
【永島信也 夏の新作発表企画 2021】 Gallery花影抄/webサイト「根津の根付屋」
2021年8月21日[土]〜29日[日]
おかげさまで終了いたしました。
新型コロナウィルスの混乱にあたり当初の在廊イベントから急変更しての企画でした。
作家本人も、お会いしたかった皆様にも、大変残念だったことと思います。
また、webページを訪問して作品にご興味をもってくださった皆様、
販売抽選にエントリーしてくださった皆様、
会場にご足労くださった皆様、本当に有難うございました。
webページでは、画像の質(画質)についての御意見もいただきまして、今後の活動のために検討してまいりたいと思います。
今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。
また、ギャラリーでは作家さんの展覧会期間ではないスケジュールでも、
事前予約はお願いしておりますが、ゆっくり手元で作品を鑑賞していただけます。
永島信也さんの今回発表された作品も、販売中のものはひきつづきギャラリーで管理しておりますので、
また宜しくお願い申し上げます。
- 2021/08/30(月) 22:05:29|
- 永島信也(神奈川)
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9月のギャラリーオープン日のご案内です。
変わらずご予約制とさせていただきます。
お手間をおかけいたしますが、以下のカレンダーでご確認のうえ
メールかお電話にてご予約をお願い申し上げます。

9月は4日から泉水さんの個展、そして25、26日にかわさきみなみさんの週末在廊を予定しております。

泉水さんの個展にお越しの方へは、
ギャラリーのwebページにてご案内しております。
かわさきみなみ在廊企画についてのご予約は従来通りのご予約方法でお受付いたしていますが
企画も近くなってまいりましたら、内容なども合わせてこのブログにてご案内いたします。
▼それ以外のご予約につきましては、従来通り以下ご案内申し上げます。
●ご来店ご予約について : メールかお電話にてご予約ください。
ご来店当日でしても、空きがあればお受けしておりますので、遠慮なくお電話ください。
カレンダーのオープン日(オレンジ色の日)の13:00~18:30の間にて、ご予約をお承りいたします。
メールアドレス:mail@hanakagesho.com / ☎03-3827-1323
お時間は30~60分程度を想定しております。
ご予約の際には、ご希望のお日にちとお時間をお知らせください。
(ご予約が既に入っているお時間は、返信にて代わりのお時間をご提案させていただく時がございます)
ご覧になりたい作家さんの作品がございましたら、お伝えいただければご用意させていただきます。
●環境について
鑑賞スペースは窓を開けたり、サーキュレーターを使ったりと換気を気を付けております。
ご来店いただきましたら、ギャラリー入り口で手指のアルコール消毒をお願いいたします。
●ご来店について
少しでも体調に不安のある方は、ご来店をご遠慮くださいませ。
(小さなものであっても咳の症状がある、微熱がある、頭痛がある等、普段と体調の差異を感じられる場合)
急なキャンセルも構いませんので、その際はご一報をお願いいたします。
ご来店時はマスクの着用をお願いいたします。
スタッフは手洗い、手指の消毒、マスクの着用を徹底しましてご対応させていただきます。
- 2021/08/28(土) 18:26:52|
- 店舗営業のお知らせ
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【永島信也 2021 夏の新作発表企画】 2021年8月21日[土]〜29日[日]
妖怪・幽霊など、此の世ならざる者たちをテーマとした連作をweb中心に発表します。【作家の言葉】永島信也
今回の「妖怪根付・新作発表企画」はいままでにもいくつか作ってきた「妖怪少女」シリーズを発表します。「妖怪少女」はその名の通り妖怪を少女化させた根付のシリーズ。今までは単発で作ることが多かったのですが、今回はまとまった作品数を制作しました。
恒例の週末在廊企画として計画しておりましたが、情勢を鑑みて在廊を取りやめ、新作の発表のみとさせていただきます。
さて、このお話が持ち上がったのは春の個展最中でした。個展期間はお客様のリアルな反応を感じることができるため、制作意欲が急上昇します。その中で鹿角作品が作りたいという気持ちが強くなり、「この勢いを大事にしないといけない!」と個展期間中に制作をスタートさせたのでした。次にギャラリーで展示できる時期が夏だったため、では夏に合わせて妖怪根付を作ろう!というのが今回のテーマが決まったきっかけです。
今回特に注目していただきたいのは「土蜘蛛」です。これは永島がルーブル美術館で土蜘蛛の根付を展示するという夢を見たことがきっかけで作り始めました。夢の中では普通の土蜘蛛だったのですが、やはりここは自分らしくということで妖怪少女化しました。
作品の構図としてもかなりうまくいった自信作ですのでそのあたりも見ていただけると嬉しいです。
作品数としては普段の個展と同じくらいのボリュームがあります。web中心の発表とはなってしまいましたが、ぜひ楽しんでいただければと思います。

