早くも3月が終わり、新しい年度の4月がやってきます。
4月は永島信也さんの個展を17日より開催いたします。
4月の営業カレンダーを掲載いたしました。
ご来店は、引き続きご予約でのご来店をお願いしておりますが、
お気軽にご連絡くださいませ。


●ご来店ご予約について : メールかお電話にてご予約ください。
カレンダーのオープン日(オレンジ色の日)の13:00~18:30の間にて、ご予約をお承りいたします。
メールアドレス:mail@hanakagesho.com / ☎03-3827-1323
お時間は30~60分程度を想定しております。
ご予約の際には、ご希望のお日にちとお時間をお知らせください。
(ご予約が既に入っているお時間は、返信にて代わりのお時間をご提案させていただく時がございます)
ご覧になりたい作家さんの作品がございましたら、お伝えいただければご用意させていただきます。
永島信也さんの個展にお越しの際には「永島信也展鑑賞予約」と件名に入れてくださるとスムーズです。
●環境について
鑑賞スペースは窓を開けたり、サーキュレーターを使ったりと換気を気を付けております。
ご来店いただきましたら、ギャラリー入り口で手指のアルコール消毒をお願いいたします。
●ご来店について
少しでも体調に不安のある方は、ご来店をご遠慮ください。
(小さなものであっても咳の症状がある、微熱がある、頭痛がある等、普段と体調の差異を感じられる場合)
急なキャンセルも構いませんので、その際はご一報をお願いいたします。
ご来店時はマスクの着用をお願いいたします。
スタッフは手洗い、手指の消毒、マスクの着用を徹底しましてご対応させていただきます。
- 2021/03/31(水) 12:12:38|
- 店舗営業のお知らせ
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漆芸家の金井麻央さんが、ご実家のギャラリーカフェで、個展を開催しています。


ギャラリーカフェは紅色が映えるすっきりとした白い素敵な外観の一軒家。
ゆったりとした時間の流れているギャラリーカフェです。 新作を含め、10点ほど展示されているようです。

以下のSNSでも、お店、展示情報を発信されています。
季節も良くなってきましたので、少し足をのばして訪ねられてみてはいかがでしょうか。
紅屋さんのインスタグラム:
https://www.instagram.com/gallerycafebeniya/金井さんのインスタグラム:
https://www.instagram.com/mao.kanai/金井さんのTwitter:
https://twitter.com/mao_kanai8823
- 2021/03/28(日) 17:06:35|
- 金井麻央(神奈川)
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アートフェア東京2021 は、盛況の中で終了いたしました。

泉水 陶根付展 ”border?”も、おかげさまで無事に会期を終えることができました。
新型コロナウィルスの厳しい状況下の開催で、チケットのご案内で混乱したり、
入場制限があったり、ご来場の皆様にはご不便をおかけした場面もあったかと思います。
(また御来場を断念された方々もおられたと思います。恐縮いたします。)
本当にいろいろな事をふまえて、泉水さんの個展開催と終了に御礼を申し上げます。
様々なかたちで応援してくださいました皆様、開催に尽力してくださった関係者の皆様、
本当にありがとうございました。

泉水さんの作品を前に、たくさんの方々とお話しができて、笑顔もたくさんいただきました。
本当になによりのことでした。ありがとうございました。
会期を終えて、今はお客様への納品の準備を進めているところです。
会場で御売約くださいました皆様、もう少々お待ちくださいませ。
順番にご案内をすすめてまいります。

