月刊美術 2018年6月号「今月の注目展」(152頁)に、
現在開催中の
「佐野藍彫刻展 獣神達の昼さがり」を掲載して頂きました。
編集部の方に素敵な紹介文を書いた頂きました。有難う御座います。
書店にて是非ページをめくってみて下さい。
月刊美術-webサイトはこちら!
- 2018/05/29(火) 20:35:13|
- 佐野 藍(東京)
-
-

現在発売中の月刊美術6月号は、「用の美」×超・工芸 EXTRA の特集です。
充実の1冊。
現代根付のページもあります!
坪島悠貴、上原万征、中梶真武、道甫の4名の作品が掲載されています。
万征さんは、他にも漆芸家の浅井康宏さんの頁にも、コラボ作品として紹介して頂いています。

(月刊美術6月号32ページ)
現代根付のページ、坪島悠貴さんの可変構造を持つ根付。

(月刊美術6月号33ページ)
万征さんのお馴染み「万征式鏡蓋根付」として、「オーデコロン」を掲載して頂いています。
ダルマさんが転んだ(コロンだ!)の洒落も!

(月刊美術6月号30ページ)
万征さんは、漆芸家・浅井康宏さんとのお仕事も紹介して頂いています。
盃の脚部分の龍の彫刻を万征さんが手がけています。

(月刊美術6月号33ページ)
中梶真武さん、シャープでエッジの効いた現代的造形として掲載して頂きました。

(月刊美術6月号33ページ)
編集部からスパイス的な期待をして頂き、道甫さんの蝙蝠も掲載されています。
月刊美術-
webサイトはこちら!(誌上販売の企画でもあります。)
- 2018/05/26(土) 17:50:13|
- 掲載メディア
-
-
こんにちは。かわさきみなみです。個展を終えてから、もうすぐ二ヶ月。
やりたいことや作る予定の作品が色々あって、気持ちばかり焦ってしまう今日この頃です。
5月の中頃までは羊毛立体を制作していましたが、立体作品が完成して、
今は平面の作品を制作中です。

新作の立体作品。おなかとおしりが気に入っています。
柔らかそうな、いい表情が出せました。
今制作中の作品は、私が個展中に考えたことを書いた
メモの中にあったラクガキがイメージの元になりました。
白い犬の皮を被る、自分の姿。

犬以外のモチーフ、それも人物!
人物を描くのは本当に久しぶりで(多分大学2年以来です)
描き始めるのにもなんだか勇気がいりました。
正直苦戦していますが…犬を描くときとは
また違う引き出しを開けるような、新鮮な感覚を楽しんでもいます。
どんな構図がいいのか、どんなタッチがいいのか、
頭で考えているだけではわからないので、いくつもドローイングを描いて探る。
自分が心の奥底で欲しがっている表情が出るまで色を重ねる。
手を動かすことでしか見つけられない自分の思いを探す作業。
なかなか上手くいかなくて気持ちも消耗するけど、
今まで以上に”絵を生み出している”感覚も感じています。

これから平面作品ももっと発表していきたいと思っているので、
今の自分はどんな絵を生み出すことができるのか、
また、どんな作品を生み出していきたいのか、
絵を描きながら模索中です。たくさん描きたい!

- 2018/05/24(木) 20:07:07|
- かわさきみなみ(千葉)
-
-
月始に他の美術雑誌でかわさきみなみ展のレビューを掲載していただいたと
ブログにでご紹介したのですが、月刊ギャラリー5月号の展覧会訪問のコーナー
にも今回掲載いただきました。ありがとうございます。
.jpg)

