(高知)
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月刊美術 2021年9月号 47頁
中梶真武さんが掲載紹介された月刊美術2021年9月号は、素材に焦点を合わせた立体特集でした。
(Twitterなどではその折にもご紹介しておりましたが、あらためてこのブログでもご紹介します)
スタビライズドウッドという木材に樹脂を含浸させた新素材を使う作家として書いていただいていました。
真武さんは、木材をスタビライズド加工するところから自分で作業しているとのこと。
この素材は、材の中まで色が浸透していることが特長です。
根付のように摩耗したりする可能性のある工芸作品において、擦れて下の木地が出てきたりしないことは、
プラスに評価されると思います。
私どものギャラリーでも今までにいくつかの作品を取扱いました。
作家さんの声を聞くと必ずしも彫刻しやすい扱い易い素材というわけでもないようです。
まだまだ登場したばかりの素材で試行錯誤が続くと思いますが、
今後、いろいろな作家さんたちの手によって、木目を見抜く眼、色彩感覚と陰影、彫刻の技術と表面処理など。。。
多くの要素を掛け合わせた魅力の最大値で、魅了する作品を作っていただきたいなあと思います。
皆様もぜひ、今後の展開にご注目ください!

月刊美術 webページ
http://www.gekkanbijutsu.co.jp/backnumber/2021-09/
- 2021/10/07(木) 21:31:39|
- 中梶真武(神奈川)
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Gallery花影抄において、2021年6月19日〜27日まで開催した佐野藍 個展「RANGE」、
アライヒロユキさん(美術・文化社会批評)による批評文が、月刊社会民主2021年8月号(No.795)に掲載されております。

テキストは冒頭、『想像力には翼とともに軛(くびき)も必要らしい』という言葉から始まります。
アニメ「聖戦士ダンバイン」を持ち出して、制約の多い商業的作品の内に人間に潜む業という重たいテーマを表現することの例をあげており、深く受け取りました。
昔の民話は現代でファンタジーに変換されていることも多いように思われますが、民話が社会意識の産物であったような構造を再び思い起こすことも必要なのではないかと考えさせられました。
また作品の「用」ということにも触れて、切実なテーマを含んだ彫刻作品を所有者が日常生活の中に置き日々その問題を問い直すこという在り方も良いのではないか?という意味のことを書いてくださいました。
佐野藍さんの「RANGE」のシリーズは、まさにそのような存在であると思います。
しめくくりとして、作品には『作家ひとりの内面で自己完結するファンタジーでなく、受け手の心の奥底まで降りていく射程が必要になる』という言葉があり、それは腑に落ちる言葉の重みがありました。
先ず、受け取られるための間口の広さ(エンターテイメント的なカッコ良さや見栄えの良さなど)を見せつつも、その内に凄みのあるテーマやメッセージを含ませられるような表現を!ということなのだろうと思います。
アライさんには、アートフェア東京の会場で佐野藍さんの作品を見ていただいたのが最初だと思いますが、
今回の「RANGE」の会場での短時間のやりとりから、深く中心を撃ち抜くような文章を書いていただけて、嬉しく思いました。
感謝いたします。 (Gallery花影抄 橋本達士)
※ 佐野藍 個展 「RANGE」の特設ページに会場を撮影した映像も追加されていますので、ぜひ、御覧ください。https://www.hanakagesho.com/sanoai2021/
- 2021/10/02(土) 17:20:49|
- 佐野 藍(東京)
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