9月に行われました「勿怪の幸い」展に出品しまして、久しぶりに展示会に参加しました。
ギャラリーにお越しくださいました皆様、ウェブでご覧くださいました皆様
誠にありがとうございました!
先日「大江戸寄席と花街のおどり-その八-」を観て来ました。
会場は国立劇場の3階席だったのですが、整然と並んだ芸者さん達のおどりと
綺麗な裾捌きは遠くからでも分かる見事なもので色とりどりの着物が並びとても
美しかったです。根付になりそうなおどりの小物もありました。
落語家さんのお噺、芸者さん、幇間さんのおどりと今回は紙切り、大神楽の
出し物もありました。大神楽は水戸大神楽水府流というもので私の出身地と
同じ水戸にそういうのがあったんだと初めて知りました。
なかでも、口に咥えた細い棒に出刃包丁の刃先を乗せ、その出刃包丁の柄に
もう一本出刃包丁を乗せ、さらにその上で大皿を回すという「出刃皿」という
曲芸があり顔の上で出刃包丁が二本もクルクルと回っていて凄かったです。
水戸大神楽はスリリングな曲芸とスピード感が持ち味らしいのですが
江戸の人もこういうのを見て楽しんでいたのかな~と思いました。

写真は作業机の上でくつろぐうちの三毛猫です。
削った粉が付いてしまうので「だめよ」と言うのですが気に入ってしまっています。
芸者さんのことを「猫」とも呼ぶそうです。
- 2018/09/30(日) 11:14:20|
- かぶ(東京)
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老根付師 徒然草
本日、秋の彼岸に入る。ようやく酷暑も去り、暑さ嫌いの身にとって自分が取り戻せそうだ。
空の高さの清々しさに、明日を期待。
勿怪の幸い展
花影抄の作家の集う展示は面白かった。同一のお題に各自自分の表現をもって、
他者と比較する機会は少ないし、大切なことだ。普段は孤独に彫刻し、自分の世界にいるが、
他者の作品にじかに接することで自分の思考を客観視出来る。発想、技量も比較によって
自分の地位のランク付けが出来、向上への糧になる。
初期の根付研究会風景を思い起こさせた。経験の序列を排しての作品互評は全員の
利益になった。隔月の例会が十五年も続いたことも懐かしい。今回のオープニングの懇談で
昔の雰囲気を感じ、作家のために次回を期待する。
後生畏るべし
後生とは、後輩の意。後輩は努力によっていずれ自分を超えるのだから、畏敬しても侮ってはいけない。
早く作家の皆さん、私を越えてほしい。今回は私も多くを得た故に。
早めに退出する時の私の言葉であるが、最後に麒麟も老いれば駄馬にも劣るとも加えた。
私の彫刻の原点
佐野藍さんの週末在廊の展示を観た。両手で抱えて見られる大きさで、
根付同様の鑑賞が出来て、親しみを持って楽しんだ。
佐野さんの言うには、無地の材には自分の造形を主張して表現し、模様のある材には
その面白さを見せるべく形づくると。
自然素材そのものをオブジェとして、その抽象形に感情移入させたイメージを具現化した
作品には、橋本平八の“牛”等のオブジェ作品に通ずるものがあると感じた。
加えて橋本平八は伊勢根付師の出身である事を思うと、鹿角等自然形を生かす素材に
対しての私の彫刻原点との共通性も感じさせてくれた。
鹿角
前記したが、鹿角等素材に自由表現出来ないものには、素材自体の形をオブジェとし、
感情移入させた表現を例にとる。
鹿角は幹と枝部に大別される。この様な材の中に何をイメージするかは、
根付師の作りたい何かに他ならない。

久しぶりに猪を彫ってみた。表現の説明はあえてしない。
見る方々の感じ方が正しいと思う故。
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- 2018/09/28(金) 11:18:51|
- 齋藤美洲(埼玉)
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こんにちは。
金属造形作家の坪島悠貴と申します。
最近実家近くに引っ越しをしまして、休日には子供の頃よく行っていた場所を巡って懐かしむのがささやかな楽しみです。
近所には昔ながらの玩具店なんかもあり、
これからも生き残ってくれるよう応援の意味を込めて(散財の口実ですが…)久々にガンプラを買ってしまいました。
それに合わせてニッパーなんかも買い揃え、制作の合間にはこちらもコツコツ進めていきたい所存でございます。