月刊ギャラリー5月号(121ページ)
編集部の方の丁寧な感想とともに、かわさきの「白い犬の存在も自分の中では
揺らぎ始めている」という気持ちなどもつづっていただいています。
現在、制作している作品も白い犬ではありませんが、本人は楽しそうに制作して
おり、それはとても前に進んでいる過程として良いなと感じています。
今後のかわさきみなみにも注目いただければ幸いです。
2018年後半は京都のグループ展、そしてギャラリーで週末在廊をしようかと考えております。
かわさきみなみの活動に注目いただけましたら嬉しいです。
- 2018/05/24(木) 19:34:48|
- かわさきみなみ(千葉)
-
-
今、上海や北京が主だと思いますが、中国で現代根付作家が誕生してきています。それは、現代根付・古根付のどちらの人たちにとっても、少なからず驚くようなニュースではないでしょうか。
私たちのギャラリーのこのブログに、今、こうして書くのが遅いくらいで、すでにご存知の方々も多々おられるようにも思います。
以前に、冗談半分本気半分だと思いますが、古くからの根付愛好家の方が「欧米人が根付を彫れば、現代根付作家なのに、
中国などの国の人が彫ると、中国根付と言われてしまう」と仰っていて、それはずっと心に残っていました。
もしも、作者の個性が発揮された作品としての根付を彫ることができる、そんな中国人現代根付作家が現れたら面白い!と、
頭の片隅で長年考えてきました。しかし、それはとても難しいことであるのも、想像に難くありません。
そんな時に上海で現代根付などの工芸品を扱うディーラー「元気造物」のチームとの接点が生まれました。
当初は、別の上海の美術商が、時々訪ねてきては、主には趣味のものとして気に入った現代根付作品を購入してくれていました。
その後、少しずつ上海や北京からの御客様が増えていき、その後の試行錯誤、右往左往の結果、
私たちは、和静堂/元気造物の代表の人と会うことができました。
来日しギャラリーを訪ねてきてくださり、
「根付は素晴らしい!上海で現代根付を紹介するビジネスがしたい!中国国内でも現代根付作家を育てたい!」という、
熱い気持ちを聞きました。
また「私は、上海で『根津の根付屋』のように作家を育てて一緒に活動していきたい!」とまで言われて驚いたものでした。
作家自らが作りたい物を作る!という今までの「中国根付」と呼ばれるものとは異なるもの、
「上海現代根付」とでも呼べるものが、たしかに生まれつつあるのを、私たちは目前にしていると思いました。
アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ロシアなどの現代根付作家と同じく、
上海や北京など成熟してきた中国において、新たに現代根付作家が生まれるのは、素晴らしく刺激のあることだと思います。
それは、コピー文化に一石を投じることにも繋がっていくはずです。
それらいろいろな事情を踏まえ、私たちのギャラリーも微力で少しずつであっても、上海チームを応援をしようと考えました。
オリジナルの作品の素晴らしさや楽しさについて、共有していきたいです。
上海で現代根付を中心に扱っている美術ディーラー「和清堂/元気造物」が展開している webサイトに、
彼らの現代根付作品を見ることができます。以下のwebサイトです。
http://www.elementcreat.com/webサイト「元気造物」では、上海の現代根付作家達の作品も多く展開していますし、
私たちのギャラリーや、ほかに日本や海外で仕入れた根付も販売されています。
新しい現代根付の世界が広がる予感があります。
相互交流の意味でも、「根津の根付屋」で、近々、上海の根付作家の現代根付作品を扱い始める予定でいます。
私たちにとっては、新たな挑戦でもあります。
中国側のディーラーとの交流という部分では、可能なかぎりにおいて、
現代根付作品のコピー品についての真贋鑑定も含む情報共有なども取り組んでいきたいです。
最近は、「元気造物」のほかにも、
北京をはじめ、中国各地の根付作家志望や根付愛好家の方々から、メッセージを頂くことが増えました。
根付をめぐって大きな隣国との関係をゆっくりとでもしっかり進めていきたいと考えています
- 2018/05/23(水) 18:14:03|
- スタッフブログ
-
-
中国で根付に関わる方々とどのように向き合っていくか、ギャラリーとして考える日々が続いています。
今回、あらためてこのブログにおいて、現状について書いておきたいと思います。
2回にわけて掲載いたします。
何卒宜しくお願い申し上げます。
先日、紫苑さんの作品が中国国内でコピーされ販売されていることが内輪でのニュースとなりました。
私達のギャラリーの活動の中では、作品の類似品(コピー)販売されることについては、
今まで大きく把握していませんでしたので、問題として深く向き合う必要はなく済んできたとも言えます。
しかし、どうやら自分たちの把握していないだけで、多くの取り扱い作品の類似品が主に中国で流通している可能性があります。