今回、泉水さんがアートフェア東京の会場で個展を開催できたことは、大きな節目となると思います。
昨年も泉水さんの個展プランで参加が決まっておりましたが、フェア開催が中止となり、
やりきれない気持ちを作家と共有いたしました。
しかしながら、結果的には、昨年から更に泉水さんの中で制作(展覧会プラン)に対する思索の深化があり、
borderという長年温めていたテーマでの展示をすることができたのです。
作家にとって、節目の展示にふさわしい内容となったことに満足し感謝をしております。
ここを機に、ひとつステップアップしていく、この先の泉水さんの作品展開も、期待して見守っていただければ作家共々幸いです。
ギャラリーチームとしても、アートフェア東京という「場」の4日間は、本当に大きな渦のような時間と空間で、その中に作品と身を置くことで、
大きな多くの物事を感じ取ることができる貴重な機会だと思っています。
お客様、作家の方々、同業者、メディアや学芸員など業界の方々、多くの方との交流があります。
今回も、久しぶりのアートフェア会場から受けたものが、本当に大きくて消化するのに時間がかかりそうですが、
しっかり吸収し考えて、また次に繋げていきたいと考えています。
Gallery花影抄 橋本達士
- 2021/03/26(金) 22:20:08|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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ご無沙汰しています。
昨年の9月23日に脳出血で入院してから半年が経ちました。
入院当初は、脳出血のほか脳梗塞の跡が3・4ヶ所、
眼底出血、高血圧に糖尿病、動脈硬化、高脂血症、心臓肥大と
「このままでは、いつ死んでもおかしくない。」と医師に言われました。
足はずっと痺れているままですが、おかげさまで薬を飲みながらではあるけど、
高血圧だった数値も正常値の範囲に下がり、血糖値もだいぶ下がって来てます。
以前には、還暦までに作品集作りたいなとか(まぁ誰も欲しがりはしないでしょうが…)
ボツにした作品集めて「ボツ展」やってみたいなとか考えてましたが、
そんな欲もどこかに無くなってしまいました。

(ボツにした作品がだいぶ増えました。)
生活も今までと同じという訳にはいかず、田んぼを作る事を辞めました。

(去年より耕す事もなく放置したままの田んぼ)
運動の為に散歩をし、夜遅くまで起きている事も止め、早めに風呂に入って寝るようになり、
根付製作に当てる時間は少なくなりましたが、まぁのんびりとやっていこうと思います。
最近、根付の後輩たちと話してて思った“伊勢根付というジレンマ”という話はまた次回。
- 2021/03/24(水) 19:22:45|
- 紫苑(伊勢)
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3月になり、高知でも桜がちらほらと咲いてきています。
高知の森です。
今年の1月からダイエットを始めてもうすぐ2ヶ月になるのですが、
少しお腹周りが絞れてきて子供とお風呂に一緒に入ってお腹のお肉を掴まれることがなくなってきました。
「お父さん、頑張って痩せるからね!」と言っているので気を遣ってくれているのもあるとは思いますが(^_^;)
頑張ってこれからも運動&お酒を呑まずに頑張ります(お酒は週1日だけ呑んでますが)
そんな中、高知県南国市の御免町に南国市とフィギィアメーカーの海洋堂さんが
"ものつくり館"というのを建てていて、3月21日にオープンします。
僕も以前、フィギィアの原型の仕事をさせてもらったご縁で
ものつくり館3階の展示スペースに作品を展示させてもらえる事になりました!
(画像の蟹の置物、シロクマの置物等です)
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先日、搬入に行ったのですが海洋堂の宮脇専務にも立ち会っていただきました!
こうして展示会にも声かけてくださり感謝です!
まだまだ勉強していかなければならない事は沢山ありますが、こういう機会をもらうと元気が出てきます!
建物の中には3Dプリンターやフィギィアを作るのに適した設備も整っているので利用するのも楽しみです(^^)
是非ぜひ観にきて体験をしに来てください!
よろしくお願いします!
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- 2021/03/21(日) 13:02:42|
- 森謙次(高知)
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今回泉水作品集を発行するにあたり、中心となって進めてくださった編集者の堀川浩之さんが、
ご自身のFacebookにて作品集の紹介を載せてくれました。
泉水さんの作品集、展示、作品についての温かい言葉をご紹介させてください。
泉水作品集については、アートフェア東京後もギャラリーで扱い販売していきます。
サイトなどでも今後ご紹介して参りますが、ご希望の方はメールかお電話にてご連絡くだされば、
すぐにご対応いたします。多くの方にお手にとってご覧いただけましたら嬉しいです。

