早くも師走です。今年は12月も展示を開催いたします。
カタクラケンタの週末在廊と、佐野藍の個展になります。
先週から一気に冬の陽気になってきました。
12月は忙しくなってくる時期ではありますが、展示にも足をお運びいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い申しあげます。

- 2019/11/30(土) 17:45:04|
- 店舗営業のお知らせ
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皆さまお世話になっております。作家のカタクラです。
師走も近づき日に日に寒さが厳しくなってまいりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
僕はというと今までの人生で最も手荒れが酷い時期になってまして、
自分の乾燥肌を呪うばかり、、、と言いつつ実はちょっと荒れが嬉しかったりしています。
それもそのはず、来たる12月7日(土)&8日(日)に
Gallery 花影抄さんにて展示在廊企画を行う事になりました。
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今年に入って1年間という制約付きで専業作家となり、
それまで制作していたオブジェ作品をいくつかと、
ゼロから学んできた根付作品とを並べる予定です。
主に昆虫系根付が多くなるかなと思います。果たして成果やいかに!
普段ネット上で逐一制作の様子は配信しているのですが
当日に初お披露目する新作根付もありますので、お近くにお寄りの際は是非ご高覧ください。
完成前の新作たちの様子をちょこっとだけ、、、
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あと、もう一点追加できるかしらどうかしら、、、?
と、宣伝が主な内容になってしまいましたが、
当日会場で皆さまにお会いできる事を楽しみにしております。
寒さは万病の元とも聞きます。何卒皆さまご自愛ください。
Twitter→ @moyamoyakurakur
Instagram → kenta_katakura
2019年11月 カタクラ ケンタ
- 2019/11/29(金) 14:58:53|
- カタクラケンタ(千葉)
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Orient 金井麻央 漆芸展
2019年11月23日[土]〜12月1日[日]※25日[月]休廊
13:00~19:00、最終日は 18:00 まで
出品作品のご紹介です。

「楽園」 檜、朴、漆、麻布、顔料、青貝、金、銀 技法:蒔絵、螺鈿、彫刻
箱:15.0×10.0×10.0cm オリックス:14.5×10.6×3.0cm
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「Blue Lotus」 漆、麻布、青貝、白蝶貝、金、銀 技法:乾漆、蒔絵、螺鈿、彫刻
8.4×8.4×6.2cm

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「Shadow」 漆、麻布、金、銀、貝、真鍮、朴 技法:乾漆、蒔絵
15.0×10.3×3.7cm

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「白藍」 ミズメ、漆、顔料、金、銀 技法:蒔絵
6.7×6.7×4.7cm

「風光る」(額装平面作品) 木、漆、顔料、金、銀 技法:蒔絵、漆絵
径17.0cm

「物言う鳥 ー千夜一夜物語よりー」 (額装平面作品)
木、漆、顔料、金、銀、貝 技法:蒔絵、漆絵
作品部分:左)15.0×10.0cm 右)15.0×12.0cm

