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根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。
展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

佐野藍 掲載情報 月刊美術 2019.3月号(No.522)/アートフェア東京2019特集

発売中の月刊美術 2019.3月号(No.522)/アートフェア東京2019の特集に佐野藍が紹介されています。
様々なギャラリーのイチオシの作家情報が掲載されていますので、
アートフェア東京2019に行く予定の方も、そうではない方もページをめくって楽しめる内容と思います。
書店で是非、お手にとって頂ければ幸いです。

【Artist File 佐野藍 ブースP12 Gallery花影抄】
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(91頁)

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月刊美術ーwebサイト
http://www.gekkanbijutsu.co.jp/
  1. 2019/02/28(木) 18:53:25|
  2. 佐野 藍(東京)

作家便り「2019年 2月/カタクラ ケンタ(埼玉)」

皆様お世話になっております。作家のカタクラ ケンタです。
埼玉県は徐々に暖かい風が吹くようになってきました。
先月に自己紹介をブログを書かせていただいてからもう1ヶ月以上経ったのかぁとしみじみしております。

それで、自己紹介に続いて何を書こうか?と決めあぐねていたのですが、
自分の作品のテイストや影響された作品、ジャンルについてお話しさせていただこうかなと思います。
画像の使用等は著作権等の事情から控えて名称のみの表記とさせて頂きますがご理解ください。
(自分語りは苦手なほうなのですがお付き合いいただければ幸いです。)

僕が物心ついた1990年初頭の頃は、まだインターネットが一般家庭に浸透し始めたかな〜?くらいの頃でした。
TVアニメや特撮にハマっていたり、親にレゴブロックを与えてもらっていたり、
当時は「SDガンダム」のプラモデルや「ZOIDS」とかも作っていたり、どこにでもいる普通の子供だった気がします。
手先を動かす事は好きでしたし、目の前で何かが自分の手で形を成していく事は、
大人と呼ばれ始める年齢をとうに過ぎた今でも気持ちよさは変わってないですね。

当時は今のようにPCが無かったので、「小学◯年生」や「コロコロコミック」という
子供向け雑誌を読み漁って情報を得ていました。
(何か美術作品を見てぐっときて〜というような理由じゃないところがお恥ずかしいです)
この頃はまだTVで「金曜ロードショー」がやっていたり(今もやってる?)、
弁当箱サイズのゲームボーイをピコピコしながら「バックトゥザフューチャー」を見ていた記憶が有ります。
近隣に児童館や図書館が有り、昔の時代の漫画とかも読んでいました。
手塚治虫は、原作を読むと今みたいに規制がかかる前の表現だったり、
一人の人間がここまで多ジャンルの物語を描けるのか、と驚いてました。
もう少し昔だと田河水泡の「のらくろ」とかも戦中戦後の作品として新鮮で面白かったですね。
エルジェの「タンタンの冒険」シリーズなんかもコマ割りや話の流れが独特でオススメです。

そんな作品に囲まれながら、年齢を重ねるにつれて徐々にSF嗜好に傾いていきます。
面白い!もっと見たい!という欲求に素直になっていた結果ですね。
「ドラえもん」「重工ビーファイター」「平成仮面ライダー」、
「トランスフォーマー:ビーストウォーズ」「メダロット」「攻殻機動隊」「戦闘妖精・雪風」というような
ロボロボしいビジュアルの作品に影響され、星新一、伊藤計劃、冲方丁の小説を読んだりライトノベルをかじったりしながら、
今に至るという感じです。
(他のジャンルもや映画も結構見てるので列挙し始めたらキリが無くなる為また別の機会に、、、)

ここまで述べてきて、自分でもなかなかにオタクだなぁとも思うのですが、
作品に影響してる部分はもちろん有って、世界観としてはポスト・アポカリプスな雰囲気が好みです。
(ウィキペディアが分かりやすくまとまってるのでリンクしておきますね)
→ https://ja.wikipedia.org/wiki/終末もの

元々そこまで特定の生き物が好き!愛してる!というタイプの人間では無いんですが、
「人類が絶滅した後の未来」という少し物悲しい未来を想像する時に、おそらくヒトは絶えても他の生物は生き残るだろう、
そして独自の進化を果たし強く生きていくんだろうなというある種の望みのようなものが制作の起点になっています。