(webサイトにて多角度の画像を掲載していることで、常にその危険はあるわけですが、
楽しんでwebページを観てくださる方々のことを優先しています。)
私達としては、コピー問題には初めて直面するわけですが、もともと、根付界全般において長く抱えてきた問題で、
齋藤美洲さんなどからも、活躍し始めた頃から沢山の類似品の流通があったという経験を聞いたりしてきました。
そもそも、アンティークの贋作や、現代根付のデザインコピーの問題は、根付界が抱え込んできた深刻な問題です。
その問題が、根津の根付屋の取り扱い作家の世代まで下ってきたにすぎません。
大変遺憾ではありますが、遠い中国のコピー業者に対して、なんらかの対策を立てることは現実的には難しいのが現状です。
ある部分では、あきらめて「有名税」だと受け容れていくしかないようにさえ感じます。
おそらく、最初にコピー品を買う層とオリジナルを買う層は、違っているだろうとも想像されます。
コピー品の品質があきらかにオリジナルより低いと考えられる間は、そう深刻な被害は起きないかもしれません。
しかし、デザインを盗用された作家の皆さんの気持ちであったり、
コピーされた作品のオリジナルを現在所有している方のことなどを考えると
何か「コピー市場」に向けて抵抗していくことは考えていかねばなりません。
なにが出来るか?今、考え得るのはオリジナルの魅力や価値を啓蒙していくことだろうと思います。
長く時間のかかる婉曲的な方法ではありますが、メッセージを送っていく。
作り手に対しては、自分自身の個性を活かしたオリジナリティに溢れる物を作るほうが楽しいということを。
そして、買う側には、コピー品には何の価値も無いということを伝えていく。
今回、紫苑さんの作品のコピー品の流通について情報をくれたのは、中国の工芸家の方でした。
また中国国内の愛好家や作家の方々からもメッセージを沢山いただきました。
中国国内にいる心ある根付愛好の方々と協力して、今後、少しずつ進めていきたいと考えています。
Gallery花影抄/根津の根付屋 橋本達士
- 2018/05/21(月) 22:46:37|
- スタッフブログ
-
-
お久しぶりです、至水です。
今猛烈に猫の達磨ばかり彫ってる至水です。
今年は戌年だというのに、このままでは至水の2018年アーカイブページは猫で埋め尽くされる勢いです(汗)
そもそも何故「猫又×達磨」なんて意匠で連作を始めてしまったのか?
経緯につきましては、いつもの悪癖でダラダラと長文お目汚しになってしまいそうですので、もし御興味ある方が居られましたら、至水の自ブログ「悪魔ノ天秤」で是非御一読頂ければと・・・
リンク貼っておきます♪
https://deadpool-shisui.blogspot.jp/2018/04/blog-post.htmlそこで今回は、検証「そんな猫の達磨ばかり彫りやがって至水に猫愛はあるのか?」的なお話です。
実は至水は今までに一度も猫を彫った事はありません。
も一つ付け加えるならば、どちらかといえば至水は犬派・・・戌年生まれですし。
「は?」そう思われましたね、わかります。
「猫の達磨百彫ろうってヤツが猫彫っていないって何よ!?」そう仰りたい気持ち、わかります。
以前連作で春夏秋冬四季の猫彫ってるじゃない?とか、節分に「猫にゃらい」彫ったよね?とか、懐かしいです。
だがしかし、その全てが「猫」ではなく「猫又」であったという事実、お忘れではないでしょうか。
まどろっこしく大仰に書いておりますが、結局至水が彫った「猫らしきもの達」は全て「猫又」なのです。
では何故「猫」ではなく「猫又」にしてしまうのか?
今の至水の根付スキルと爺メンタルでは、「写実な猫」や「可愛らしい猫ちゃん」は彫れません。
恥ずかしみ・・・そう、これは「照れ」なのです。
取り敢えずこの猫を彫れない理由「照れ問題」という巨大なハードルは置いておくとして、猫又を彫る一番の理由は何と言っても「擬人化しやすい」、いやむしろ既に擬人化されているのです猫又は。
人間の如く振る舞う猫のおかしみが猫又故に正当化された意匠となる、だってコレ妖怪なのですから!
と、胸を張り言い切れる猫又最高です♪
そんな訳で(どんな訳?)
至水の彫る猫は須らく猫又となるのですこれからも・・・
ここで本文最初に書きました「猫又×達磨」のお話に戻ります。
最初は「猫又×達磨=猫磨大師」という同じモチーフで、根付、緒締、提げの三態を製作するという計画でした。
これが思いの外好評で、購入希望申し込みをして頂くも残念ながら落選されたお客様がいつもより多く、その心苦しさから、
欲して頂けるお客様方に行き渡るくらいの数はなんとか彫れないものかと、一瞬でも考えてしまい勢い発してしまった言葉が
「百態やっちゃう?」ブログにも各SNSにも書いてしまい引くに引けない状況に(汗)
いややります!至水はやりますよ!!猫磨大師百態彫ですよ!
今後、他にも彫りたいもの案件が山ほどあるなか、それでも猫又率は増えて行く予定でございます。
飽きる事なくお付き合いのほど何卒宜しくお願い致します。

