彫金作家・罠兎の企み〜秘密の小部屋〜2017年9月6日[水]~19日[火] 〈最終日6時終了〉
伊勢丹新宿店本館5階=アートギャラリー罠兎さんが、久しぶりに個展を開催いたします。場所は、
伊勢丹新宿店本館のアートギャラリーの奥の応接室です!
ちょっと怪しげでもあるようなスペースですが、
いたずら気質に溢れる罠兎作品たちにはうってつけの場所と思います。
新作を含む根付とアクセサリー、総数60点あまりが並びます。
ゆっくり手にとって御覧いただける展示となっておりますので、
ギャラリー奥の秘密の小部屋をぜひ覗いみてください。
私どものギャラリーのサポートで、伊勢丹新宿店アートギャラリーで個展を開催するのは、今回が初めてです。
何卒宜しくお願い申し上げます。
- 2017/08/30(水) 19:40:51|
- 罠兎(東京)
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こんにちは。かわさきみなみです。
8月26日と27日に、在廊企画をさせて頂きました。
暑い中展示に足を運んで下さったみなさま、ありがとうございました!

会場の様子
個展での展示とは違い、決まったテーマで作った作品での展示ではなく
掘り下げていくイメージを見つけるために描くドローイングや小作品を
中心に並べる展示は、前からやってみたいと思っていたことでした。
今までの展示とはまた違った形で、作品を作り出していく感覚を
感じてもらえていたらいいな、と思っています。
また、今まで「もっと小さい作品があったら欲しい」という声を
何度か頂いていたので、今回粘土の小さい犬達を出して、
たくさんの方に手に取って頂けたことは、とても嬉しいことでした。
2日間と短い時間でしたが、今回の展示だからこそ気付くことができたこともありました。
展示を見て下さったみなさま、展示をさせて下さったGallery 花影抄のみなさま、
本当にありがとうございました。
8月30日からは日本橋三越でのグループ展が始まります。
私は全力で玩具で遊ぶ子犬の立体作品を出品しています。
そちらも是非見て頂けたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

「三越美術110周年 HOPES 次世代百選展」
会期:8月30日(水)~9月5日(火)
会場:日本橋三越本店 本館6階 美術フロア
展示のスペシャルサイト(http://www.mitsukoshi-special.com/hopes/) そして、こちらでの報告は遅くなってしまいましたが、
私が犬を作るようになったきっかけでもある、愛犬ランが7月12日に亡くなりました。
17年と4ヶ月の間、ずっと一緒に暮らしてきた一番大切な存在がいなくなるということは
やっぱり私の中では大きなことだったようで、ランが息を引き取ったその日から
1ヶ月くらいの間は時間がものすごく長く感じるような、不思議な感覚で過ごしていました。

ランが亡くなって1ヶ月くらい経ってから描いた絵。
いつもこの寝顔を見るたび、幸せな気持ちになっていたのが懐かしいです。
ランは、私に生き物を愛することの喜びを教えてくれました。
ランが私の中に残してくれたたくさんの思い出や感覚は
これからも大切に育てて、形にしていきたいと思っています。
- 2017/08/29(火) 14:18:51|
- かわさきみなみ(千葉)
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笛の夏休み
夏休みは、子どもがずっと家にいます…
笛は特にと言う訳ではありませんが、まあまあ工作や絵を描くのが好きなようです。


こんなの作ってますよ。
素材はプラスチックの包装とかトイレットペーパーの芯とか厚紙、色々なガムテープを接着及び彩色として使ってます。
二つは笛のお気に入りの作で何度も手を入れ直しています。
スケッチブックを買ってあげると、スケッチに行きたいと言うので「どこ行く?」と聞くと「木が描きたいから山の中、そこらの木じゃだめ。うっそうとしたとこがいい」と。
そこで二人でトボトボ裏の山に登ってうっそうとしたあたりで腰かけてスケッチしてきました。それがこれ。


