
由良薫子 陶根付展 いきものをつかまえる
2020年11月14日[土]〜22日[日]
おかげさまで無事に終了致しました。
御来場くださいました皆様、
インターネットを通じ作品に興味を持ってくださいました皆様、
応援してくださった皆様に、作家共々、心より御礼申し上げます。
今後も共々励んでまいります。
由良さんは、子供の時から粘土で遊んで、作家になることを夢見てきたようで、その夢が叶っての初個展を
このギャラリーで開催させていただけたことは、なんとも嬉しい気持ちになりました。
そして大学在学中から弊ギャラリーに憧れる気持ちを持っていてくれたと会期後にお聞きしまして、
それもなにか胸に湧き上がる思いがありました。(実は、橋本と由良さんは同じ大学の出身です。)
なにかゴールめいた気持ちになってしまいそうですが、全然!ここがスタートです!
今後共、何卒宜しくお願い申し上げます。
由良さんのツイッターに書かれていた言葉です。
「小4の時の漢字ノートを見つけた。粘土細工まだやってるよ、小4の私。続けるよ。」
ちょっと、じーんときてしまいました。(Gallery花影抄/根津の根付屋/橋本達士)

【作家の言葉】由良薫子
個展が無事終了いたしました。お越しくださった皆様、
ブログやSNSなどで作品を見てくださった皆様、誠にありがとうございました。
皆様からいただいた色んな言葉をガソリンにして、
これからも作り続けていきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。ぽ。
- 2020/11/28(土) 22:40:03|
- 由良薫子(岐阜)
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女子美杉並校舎での展示「みんなの未来展vol.9」
伊勢丹新宿店での個展「Blooming 花が咲くとき」
は無事に会期を終了いたしました。
おかげさまで、たくさんの方に展示を見て頂くことができました。
「みんなの未来展vol.9」に出品していた作品のうち3点は
愛犬ランを亡くした時の悲しみをそのまま表現した作品だったのですが、
「白い犬の皮を脱いでいる姿が、脱皮をしているようで未来に向かっている様子に見える」
ということでポスター画像に採用していただいた為、シリーズで展示させて頂きました。
制作から数年経った今改めて展示をしてみると、悲しいイメージだけでなく前に進もうとする
力も感じられて、以前よりも清々しいイメージで見ることができたのが印象的でした。

「Blooming 花が咲くとき」は気持ちがほっと落ち着いて癒されるような
展示空間を作りたいという思いから、 自分がいつも元気や癒しをもらっている
動物と植物ののびのびとした姿を描いた作品で展示を構成していました。

「癒し」を意識して制作していたからか、今回の展示では
「動物の表情が優しい」という感想が特に多かったように思います。
生活の形が変わり、まだまだ不安な日が続いている今、
作品を通して癒しを感じて頂けていたら嬉しいです。

コロナ禍の中、展示に足を運んでくださったみなさま、
展示関係者のみなさま、 本当にありがとうございました。
- 2020/11/24(火) 21:20:50|
- かわさきみなみ(千葉)
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由良薫子 陶根付展 いきものをつかまえる
2020年11月14日[土]〜22日[日] ※16日[月]休廊
13:00〜19:00(最終日は18:00まで)
Gallery花影抄
【作家の言葉 由良薫子】
私が生き物の形を作り始めたのは、小学校2年生7才の時。虫捕りが好きで生き物好きだった私は食玩の生き物フィギュアに憧れて紙粘土で真似をして生き物を作り始めました。
それから20年たった今、こうして生き物を作って展示をさせていただけることは本当に幸せなことだと感じています。
この度の展示タイトル「いきものをつかまえる」には、
〇生き物の特徴をつかまえて作ること
〇実際に生き物をつかまえること
の二つの意味を込めています。
この2つの「いきものをつかまえる」には共通した緊張感や高揚感があるように感じています。制作中は生き物を探している時のように。できた時は生き物を見つけて捕まえた時のように。小さいころから好きだった虫捕りや粘土細工のように素直に面白いと感じて制作した作品を展示いたします。
根付を作り始めて日も浅く未熟な部分も多いと存じますが、ご高覧いただけましたら幸いです。
個展の機会をいただきましたこと心より感謝申し上げます。
【作品紹介】
「ふくれるシマフグ」 磁土 3.9×3.2×3.1cm
福をいっぱいためこんだシマフグ(由良薫子)