泉水作品集2006-2021 48ページ。 1,100円(税込)
※ご配送希望の方は送料370円を別途頂戴いたします。
✉mail@hanakagesho.com ☏03-3827-1323
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人と動物、あるいは人と人の間に立ちはだかる「ボーダー」をテーマに、根付など小さな愛らしい
陶作品を作る泉水(いずみ)。彼女の初作品集の、編集と写真を担当しました。
ここ15年の、泉水作品とココロの歴史がわかる構成になっています。
3月18日〜21日に開催される「アートフェア東京」での彼女の個展を皮切りに販売される予定です。
(アートフェアとは画廊・ギャラリーが集まる催しで、展示作品が購入できる場です。
アートフェア東京は国内最大級の規模で出展審査もなかなかキビしい)
一般書店流通はありません。A5判。48ページ。発行はGallery花影抄。
「月刊美術」で鋭い特集企画を提案し続ける名物編集者・下川拓郎さんによる、旧友・泉水へ贈る魂の
巻頭言も見どころ。以下は、作品集発行に寄せた泉水さんのメッセージです。
「私は、作品として、主に擬人化された動物、あるいは、擬獣化された人間を作っています。
生き物を観察し、多方面から見つめ直すとき、私たち人間の所為によって無駄に失われる命が
あること、苦しむ命があることを深く考えさせられます。かといって、そこに固執しすぎると作品を
重苦しいものにしてしまう。
やわらかで自由な土という素材にはそういった情念がこもりやすい、と思っています。
なので、土を手にするとき、たくさんの愛情をもって、生きる喜びや悲しみを包み込むように制作しています。
やわらかだった土は私の思いとともに私の手の痕跡を残しながら、形となっていくのですが、
窯に入り私の力の及ばない1250度近くにもなる熱というエネルギーが与えられ、やっと、やきものとなります。
窯から出されるとき、それは私の作品でありながら私だけの作品ではない、とても不思議な感覚があります。
生き物の形をしたものを焼いているので、何か儀式のように感じることもあります。
生きる悲しみや人間の業を昇華させるような。
そして、確かに私の手によって愛情を込められ作られた生き物たちが作品として並ぶとき、
それらは私から離れ、大切な何かを私以上に語ってくれる存在となります」
彼女がいつも痛みとして抱えているのは、ペット産業や食用として人が動物に強いている
一方的で暴力的な関係性です。その矛盾する複雑な現状、目には見えない様々な形の「ボーダー」を、
(自分の力の及ばない偶然性を持つ)“土”を使い、人と動物の視線の交換を試みながら、
(あくまでもポジティブな)愛らしくもどこかゆるい造形、
手業の温もりと触感の喜びで超えようとするのが彼女の特徴。
今回のアートフェアの作品タイトルのそれぞれに、「男女を超える」「身分を超える」
「此岸と彼岸を超える」などの副題がついているのはそのためです。
作品集に掲載された《盒子 global distance》は、普段は絶対に出会わない南極のペンギンと
北極のホッキョクグマが、蓋付きの小箱の上で向かい合っています。
彼女の視線上には、動物は人、あるいは人のようなものとして映っているのでしょう。
人と動物が、同じ魂を持つ生き物同士として差別なく生きるにはどうしたらよいのか。
泉水さんは表現することで、多くの人とその問題を共有しようとしています。
彼女は、すべての生き物が対等に暮らす理想郷、現代に即した小さなニライカナイ
(沖縄地方で海のかなたや海底にあると信じられる理想郷)をコツコツと創出しているのかもしれません。
堀川浩之
- 2021/03/21(日) 11:26:22|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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現在アートフェア東京2021の個展にてご紹介している根付作品のご紹介です。
多角度のお写真をご希望の方、作品をご希望の方は遠慮なくご連絡ください。
✉netsukeya@hanakagesho.com
☏03-3827-1323

俳句の連「アフリカの縞」~身分を超える~
4.5×3.6×3.2cm
江戸時代「連」とは趣味人の身分を問わず集まる人々のサロンでした。
本名や身分を隠し、今でいう所のハンドルネームで集まり、俳句を考える人たちです。
アフリカの縞模様の代表シマウマ、アフリカンカラーの着物です。