一枚目のが笛で次が僕です。
まさか子供とスケッチをする日が来るとは…
こんなところでこいつ描けるのかと心配してたら案外集中してましたよ。出来たのを見ると木は一本だけで、割り切り具合と、ちょこっと塗った緑色にグッとくるものがあって、本人も満足そう。
僕も山をおりる時最近ではなかなかない心地良さを味わっていました。
2017.8 森栄二
- 2017/08/28(月) 15:02:44|
- 森栄二(葉山)
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●かわさきみなみ 週末在廊のお知らせ
久しぶりの週末在廊企画。今月は、かわさきみなみが在廊します。
ドローイングと小立体中心に展示予定です。ぜひ、お越しください。
皆様の御来場を作家共々お待ちしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
日時:8月26日(土)、27日(日)
時間:13:00~19:00
場所:Gallery花影抄





- 2017/08/22(火) 10:01:14|
- かわさきみなみ(千葉)
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2017年7月30日(日) ワンダーフェスティバル夏に、永島信也さんと道甫さんと「根津ノ根付屋」として出展しました。
ワンダーフェスティバルは、日本のサブカルチャーの聖地の1つだと思います。主に模型文化を愛する人達が集まっている1日限りのお祭りで夏と冬の2回あります。永島さんが参加をはじめると共にギャラリーとして一緒に出始めました。至水さんもご友人の怪人フィギュア作家さんと出ていますし、もともと守亜さんにとっては恒例の作品発表と販売の場です。
「根付」と「ストラップやフィギュア」との類似性や相違・差異については、現代で根付について話される時にしばしば出てくる部分です。いわば隣の異国であると思います。異国でありながら国境を接しているので行き来がある。造形作家・竹谷隆之さんの原型による「妖怪根付」が海洋堂から発売されて人気を博したことも大きな関係があると思います。「フィギュア造形」と「根付彫刻」の距離が狭まった瞬間であったのではないでしょうか。根付が元来サブカルチャー的な位置にあり親和性が高かったのかもしれません。
海洋堂の妖怪根付をコレクションしたことがきっかけで、以降、本来の根付のコレクターになられた方もあり、フィギュア造形の作り手の中で「根付」が認識もされたことは大きかったと思います。
私たちのギャラリーが模型・フィギュアの作品世界に接するようになったのは、最初に「生き物のフィギュア造形」作家であるところの守亜さんが、自作に根付造形の要素(デザインなど)を参考にしようと訪ねてきてくれたところからでした。その後、守亜さんは「樹脂(レジン製)根付作品」を実際に主要なラインナップとして制作活動を展開し、ついにはゴジラなどの怪獣根付を公式の仕事として手がけるに至りました。このゴジラの根付から、本格的な根付について調べて興味をもつような人もあるだろうと思います。
ギャラリーとしては、当初に守亜さんのファンの人たちなどから、「ワンダーフェスティバル面白いし未知の作家居るからおいでよ!」と声をかけられたりしていたのですが、なかなか実際に「その場」に行く・関係するというところまで至らずにいました。その後、前述のように、永島信也さんが参加して作品を並べてみたいということもあり、至水さんが友人の作家さんと一緒に参加したり、そういう中で押し出されるようにギャラリーとして参加をしてみることになったのです。会場では、根付作家に限らず、知っているアーティストの方々がたくさんお客さんとして来場していたりしました。話を聞くと昔からずっと通っているというようなことも。会場の熱気にも驚きましたし、なにか羨ましくも感じました。
模型ファンではないので、ワンダーフェスティバルの会場に来ると、やはり美術工芸のことを考えます。「根付(工芸)」「フィギュア(模型)」「彫刻(芸術)」といったキーワードについて思考を巡らすのはとても面白いです。
またワンフェス会場には様々な「欲」が渦巻いていて、それはアート業界や社会の中にある同じものが、より凝縮された形で一日限りのお祭りの中に現出しているように感じます。作り出したい欲、見せたい欲、所有欲、承認欲、お金まわりの欲、さまざまな趣向への欲(可愛らしいもの・性的なもの・カッコいいもの・強いものへの憧れ、気持ちの悪いもの・・・)などなど、それらが混沌と力強く渦巻いていてハッキリ見えて認識でき、考える良いきっかけにもなりました。
日本では長らく彫刻や立体は売りにくいと言われてきました。売るギャラリーやディーラー側も、制作している作家側も、日本で立体を売っていくのは難しいと耳にしながら活動してきたのではないでしょうか。
ですが、ワンダーフェスティバルの活況はどうでしょう。模型もいわば立体です。こんなにも立体が好きな人たちが押し寄せている。その有り様を見て体感して、頭がグラグラするほど驚いたのです。フィギュアは、言ってみれば現代の「置物」です。彫刻のジャンルでは近年に至るまで、「置物」はあまりポジティブな雰囲気で捉えられてきませんでしたが、「フィギュア」が「今日的な置物」であるとして、ワンダーフェスティバルの長きにわたる盛況を見ると、「フィギュア」は日本の文化の中で受け入れられてきたということで、ワンダーフェスティバルを通じて、そこに何か立体作品を作る作家が展開していけるヒントがあるように今は感じています。