既に完成済み猫磨大師其ノ一~其ノ五までの面々
果たして至水存命のうちに猫磨大師百態の行は完遂出来るのであろうか・・・
- 2018/05/18(金) 00:25:35|
- 至水(北海道)
-
-
【このたび、取り扱いの紫苑さんの作品の類似品が、中国でコピーされ販売されている事が発覚しました。
その事実を受け止めての、紫苑さんからのコメントを掲載します。
私どもも同じ気持ちでおります。
Gallery 花影抄/根津の根付屋
以下、紫苑さんからの言葉です。
今回の中国に於いて私の作品「ピーちゃん 貔貅的娃娃」のコピー作品がネット上で売られてた事について。
中国の知り合いの作家さんからネット上に私のコピー作品が出ている事を知らされ、次の日ツイッター上に
上げたところ、多くの中国根付作家・コレクターの方からツイートに対する反応を頂きましたが、
ツイッター上では思う所を言い切れないので、この作家ブログ上に載せさせて頂きます。
中国に於いてのコピー海賊品は、漫画・アニメで大きな問題になっていますが、美術工芸に於いても
同様の状態かと感じます。この件を知った時には、「人の物真似すんなよ、こっちは田舎で根付作って
細々と暮らしてるんやぞ」と腹が立つのと残念な思いでした。が、中国に限らず日本でも人の真似をしてコ
ピーを売る人間はいくらでも居るので中国だけを責めるつもりはないのですが、中国の状況は明らかに
酷い状況だと思います。中国の作家自体がその事に見慣れて気に留めなくなってると。
私は、決して中国の根付作家さん達に心痛めて欲しい訳でもなく、責任を感じて欲しい訳でもありません。
オカシイと思われるかもしれませんが私自身は意外と達観して私の問題自体はどうでもいいとさえ
思っています。(乱暴ですが)問題として思った事は、この様なコピーが氾濫する中国では真面目に
作品を作っている作家の評価さえも、中国外に出た時に下げてしまわないかと言う事です。
日本に於いて中国根付と聞けばコレクターの方ならまず偽物というのが頭に浮かぶでしょう。
でも、実際は、私が足元にも及ばない技量を持った作家は何人もいます。そこで偽物を作る輩と
作家を十把一絡げに捉えられるような事があってはならないと思います。中国で活動する作家の方は、
まだ動き出したばかりです。もっと彼らの作品が展示・発表される場が出来る事を望みます。
中国のこの状況下で活動する彼らは、日本人の私達より遥かに茨の道を歩んでいる事と思います。
中国の状況を考えるとまだまだオリジナル作品を発表する芸術に対する意識は低く、彼らだけが
いくら声をあげても難しい問題ですが、中国内全ての芸術家に関わる問題なので、少しずつでも
意識を変えていく必要があります。近い将来、コピー作品が氾濫する状況が改善される事を強く望みます。
最後に、私は中国の状況を非難しますが、中国の文化自体を非難するつもりはありません。
私自身、中学以来の言わば中国マニアなので、中国武術に憧れ(中国武術ヲタ・太極拳はやってた)
老子の道家に傾倒し、中国語を習い(工業高校出なので市の講座、中検3級が限界でした)
未だに毎日部屋で流れているのは、日本の歌より中国の歌ばかりです。
(最近は董貞と鄧紫棋という方の歌を聴くことが多いです)]
余談が長くなってしまいました。
支離滅裂な文章ですがお許しを。
紫苑
- 2018/05/16(水) 21:41:09|
- 紫苑(伊勢)
-
-
「個展のご案内」
前回のブログでオリンピック後半へ続くと書いておいて、後半を書かずに気づいたら5月となっておりました。。
現在今月末の個展に向けて、日々黙々と制作しております。
花影抄にて発表を始めてから、2回目の展示となる今回の展示「獣神達の昼さがり」では、
大型~中型作品3点と、小作品4点での展示構成で考えております。
少し内容をお話しすると、、、
自身で生み出した「竜陣」という小さな竜の神々が作り出す結界の中に、
いつもは威厳を放つ世界の神々を招いて、ゆっくり過ごして頂こう。といった内容となっております。
大学を修了してから、今年で3年目となります。
最近思うのは、学生の時の時間は、私にとって最強の時間だったなぁということです。
基本的には作品のことだけを考えられる状況が用意されています。
そんな中で考えを深化させたり、周りにたくさん人がいることで生まれる話や切磋琢磨できる気持ちを大切にできる場所でした。
今はというと、正直な話、社会の中のひとりとしての義務を果たすのに一つ一つ一苦労。現実は厳しい、、、
しかし、私には彫刻という表現があります。
そして、その表現を共に作り上げてくださる方々がいらっしゃいます。
今、そのありがたさ、幸せを私自身強く感じています。
なので展覧会では、見てくださる方々にも楽しさや幸せを感じて頂けたら。と思っています。
今世の中は、矛盾や嘘にあふれていると感じます。
一体何を信じたらいいのか、情報が溢れる中それは複雑で答えを出すのも難しいです。
けれども彫刻を見て触れるという体験に、嘘はありません。
私自身、その経験に感銘を受け、今も彫刻を続けています。
是非、本展覧会にて作品を会場でご覧頂き、お手に触れて頂いて、獣神達と楽しいひと時を過ごして頂けたら幸いです。