さて、来たる9月29日の土曜日、わたくしまたまたテレビに出演させて頂きます!
テレビ朝日で夜の0時10分放送のデザインコードという番組です。
2分程の番組ですがとても丁寧にとって頂いたので、良かったらご覧頂ければ幸いです。
テレビ朝日ーDESIGN CODE(webサイト)
https://www.tv-asahi.co.jp/design/sphone/backnumber/next/
ありがたい事に去年末の初テレビ出演から今回でなんと4回目です。
これからももっと面白い物を世に出していけるよう、制作の手を止めず精進していきたいと思います。
- 2018/09/27(木) 21:01:26|
- 坪島悠貴(東京)
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「月刊美術 2018/10月 秋展NAVI2018」永島信也さんの秋の個展開催情報を御紹介いただきました。
春のアートフェア東京での個展形式での出展から、この秋のギャラリーでの個展に向けて準備してきました。
龍をテーマとした展示となる予定で、
永島さんの好きな「美少女 と 鱗」の世界が存分に繰り広げられることと思います。
デビュー当初から繰り返され追求されてきた、この2つの題材を、
今またどのように見せて(魅せて)くれるのか、楽しみです。
是非、御来場いただき御覧下さいませ。



- 2018/09/27(木) 00:16:19|
- 永島信也(神奈川)
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「月刊美術 2018/10月 秋展NAVI2018」藤井安剛さんが、待望の個展を開催します。
満を持した充実した展示になること必至です。
新しさと古さの見事な融合、まさに温故知新の作品世界と言えると思います。
私達も期待で胸が膨らみます。
何卒宜しくお願い申し上げます。



- 2018/09/27(木) 00:02:45|
- 藤井安剛(東京/東村山)
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「月刊美術 2018/10月 秋展NAVI2018」泉水さんが、再び日本橋三越の工芸フロアで展示をします。
今回のテーマは、熈代勝覧の日本橋。
三越前駅から三越さんに向う地下通路のあの絵巻物を動物たちの世界に見立てます。
根付と酒器の展示です。
ご期待下さい!


- 2018/09/26(水) 23:54:02|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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「月刊美術 2018/10月 秋展NAVI2018」森謙次さんが秋華洞さんから、東美アートフェアに作品を出品します。
歴史ある東京美術倶楽部で開催されるフェアに取り扱い作家が参加するのは初めてです。
森謙次さんの活躍がとても楽しみです。
宜しくお願い申し上げます。


私達も微力ながら森謙次さんと秋華洞さんに協力させていただいています。

森謙次さんと秋華洞さんに!

- 2018/09/26(水) 23:34:22|
- 森謙次(高知)
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守亜作品展 狐狸道中 〜intermission〜2018年9月24日(月)~30日(日) / 休廊27日(木)
13:00〜19:00(最終日〜18:00)


初日のスタートの大波を越えました。
スムーズな運営に御協力頂いたお客様に心より御礼申し上げます。
ありがとうございました!
25日(火曜日)より、お電話やeメールでのご注文も受付をさせていただきます。
初日に御売約となっておらず、二日目以降で販売が可能な新作の写真を
急ぎ、ブログに掲載させていただきます。
ご参考になさってくださいませ。
お電話やeメールの受付は、25日火曜日の13時からとさせていただきます。
何卒宜しくお願い申し上げます。
「狐狸道中 夜を往く」(彩色:荒木刺身) レジン製