「黒檀の馬 -千夜一夜物語よりー」(額装平面作品)
木、漆、顔料、金、銀 技法:蒔絵、漆絵
作品部分:22.0×13.0cm

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「illuminate」 漆、麻布、顔料、金、銀、貝、黄楊、朴 技法:乾漆、螺鈿、蒔絵
10.5×8.5×8.5cm
作品へのお問い合わせはGallery花影抄まで、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Eメール mail@hanakagesho.com
☎/FAX 03-3827-1323
- 2019/11/28(木) 19:39:50|
- 金井麻央(神奈川)
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先週の土曜日よりはじまりました、金井麻央 漆芸展は10月号、12月号の
月刊美術にて、展示の案内を掲載いただいています。
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10月号は「秋展NAVI」のコーナーにて秋の展覧会情報として掲載いただきました。
104ページ掲載12月号は今月の注目展のコーナーにてご紹介いただいています。
118ページ掲載
蓋物作品「Blue Lotus」12月号のページでご紹介いただいた、乾漆の蓋物作品は中はこのような仕様になっています。
蒔絵、螺鈿そして彫刻の組み合わせの個性的な蓋物作品です。
とても綺麗な輝きのある世界観が内側に広がっている様子を、ぜひ会場でご覧いただきたい
と思います。ご高覧いただけましたら幸いです。
Orient 金井麻央 漆芸展
2019年11月23日[土]〜12月1日[日]※25日[月]休廊
13:00~19:00、最終日は 18:00 まで
- 2019/11/26(火) 18:15:34|
- 金井麻央(神奈川)
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【カタクラ ケンタ 週末在廊企画】カタクラ ケンタ さんが、2019年12月7日(土)、12月8日(日)
週末のギャラリースペースにて、作品を展示し、在廊します。新作の発表と、これまでに制作してきた根付や、オブジェ作品を展示致します。
2日間の開催となりますが、是非、おでかけください。
何卒宜しくお願い申し上げます。
Gallery花影抄
113-0031 東京都文京区根津1-1-14-202
03-3827-1323
open 13:00〜19:00※「週末在廊企画」とは、展覧会形式ではないまでも、作家が作品を展示したり、
在廊して、近況などを報告したりする企画です。

- 2019/11/22(金) 21:56:44|
- カタクラケンタ(千葉)
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長野県の上田市の公民館に、お呼ばれして道甫さんと「現代根付」についてお話しをしてまいりました。
「現代根付講座」
上田市文化センター 中央公民館
2019年11月9日(土)
「根付今昔」(マリア書房)から、根付(古典と現代)の参考写真をスライドに使い、
本当に大雑把な説明を聞いて頂いた後、
実際の現代根付作品を手にとっていただく時間帯も設けました。
やはり、手にとって鑑賞して頂きながら、質問をお受けする時間が盛り上がりました。
20名弱の小さな講演会は、2時間弱、公民館長の名司会に導いていただき、ようやく終了しました。
あらためて自分がたくさんの方々に教えて頂いて、今の自分があるのだという事を、しみじみと実感していました。
つたない話のためにお集まり下さいました皆様、そして今まで様々な形で教えてくださった皆様に感謝を申し上げます。
有難うございました。
道甫さんの現代で根付制作をする人としてのリアルな言葉も、新鮮に受け取って頂けたように感じました。
道甫さんもお疲れ様でした。ありがとうございました。
(Gallery花影抄/橋本)

公民館長が作ってくださったチラシ。


上田に到着!