1 「 妖怪少女 土蜘蛛 」
鹿角 象嵌:水晶、薄貝、岩絵具 6.0×5.2×2.6 cm

8「妖怪少女 えんえんら」
鹿角 象嵌:ガラス、岩絵具 7.0×2.2×2.1cm

10「幽霊(漂)」
鹿角 象嵌:ガラス 7.2×2.5×2.0cm

12 「濡れ女」
黄楊 3.8×3.6×3.6 cm
【作品鑑賞と販売について】基本的にwebでのご案内となりますが、
手元で作品を鑑賞されたいというお客様は、ギャラリーまでお問い合わせくださいませ。
※作家の在廊は、今回はありません。
8月21日[土]〜29日[日]の会期中にご購入希望を受け付けまして、
同一作品に複数のエントリーをいただいた場合には、抽選とさせていただきます。 Gallery花影抄 展覧会情報ページ
https://www.hanakagesho.com/gallery/index.html根津の根付屋 お問い合わせフォーム→e-mail netsukeya@hanakagesho.com
tel/fax 03-3827-1323
- 2021/08/21(土) 18:49:35|
- 永島信也(神奈川)
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【永島信也 2021 夏の新作発表企画】 2021年8月21日[土]〜29日[日]永島信也の新作をweb中心に発表します。
海岸に漂着した木材を彫刻した連作です。
納品された作品を前にしてギャラリースタッフと話をする中で、
海岸に漂着した木から彫り出される像とは「漂着神」=「恵比寿」であって、像の形状からも「蝦子(えびす)」(イザナキとイザナミとの間に生まれた最初の神)という連想になりました。
永島さんにそのエピソードを伝えると、
タイトルを考えていた永島さんは、漂着神の別の呼び名である寄神(ヨリガミ)と名付けました。