- 2018/05/13(日) 19:32:42|
- 佐野 藍(東京)
-
-
拝啓 向暑の候 汗ばむので扇風機を引っ張り出してきた頃、(昨日から、寒い・・・)
出展の告知の為、筆を執った次第で御座います。
ご無沙汰しております。
ドーモ 道甫です。
自作を出品する、2つの展示があります。
「骨のあるアート展」
2018/5/9(水)~13(日)
(伊勢丹新宿店本館5階アートギャラリー)花影抄からの作家は、上原万征、沢井向円、中梶真武、永島信也が作品を出品します。

(搬入作業中の花影抄チーム風景、手前・道甫)

伊勢丹出品 「烏賊骨(うぞっこつ)」 ミーティング中に、この言葉を知った時の衝撃・・・・


伊勢丹出品「鋏と蛸」 蟹は、外骨格です。
「デザインフェスタ vol.47」
2018/ 5/12~13
東京ビッグサイト 西ホール
【ブース番号】 I-131
【出展名】abst.+DOUHO大阪芸大の後輩のabst.君とデザインフェスタ vol.47に出ます。
メインはabst.君のジュエリー販売で、僕は、こそっと根付を展示します。
今回はインタラクティブエピックジュエリーを新作として持ってくるそうです。
お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。
どうぞ宜しくお願い申し上げます

道甫、デザフェス出品根付


abst. 出品作品
abst.生物・非生物を問わず、成長によって形作られるものや
半抽象的なものなどをテーマに、金属を主に使用したジュエリーやアートピースなどを制作
Facebookページ :
abst. 【
https://ja-jp.facebook.com/abst.jp/ 】
twitter : absticipleinstagram: abst.jp
- 2018/05/10(木) 12:14:15|
- 道甫(千葉)
-
-
3月に開催されました、かわさきみなみ展「白い犬」を、現在発売中の月刊美術5月号、
アートコレクターズ5月号両誌に展覧会のレポートとしてご紹介いただきました。


月刊美術5月号 (P139 )