上田城も講演前に見学しました。

御世話してくださった公民館長と記念写真


館長の名司会に助けていただきました。

神妙な道甫さん

皆様、有難うございました。
- 2019/11/21(木) 20:52:31|
- 道甫(千葉)
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こんにちは!坪島です。
先日ギャラリーから頂いたチケットで東京モーターショーへ行ってまいりました。
今回はそこでの体験レポートをかかせていただければと思います。
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当日は同じくチケットをもらっていた万征さんとご一緒させてもらいました。
もともと自動車整備士をされていた万征さんから色々豆知識を
聞かせて頂いたお陰で、通常の三倍は楽しめたと思います。
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会場に入ると早速各メーカーごとにコンセプトカーや現行車が展示されていました。
休日ということもあり人気の車種の周りは立ち止まって見れないほどの人だかりでした。
試乗ができるものも多く自分も乗ってみたのですが、
実際に乗ってみると気分が上がってしまい、
自動車(非変形のもの)にはほとんど購買意欲のわかない私も
ちょっと欲しくなってしまいました。価格や維持費を考えると中々手は出せないですが…
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バイクの試乗もあったのでまたがってみましたが、
今まで二輪車には全く触れてこなかったので新鮮な体験でした。
バイクは車よりメカメカしさが強調されていて
ビジュアル的にはとても惹かれるのですが、
生身で乗るのが怖いので見ているだけで満足です 笑
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自動車の技術が展示されているコーナーでは
エンジンなど部品単位での技術紹介がされていました。
部品が機能的に集積された構造は非常に萌えます。
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ポーズを取ってくれたロボ氏
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本会場から少し歩いた会場では、FUTURE EXPOという
未来の技術に重点を置いた展示をしていました。
空飛ぶ車、自動運転、そして百発百中でシュートを決める
バスケロボなどなど…
今回ちょっと興味深かったのが、
あちこちでVRを使った体験コーナーがあったことです。
待ち時間も長そうだったので体験はしなかったのですが、
大勢がゴーグルをかけて並んでる様子は攻殻機動隊っぽく、
ある意味で今回一番未来を体感する光景でした(笑)
将来VRがスマホ並みに普及していったら、
人ごみを並んでようやく一部が見れる実物は高画質VRにとって代わり、
試乗などの身体的な体験に重きを置いた展示が
もっと増えていくのかなと思ったり思わなかったり。。
帰りに新宿で万征さんお勧めのもつ焼き屋さんへ
マルチョウという部位を初めて食べたのですが、
脂が詰まったビジュアルと背徳的な美味しさに衝撃を受けました。
また行きたいですね~
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タイトル「肉を焼くイケメン」
モデル協力:万征さん
お読み頂きありがとうございました。それではまた次回!
- 2019/11/17(日) 19:46:43|
- 坪島悠貴(東京)
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みなさまご無沙汰しております。山梨の加賀美です。
ここ最近、日を追うごとに富士山麓でも木々の紅葉が進んでおり、
すっかり秋を感じる今日この頃です。
そんな中、
京都清宗根付館主催の、第六回ザ・ゴールデン根付アワーズを
「ブラックホール」にて、幸運にも受賞できたことを、ご報告させて頂きます。


当日は、秋晴れの中、高円宮妃久子殿下はじめ、多くの御来賓をお招きしての式となり、
前回同様、改めてこの賞の重みを実感することが出来ました。
受賞作品は、宇宙空間で光をも呑み込んでしまうブラックホールと、掃除機を組み合わせ、
コミカルに表現してみました。