作品詳細は、
【ギャラリー花影抄web/永島信也作品紹介ページ】へ→【作品鑑賞と販売について】
基本的にwebでのご案内となりますが、
手元で作品を鑑賞されたいというお客様は、ギャラリーまでお問い合わせくださいませ。
※作家の在廊は、今回はありません。
8月21日[土]〜29日[日]の会期中にご購入希望を受け付けまして、
同一作品に複数のエントリーをいただいた場合には、抽選とさせていただきます。
Gallery花影抄 展覧会情報ページ→Gallery花影抄 お問い合わせフォーム→ e-mail mail@hanakagesho.com
tel/fax 03-3827-1323
- 2021/08/21(土) 18:18:07|
- 永島信也(神奈川)
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【永島信也 夏の新作発表企画】
2021年8月21日[土]〜29日[日]ブログとwebページを中心に展開します。
永島信也が“妖怪”を題材にした鹿角製根付彫刻を中心に、新作を発表いたします。8月21日[土]22日[日]に 「週末在廊企画」 (週末に作家がギャラリーに在廊し新作や制作途中の作品などを前にお客様とお話をする)として計画していたイベントでしたが、新型コロナウィルスの感染拡大の状況を考慮いたしまして、
ブログとwebページを中心に新作をご紹介する企画へと変更いたしました。元々は、「永島信也 週末在廊企画」 2021/8/21・22
としていたため、作家在廊についても永島さんと相談をしておりましたが、残念ながら作家在廊はしない方向です。
作家とそのご家族、御来場くださる方々、ギャラリースタッフの健康安全の事を考えての結果となりました。作家と会ってお話しすることを楽しみにしてくださっていた皆様には、大変恐縮ですがご理解くださいませ。作家共々、残念に思っております。
詳細は、ギャラリー展覧会情報ページをご覧くださいませ。
https://www.hanakagesho.com/gallery/index.html【永島信也さんからのメッセージ(Twitterより要約引用します)】現在の情勢を鑑みて、来週末予定の週末在廊企画は内容を変更することとなりました。
実のところここ数日夏風邪をひいていまして、症状はひどくなかったのですが検査を受けました。
幸いにも結果は陰性だったのですが、かかりつけの病院で風邪症状の診断待ちの方の多さにショックを受けたのでした。
(風邪の診断待ちは病院の外で待ってる)
自分ではかなり気をつけているつもりでしたが、結果として風邪をひいてしまいました。
そして病院の現状を見たことで、ああ流石にこれはやばいなとなったのでした。
週末在廊企画の性質上、作品を見ながらお話しすることになるので、現状でその企画はあまりよろしくないと判断しました。
すでにご予約をされていた皆様にはご迷惑をおかけしますが、宜しくお願い致します。
永島信也
- 2021/08/14(土) 21:56:37|
- 永島信也(神奈川)
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暑い日が続いておりますが皆様、如何お過ごしでしょうか。
私は先日、ずっと欲しかった物を手に入れました。
それは、高尾山近郊の鹿の角です。
私が製作の合間に通っている珈琲屋さんの店主の方に
この辺りの鹿の角を使って作品作りが出来たらな〜と話しをしていたのですが
なんと「鹿の角が届きました」とお知らせが!
その鹿角は60cmはある立派な角でしかも、左右ほぼ対照なので一匹の鹿の角かも。
思わず嬉しい〜♪と声をあげてしまいました。
もっと先の山の方でなら鹿角が落ちている事もあると聞いた事はあったのですが。
ただ、鹿については食害の問題もあり高尾近郊に入り込んでいるというのは喜べない事でもあります。
でも、この鹿角はとてもきれいなのでこれでどんな根付を作ろうかなとしばらく眺めて楽しもうかと思います。
最近、サスティナブルという言葉を色々なところで耳にしますが鹿角はサスティナブルかなと思います。
なので、鹿角の根付はサスティナブル根付と呼ぼうかなと思いました。
写真は頂いた鹿角と鹿角が気になる猫の小夏です。
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- 2021/08/06(金) 19:24:08|
- かぶ(東京)
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作品の展示ということについて言えば、大きく分けて3つの要素があると常々思っています。
ひとつは「魅せる展示」、ひとつは「説明する展示」、そして「売るための展示」です。
(最初にお断りをしておきますが、これらはそれぞれ分断された要素ではなく、
作品を展示する際には必ず上の3要素を同時に内包します。
が、要はパラメーターの問題で、たとえば売るための展示をしたとしても、
それは魅せる要素が無くなってしまうというわけではありません。
そこだけを前置きしつつお話を進めます。)
花影抄で個展をする際には、結局のところ売るための展示を意識することは避けて通れません。
上記の前置きのようにそこはしっかりと押さえた上で魅力的な展示になるように努めます。
また、動物園や博物館での展示は説明的な要素を意識して入れ込むようにしています。
そうするとどうしても理路整然とした展示になりがちです。
(機会があれば動物園、博物館系の施設でも
インスタレーション的な展示ができないものかと考えてはいるのですが…)
さて、この7月から桐生は大川美術館にて「Kiryu POP」という企画展に参加しております。
桐生出身もしくは在住の作家によるPOPをテーマにした企画展です。
美術館で、しかもひと部屋まるまるを自由に使っていいということだったので、
ここぞとばかり「魅せる」展示にパラメーターを全振りして臨みました。
今まで、ギャラリーでも、百貨店でも、動物園でも、博物館でも出来なかった、
そしてやってみたかったことを詰め込んでみました。
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僕は熱帯に暮らす生き物が好きで、特に大好きなマダガスカルへは2回ほど訪れています。
その都度、ジャングルの中で数日間キャンプをして、
その地に棲む動物たちを一日中、文字通り朝も昼も夜も、探して、見つけて、スケッチして、
写真を撮り、動物達と同じ目線になってジャングルに溶け込んで過ごします。