俳句の連「ベンガルの弁柄縞」~身分を超える~
4.6×3.7×2.7cm
弁柄縞とは、インドのベンガル地方を発祥とする色が鮮やかな縦縞の事。
俳句に勤しむベンガル縞を着た武士のベンガルトラ。

俳句の連「マダガスカル島の縞」~身分を超える~
5.0×3.1×2.5cm
カメレオンは色を変えて環境を超え適応します。今時に適応してスマホで俳句なパンサーカメレオン。


俳句の連「イエネコの縞」~垣根を超える~
4.6×3.0×2.3cm
イエネコは野生の垣根を超え、人間とともに暮らす事を選びました。
愛されるための動物として。飼い慣らされてやる気のないトラネコ。

旅芸人「命の三味線」 ~関所を超える~
5.4×3.3×3.0cm
江戸時代、旅芸人は旅の制約のあった一般庶民とは違い、
関所手形を持っていなくても芸を見せ証明できれば関所を通過できました。
関所を通過するために三味線を披露するハツカネズミ。
三味線に掛けられた首輪は誰の??

伊勢の行商人「河童capaでtabaco一服」~国を超える~
3.7×3.4×2.8cm
南蛮貿易でポルトガル人によってもたらされたCapaは日本で合羽となり、
江戸時代には伊勢などの商人は伊勢木綿でできた縞の道中合羽を着て全国をまたにかけ行商しました。

白拍子「雨乞いの舞」~此岸と彼岸を超える~
5.0×3.9×2.5cm
白拍子とは雨乞いをする巫女が起源とされ、主に男装の遊女が歌舞をするもの。
神事において、古くから男女の巫が舞を舞う事によって神を憑依させた際に
一時的な異性への変身作用があると信じられていました。
ネコが顔を洗うと雨が降るという言伝えから雨乞いの舞を舞う白猫。


タコのイタコ ~此岸と彼岸を超える~
5.3×3.0×2.8cm
口寄せをするイタコのタコ。

サシバ敦盛 ~此岸と彼岸を超える~
5.4×3.5×3.2cm
能は死者や霊が登場しあの世とこの世の交流を描くものですが、
渡り鳥であるサシバ(別名・大扇)を「敦盛」の一ノ谷の戦いで落命した若武者平敦盛に見立てて。

巫女舞 ~此岸と彼岸を超える~
5.4×4.0×2.7cm
巫女舞は神が舞い降りる神がかりの儀式がもととなり、祈祷や奉納の舞へと様式化してゆく。
古くから白い動物は希少性や美しさから神の使いや吉凶の前ぶれ等として畏れられてきました。
普段、疎まれがちなカラスも白ければ?

カエル三助 ~男女の壁飛び越える~
4.3×3.9×2.6cm
江戸中期から銭湯で風呂焚きや男女問わず入浴者の背中を流す事を生業とした三助。
ジャンプの得意なトノサマガエルの三助に壁を飛び越えてもらいます。

弁天コロブス ~男女を超える~
4.4×3.7×2.7cm
ザンジバル島に住むレッドコロブスにはメスの繁殖期のサイン(お尻が赤くなる)を擬態するオスがいます。
これは力の弱いオスザルの服従行動で支配的なオスを落ち着かせる効果があるそうです。
まるで女装男子のようなので、白浪五人男の弁天小僧菊之助に見立てました。

ニライカナイ コブダイとクマノミ ~男女を超える~
4.4×3.0×2.9cm
コブダイは皆メスで生まれ、卵を産み、50センチを超えるとこぶが張り出してきてオスに性転換します。
クマノミは性別を持たず生まれ、のちに全てオスとなり、
メスが死ぬとその群れで一番大きなオスがメスへ性転換します。
コブダイが持つのはLGBTの尊厳を象徴する虹色の旗です。
虹の麓にあるという理想郷、ニライカナイを夢見て。