「鴛鴦」 磁土 5.3×2.9×2.7cm
美しい羽を持つオシドリ(由良薫子)






「川を睨むカワセミ」 磁土 4.3×2.8×2.2cm
木の上で魚をじっと探すカワセミ(由良薫子)





「きじばとポ」 磁土 4.5×2.8×2.5cm
美しいキジバトがこちらを見ている様子(由良薫子)




「丸に柏」 磁土 3.9×3.1×2.8cm
落語「提灯屋」にでてくる言い回しを元に制作しました。(由良薫子)





「ハナタツ」 磁土 5.7×2.4×1.5cm
ハナタツの体表にタツノオトシゴ模様が隠れています。(由良薫子)
ハナタツ!ご存知でない方は、さっそく検索して調べてみましょう!
スタッフは調べてみました!





「くつろぐコブシメ」 磁土 5.5×3.0×1.3cm
のっぺり、リラックスのコブシメ。(由良薫子)





「羽化」 磁土 6.8×2.0×1.5cm
蝉の羽化の透明感。(由良薫子)




「牡丹蟷螂」 磁土 径5.2×1.5cm
カマキリを感じで書くと「蟷螂」となり、
九谷焼の「青手土坡に牡丹図大平鉢土と合わせて、怪談落語「牡丹灯籠」を表す作品として制作いたしました。(由良薫子)




「蛸芝居」 磁土 4.7×3.8×1.8cm
落語「蛸芝居」の中で、蛸にあたった時は黒豆を毒消しとして食べるという民間療法が出てきます。
(由良薫子)




「ねずみと羊羹」 磁土 4.6×2.7×1.8cm
落語「ねずみ」に、鼠屋と虎屋という店がでてきます。(由良薫子)




「くちなわ」 磁土 4.9×2.5×2.3cm
蛇の別名「くちなわ」とかけて。



「なまはげ」 磁土 4.0×3.8×2.5cm
なまはげのお面にはいろいろな形があることを知りました。(由良薫子)



「鬼電話」 磁土 3.4×3.2×2.6cm
スラングの「鬼電」(何度も繰り返し電話すること)をもとに。(由良薫子)




【ギャラリーより】
このたび、由良薫子さんの陶根付の初個展を開催させていただく運びとなりました。
美大を卒業後、本格的に陶芸を多治見、金沢で学んできた作家です。
飄々とした不思議な明るさと、シャープな印象を併せ持った作風で、今後の活躍が楽しみです。
子供の頃から、粘土遊びが大好きで、生き物が大好きだったという由良さん。
美術大学在学中に、「根付」を知ったと聞きました。
それから10年あまり経った今、こうして陶根付で初個展を開催しておられることに嬉しい気持ちがわいてきます。
共に、頑張って進んでいければ本当に幸いですし、見守っていきたいと思います。
(花影抄・橋本達士)
ご来場は、予約制とさせていただいております。
ご面倒をおかけし恐縮ですが、webサイトにて詳細をご確認の上、お問い合わせくださいますようお願いを申し上げます。
https://www.hanakagesho.com/gallery/index.html作品へのお問い合わせは、 03-3827-1323 mail@hanakagesho.com までお願い申し上げます。
- 2020/11/16(月) 00:08:50|
- 由良薫子(岐阜)
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こんにちは。かわさきみなみです。
女子美の卒業生の進路を紹介する展覧会に参加しています。

「みんなの未来展 vol.9」
2020/10/30(金)-11/16(月)
8:30-16:30
休場日 11/3(水・祝) 日曜日
入場無料
女子美術大学付属高等学校・中学校 エントランスギャラリー
https://www.joshibi.ac.jp/event/1359 ポスターに使って頂いた作品を含む4点を出品しています。


学生達の刺激になったら嬉しいなぁ。
今年は洋画専攻のパンフレットにも作品を使って頂いていて、
母校に関わることが続いて感慨深いです。
これからも活動を続けていこうと気持ちが引き締まります。
主に付属の中学生、高校生向けの展示ですが、一般の方も入場可能です。
お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。
また、新宿伊勢丹での個展ももうすぐ開催です!