そういう体験で得た楽しさのエッセンスを今回の展示には盛り込んだつもりです。
5メートル四方の美術館内の部屋の中に数百の動物たちが暮らし、潜んでいます。
それらはパッと目に飛び込んでくるものもいれば、見上げてみるとそこにいるもの、
しゃがんで覗き込まないと見つからないもの、また懐中電灯で照らすと浮かび上がるものなど、
それぞれがそれぞれのスタイルでそこに存在しています。
訪れた人はそれを見つけてもいいし、見つけなくてもいい、
でも少しでも探す気になってしまうと、いろいろなところに彼らはいて
見る人のことなどお構いなしに自らを貫いています。
そんな展示にしてみました。
こういう状況、情勢の中でこそできることがあるのではないかな、という思いもあります。
美術館という飲食をするわけでも、騒ぐどころか声もほとんどださないような空間で、
静かに、でもエキサイティングな体験をしてほしいというような。
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なかなか是非来て下さいとは言えない状況ですが、
充分に気をつけていらっしゃっていただく分には大丈夫なのでは……という気持ちでおります。
車をお持ちの方は、車でいらっしゃるのがよいかと。
美味しいお店もたくさんありますので、少し遠くからの方は下調べをしてみてください。
もしくは僕のTwitterかInstagramのアカウント宛に聞いていただけたらおすすめをご案内いたします。
もう、8月ですね。
僕は10月の花影抄での作品展にむけて、着々と準備を進めています。
では、ごきげんよう!
- 2021/08/04(水) 20:15:16|
- 守亜(群馬)
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7月から地元 群馬県桐生市の美術館での展示に参加されている守亜さんですが、
根津の根付屋webサイトでは本日から、守亜さんの十二支根付シリーズ第二弾となる
「十二支 丑」の販売が始まりました。
昨年から始まった、その年の干支をモチーフにした十二支根付シリーズ。
前回の第一弾は“子”年にちなみ“アフリカヤマネ”が、
その相棒として同地域に生息する“サバンナセンザンコウ”を台座にして仕立てられました。
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さて、今年は“丑”年。
どのようなかたちにまとまるのか…とスタッフも楽しみにしておりまして、
この度(遅ればせながら)ようやくお披露目と相成りました。
今回の主役は“アジアスイギュウ”、そして華を添えてくれる相棒は“カンムリワシ”です。
さらになんと、黒色系統と茶色系統の2つのバリエーションで仕立てられております!
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今回のモチーフ選定の背景には、守亜さんの穏やかな未来への願いや
制作活動の目標のお気持ちも込められているようです。
以下守亜さんからのメッセージになりますので、是非ご一読くださいませ。
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今年は「丑」年、
当初ウシ科の動物ということで、アフリカに棲息するアンテロープ類を考えていたのですが、
2回目にして変化球気味のチョイスでは座りが悪かろうと思いなおしまして、
ここは直球のアジアスイギュウということに相成りました。
(北米のバッファローとギリギリまで悩みました)
今回の干支根付シリーズはメインとなる生き物にプラスして、
他の生き物を組ませるというのを一貫したコンセプトととして設定しておりますので、
その相方となる動物を選ばなくてはならないのですが、
そこだけは少しだけ変化球で「カンムリワシ」を選びました。
野生のアジアスイギュウは南アジアに棲息する牛で、日本には野生のものはいませんが、
西表島から由布島へ渡る水牛車の担い手として名物になっています。
そしてその西表の多様で不思議な野生生物の代表格とも言えるカンムリワシを添えることで、
僕自身一度だけ訪れて、再訪を望んでいる西表の風景を現出させようという試みです。
旅行、行きたいですね。早く。
そういう、遠くに行きたいという気持ちの現れである「翼」と、
すこし落ち着いて自分自身の仕事を見つめたいと思う気持ちを
どっしりした水牛に託して、この作品を仕上げました。
重みと軽みが共存する雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。
根付は今回2色のバリエーションで仕立てました。
いつもの茶系の色合いで仕上げた「かるみ」、
少しだけリアルめに仕上げた黒系の「おもみ」、
があります。お好きな方をお選びいただければと。
来年は「寅」ですね。
次回は2021年中にお知らせできるよう、もうすでに制作に取り掛かっております。
こちらも楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。
守亜
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本作品は、20体限定の販売となります。
作品詳細につきましては、以下の販売ページからご覧ください。
https://www.hanakagesho.com/nezu-netsuke/netsukeartists/mra/mra_sale.html
また作品のご購入や在庫状況につきましても、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
■お問い合わせ先:根津の根付屋(netsukeya@hanakagesho.com/03-3827-1323)
10年後の亥年まで毎年発表される予定の、守亜さんの十二支根付シリーズ。
是非毎年のお楽しみとして、ご注目いただけましたら幸いです。
最後に、守亜さんは今秋10月にも根津のギャラリーで恒例の個展も控えております。
こちらも乞うご期待ください!
- 2021/08/04(水) 20:14:00|
- 守亜(群馬)
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発売中の雑誌アートコレクターズ 2021.8月号「新世代の到来 若き才能を見よ!」(新人作家特集)
Gallery花影抄でも取り扱いを始めた染色絵画の亀下渚さんが紹介されております。
亀下さんは12月に花影抄でも個展を開催予定です。お楽しみになさってください。