ニライカナイ マハタとサラサゴンベ ~男女を超える~
4.3×3.3×3.0cm
マハタは皆メスで生まれ、卵を産み、10キロを超えるとオスに性転換します。
サラサゴンベは小さい頃はすべてメスで、卵を産み、大きくなるとオスに性転換しますが、
別のオスとの戦いに負けると再びメスに戻る者もいます。
二匹が締めている帯はLGBTの尊厳を象徴する虹色です。
虹の麓にあるという理想郷、ニライカナイを夢見て。
マハタの手に持つのはニライカナイゴウナという貝です。

クレイシ ~血縁を超える~
4.1×3.9×2.5cm
コウテイペンギンは両親が海に漁に出ている間、残されたヒナたちはクレイシという集団を作り、
子育てのない若鳥に守られています。血縁を超えて子育てをするのです。


ワオ秀吉ザル ~身分を超える~
5.2×3.2×3.0cm
身分のボーダーを超えた人といえば秀吉。しっぽにシマシマを持つワオキツネザルを秀吉に見立てました。
ちなみにワオキツネザルの序列はメスが上位らしいです。


利休大鼠 ~身分を超える~
4.2×3.9×3.6cm
法の下の平等が保障されていなかった時代でも茶室の中では皆が平等でした。
利休鼠の羽織を羽織ったヌートリア(大鼠)を、大きな人だったと伝わる利休に見立てました。
戦時中に毛皮採取を目的として輸入繁殖されたヌートリアは現在、
生態系を破壊し農作物を荒らす特定外来生物に指定されています。
顔はカピバラと変わらないというのに、命の平等を考えさせられます。

花冠とハクビシン ~国境を超える~
5.3×2.7×2.3cm
農作物を荒らす事で疎まれているハクビシンも、強力な繁殖力ゆえに危険視されているナガミヒナゲシも
可愛く美しい命であることは変わらない。
これらの命とどの様に向き合っていくのか人間は真剣に考えなければならないと思う。
ナガミヒナゲシで花冠を作って遊ぶハクビシン。


花冠とアライグマ ~国境を超える~
4.1×3.5×3.2cm
可愛いという理由で輸入され、意外と凶暴だという理由で捨てられ野生で増えたアライグマも、
強力な繁殖力ゆえに危険視されているナガミヒナゲシも、可愛く美しい命であることは変わらない。
これらの命とどの様に向き合っていくのか人間は真剣に考えなければならないと思う。
ナガミヒナゲシで花冠を作って遊ぶアライグマ。

好物づくし(提物揃え)
(根付)4.0×3.0×2.5cm (緒締)径1.7cm (とんこつ)4.0×4.0×2.2cm
- 2021/03/20(土) 15:13:16|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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現在アートフェア東京2021の個展にてご紹介している作品のご紹介です。
多角度のお写真をご希望の方、作品をご希望の方は遠慮なくご連絡ください。
✉mail@hanakagesho.com ☏03-3827-1323
【相持の茶碗】
世は相持ち。
あなたが居て私が居る、そして共にお茶を飲むとき、この世が存在する。
世界に自分が存在しているという確証はないが、お茶を飲みながら
あなたと時を共有するとき、世界がここにあると確信できる。