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「甲蛹鍬」2019 カタクラ ケンタ


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「After Extinction」2019 カタクラ ケンタ

純粋に原風景として自認しているのは概ねこういったところですが、
こと「美術」においては「娯楽性に優れる作品ってどういう事なんだろう?
一過性の面白さだけではなく、自身が老いた時にでも面白いと思える作品。
凄い!綺麗!だけじゃなく「面白い!」に至りたい」なんて思っています。
作っている僕自身が夢中になれるような、そんな作品生み出したいですね。

思い出話が長くなってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。
おしゃべり自体は大好きなので、いつかギャラリーでお会い出来ることを楽しみにしています。
来月はどんな話を書こうかまた考えておきますね。
それでは皆様ご自愛ください。

Twitter → @moyamoyakurakur
Instagram→ kenta_katakura

2019年2月 カタクラ ケンタ


根津の根付屋 /カタクラ ケンタpage
Gallery花影抄/カタクラ ケンタpage
  1. 2019/02/26(火) 17:06:27|
  2. カタクラケンタ(千葉)

齋藤美洲 根付彫刻新作展 〜豊年踊り 生けるものへの讃歌〜 出品作品

【展覧会出品作品の御案内】

齋藤美洲 根付彫刻新作展 〜豊年踊り 生けるものへの讃歌〜
2019年2月16日[土]〜24日[日]
13:00~19:00(最終日〜18:00)

現代根付界を長く牽引してきた齋藤美洲の新作展。
素材に鹿角を用いた彫刻は、制約が多く造形の難易度が高いが、そこに創造と想像の楽しみがあります。
作家が長年得意としてきた題材でもある、豊作を願う「豊年踊り」をテーマとして、
手のひらサイズの小さな作品の中に大きな造形が込められた新作の根付彫刻十点が並びました。

作家の言葉 「鹿角、この窮屈な素材に如何に動きとバランスを表現できるのかの挑戦。」(齋藤美洲) 

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豊年踊り「狐 ⑴ 」 鹿角 6.3×5.5×1.4cm
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豊年踊り「狸」 鹿角 4.2×4.2×2.5cm
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豊年踊り「子 ⑴ 」鹿角 5.1×4.0×2.4cm
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豊年踊り「子 ⑵」鹿角4.0×4.0×1.8cm
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豊年踊り「鼯」鹿角5.0×4.6×2.3cm
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豊年踊り「猫 ⑴」鹿角7.1×4.4×1.8cm
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豊年踊り「猫 ⑵」鹿角 6.7×5.1×1.9cm
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豊年踊り「兎 ⑴」鹿角 7.3×4.5×3.0cm
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豊年踊り「兎 ⑵」鹿角 5.9×4.3×1.5cm
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豊年踊り「狐 ⑵」鹿角 11.5×5.0×1.5cm
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作品へのお問い合わせは、Gallery花影抄/根津の根付屋
netsukeya@hanakagesho.com
03-3827-1323 まで
宜しくお願い申し上げます。
  1. 2019/02/23(土) 19:41:38|
  2. 齋藤美洲(埼玉)

作家便り 「2019年2月/かわさきみなみ(千葉)」

伊勢丹新宿店アートギャラリー応接室で開催していた個展
「かわさきみなみ展 ひみつのはなぞの」は無事に会期を終了いたしました。
展示に足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。
また、毎日していた展示の案内や作品紹介のツイートを
いいね、リツイートして応援してくださった皆様、ありがとうございました。

今回の展示では、作品を作る前と作った後、展示をする前と後で
自分が大きく変わったように感じています。

昨年の個展で発表した作品「ランの花」をきっかけに制作を始めた「花と犬」の作品。
今回の個展に向けて花と犬の作品をいくつも制作する中で、
私の中の犬に対する気持ちが変わっていきました。
たくさんの花に囲まれた犬の絵をひとつひとつ描くことで、
私は犬以外は作れない、と思い込んでいた自分が、
これからは犬だけでなく色んな生き物を作れる、作ってみたい、と自然に、
無理なく思うようになっていったのです。