会場設営をする永島信也さん(右)と道甫さん(左)

2017 夏 永島信也さんの出品

永島信也さんの木彫のフィギュア作品

永島信也さんの出品の根付彫刻

道甫さん恒例の自分撮り

道甫さん出品の「クトゥルフ」シリーズ

至水さんのテーブル
※至水さん本人のブログにもワンフェス参加報告レポートあります!
https://deadpool-shisui.blogspot.jp/2017/08/2017.html

2017 春 に参加した時に取材をされた冊子に掲載していただきました。
(Gallery花影抄/根津の根付屋 橋本達士)
- 2017/08/20(日) 21:58:03|
- 道甫(千葉)
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2017年7月30日(日) ワンダーフェスティバル夏に、永島信也さんと道甫さんと「根津ノ根付屋」として出展しました。
ワンダーフェスティバルは、日本のサブカルチャーの聖地の1つだと思います。主に模型文化を愛する人達が集まっている1日限りのお祭りで夏と冬の2回あります。永島さんが参加をはじめると共にギャラリーとして一緒に出始めました。至水さんもご友人の怪人フィギュア作家さんと出ていますし、もともと守亜さんにとっては恒例の作品発表と販売の場です。
「根付」と「ストラップやフィギュア」との類似性や相違・差異については、現代で根付について話される時にしばしば出てくる部分です。いわば隣の異国であると思います。異国でありながら国境を接しているので行き来がある。造形作家・竹谷隆之さんの原型による「妖怪根付」が海洋堂から発売されて人気を博したことも大きな関係があると思います。「フィギュア造形」と「根付彫刻」の距離が狭まった瞬間であったのではないでしょうか。根付が元来サブカルチャー的な位置にあり親和性が高かったのかもしれません。
海洋堂の妖怪根付をコレクションしたことがきっかけで、以降、本来の根付のコレクターになられた方もあり、フィギュア造形の作り手の中で「根付」が認識もされたことは大きかったと思います。
私たちのギャラリーが模型・フィギュアの作品世界に接するようになったのは、最初に「生き物のフィギュア造形」作家であるところの守亜さんが、自作に根付造形の要素(デザインなど)を参考にしようと訪ねてきてくれたところからでした。その後、守亜さんは「樹脂(レジン製)根付作品」を実際に主要なラインナップとして制作活動を展開し、ついにはゴジラなどの怪獣根付を公式の仕事として手がけるに至りました。このゴジラの根付から、本格的な根付について調べて興味をもつような人もあるだろうと思います。
ギャラリーとしては、当初に守亜さんのファンの人たちなどから、「ワンダーフェスティバル面白いし未知の作家居るからおいでよ!」と声をかけられたりしていたのですが、なかなか実際に「その場」に行く・関係するというところまで至らずにいました。その後、前述のように、永島信也さんが参加して作品を並べてみたいということもあり、至水さんが友人の作家さんと一緒に参加したり、そういう中で押し出されるようにギャラリーとして参加をしてみることになったのです。会場では、根付作家に限らず、知っているアーティストの方々がたくさんお客さんとして来場していたりしました。話を聞くと昔からずっと通っているというようなことも。会場の熱気にも驚きましたし、なにか羨ましくも感じました。
模型ファンではないので、ワンダーフェスティバルの会場に来ると、やはり美術工芸のことを考えます。「根付(工芸)」「フィギュア(模型)」「彫刻(芸術)」といったキーワードについて思考を巡らすのはとても面白いです。
またワンフェス会場には様々な「欲」が渦巻いていて、それはアート業界や社会の中にある同じものが、より凝縮された形で一日限りのお祭りの中に現出しているように感じます。作り出したい欲、見せたい欲、所有欲、承認欲、お金まわりの欲、さまざまな趣向への欲(可愛らしいもの・性的なもの・カッコいいもの・強いものへの憧れ、気持ちの悪いもの・・・)などなど、それらが混沌と力強く渦巻いていてハッキリ見えて認識でき、考える良いきっかけにもなりました。
日本では長らく彫刻や立体は売りにくいと言われてきました。売るギャラリーやディーラー側も、制作している作家側も、日本で立体を売っていくのは難しいと耳にしながら活動してきたのではないでしょうか。
ですが、ワンダーフェスティバルの活況はどうでしょう。模型もいわば立体です。こんなにも立体が好きな人たちが押し寄せている。その有り様を見て体感して、頭がグラグラするほど驚いたのです。フィギュアは、言ってみれば現代の「置物」です。彫刻のジャンルでは近年に至るまで、「置物」はあまりポジティブな雰囲気で捉えられてきませんでしたが、「フィギュア」が「今日的な置物」であるとして、ワンダーフェスティバルの長きにわたる盛況を見ると、「フィギュア」は日本の文化の中で受け入れられてきたということで、ワンダーフェスティバルを通じて、そこに何か立体作品を作る作家が展開していけるヒントがあるように今は感じています。