相持の茶碗 トラ 14.5×13.5×7.8cm

相持の茶碗 パンサーカメレオン 12.8×11.5×7.0cm


相持の茶碗 ワオキツネザル 14.5×12.3×7.0cm

相持の茶碗 レッサーパンダ 12.8×11.2×7.4cm


相持の茶碗 スカンク 12.8×12.0×7.3cm

相持の茶碗 アライグマ 14.0×12.0×6.5cm

相持の茶碗 りす 13.3×13.3×6.5cm


相持の茶碗 アナグマ 13.5×13.0×6.2cm

相持の茶碗 バク 13.0×12.0×7.2cm

相持の茶碗 ニホントカゲ 12.5×11.0×7.6cm

相持の茶碗 カモノハシ 13.0×11.5×6.7cm
【陶像】

シマウマ 高さ16.0×12.0×11.5cm

トラ 高さ15.0×13.5×11.0cm
- 2021/03/20(土) 15:00:00|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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「泉水 陶根付展 “border?”」によせて会場にも表示されていますが、展示によせての泉水さんの言葉です。
読んでいただくと、さらに泉水さんの個展を楽しめる内容となっております。[ 作家のことば 泉水 ]
人と社会の不条理や欠陥から生まれる差別、偏見、貧困、環境問題。
これらは人の中にある線引きの意識から生まれたものですが、私はそれらのボーダーに対していつも嫌悪感を
感じてきました。そして、それらと対峙し “no border” をモットーとして、制作に取り組んで参りました。
そんな中でギャラリーのマネージャーやコレクターの方々と話す内に、果たしてボーダーを破壊すれば差別や偏見が
無くなるのか?或いは、ボーダーがあってこそ多様で豊かな文化や環境が守られているのではないか?と
“No”に疑問を持ちはじめ、そしてボーダーは必ずしも破壊すべきものでは無い、という考えに至りました。
自分の中や社会に存在するボーダー、異質に見えるもの、偏見の存在。
先ずはこれらを認めること。そして許容し、寛容の姿勢を取ること。
破壊ではなく、許容と寛容。
まだまだ考察の途上ではありますが、これをもって、ボーダーへの今のところの回答と考えています。
ところで、日本の縞模様(ボーダー)の歴史にも興味深いものがあります。
島(遠い国を意味する)からやって来た布の模様、―“島”模様が“縞”模様になったと言われています。
中世ヨーロッパでは、ボーダーは「何らかの形で悪魔と関係のあった、社会の秩序を乱す者」に着せた柄だと
言われていますが(ミシェル パストゥロー『悪魔の布』)、対して日本では、縞模様は桃山時代に伝来し、
その需要は日本に綿花栽培を根付かせ、女性に仕事を与え、文明に大いに貢献しました。
そして様々な縞模様が作り出され、江戸時代に大流行します。
今回、私は展示のテーマを“border?”としました。
まだまだ考え続けられるべき概念(抽象)としての“ボーダー”を、
模様(意匠)としての“シマシマ”に見立てて展開するつもりです。
私の作品と展示が、誰かが“border”を考える「きっかけ」になれば嬉しいです。
泉水 陶根付展 “border?”
会期:2021年3月19日[金]~21日[日] (18日はご招待日)
時間:12:00~19:00(最終日は16:00まで)
会場:東京国際フォーラム ロビーギャラリー プロジェクツエリア P013Gallery花影抄では今回のアートフェア東京、プロジェクツにて陶芸家・泉水の陶根付を中心とした作品を発表いたします。
泉水は大学でフランス文学を学び、陶芸家として活動し、その後、陶による現代根付を独学で制作しています。
主に生き物をモチーフに、「江戸と現代の文化」をテーマとした陶根付の展覧会を開催してきました。
江戸と現代とは、明治を越える中で断絶して途切れてしまったことも未だ合い通じるものも、どちらも数多くあり、
今一度見返すことで、現在と未来に向けた気づきも得られるように思います。
根付作品のサイズは概ね数センチです。掌に包み込める小さな造形の中に、根付の伝統でもあるユーモアや
親しみ、或いは少しの棘を凝縮して作品としてきました。時に重たいテーマを秘めている作品でも、
一見は可愛らしく微笑みを持って受け取ってもらえることが泉水作品の魅力です。
今回は、難しい「border」というテーマを江戸で流行した縞柄の着物を着た、シマシマ模様の動物(シマウマや虎など)
たちに演じてもらいます。作品を通じて共に考えるきっかけとしていただければ幸いです。
Gallery花影抄
- 2021/03/19(金) 12:01:30|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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本日はご招待日でしたが、泉水さんのアートフェア東京での個展が始まりました!