そうして制作して来た今回の個展で犬と花の作品を発表し、
今まで作品を見て来てくださっている方、初めて私の作品を見る方、
たくさんの方に見て頂いて、作品についてお話しする中で、
自分は今まで一番身近な存在である犬だけに気持ちを向けて来たけれど、
これからはもっと広く、生き物全体に気持ちを向けて作品を作っていく
新しい段階に進んでいこうと、心に決めることができました。

こんな風に書くともう犬を作らないと言っているようにも見えてしまうかも
しれませんが、犬が私にとって特別な生き物であることは変わりません。
犬は今まで私の原動力となり、導いてきてくれた存在です。
これからも犬好きとして、犬も含めた全ての生き物に向き合い
様々な生き物の作品を生み出していきたいと思っています。

今回の個展は今までと表現方法や作風が違い、驚かれた方も多かったかと思いますが、
変化のきっかけとなる展示を見て頂くことができて、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。
また見たいと思っていただけるような作品を作っていけるよう
頑張ってまいります。これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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  1. 2019/02/22(金) 20:34:31|
  2. かわさきみなみ(千葉)

作家便り2019年2月 坪島悠貴(東京)

こんにちは!金属造形作家の坪島です。

私事ではありますが、去年末で勤め先を退職しました。
今年は作家として挑戦と成長の年にするべく頑張ります!!
と意気込んでいたものの、
先日腰を痛めてしまいしばらく無理は控えたいトホホな今日この頃であります。



そんな中、上野にある国立科学博物館(通称科博)に行ってきました。
というのも今後制作の方向性を考えるうえでのヒント探しの為でして、
これから定期的に通ってブログでも報告を書かせていただこうと思っております。
今回は記念すべき第1回目です!

科博は昔から好きで近くに来るたびに寄っているのですが、いざ改めて見ようとすると、
とても一日で周りきれる量ではありません。
今回は地球館1FからB2Fについて書こうと思います。

国立科学博物館の建物は日本館と地球館に分かれていて、日本館は1F~3F、地球館はB3F~3Fのフロアがあり
それぞれ「日本列島の自然と私たち」「地球生命史と人類」をテーマにしているそうです。
重要文化財に指定されている日本館の建物に対して、
地球館は1999年にオープンした建物で2015年に大規模リニューアルされています。



【国立科学博物館地球館1F展示風景】
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地球館1Fに入るとまず出迎えてくれるのが「地球史ナビゲーター」。

ビッグバンから地球誕生、生命の発生・進化、人類史までを標本と映像で一望できます。
そこから中へ進んでいくと、「海洋生物の多様性」「陸上生物の多様性」と展示が続きます。
基本的にこのフロアは現生生物の標本がメインなのですが、
それだけにこんなバラエティ豊かな生き物たちが今この地球上に存在するということに感動します!
巨大生物好きな私としては、マッコウクジラの骨格標本が毎度の楽しみ!
2000年静岡県の海岸に漂着したものだそうで、生存時の体長は約16メートル。
頭上高くに展示されているのですが、その巨大感にまるで生き物ではなく建造物を見ているような感覚に陥ります。
展示してある標本は公式サイトで詳細を見ることもできます。
象やキリンなど動物園で飼育されていた個体では生前の名前やエピソードが表記されていることもあり、
単に標本という扱いではなく生命への尊重が感じられます。


【国立科学博物館地球館B1F展示風景】
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B1Fはみんな大好き恐竜フロアです!

一際目を引くのは、やはり中央のアパトサウルスとティラノサウルスではないでしょうか。
ティラノサウルスの展示は少し変わっていてしゃがんだポーズをしています。
てっきり卵を温めてるのかと思いきや、向かいに置かれたトリケラトプスを待ち伏せしている姿だそうです!
他にもトリケラトプスの産状化石(発見された状態の化石)の上に4つ並べて飾られた角竜の頭骨がかっこよく、
左から順にスチラコサウルス、パキリノサウルス、アンキケラトプス、カスモサウルスとのことで、
それぞれ個性的な形状のフリルを持っています。
恐竜の魅力は、現代では全く考えられないような驚くべき姿でありながら、
しかし現生する生き物に確実につながる特徴をもった圧倒的な説得力にあると私は思っています。
このブログを書くにあたって知らないことが多すぎて色々調べているのですが、
恐竜の種別に見ても原始的なものからより進んだものまで分類がされているので、
進化の過程を調べていくのも面白そうです。