アートコレクターズ5月号(P115)
展示では大きな平面作品に、立体作品、羊毛絵画と今回は色々な種の作品を展示し
またテーマは私的なテーマであり、かわさき自身も形にするまで葛藤、迷いなども
あったようですが、最終的にはたくさんの方々に言葉をもらうこととなりました。
今後の活動にも生かす糧としてほしい気持ちです。
また、掲載していただきました、編集部の方々にも改めて御礼申し上げます。
現在、Twitterで主に活動の報告をしているかわさきみなみですが、新作も色々と手がけています。
また、秋には京都でのグループ展を控えていますので、今後とも活動に注目ください。
よろしくお願いいたします。
- 2018/05/09(水) 18:13:33|
- かわさきみなみ(千葉)
-
-
こんにちは、中梶です。
先日、横浜ワールドポーターズで開催されていたミネラルフェスタに行ってきました。
このイベントにはここ数年、仕事場からすぐに行ける距離なのもあり毎回行っているのですが、
回を重ねる毎に賑わいも増しているように感じて、グルっと回りながら見ているだけでも楽しめました。
カットされた物から原石まで、ブースごとに取り扱っているものは様々です。
今回は珪化木と黒曜石をメインに面白い表情の石を選んで入手してきました。
いつも根付の瞳の象嵌などに使っている、透明感のある水晶やアメジストなどのキラッとした美しさとはまた違った渋い魅力がありますね。
こちらの方は象嵌などのポイントで使うというよりも彫刻向きの素材かもしれません。
加工せずそのままでも美しいのですが、彫って磨いてと手を加えて行く中で思いもよらない表情を見せてくれるのが面白いところです。
今はこれらを眺めながらどのような作品にしていこうか考えていて、
やっぱりこの時間は物を作る上で本当に楽しいことの一つだなといつも思います。
自分の作りたいものと材料がパチッと合わさるタイミングがあるので、
石材もしまい込まずにいつも目に入るところに置いているのですが、
数が増えて来てそこら中にゴロゴロと転がっているカオスな状態なのでそろそろ専用の棚を用意せねば…です!

珪化木
木化石とも呼ばれますが字の如く長い年月をかけて木が石化したものです。物によってはしっかり木目が残っていて硬さもあるので磨けば良いツヤが出そうです。もっと大きなものもありますがこれもなかなか!

黒曜石
よく見かける真っ黒なものとは違い赤茶っぽい部分とマーブル状になっています。彫ったらいい表情になるのでは。

- 2018/05/06(日) 21:01:11|
- 中梶真武(神奈川)
-
-
【上海行きと運筆のこと】今回の展覧会では、普段、運筆練習としてTwitter でちょこちょこアップしていた絵を真面目に描き直し、
「漫筆画」として展示させていただきましたが、思いの外評判が良く、本人は心底ビックリしております。
絵を飾る際に、少しでも「格好が付く」にはどうしたら良いか?
紙や筆、墨の色をどうにか。。。等と考えている矢先に、
展覧会の一週間前になって、縁が合って弾丸で上海に行くことになりました。
展覧会ギリギリなこともあり、この展示に良い影響の有る「何か」を持ち帰ろう!と思っていましたので、
現地を案内してくださる方に「カッコイイ紙」と「良い色の墨」「上手く描ける筆」(三種の神器の様な。。。)が欲しい旨を伝え、
文房具を売っている所へ案内していただきました。
墨は古いもの程良い色が出るらしく、当たり前に高価で、適当な値段のものを買いましたが、
いつも使っているものと変わらず普通でした。暫く保管しておきます。
筆は安いものも高いものも買いましたが、結局いつも使っている筆が一番でした。
紙については流石は中国です。
「古色」の「つけられた」カッコイイ紙がありました!
需要があるのだなぁ等と思いながら、「(虫偏に昔)染箋」という名前の紙を購入しました。
中国の方はこういう雰囲気のある紙に漢詩などを書いて扇子を作る様です。
筆が良く走るので描き味もよく、古色(インチキですが)が雰囲気を増してくれました!
そんな風にして生まれた「漫筆画」でしたが、たくさんの方にお褒めいただいて感無量です。
そもそも私は何もかもが我流で、何が正解か分からないままに(もちろん、色々な方にアドバイスはいただきました)
陶芸も根付も絵も続けて来たように思います。
続けて来られたのは、そんな私でも見捨てずに見守り続けてくださったお客さま達と
ギャラリーのスタッフさん達が居てくれたからです。
この場をお借りして全ての方にお礼申し上げます。
ありがとうございました。
そして、これからも何事も諦めず、引き続き精進いたしますので叱咤激励のほど、宜しくお願い致します。
泉水
・・・・・・・
[上海での写真]真剣に「イイカンジの紙と筆を選ぶアタシ」
「擬ティ&real kitty」
「胸キュンな雑貨やさん」
「猫好きとしては悩めるジュース」