生きていることへの喜びや愛しさが湧いてくるような作品を生み出したい。
そんな思いで制作した作品を展示します。
羊毛の作品もクレパスの作品もたくさん展示する予定です。
かわさきみなみ展 Blooming 花が咲くとき
2020年11月11日[水]~17日[火]
10:00~20:00(最終日6時終了)
伊勢丹新宿店 本館6階 アートギャラリー
https://www.isetan.mistore.jp/shinjuku/shops/art/artgallery/shopnews_list/shopnews0146.html 11月の二つの展示、どうぞよろしくお願いします。
最後に…前回少しだけ書いていた保護犬は、
無事正式に譲渡して頂くことができてかわさき家の家族になりました!
ミニチュアダックスのさきちゃんです。

11歳と高齢ですが、抱っことおもちゃで遊ぶことが大好きで仕草はまるで子犬みたいなかわいい子です。
また始まった犬との暮らし。
さきちゃんとも色々なことを一緒に感じていきたいです。
- 2020/11/05(木) 15:53:13|
- かわさきみなみ(千葉)
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先週まで扇風機を使っていたのに急に寒くなり作業着を着込んで仕事をする様になりました。高知の森です。
2年程前に父から珊瑚組合の組合員を引き継いでから少しづつですが、実家の工房の方付けをしていて、父が昔制作した珊瑚作品が出てきたりします。(大部分は珊瑚の玉とか、タイタック、数珠等)

画像の手に花を持つルースが父が制作。
以前から珊瑚工芸の歴史を調べてみようと思い、書籍等を集めていたのですが、

こういうのを見ると実物も集めてみたくなり、

少ない予算の中で買ったりしてますが(画像の花の帯留)、単に収集癖があるだけかも(^_^;)
やはり伝統工芸とはいきなり始まるものではなく、脈々と受け継がれてきたものだと実感!
だからという訳ではありませんが、今年4月30日から毎日、5分スケッチを実行(^。^)
何とか11月現在まで続いていますが、珊瑚工芸、自分の根付の事を考えながら継続していきます!