誌面ではお伝えしきれない実物の風合い・素材感やサイズ感があります。

「大輪菊」 制作年2013年 オリジナル染色技法 寸法縦170×横103(cm)
伝統的な染色技法を応用し、工芸の枠を超えて反物等布を媒体とした絵画表現を探求しています。
制作のテーマは、動物の命について。多面的に捉え、その尊さを表現する道を模索しています。
掲載作品は、大輪菊をモチーフとしてトロフィーハンティングへの皮肉、
娯楽、権力誇示を満たす為に命を利用することについての、自分なりの静かな警鐘です。(亀下渚)

描き込まれた部分
※Gallery花影抄/亀下渚 紹介webページ
https://www.hanakagesho.com/gallery/artists/kms/kms_sale.html
- 2021/08/03(火) 21:34:08|
- 亀下渚
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こんにちは。かわさきみなみです。
6月21日から7月16日の約1ヶ月間、母校である女子美洋画科の立体制作の授業に非常勤講師として参加しました。
(私が中心になって授業をしたのではなく、教授のアシスタントといった感じです)
洋画の立体の授業は私自身も在学中に受けていて(もう10年以上前…!)
子犬の立体作品を作るきっかけになった思い入れのある授業だったので、
今の学生達が立体制作の楽しさを知るための手助けをできたらという思いで参加しました。
今回の授業は自身のテーマに沿った支持体の在り方や見せ方を考え制作するという内容で、
イメージを物質として立ち上がらせる方法を模索し、立体物で表現する技術を習得することが
大きな目標でした。それぞれ異なる技術が必要な表現方法で制作していたので指導は毎回大変でしたが、
行くたびに変化して行く作品を見るのが毎週楽しみでした。塊としての立体物を作るのではなく
絵を描くときと近い感覚で、常に変化し増殖して空間に広がって行くような制作方法をしている生徒も何人か居て、
こういう表現方法になるのは絵画科ならではかなと思いました。
講評ではみんな自分の作品の内容や制作で達成できたこと、次の制作への展開などを
自分の言葉でしっかりと発表していて、それぞれが自分なりに立体制作について
学び楽しんでいたことが感じられました。
これから立体を作るとしても作らないとしても、今回挑戦したことが
これからの制作の糧になっていったらいいなぁ
じっくり時間をかけて行った講評後、そんなことを思いながら学校を後にしました。
講師として授業に関わるのは初めてのことで、毎回緊張していましたが…
先生方や助手の先生によくして頂いて、なんとかやりきることができました。
声をかけてくださった山内隆先生、一緒に授業で指導をしていた講師の先生方、
洋画研究室のみなさまありがとうございました。
立体の授業には来年も参加できそうなので、楽しみです!
授業が終わる頃、一緒に仕事をした非常勤講師の先生がちょうど展示をしていたので、見に行きました。
ひとつはオオシオヒロコ先生が参加していたグループ展、
「密 IX〈ミックス〉取手校地工房スタッフによる、創造の思索展」(藝大アートプラザ)
オオシオ先生は、家をモチーフにステンドグラスの技法やモザイクの技法を使って制作した作品を展示していました。
外の自然光が入る展示室で、光を受けてガラスの綺麗な色の影を落とす家がとても美しい作品でした。
もうひとつは川端薫先生の個展、川端薫 展 「-或る惑星の細胞-」(JINEN GALLERY)
川端先生の個展では植物のような形や結晶のような形の木彫作品がたくさん展示されていました。
展覧会名の通り、どこか地球ではない惑星の植物のようで、形と色彩が楽しい作品でした。
川端先生の個展はもう終わってしまったのですが、密IX展は8/22まで開催しています。
金工、木工、七宝、漆芸、石材などいろいろな技法の作品が集まった楽しい展示でしたので是非!
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今年前半に予定していたことがひと段落して、来年予定している展示に向けて動き出しました。
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写真は先日のギャラリーでの打ち合わせの様子。
自分の羊毛立体作品の立ち位置を改めて考えようと、「彫刻」と「ぬいぐるみ」をキーワードに
彫刻の歴史やぬいぐるみについて調べて考え、表現方法を模索することにしました。
考えることと、作品制作を通して、造形をどう表現していきたいのかに向き合います。
新作の方向性も決まったので、まずは素描や試作などいろいろ作ってみる予定です!
- 2021/08/01(日) 18:29:56|
- かわさきみなみ(千葉)
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