「狐狸道中 狐」 レジン製

「狐狸道中 狸」 レジン製

「狐狸」 レジン製 限定20体

「於保加美~おおかみ~彩」 レジン製


「麒麟 彩」 レジン製

「マカラ竜 彩」 レジン製

「マカラ竜 根付」 レジン製 限定20体

「九尾 根付」 レジン製 限定20体

「応竜 根付」 レジン製 限定20体


「玄武 根付」 レジン製 限定20体

「鰐亀」 銀製 限定10体

「メールとお電話でのご注文の際のお願い」会期2日目以降の25日13時からお受けいたします。
ご注文メールもお手数ですが25日の13時以降からお願い申し上げます。
それ以降は会期中、会期後もお問合せを承っております。
何卒宜しくお願い申し上げます。
電話 03-3827-1323
メール netsukeya@hanakagesho.com
※根付ストラップについてはメール、お電話でのご購入はできません。直接ご来場くださいませ。
守亜・Gallery花影抄
- 2018/09/26(水) 14:36:48|
- 守亜(群馬)
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誠に申し訳ございませんが、21日(金)、23日(日)臨時休業を頂きます。
通常月曜日はお休みを頂いているのですが、
24日は守亜展が13時よりオープンいたします。
週末からの予定は以下の通りになります。
21日(金) 休み
22日(土) 通常営業
23日(日) 休み(搬入作業)
24日(月・祝) 守亜展初日 ※お越しの方は
初日のルールをご一読くださいませ。
営業が不定期でご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
- 2018/09/20(木) 20:55:46|
- 店舗営業のお知らせ
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守亜作品展 狐狸道中 〜intermission〜2018年9月24日(月)~30日(日) / 休廊27日(木)
13:00〜19:00(最終日〜18:00)
2018年の守亜さんの当ギャラリーでの個展開催のお知らせとお願いです。
今年も展覧会スケジュールは、休日のスタートとなります。
混乱やお客様のストレスを少しでも少ないように臨みたいと考えております。
御来場の皆様におかれましても、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
■展覧会開催にあたってのお願い展覧会開催に際しまして、初日を混乱なく進めるため、以下のようなルールを設定いたしました。
お手数をおかけいたしますが、お目を通してご来場頂ければ幸いに存じます。
何卒宜しくお願い申し上げます。
・直接ギャラリーにいらしていただいてのオーダーとなります。
彩色作品、根付作品の一部は作品展終了後にお渡しになります。(発送も可)
・事前のご予約、お取り置き等は承っておりません。
またメールやお電話でのご注文も可能です(後述)。ギャラリー花影抄へ直接ご連絡ください。
「初日の24日(月)のみのルール」
・オープンは13時からです。準備の都合で中でお待ちいただくことはできません。
・スタッフが午前10時頃にギャラリーに着きます。(それ以前からの待機はご遠慮ください)
11時頃から、様子を見てお並び頂いている方に整理券をお渡しします。
(ギャラリーは、ビルの2階です。階段を登られて緑色のドアをノックして下さい)
・13時になりましたら順番にギャラリー内へご案内します。
・13時10分くらいから整理券の若い番号をお持ちの方からご注文を承ります。
(整理券をお持ちでもこの時間までに会場にいらっしゃらない場合はオーダー順を飛ばす可能性があります)
・整理番号順にご注文をお受けいたします。
中にはお一人様につき1点ずつの作品カテゴリー(主に彩色された1点のみの作品)がございます。
初日のみ各作品の前にご予約券を用意いたしますので、それぞれご希望の作品の券を
お取りいただいてから受付けにてオーダーを承ります。
・14時くらい、もしくは整理券を持った方のご注文を承り終えたところを目途に、
購入数制限のかかっている作品についてもフリーといたします。
基本先着順(スタッフに声をかけていただいた順)としますが、
同じタイミングで希望者が複数いらした場合は整理券番号やお話合いなどを
参考にしながら希望をお聞きします。
※限定版の根付ストラップについて、状況をみて個数制限をさせていただく
場合がございます。詳しくは当日説明いたします。
※お待ちいただいている際のお客様同士の、順番等でのもめごとは決してなさらないようお願いします。
どのような理由であろうともこちらが気付き次第列の最後方へお並びいただきます。
※細かい出展作品についてのお問合せについてはギャラリーも把握していない点が
ありますので、当日までお答えできない場合がございます。
「メールとお電話でのご注文の際のルール」
初日9月24日のみメール、お電話でのご注文を承ることができません。
会期2日目以降の25日13時からお受けいたします。
(ご注文メールもお手数ですが25日の13時以降からお願いします)
それ以降は会期中、会期後もお問合せを承っております。
※根付ストラップについてはメール、お電話でのご購入はできません。直接ご来場くださいませ。
守亜・Gallery花影抄
- 2018/09/16(日) 22:00:01|
- 守亜(群馬)
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罠兎さんが、新宿伊勢丹アートギャラリーの「あの部屋」で再び展示をします!
今回は、「オンリーエムアイ」という企画用のスペシャル版「葛籠」の作品と、
本人が選ぶ、罠兎作品のベスト10(アクセサリーと根付をあわせて)を展示をいたします。
新作も、ご用意しているとのこと、ぜひ、お楽しみになさってください。
何卒宜しくお願い申し上げます。
「罠兎のマイ・ベストセレクション」
2018年9月19日(水)〜10月2日(火)
伊勢丹新宿店本館5階=アートギャラリー(カウンター脇の小部屋での展示です)
- 2018/09/15(土) 17:16:12|
- 罠兎(東京)
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こんにちは。永島です。
ようやく少し涼しくなってきましたね。
久々にエアコンのついてない部屋でこのブログを書いています。
ブルーピリオドという漫画を友人の勧めで読んでみました。
いわゆる美大受験マンガなんですけど、非常に面白かった。
完結はしてないので新刊を楽しみに待ちます。
ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス) 山口つばさ ( @amazonJPさんから)