●森謙次さんが参加のグループ展

「素材のチカラ」
会期:2020年11月6日(金)〜14日(土)
会場:ぎゃらりい秋華洞
https://www.syukado.jp/exhibition/sozainochikara/
- 2020/11/04(水) 22:48:52|
- 森謙次(高知)
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11月も引き続き御来店、御来場のお客様に関しましては、ギャラリーが広いスペースではない事から、
ご予約をしてからのご来廊をお願いいたします。
以下のような感染症対策を行いながら、11月もお待ちしております。
急にお越しのお客様には大変心苦しいのですが、お断りしている状況もございます。
大変お手数ですが、ご来廊の際にはご予約をいただきお越しくださいますよう、お願い申し上げます。
●展覧会期間中のご予約につきましては、展覧会仕様のご予約方法でご対応させていただきます。
展覧会情報ページや、ブログ、ツイッターにて御案内をしてまいります。
【11月の展示】
・由良薫子 根付彫刻展「いきものをつかまえる」
2020年11月14日[土]〜22日[日] ※16日休廊
展示、ご予約については展覧会情報ページにてご案内しております。
●通常営業期間の ご来店ご予約について : メールかお電話にてご予約ください。
金・土・日曜日の13:00~18:30の間にて、ご予約をお承りいたします。
メールアドレス:mail@hanakagesho.com / ☎03-3827-1323
お時間は30~60分程度を想定しております。
ご予約の際には、ご希望のお日にちとお時間をお知らせください。
(ご予約が既に入っているお時間は、返信にて代わりのお時間をご提案させていただく時がございます)
ご覧になりたい作家さんの作品がございましたら、お伝えいただければご用意させていただきます。
●環境について
鑑賞スペースは窓を開けたり、サーキュレーターを使ったりと換気を気を付けております。
ご来店いただきましたら、ギャラリー入り口で手指のアルコール消毒をお願いいたします。
●ご来店について
少しでも体調に不安のある方は、ご来店をご遠慮ください。
(小さなものであっても咳の症状がある、微熱がある、頭痛がある等、普段と体調の差異を感じられる場合)
急なキャンセルも構いませんので、その際はご一報をお願いいたします。
ご来店時はマスクの着用をお願いいたします。
スタッフは手洗い、手指の消毒、マスクの着用を徹底しましてご対応させていただきます。
- 2020/11/04(水) 10:06:38|
- 店舗営業のお知らせ
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「泉水 陶展 〜祝祭≠SHUKUSAI 」
2020年11月4日[水]〜10日[火]
会場/日本橋三越本店本館6階美術工芸サロン日本橋三越展覧会紹介-
webページ以下のデジタルカタログにて、出品作品の一部をご覧いただけます。
https://my.ebook5.net/mitsukoshi/artizumi1104/
春に予定していたアートフェア東京のブースでの展示のために準備していた陶根付作品に加えて、茶碗、急須、盃などの器の作品も新作を展示します。
今回のテーマは、日本人の好きな、祭・記念日・イベントなどを軸として、この島国の環境が育む独自の文化について。
【作家の言葉 泉水】この度はテーマを「祝祭 ≠ SHUKUSAI」として展覧会を開催いたします。
国際交流により変化し続ける国内外の文化や風習が、本来の意味から放たれ定着しつつある事が、興味深く思われたためです。
そこに自分自身がライフワーク的に考えている、命の大切さと、近年やっと注目されつつある生物多様性、外来種による在来種の侵害などに対するささやかな問題提起を盛り込むため、様々な動物に「祝祭」を演じてもらいます。
「祭」の起源は科学的な発想のない太古の昔、神(=自然)に豊穣や豊猟への感謝と祈りを捧げたものに始まります。
本来は宗教的な行為であった祭は、様々な国で科学の発達や共同体の変化により失われた物もあり、
形を変えながら残るもの、あるいは形を変えずに伝承され続けているものもあります。
日本語で、本来宗教色の強い意味の「祭」は、単にイベントを意味する「祭」に変化しています。
それは「切実だった神への祈り」の、「科学によって得られた一定の安定のもとに生活のメリハリを生む一年を時節毎に楽しむもの」への変化も意味するのでしょう。
こうして精神の豊かさを求める行事となった祭の数々でありますが、現代において、人々の娯楽への関心や欲求はとどまりません。
メディアの発達により、海外より徐々に輸入されてきた文化、宗教、それに基づく祭。
それらは日本において、その土壌にあった形に変わり、根付いたり変化し続けたりしています。
日本から海外へもたらされた文化や風習もまた、あります。
(泉水)
- 2020/11/03(火) 21:33:01|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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佐野藍の新作が、GINZA SIX6階 蔦屋書店内(カフェスペースの前です)に、2020年11月1日〜11月30日まで展示されています。
開放的な空間に展示された作品を是非、多くの方々に御覧いただきたいです。宜しくお願い申し上げます。
銀座 蔦屋書店-webサイト
「KLEma draco (クレマドラコ)」 w600xd600xh700mm 大理石
(搬入直後の写真です。)
- 2020/11/02(月) 16:32:11|
- 佐野 藍(東京)
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「中梶真武 根付彫刻展 夜降ちの獣たち」
無事盛況のうちに会期を終了致しました。応援してくださった皆様に心より御礼を申し上げます。
本当に有難うございました。
念願の初個展が、この混乱した社会状況の中での開催となり、当初はがっかりしたり心配になったりしましたが、
始まってみれば、たくさんの方々に実会場やwebページを通じて、作品を鑑賞してもらうことができ、
丁寧な感想やご批評をいただけて、大変充実した展覧会期間となったと感じております。
真武さんとギャラリーの現代根付作品のお付き合いは、およそ10年となりました。
その節目の年に、充実した個展を開催できたことは、本当に嬉しく安堵して会を終了できました。
今回並んだ作品を眺め、実直に歩んでこられた今までの証が、その作品の艷やかな表面を堅牢に包んでいるように思われました。
そして、もちろん大事なのは、これから!です。真武さんが進んでいく先を思います。
どうぞ、これからも中梶真武の作家活動を見守って応援してくださいますよう、何卒お願いを申し上げます。
Gallery花影抄/根津の根付屋 橋本 達士
※「中梶真武 根付彫刻展 夜降ちの獣たち」 特設ページは、ひきつづきご覧いただけます。
https://www.hanakagesho.com/mabu2020/

- 2020/11/02(月) 16:08:09|
- 中梶真武(神奈川)
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