会場設営をする永島信也さん(右)と道甫さん(左)

2017 夏 永島信也さんの出品

永島信也さんの木彫のフィギュア作品

永島信也さんの出品の根付彫刻

道甫さん恒例の自分撮り

道甫さん出品の「クトゥルフ」シリーズ

至水さんのテーブル
※至水さん本人のブログにもワンフェス参加報告レポートあります!
https://deadpool-shisui.blogspot.jp/2017/08/2017.html

2017 春 に参加した時に取材をされた冊子に掲載していただきました。
(Gallery花影抄/根津の根付屋 橋本達士)
- 2017/08/20(日) 21:57:28|
- 永島信也(神奈川)
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2017年7月30日(日) ワンダーフェスティバル夏に、永島信也さんと道甫さんと「根津ノ根付屋」として出展しました。
ワンダーフェスティバルは、日本のサブカルチャーの聖地の1つだと思います。主に模型文化を愛する人達が集まっている1日限りのお祭りで夏と冬の2回あります。永島さんが参加をはじめると共にギャラリーとして一緒に出始めました。至水さんもご友人の怪人フィギュア作家さんと出ていますし、もともと守亜さんにとっては恒例の作品発表と販売の場です。
「根付」と「ストラップやフィギュア」との類似性や相違・差異については、現代で根付について話される時にしばしば出てくる部分です。いわば隣の異国であると思います。異国でありながら国境を接しているので行き来がある。造形作家・竹谷隆之さんの原型による「妖怪根付」が海洋堂から発売されて人気を博したことも大きな関係があると思います。「フィギュア造形」と「根付彫刻」の距離が狭まった瞬間であったのではないでしょうか。根付が元来サブカルチャー的な位置にあり親和性が高かったのかもしれません。
海洋堂の妖怪根付をコレクションしたことがきっかけで、以降、本来の根付のコレクターになられた方もあり、フィギュア造形の作り手の中で「根付」が認識もされたことは大きかったと思います。
私たちのギャラリーが模型・フィギュアの作品世界に接するようになったのは、最初に「生き物のフィギュア造形」作家であるところの守亜さんが、自作に根付造形の要素(デザインなど)を参考にしようと訪ねてきてくれたところからでした。その後、守亜さんは「樹脂(レジン製)根付作品」を実際に主要なラインナップとして制作活動を展開し、ついにはゴジラなどの怪獣根付を公式の仕事として手がけるに至りました。このゴジラの根付から、本格的な根付について調べて興味をもつような人もあるだろうと思います。
ギャラリーとしては、当初に守亜さんのファンの人たちなどから、「ワンダーフェスティバル面白いし未知の作家居るからおいでよ!」と声をかけられたりしていたのですが、なかなか実際に「その場」に行く・関係するというところまで至らずにいました。その後、前述のように、永島信也さんが参加して作品を並べてみたいということもあり、至水さんが友人の作家さんと一緒に参加したり、そういう中で押し出されるようにギャラリーとして参加をしてみることになったのです。会場では、根付作家に限らず、知っているアーティストの方々がたくさんお客さんとして来場していたりしました。話を聞くと昔からずっと通っているというようなことも。会場の熱気にも驚きましたし、なにか羨ましくも感じました。