最初の発想は、表にブラックホール、裏には掃除機のアイデアが浮かび、
それから派生して、地球や土星などの惑星、それだけでは作品的に寂しかったので、
宇宙飛行士を登場させ、ついでにブラックホール(掃除機)の吸引力を強調させる為、
抗う飛行士のズボンをずり下げ、その勢いで可愛いお尻がポロリ・・・
といった具合に至りました。
授賞式の招待客の皆さんの反応は、
自分としては素晴らしいアイデアだと思っていたブラックホールと、掃除機との取り合わせは一言も聞かれず、
意に反し、お尻のみの感想しか聞かれませんでした。
根付館への作品は、いつも解説文を添えていますが
今回も、ブラックホールに呑み込まれる地球の運命を、宇宙飛行士が救う壮大な物語として、
力作?の作品説明に添えていたのですが、
結果、そんな物語はどうでもよく、可愛いお尻だけが印象に残る作品になってしまったようです。
でも、このお尻が無かったら十中八九・・・ いや十中十九!
間違いなく受賞は無理だったと思うと、すべては、お尻様様でもあり、
又、このお尻をご披露している宇宙飛行士にも感謝してやみません。
作家としての思惑と、第三者の受け止め方の違いを改めて大きく感じた作品でもあり、
それを直接聞いたり、身をもって感じる事が出来た、貴重な受賞式の一日だったように思います。
また、今回受賞作の他に、過去に納めた作品も数点ですが展示され
改めて根付を始めた頃を思い起こす切っ掛けにもなりました。
根付を始めた当初は、まさか京都根付館に作品を収められたり、
幸運にも大きな賞を頂けたり、ましてや、テレビや新聞・紙面などでしか拝見出来ない、
雲の上の存在でもあられる久子さまと直接お会いでき、
また、お話をさせて頂ける機会に恵まれようとは、想像すらしたことがありませんでした。
そう思った時、趣味として作り始めた根付への興味は勿論ですが、
今、これを生業とさせて頂き、お世話になっている、花影抄さんとの出会いが大きかったと思います。
改めて、オーナーはじめ橋本さんやスタッフの方々には本当に心より感謝しております。
最後になりますが、みなさまに、又この様なご報告が出来るよう、
これからも頑張って作品作りに精進して参りたいと思います。
暦も残すところ僅かになりましたが、日一日と寒さも増して行きます。
みなさまご自愛ください。
加賀美光訓
【ギャラリーから】「第6回ゴールデン根付アワーズ」
ゴールデン根付アワーズ受賞/加賀美光訓さん、及川空観さん。
優秀賞/栗田元正さん、山本伊多呂さん。
理事長賞/森哲郎さん
以上の方々が受賞されました。皆様おめでとうございます!
- 2019/11/14(木) 19:08:18|
- 加賀美光訓(山梨)
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北澤美術館での個展の会期を、無事に終了しました。
会期中、台風による交通機関への影響があったにも関わらず、
多くの方が足を運んでくださり、作品をご覧いただくことが出来て、
とても幸せに思っております。
足を運んでくださったお客様、北澤美術館の皆様、準備等ご協力いただいた
ギャラリー花影抄、作品を快く貸出してくださったコレクター様、家族、友人、
支え応援してくださっているすべての方に、この場を借りて、お礼を申し上げたいと思います。
どうもありがとうございました。
今回、私にとっては、いつになく広いスペースでの個展ということで、時間をかけて
準備をし、作品数を揃え、普段はなかなかできないボリューム感のある展覧会を実現
できたことに、達成感を感じ、とても良い経験をさせていただいたと思っております。
この経験を糧に、また新たな気持ちで、作品づくりに取り組んでまいります。
秋葉絢
諏訪 北澤美術館外観 搬出時は紅葉が始まっていました。※スタッフより
この度の秋葉さんの展示では、本当にたくさんの方々のご来館をいただきました。
初めて秋葉さんの作品を見ることができたという方もいたようで、諏訪まで足を
運んで頂き、本当にありがとうございました。
秋葉さんは作家として制作を始めて10年以上経ちますが、この展覧会では過去の作品の
展示、以前の作品の意匠をふたたび今の仕様で制作したり、と作家生活を振り返るような
仕事をされた年だったと思います。
今回、諏訪の土地で感じたこと、これまでの仕事を振り返ったことは、今後の制作の
栄養として、生かしてくださると思っています。これまで東京中心に活動されていました
秋葉さんですが、また少し東京を出て色々な方々に作品をご覧頂けるような活動にも
力を注いでいこうと考えております。今後も秋葉さんの制作を見守って頂けましたら、
大変嬉しく思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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美術館での展示の様子
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諏訪湖。鳥も多く来ていて豊かな自然を感じました。
- 2019/11/13(水) 12:12:19|
- 秋葉絢(神奈川)
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暑い日から急に寒くなってきました。