会場からのご挨拶動画は、こちら!
https://www.youtube.com/watch?v=XReGStJs2Bo&t=18s
まずブースに入って手前では、トラがお出迎えしています。

こちらの一面はお茶碗が並んでおります。

つぎに、一番広い壁には根付が並んでおります。

今回は根付のご紹介も含めて、提物揃えも展示しています。好物づくしの揃えです。

陶像も2点、展示されています。表情がなんともユニークなのです!ぜひ目の前に立ち作品を堪能していただきたいです。
展示は21日(日)16時までになります。また展示の雰囲気をお伝えできるように動画などもご紹介予定です。
何卒宜しくお願い申し上げます。
- 2021/03/18(木) 21:33:56|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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泉水 陶根付展 ”border?”
2021/3/19(金)〜21(日) ※18(木)は招待制
アートフェア東京2021 PROJECTS
東京国際フォーラム/ロビーギャラリー/PROJECTSエリア/P 013Gallery花影抄ブース※アートフェア東京2021 プロジェクツエリア入場のご案内
http://hanakagesho.blog17.fc2.com/blog-entry-2453.html今週金曜日からアートフェア東京2021が始まります。
今年は泉水さんの個展で参加する当ギャラリーですが、展示に合わせて泉水さんの
制作15年分をまとめた作品集を作成しました。

アートフェア東京で初お披露目となり、1,000円にて会場で販売いたします。
ここ数年泉水さんは、展示のコンセプトを決めて色々と調べものをしながら
展示を組み立ててきました。そのスタイルがギュッと詰まっている見ごたえの
ある内容となっています。また、陶根付の制作を始めたあたりの初々しい作品も
掲載されています。ぜひ、お手にとりご覧いただきたいです。