【国立科学博物館地球館B2F展示風景】
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そして今回最後に回ったB2F。
ここは地球環境の変動と生物の進化というテーマで、
恐竜の絶滅後、哺乳類達の進化の歴史を紹介するフロアです。

そして私の一番のお気に入りフロアでもあります!
まずお勧めしたいのが中央エリアに展示されたバシロサウルス。
発見当初恐竜と思われたためサウルスとついてますが、実際は哺乳類でクジラの仲間。
別名ゼウグロドンで中国名は竜王鯨(かっこいい!)全長20メートルあるそうで兎に角長い!
他のフロアより近い位置にあるせいか余計巨大感を感じることができます。
次にアーケロン。体長4メートルになる巨大なウミガメです。
毎回見るたびにワクワクしちゃうのはそのロボっぽさ!腹部の骨がまるで歯車みたいなところ、
一体成型感のある頭骨や甲羅の堅牢なフレームっぽさも相まって、メカメカしさが最高なのです!
人一人が搭乗するのにちょうどよさそうなサイズもまた萌えポイントです。

B2Fは哺乳類の進化がテーマということで展示物も充実しています。
ゾウ類だけでも7種の化石があり、コロンブスマンモスの迫力に驚くのはもちろん、
デイノテリウムという牙が顎の真下に生えたものやプラティベロドンという顎がシャベルのように前に伸びたものなど、
個性的な姿にも興味を惹かれます。
これらの哺乳類はすでに絶滅してしまっていますが、
それぞれ説明をみると現生のどの生き物に近縁なのかを知ることができ、
そこから共通点を探すのも楽しみの一つです。

生物は進化の過程で多種多様な種が生まれ、より生存に適したものが現代まで生き残ってきたといわれていますが、
それは人のものづくりにも当てはまると思います。
始めは原始的な簡単なものから始まり、そこからさまざまな発展、派生がうまれ淘汰されていく、
それこそがこの世界の理と考えることに何かを見出せそうなそうでもないような。。
そんな第一回科博レポートでした。

次回はB3Fから回れたらと思います!ではでは!


【webページ】
・根津の根付屋/坪島悠貴ページ
Gallery花影抄/坪島悠貴ページ
  1. 2019/02/20(水) 20:55:04|
  2. 坪島悠貴(東京)

作家便り 「2019年2月/かぶ (東京)」 

一月は「楽しい和こもの展」に参加致しました。
お着物をお召しのお客様もいらっしゃって下さったり、
ギャラリースタッフのKさんもお着物で対応されていたりと、
着物に携わる仕事をしている身として嬉しい気持ちになりました。

最近、長年住んでいた中野区から八王子市の方に引っ越しをしたのですが、
八王子には花街があって若い芸妓さんが誕生したという話題が街の広報に
載ったり、先日も紺の染屋さんが広報紙の表紙に載っていて、
和の街なんだ〜と意外で嬉しかったです。

生糸や養蚕に関した資料を展示している絹の道資料館というところも
あるそうで、そのうちに行ってみたいなと思っています。

「楽しい和こもの展」では“椅子ト猫”という題名の提げを展示しておりましたが、
今回はいつもと違いちょっと洋風の図案にしてみました。

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以前に写真のような猫作品を作った事があったのですが、それをもとに
図案を提げ仕様にしてみました。
後ろ足がポイントなので、よろしかったら手に取ってご覧下さいませ♪

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かぶ 「 椅子ト猫 」
  1. 2019/02/15(金) 19:21:13|
  2. かぶ(東京)

佐野藍個展 アルビオンの陽 Radiance of Albion [アートフェア東京 プロジェクツ] ご案内

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会期:2019年3月7日(木)~10日(日)
会場:東京国際フォーラム B1ロビーギャラリー [ブースP12]
※プロジェクツの場所はB1ロビーギャラリーです。本会場手前、チケットがなくても観覧できる場所になっております。
 