最近 2人の子供の好きな食べ物が分かれてきて、
毎日の献立(特に夕食)に悩む日々が続いています。
高知の森です。
9月に家族旅行で京都へ行った時に、
旅館の方が子供用に出してくれたお子様セットのご飯はほぼ食べずに、
大人用の天ぷらを子供がパクパク(下の子が特に!)食べて、
大人がお子様セットを食べるという事態になったりしています。
下の子は将来、酒呑みになる予感がしてます💦
そんな生活を送りながら作品制作しているのですが、
11月8日から東京 銀座にある"ぎゃらりぃ秋華洞"さんで
「We love 暁斎」展に参加させてもらいます!.jpeg)
河鍋暁斎の浮世絵、肉筆画に油絵、日本画、鋳物、根付(僕です)と
バラエティに富んだ展覧会です(^^)
河鍋暁斎の絵をテーマにそれぞれの作家さんが作品を作っているのですが、
僕は吉原仲之町遊宴図の中に出ている幇間と
暁斎の絵の中でも有名な猫又の2点を出品します!
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↑深海珊瑚で制作
後、暁斎の双六もあるのですが、何とそのコピーで実際に遊べます!
僕も遊びます!(1人オセロのような感じで❗️)
是非是非、観に来て下さ〜い!
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↑暁斎の双六!
森謙次 在廊日9日(午前10時〜17時頃までいます)
「We love 暁斎」2019年11月8日(金)〜17日(日)
展示作家:河鍋暁斎、岡本東子、平良志季、森謙次、木原千春、江田朋
秋華洞-webサイト
https://www.syukado.jp※Gallery花影抄も、森謙次作品の出品協力をしています。
- 2019/11/06(水) 18:22:21|
- 森謙次(高知)
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「アートコレクターズ」 2019/11月号 立体アート特集 56頁
この度の台風19号で、私のアトリエ周辺のエリアが広範囲に渡り被災しまして、
予定しておりました展示内容で個展をすることが困難になった為、
ギャラリーとも話し合いまして平面作品での個展へ内容を変更させて頂きました。
月刊アートコレクターズにて掲載頂きました作品「私たちの世界」を含む個展内容は、次へ延期させて頂きます。
私自身急な出来事で、正直困惑していますが、皆様のご協力もあり、
個展自体は会期そのままでさせて頂ける運びとなり、現在準備中です。
急な変更と、まだ自分の中で今回の事を消化し切れていない心境の中、
本個展では、純粋に美しさや素材と向き合い手を動かす面白さに縋りたい気持ちでいます。
こういった事態もある意味新しいことをしてみるチャンスとも捉えております。
突然の変更となり恐縮ですが、充実した内容でお送りできる様努めますので何卒よろしくお願い申し上げます。
佐野藍
【ギャラリーより】
このたびの、台風19号および、その後の大雨の影響で被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
佐野藍さんもアトリエに近づくことが出来ず、計画していた制作活動の中断を余儀なくされました。
予定しておりました個展を延期するか、続行するか、という中で、
制作こそが心の支えになるという作家の姿勢を尊重し、会期は予定通りで個展を開催する運びとなりました。
どのような作品が生み出され展示されるかは、展覧会初日に明らかになるでしょう。
皆様におかれましても、どうぞ温かく見守っていただきたく、御願いを申し上げます。
佐野藍 個展 2019/12/14〜12/22 Gallery花影抄何卒宜しくお願い申し上げます。
- 2019/11/03(日) 22:15:13|
- 佐野 藍(東京)
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かわさきみなみ 週末在廊企画 ~犬の肖像画と新年の楽しみ~
2019年11月2日[土]、3日[日] 13:00~19:00
かわさきみなみさんお週末在廊企画、今年は小立体やドローイングに加えて
ワイフワークで進めてきた犬の肖像画も展示しています。かわさきさんの肖像画に
対することばを掲載したいと思います。ぜひ週末ご覧になりにいらしてください。
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犬の肖像画の企画は、2017年に私が愛犬を亡くした後、犬と接する機会が少なくなって
しまったことから取材として犬に会いに行こう!と、実はそんな小さな理由から始まった
企画でした。また、今まで羊毛を使って作品制作をしていたので、犬毛でも作ることが
できるのでは?という思いつきも加わり、取材をさせて頂いた犬の毛を少し分けて頂いて、
集めた毛で何かを作ってみようという計画も同時に始まりました。
肖像画は取材と毛のお礼にと制作しました。
今回は取材させて頂いた犬6匹のうち、
現時点で完成している4匹の肖像画を展示しています。
【 肖像画について 】
以前から興味があった犬の肖像画の制作。