自分の場合美大受験を決めたのは高専の4年のころだったかな。
自分の進路を考えたときにそれまでの工学の分野ではなく美術の分野に
行きたいということで母の知り合いのデザイナーの方から話を聞いて、
結局美大に進学がいいと考え、デッサン教室に通い始めたのでした。
そこで約1年デッサン含め受験対策をしたのですが、形の取り方は褒められたけど
デッサンとしてはなかなかうまくならなかったですね。今ではなんとなくわかるけど、
当時は見たものを描くだけになっていて、そこから脱せていなかったんだと思います。
受験は京都造形と京都精華の立体を受けました。当時京都は地元島根と距離的に
近い印象があったのとレベル的にいいかなといったところで決めました。
結果としては京都造形のみ受かりましたが。京都精華のデッサンの点数が下から
2番目という悲惨な結果となっていました(笑)京都造形もデッサンではなく立体構成で
(しかも学科と合わせて足切りギリギリ)受かったのでまあほんとにギリギリだったん
だと思います。
自分としては自分のやりたいことができれば別に場所はどこでもいいと考えて
いたのですが、京都造形は雰囲気も気に入っていたので結果的によかったです。
補足しておくと、僕がデッサンがうまくならなかったのはデッサン教室の先生が
悪かったわけではなく、単にその手段に魅力を感じていなかったので伸び悩んだ
というところですね。最初期の状態よりは格段にうまくしてもらいました。
僕の場合、中学のころからルアーを作っていて、「木をリューターで彫る」という
”手段”はすでに明確にあり、在学中もずっとそれを中心に自主制作をしていました。
ですが「何を作るのか」という”目的”の部分があいまいで何となく手ごろなアクセサリーの
ようなものを彫っていました。
そんな中、授業の課題で人体塑像がありました。塑像はいわゆる立体のデッサンなので
塑像自体は苦手でしたが、人を作る、とりわけ「女の子の顔を作る」ことに興味を
持ち始めました。
その後、自主製作でゲームのキャラクターを作ったりしてるうちにその
「女の子の顔を作る」ということにハマっていきそれが自分の中での何を作る
のかという”目的”の部分になっていったのです。
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そういう出会いがあったというところでもこの大学に行けてよかったと思います。
受験も大学も何を得るかという面では人それぞれですが、それゆえに自分に合った道を
見つけるというのが重要かなと感じています。
ちなみに僕が通っていた島根県松江市の山崎美術研究所ですが、結構有名大学の
合格実績が高く、これは山崎先生の「その人に合った進路とそれに向かうプロセスを
考えてくれる」という手腕によるところがかなり高いので宣伝しておきます。
- 2018/09/13(木) 19:56:13|
- 永島信也(神奈川)
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(月刊美術掲載広告)
開催してまいりました「勿怪の幸い展」は、9/9 日曜日、お蔭様で無事盛況のうちに会期を終えることができました。
御来場くださいました皆様、応援してくださいました皆様に、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。
有難う御座いました。本当に遠くから御来場くださいました方々もあり、感謝の念に耐えません。
会期中は、作家さんも入れ代わり立ち代わり在廊してくださり、「作家さんとお話しできたのが嬉しかった!」 というお客様のお声もたくさんいただき、嬉しく思いました。
今回、「妖怪」 というテーマに絞ったグループ展の開催において、多様な個々の作家や個々の作品題材などによって、本当に多様多彩な刺激的な展示になりました。
作家の皆さん同士の交流といった意味でも、良い効果が生まれたようにも思います。
実は当初、至水さんと狛さんの二人展の企画発案から始まったこの「勿怪展」ですが、
そのプランを大きく逸脱し、このような素晴らしい結果に繋がりましたことは、本当に勿怪の幸いでした。
「妖怪」というテーマの懐の深さも感じられた展覧会でした。
妖怪テーマについては、今後も継続したく思い、隔年くらいで開催できればと(今は)考えています。
またの機会にも宜しくお願い申し上げます。
出品作家のみなさんも、有難う御座いました。
Gallery花影抄/根津の根付屋
橋本達士
- 2018/09/12(水) 19:30:31|
- 展覧会
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中梶です。
少し前になりますが、三菱一号美術館で開催中の「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」に行ってきました。