アートフェア東京は東京での開催ですので、遠方で来られない方へも泉水さんの作品を
楽しんでいただけますように、展示作品はこちらのblogでもご紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
- 2021/03/16(火) 21:24:46|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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3月の常設展示で開催している和こもの展の出品作品を新作を中心にご案内いたします。
ねがみくみこ 左より
提げ「ぽっちゃりあざらし」 縦1.7×横2.7×高さ1.4cm 陶 8,800円(税込)
提げ「プードル」 縦1.8×横2.3×高さ1.9cm 陶 8,800円(税込)
緒締「太った猫緒締」 縦1.8×横1.7×高さ1.7cm 陶 8,800円(税込)
緒締「ぶち猫緒締」 縦1.7×横1.4×高さ1.9cm 陶 8,800円(税込)※御売約済
狛 左より
提げ「孔雀鳩」 縦1.5×横2.4×高さ2.8cm 鹿角、水牛角 38,500円(税込)※御売約済
提げ「鬼灯に蛙」 縦2.0×横2.2×高さ2.4cm ピンクアイボリー、琥珀、黒檀 49,500円(税込)※御売約済
かぶ 左より
帯留「木べこ」 縦2.4×横4.8×厚さ0.9cm 山桜、鹿角、黒檀 55,000円(税込)
帯飾り「鈴抱き猫」 縦1.9×横2.2×高さ3.3cm 象牙 50,600円(税込)
帯飾り「星乗りうさぎ」 縦1.8×横1.8×高さ3.8cm 鹿角、染料 41,800円(税込)
森謙次 左より
帯飾り「奴」 縦1.6×横2.0×高さ2.5cm 珊瑚、水牛角、猪牙 44,000円(税込)
帯留「宝船」 縦2.5×横3.0×厚さ1.6cm 珊瑚、水牛角、猪牙 48,400円(税込)
帯飾り「菊慈童」 縦1.6×横1.8×高さ2.9cm 珊瑚、水牛角、猪牙 44,000円(税込)
帯留「達磨に猫」 縦2.7×横1.9×厚さ1.4cm 珊瑚、鹿角、べっ甲 33,000円(税込)
帯飾り「蛸」 縦1.4×横1.4×高さ2.5cm 珊瑚、水牛角、白蝶貝 28,600円(税込)
秋葉絢 左より時計まわりに
帯留「土竜」 縦3.8×横2.3×厚さ1.5cm ガラス 39,600円(税込)※御売約済
帯留「土筆」 縦4.0×横1.6×厚さ1.6cm ガラス 29,700円(税込)
帯留「ふっくら雀」 縦2.3×横1.8×厚さ1.4cm ガラス 24,200円(税込)※御売約済
帯留「オオイヌノフグリ」 縦3.0×横2.3×厚さ2.0cm 33,000円(税込)※御売約済
帯留「浅蜊」 縦3.7×横2.0×厚さ1.6cm ガラス 28,600円(税込) ※御売約済
紫苑 左より
提げ「落花生」 縦1.6×横3.9×高さ1.6cm 黄楊 45,870円(税込)
提げ「榧の実」 縦1.4×横3.1×高さ1.4cm 黄楊 19,870円(税込)
提げ「針鼠」 縦2.2×横1.9×高さ2.2cm 黄楊、ヘゴ 72,600円(税込)
罠兎 左より
提げ「福ねこ」 縦2.7×横2.8×高さ3.4cm 銀、真鍮、ペリドット 41,800円(税込)
提げ「桜狩り」 縦1.8×横2.3×高さ2.3cm 銀、ブロンズ、真鍮 99,000円(税込)※御売約済
提げ「なまず」 縦2.2×横3.2×高さ1.4cm 銀、赤銅、オニキス、漆焼付 77,000円(税込)
提げ「猫の恋」 縦2.2×横1.9×高さ2.4cm 銀、銅、赤銅、K18 82,500円(税込)
泉水 左より時計まわりに
差呑盃「ぞう」 8.9×9.2×高さ4.3cm 半磁土 22,000円(税込)
差呑盃「イワトビペンギン」 径9.3×高さ4.3cm 半磁土 24,200円(税込)
変わり差呑盃「岩風呂イワトビペンギン」 径8.5×高さ4.5cm 半磁土 27,500円(税込)
差呑盃「タピオカガエル」 9.0×9.2×高さ3.8cm 半磁土 22,000円(税込)
差呑盃「やまね」 径9.1×高さ3.6cm 半磁土 22,000円(税込)
作品についてご希望の方、お問い合わせはギャラリーまでご連絡ください。
お待ちしております!
メールアドレス:mail@hanakagesho.com
☎:03-3827-1323
- 2021/03/14(日) 18:19:59|
- 展覧会
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婦人画報4月号 (2021年03月01日 発売号)では、
「旅する根付」を連載なさっておられる高円宮妃久子殿下のインタビューが掲載されています。
泉水さんの作品「どんぐりの精」でのページ写真も掲載されて、その時のことを懐かしく嬉しく思い出しました。
この連載に自作を掲載いただいたことで励まされた経験も作家生活の流れの中で大きいことだったと思います。
泉水さん共々、感謝しております。


高円宮妃久子殿下「レンズを通して」の10年の歩み[前編]-婦人画報webページ
http://www.hearst.co.jp/brands/fujingaho
- 2021/03/06(土) 22:40:38|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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泉水さんの個展「泉水 陶根付展 border?」 を アートコレクターズ 2021年3月号(NO.144)
ART FAIR TOKYO 2021の特集ページにて紹介していただきました。

「泉水 陶根付展 border?」と題した今回の展示では、
社会における概念(抽象)としての ボーダー を、模様(意匠)としての シマシマ に見立てて展開。
泉水ならではの愛らしさとあたたかみのある生きものたちが社会的な問題を軽やかに問いかける。(誌面紹介より)
泉水 陶根付展 ”border?”
2021/3/19(金)〜21(日) ※18(木)は招待制
アートフェア東京2021 PROJECTS
東京国際フォーラム/ロビーギャラリー/PROJECTSエリア/P 013
Gallery花影抄ブース※アートフェア東京2021 プロジェクツエリア入場のご案内
http://hanakagesho.blog17.fc2.com/blog-entry-2453.html

アートコレクターズ webページ
https://www.tomosha.com/book/b561521.html特集は「抽象絵画の世界」です

ボーダーのセーターで「個展 border?」の宣伝をする泉水さんです!
- 2021/03/03(水) 21:35:54|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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