取材をし、一枚の絵にするにあたって考えたのは犬自身の性格や特徴だけでなく、
その犬の飼い主、家族のイメージについても一緒に考えていました。
自然とそう考えて絵作りをしていて、「犬は家族の一員である」ことを改めて感じました。
絵に描く上での取材の重要さも知りました。どんな家に暮らしていて、家族にはどんな
表情を見せるのか、取材の間の短い時間だけでも、自然に動く姿を見ていたからこそ、
より表情を描き込むことができました。
これは私がずっと以前から感じていたことですが、犬の表情は家族のことを見ている時
が一番いい表情をしていると感じます。取材をしているときも何度もそう思いました。
資料としてスケッチや写真を見て、取材の時に犬が見せてくれた仕草や表情を
思い出しながら肖像画を制作しました。
【毛について】
元々取材を始めた時は、犬の毛を肖像画に使う予定はありませんでした。しかし、
頂いた毛を見ているうちに、絵の中にその犬の一部が入っていた方が、よりその犬を
感じられる作品になるのではないかと思えてきて肖像画に毛を使うことにしました。
毛は、同じ種類の似た色の犬でも一匹一匹柔らかさや色が違っていて、その犬だけの
「色」があることがとても美しいと思いました。
今まで羊毛は、加工されたものをどんな羊から取れた毛なのか知らずに、また気にも
止めずに使っていたので「素材」以上のイメージをもったことはありませんでした。
実際に会って、数時間を一緒に過ごした犬の毛は、「生き物の一部」であることを強く
思い起こされました。今まで素材感が表現したいものに適しているからという
理由で羊の毛を使ってきましたが、今回犬の毛を使う中で、毛を作品に使うことは、
より自然に近いもの、命の一部を使わせてもらっているのだと気づかされました。
―――――――――――――
犬に会うこと、毛を集めることをきっかけに始めた企画でしたが、取材をして、犬の毛を
扱う中で素材について、また、「生き物」を作ることについて改めて考える機会を得ることが
できました。
まだ集めた毛をどんな作品にするかは決められていませんが、取材と肖像画制作の中で
感じたことを元に私の思う「生き物」を形にしたいです。
最後になりましたが、取材と毛の収集に協力してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
頂いた毛は作品制作に大切に使わせて頂きます。
かわさきみなみ
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今年も小立体もあります。
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- 2019/11/02(土) 18:42:26|
- かわさきみなみ(千葉)
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展示前にもお知らせしましたが、台湾の北師美術館で美少女の美術史が始まって
早くも2か月が経ちました。先月に実際に北師美術館に行って参りました。
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北師美術館は台北で一番古い師範学校が元となっている国立台北教育大学の付属の美術館です。
大学の門は立派で歴史を感じる建物でした。
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北師美術館はというと、2011年に出来た比較的新しい美術館だそうです。建物も2階はガラス張りで
新しい建物です。外から一部展示室が見えたりと、大きなギャラリーのようにも見えました。
当日は、作品貸出の際にギャラリーにも来てくださった、学芸員さんに会場をご案内いただきました。
(写真掲載については美術館に許可をとっています)永島さんの作品は3階に展示してありました。目線を落としてみる高さの大きな展示ケースに
ゆったりと展示されていました。大きなケースではありましたが、作品までの距離はさほど遠くなく
鑑賞できるようになっていて見やすかったです。他の作品のスケールとの違いが面白くて、
根付が妖精のように見えました。小さく可愛らしさが増して見えました。
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台湾は人も優しくごはんも美味しい印象でした。日本からも近いので、また行きたいと思わせる都市でした。
美術館は駅から近く、台北の中心街からも電車で10~15分ほどですので、行きやすいです。
展示は今月、11月24日まで行われています。ぜひ、台湾にお越しの方は足を運んでください。
「美少女の美術史」
2019年8月24日~11月24日
開催場所:国立台北教育大学 北師美術館
(Museum of National Taipei University of Education)
休館日:月曜、祝日
時間:10:00~18:00
webサイト:https://www.facebook.com/MoNTUE2011/
- 2019/11/01(金) 22:48:19|
- 永島信也(神奈川)
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