先に行かれた方々の感想で聞いていた通り、ディスプレイが凝っていて陰の落ち方など雰囲気が出ていてよかったです。
あえて展示品に当てる光を抑えているような部屋もあり、その中で煌く宝石、金やプラチナで作られた枠の輝きは、
夜の光の中ではこんな感じで見えるんだろうなと想像しながら見られた事が新鮮でした。
僕の周りでは1800~1900年代の品の方が良いという意見が多く、
自分も使っている石や、枠の作り、留め方など面白いと思うのはその辺りの品でしたが、
現代の作品、特にティアラなども全体のまとめ方が上品でとても素敵でした。
ダイア、ルビーなどを使った物の他に、半貴石を使った作品も多く、
それらも興味深く見てきたのですが、その中で石を上手く使う難しさも改めて感じました。
自分の作品で石を使う時も、ワンポイントで使うだけで印象が大きく変わるため、
ただ模様や色が面白い石を使えば良いという事でもありません。
そこが難しく、またどう使うかを考えるのが楽しい所ですが。
今回のショーメ展だけでなく、ハイジュエリー系の展示などに行くと特に思うのですが、
美しさというのはそれだけで強さであり正義だなと。
自分の作品でもそのように感じてもらえるものを作っていきたいです。


これらは撮影可の部屋に並べられたティアラの試作品です。落ちる影も美しい!
これだけでもかなりのボリュームでいくらでも見ていられました。
もうすぐ終わってしまう展示ですが興味のある方は是非行ってみてください。
僕も会期中もう一度見に行く予定です。
三菱一号館美術館
ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界
―1780年パリに始まるエスプリ
2018年6月28日(木)〜9月17日(月・祝)
https://mimt.jp/chaumet/
- 2018/09/10(月) 09:00:01|
- 中梶真武(神奈川)
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15名も参加作家がいると長くなりますが、お楽しみくだされば嬉しく思います。
作品についてお問い合わせがございましたら、下記の連絡先までご連絡くださいませ。
よろしくお願い申しあげます。
Gallery花影抄/根津の根付屋
netsukeya@hanakagesho.com / 03-3827-1323
至水「キジムナー ガジュマルの森の満開の下」 4.1×2.2×2.2cm

至水「てっち ロベレニ畑でつかまえて♪」 6.0×3.1×2.2cm

万征「雲外鏡」 10.0×5.5×1.9cm 鹿角、ステンレス、銅、黄銅

万征「小豆洗い」 4.4×3.0×2.8cm マンモス牙、銀、銅、黄銅、ピンクゴールド鍍金
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万征「鎌鼬」 6.0×5.3×1.5cm 鹿角、水牛角、黄銅
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楽虫「たまわらす」 3.9×3.2×2.9cm 象牙

かぶ 「白雨」 4.4×3.5×3.2cm 象牙、べっ甲、へご

かぶ 「八尾の黒狐」 4.0×3.3×3.2cm 黒檀、K18

美洲「蜜罠」 5.7×4.2×1.8cm 鹿角、アクリル

美洲「十二支」 7.7×3.7×2.7cm シベリヤ松、べっ甲、アクリル

美洲「猫又」 6.1×4.6×2.2cm 鹿角、べっ甲

泉水「砂かけ」 4.4×3.5×2.1cm 陶

泉水「野衾」 3.6×3.0×2.5cm 陶

泉水「油すまし」 4.0×3.6×2.8cm 陶

山鹿寿信 「木乃葉天狗」 3.7×3.4×3.2cm マンモス牙、羊角、黒水牛角

三昧「掛軸の中の鍾馗」 5.7×3.7×2.5cm 黄楊、竹

三昧「大百足退治・藤原秀郷」 13.7×4.4×2.5cm 鹿角、水晶

三昧「濡れ女」 10.1×2.4×1.5cm 鹿角、水牛角
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森謙次「山爺」 5.4×1.9×1.9cm 鹿角、珊瑚、水牛角、鯨歯