プライベートビュー(内覧会)3月7日(木)14:00~16:00
ベルニサージュ(内覧会)3月7日(木)16:00~20:00
パブリックビュー(一般公開)3月8日(金)、9日(土)11:00~20:00、10日(日)11:00~17:00


この度Gallery花影抄は、東京国際フォーラムで開催の「アートフェア東京2019」のプロジェクツブースにて、

佐野藍 個展 アルビオンの陽 Radiance of Albion を展開いたします。

【作家の言葉】佐野藍

-白い世界の中で生まれ、そして還っていくドラゴン達は、人知れず、長い時間をかけてそれを繰り返す-


大理石という素材の重さや内包する時間軸と、作家の世界観がより強く融合した作品群、
1mを超える大作から20cmほどの小作品まで、10点あまりの展示を予定しています。

佐野の作品の魅力は、
一般的に漠然と縁遠い存在だった大理石彫刻への先入観をリセットしてくれるところではないかと思います。
作家は自分の頭の中、心の中に持つファンタジーの世界を現実の世界に生み出したいという想いを
幼い頃から持ち続けてきました。

本来はカタチや重さを持たないイメージの世界の住人たちを強固なものとして、
現実の世界に存在させるには、大理石という素材が最良であるとも言えるでしょう。
テーマの選び方や作家の持つ世界観が、若い世代へも共感を生み、
親しみやすさやちょっとした憧れを持って、大理石彫刻の作品に触れるという事を体感させてくれます。


アートフェア東京のwebサイトも1月末日に公開となり、
アートワークも一部ご覧いただけるようになっています。
展示場所などもご案内されていますので、こちらもぜひご覧ください。

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ART FAIR YOKYO 2019 Gallery花影抄ページ"

会場でお待ちしております!ぜひ足をお運びいただけましたら幸いです。
  1. 2019/02/10(日) 21:21:10|
  2. 佐野 藍(東京)

金井麻央作品が採用されました(佐川印刷2019年カレンダー)

佐川印刷株式会社さより発行されましたNETSUKE ART COLLECTION CALENDAR 2019の
表紙に金井麻央作品が採用されました。
(森謙次さんは11月に掲載で、意外なところで嬉しい共演となりました)

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NETSUKE ART COLLECTION CALENDAR 2019 掌中の精華


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ギャラリーにはいってすぐのところに現在かけています。
京都清宗根付館所蔵の作品がテーマになっており、1年間楽しめるカレンダーになっています。

  1. 2019/02/07(木) 18:02:53|
  2. 金井麻央(神奈川)

作家便り 「2019年1〜2月/森謙次 (高知)」 

平成最後のお正月を何事もなく過ごせていたと思っていたら、インフルエンザにかかってしまった、高知の森です。
社会人になって39.5度という熱が出たのは初めてで、娘も嫁も高くて38.3度だったので、
僕は普段から人とあまり接しない分、免疫力がないのかな?などと思っています。

さてさて そんな人付き合いが苦手な根付作家の私ですが、
今年の清宗根付館(京都)から発売されたカレンダーの11月の所に2017年に制作した"印象派"という作品を載せていただきました!
かなり嬉しかったので、3歳の娘に喜びのダンスを披露したのですが、一緒には踊ってくれませんでした。
幼稚園で習った踊りは見せてくれるのですが、まだアドリブには弱いみたいですね。


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そして1月に和こもの花影抄での和こもの展、盛況だったみたいで良かったです!
高知にいるので中々 東京へ行かれなくて残念てすが、多くの方に観に来ていただき感謝です!

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最近、帯留、帯飾りをあまり作っていなかったので
以前 彫った海老の帯留(画像のです)等を見ながら初心を思い出して取り組んでいきます!
今年もよろしくお願いします!