- 2018/05/05(土) 14:09:34|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
-
-
この度「泉水陶根付展 漫筆・年中行事手帖」を無事終了できた事、後れ馳せながらお礼申し上げます。
今回のテーマは以前から気になっていた古来からのイベントでした。
古いものに関して言えば、稲作が始まったと同時くらいから行われていたものもあると思います。
スペースや制作時間の関係からピックアップ出来る行事も限られていましたので、
年中行事に思うところを少しお話ししてこの展覧会を締め括りたいと思います。
「年中行事」「祭」は古くは稲作をはじめとする農作物の豊作祈願、季節毎の自然災害を避けるべく
神への祈り、そして、実りの恩恵への感謝と奉納が起源でしょうか。
科学的発想がなく、自然と対峙していた時代に季節毎の神(=自然)への祈りの行事は
生活そのものであり、切実な事であっただろうと思います。
時代を経て作物の貯蓄や余剰が生まれ、そういった行事は切実なものから生活のメリハリを生む、
一年を時節毎に楽しむものへと変わっていったのではないかと考えます。
年中行事のあり方はその様に変化しながら、失われたものもあるでしょう。
多くの事が神頼みでは無くなってきた現代に於いても一年を通じ、形骸化されてなお
残っている祭、形を変えたもの、別の文化から取り入れられ根付いたもの、とたくさんの
行事が行われています。
生活の不安を取り除くため、必然として行われていた行事は科学によって得られた一定
の安定のもとに、失われるのではなく、楽しみや、精神の豊かさを求める行事として形を
変えながらも存続し、あわよくば他国の文化までも楽しもうという姿勢がとても面白く、
興味深いと思うのです。
不安のない生活を願いながら、季節の恩恵に与る、そして楽しむ、という年中行事の
立ち位置は昔も今も変わらないのです。
泉水

- 2018/05/04(金) 16:00:41|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
-
-
「泉水 陶根付展 漫筆・年中行事手帖」 (2018/4/21〜29 Gallery花影抄)は、
おかげさまで無事会期を終了することができました。
様々に応援してくださいました皆様に、作家共々、心より御礼を申し上げます。
ありがたいことと感謝致しております。
今回の展示では、陶像の制作や、筆の修行として続けてきた「運筆」の成果など、
試みてきたことの手応えを感じることができて、じんわり嬉しいことでした。
泉水さんの次回の主な活動は、秋の日本橋三越での展示です。
お楽しみになさっていただければ、幸いです。
何卒宜しくお願い申し上げます。


今回の展覧会を終えて、
あらためて泉水さんや泉水さんを応援し続けてくださっている皆様に御礼を申し上げたい気持ちです。
陶芸家の泉水さんとは、15年も一緒に活動してきました。
時間をかけ理解しあって歩調を合わせてきた感じがします。
泉水さんがギャラリーが成長するのを待って見守っていてくれたとも言えるとも思います。
ギャラリーの内側も取り巻く社会や美術工芸界の環境も変化する中で、長く一緒に活動出来ている事に感謝しています。
Gallery花影抄 スタッフ一同
- 2018/05/03(木) 11:28:25|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
-
-
発売中の雑誌「月刊美術」2018年5月号にて、道甫さんを紹介して頂きました。「ギャラリーが薦す 明日の主力作家」というコーナーです。
企画の段階では、「画廊と二人三脚」というテーマでしたので、
ここは道甫さんと出るしかない!ということで推薦していたのですが、
発売になってみたら「明日の主力作家!」ということで、、、、
道甫さんにも、その意気込みで励んでもらいたいです。がんばりましょう!
私たちギャラリースタッフも背中を押します!
道甫さんを日頃から応援して下さっている皆様のためにも、
一緒に頑張りたいと思います。
何卒宜しくお願い申し上げます。

月刊美術 2018年5月号 65 ページ

月刊美術-webサイト
http://www.gekkanbijutsu.co.jp/
- 2018/05/02(水) 20:06:25|
- 道甫(千葉)
-
-