狛「てけてけ」 4.3×2.8×2.5cm 鹿角、べっ甲

狛「一人かくれんぼ」 4.0×2.9×2.1cm

狛「トンカラトンと言え」 5.5×2.9×2.6cm

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中梶真武「雷獣」 5.8×3.3×3.0cm 黒檀、シトリン

中梶真武「つちのこ」 3.9×2.5×2.1cm 鹿角、べっ甲

加賀美光訓 「さがりと木霊」(さがり)8.7×2.6×1.8cm(木霊)14.0×4.1×4.0cm
鹿角、黒檀、水晶、べっ甲、金箔

加賀美光訓 「猫又と鬼 角抜き」 5.4×2.6×2.1cm 鹿角、黒水牛角

加賀美光訓 「護符と輪入道」 7.5×2.7×2.4cm 鹿角、黒水牛角
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永島信也「河童」 4.4×2.6×2.2cm 鹿角、ガラス
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永島信也「怪魚」 6.8×1.9×1.3cm 鹿角、ガラス

永島信也「蛇神」 6.6×2.7×2.0cm 鹿角、ガラス
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道甫 「木霊魑魅」 4.1×3.7×2.0cm 鹿角、貝

道甫 「小鬼魍魎」 5.4×1.7×1.6cm 鹿角、貝、木

- 2018/09/09(日) 17:19:45|
- 展覧会
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先日観世能楽堂での催しで舞囃子を観て参りました。
外は真夏でも能舞台は空気の澄みきった冬の朝の様な感じがします。
舞囃子は能のダイジェスト版(?)の様なものですが、
短いお話が舞とお囃子で演じられます。
ぐぐーっと引き伸ばされた時間の中に登場人物一人一人の感情や場の空気感が
丁寧に表現され、時間の粒子を見つめているような、不思議な感じがします。
そして、お囃子の音色でちょっとしたトランス状態か、瞑想状態の様になります。
そこに、「ポン」と、小鼓の音にいい具合に意識を引き戻される感じです。
ただの居眠りじゃないの。と、おっしゃらないでください。
本当にこの上無く心地好い、というお話です。

- 2018/09/08(土) 16:06:23|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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-
ガラス作家の秋葉絢さん、今月から作家便りに参加してくださることになりました。
来年のお仕事の関係で、8月の終わりに諏訪に秋葉さんと足を運びました。
---------------------------------------------------------
こんにちは、秋葉絢です。
先日は、あずさに乗って小旅行。
来年秋に個展を予定している北澤美術館に、会場の下見と打ち合わせに行ってきました。
諏訪に降り立つと、驚くほどからっと爽やかな気持ちのいい空気。
おびただしい数の、鮮やかなターコイズブルーをした細くて小さなトンボがたちが、
ふわふわと舞い、歓迎してくれました。

足を運んだ北澤美術館では、ガレ、ドーム、ラリックの作品を堪能。
雀がぐるりと周りを取り巻くラリックの器。心をわしづかみにされました!
ブルーグレーの雲間から覗く日差しが、水面に光の粒を撒く、諏訪湖畔の夕暮れ、
美しかったです。
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- 2018/09/05(水) 18:57:01|
- 秋葉絢(神奈川)
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現在発売中の月刊美術9月号。アートとしての神獣・もののけという特集に
至水を取り上げてくださいました。私の異界創作録として、個々の作品に
関しての言葉も掲載頂いています。


ぜひ、手に取りご覧ください。
現在ギャラリーで開催中の「勿怪の幸い展」にも参加しています。
作品もギャラリーにて手に取ってご覧くだされば嬉しいです。
- 2018/09/02(日) 17:35:59|
- 至水(北海道)
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現在発売中の月刊美術9月号の特集「アートとしての 神獣・もののけ」に
永島信也を取り上げていただいています。


(51ページ)
これまでの根付作品を取り上げて頂いています。
永島自身のことばも載っています。ぜひ書店で手にとってみてください。
月刊美術のwebサイトは
こちら
- 2018/09/02(日) 16:44:05|
- 永島信也(神奈川)
-
-
現在発売中の月刊美術9月号の特集「アートとしての 神獣・もののけ」に
佐野藍を取り上げていただきました。


(52ページ)
本人の言葉として、龍についての思いを載せて頂いています。
書店にて是非ページをめくってみて下さい。
月刊美術 webサイトは
こちら
- 2018/09/02(日) 16:19:16|
- 佐野 藍(東京)
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