森謙次

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森謙次さんの和こもの紹介ページ 「和こもの花影抄」は、こちら!
  1. 2019/02/05(火) 17:04:01|
  2. 森謙次(高知)

作家便り「2019年 新年/屹人(上海)」

上海で現代根付作家の修行中の屹人 ( Yiren/ イーレン)さんに、
近況報告のブログ連載をお願いすることにいたしました。
少しでも、素顔を垣間見ていただければ幸いに思います。
何卒よろしくお願い申し上げます。(根津の根付屋)


2018年9月
私は「和清堂/元気造物」の黄氏と、
「花影抄/根津の根付屋」で開かれた15名の現代根付作家による妖怪根付展「勿怪の幸い 」を訪れました。
そして、幸運にも橋本氏、至水先生、三昧先生、万征先生、真武先生、泉水先生、道甫先生に、お会いでき、
根付の製作方法など教えていただきました。
(その後、伊勢にも旅をして、紫苑先生、忠峰先生も訪ねて、いろいろ教えていただきました)



私が根付制作の道を歩んだきっかけは、2016年マレーシアに行った時。

長年の付き合いがある友達が製作した「頭が二つある亀」の贈り物でした。
爪はイグアナの背の角で、甲羅はミシシッピアカミミガメの甲羅を使用していました

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当時も、私は「日本の根付」に夢中になっていたので創作意欲に駆られてしまい、
さっそく、この亀の作品を持ち帰り、
鹿の角を使って日本風の小さな亀を伝統的な「煮染め方式」で作り上げました。
しかし当時は独学で作ったものの根付ではなくて、ただの置物でした…。

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私はその後勉強をし、今では鼈(スッポン)、ハク(狛犬)などの作品も手掛けています。

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  1. 2019/02/02(土) 20:54:43|
  2. 屹人 Yiren (上海)

上海の現代根付作家/蒋屹人 ( Jiang Yiren /ジャン・イーレン)さん

今年から取り扱い作家となった蒋屹人(Jiang Yiren /ジャン・イーレン)さんを御紹介します。

上海で新しい根付ディーラーが誕生し、
それとともに作家性を大事にする現代根付を制作する作家さん達が生まれつつあることは、
以前のこのブログでも書きました。

http://hanakagesho.blog17.fc2.com/blog-entry-2050.html

「中国と根付の関係、これまでとこれからと。」というタイトルで書いたものです。

昨年、秋に私達の開催したグループ展を訪れてくれた「元気造物チーム」に同行して来ていた、若い現代根付作家、
蒋屹人(Jiang Yiren /ジャン・イーレン)さんを取り扱い作家として受け入れることを決心しました。
中国でオリジナルの現代根付作品が生まれることの意義は考えていたものの、実際にどう関わるかは決めかねていたところでした。
上海から最初に言葉の壁を越えて、学ぶために東京と伊勢を訪れてくれたイーレンさんの気持ちに応える形で、作品を扱うことに決めました。
もともと、たくさんの上海の作家とやり取りをするのは無理だろうと考えていて、
ごく少ない人としっかり話し合いたいと望んでいましたので、
顔を会わせて話が出来た最初の作家であるイーレンさんに決められて良かったと思いました。

彼とたどたどしくコミュニケーションをしていて、亀をたくさん飼ってかわいがっていることがわかりました。
話していて、カメ可愛い!というようなシンプルな気持ちはとても通じ合えます。
そこで、まずは亀を題材にした作品たちを扱っていきましょう!ということになりました。

現代根付を通じた活動についても、丁寧にやり取りして、急がず、ゆっくりしっかり歩んでいきたいと願っています。
何卒宜しくお願い申し上げます。


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「側頸亀」 屹人

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ギャラリーでの道甫さん(左)と屹人さん(右)。

蒋屹人 (Yiren Jiang / イーレン ジャン) 紹介webページ

  1. 2019/02/02(土) 20:50:41|
  2. 屹人 Yiren (上海)

月刊美術2019 2月号 に泉水と吉見普光が掲載されました。

現在発売中の月刊美術2月号(NO.521)に泉水さんと吉見普光さんの作品を掲載いただきました。
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「開運・吉祥・縁起物 幸を呼ぶアート」という特集で泉水さんは陶像2種を、吉見さんは
根付を掲載頂いています。

月刊美術webページ

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泉水掲載ページ(26、27ページ)

泉水さんは今年の干支である猪と兎のモチーフの陶像の掲載です。
コメントも丁寧につけていただいています。

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吉見普光掲載ページ(22ページ)

どうぞ書店で手に取りご覧になってください!





  1. 2019/02/01(金) 21:04:01|
  2. 泉水/北澤いずみ(東京)