模型ファンではないので、ワンダーフェスティバルの会場に来ると、やはり美術工芸のことを考えます。「根付(工芸)」「フィギュア(模型)」「彫刻(芸術)」といったキーワードについて思考を巡らすのはとても面白いです。
またワンフェス会場には様々な「欲」が渦巻いていて、それはアート業界や社会の中にある同じものが、より凝縮された形で一日限りのお祭りの中に現出しているように感じます。作り出したい欲、見せたい欲、所有欲、承認欲、お金まわりの欲、さまざまな趣向への欲(可愛らしいもの・性的なもの・カッコいいもの・強いものへの憧れ、気持ちの悪いもの・・・)などなど、それらが混沌と力強く渦巻いていてハッキリ見えて認識でき、考える良いきっかけにもなりました。
日本では長らく彫刻や立体は売りにくいと言われてきました。売るギャラリーやディーラー側も、制作している作家側も、日本で立体を売っていくのは難しいと耳にしながら活動してきたのではないでしょうか。
ですが、ワンダーフェスティバルの活況はどうでしょう。模型もいわば立体です。こんなにも立体が好きな人たちが押し寄せている。その有り様を見て体感して、頭がグラグラするほど驚いたのです。フィギュアは、言ってみれば現代の「置物」です。彫刻のジャンルでは近年に至るまで、「置物」はあまりポジティブな雰囲気で捉えられてきませんでしたが、「フィギュア」が「今日的な置物」であるとして、ワンダーフェスティバルの長きにわたる盛況を見ると、「フィギュア」は日本の文化の中で受け入れられてきたということで、ワンダーフェスティバルを通じて、そこに何か立体作品を作る作家が展開していけるヒントがあるように今は感じています。

会場設営をする永島信也さん(右)と道甫さん(左)

2017 夏 永島信也さんの出品

永島信也さんの木彫のフィギュア作品

永島信也さんの出品の根付彫刻

道甫さん恒例の自分撮り

道甫さん出品の「クトゥルフ」シリーズ

至水さんのテーブル
※至水さん本人のブログにもワンフェス参加報告レポートあります!
https://deadpool-shisui.blogspot.jp/2017/08/2017.html

2017 春 に参加した時に取材をされた冊子に掲載していただきました。
- 2017/08/20(日) 21:56:55|
- アートフェア他(根津以外での展示活動)
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「プラモ屋のこと」みんな今プラモデルって何処で買ってるの?
やっぱりamazonとかなの?
そもそもプラモ作らんのかな・・・
至水の幼少期、商店街の小さな雑貨屋とかスーパーの雑誌売り場の片隅とかに普っ通に置いてあったプラモデル。
一番最初に意識的にプラモデルを買ったのはロボダッチのライダーロボだった気が・・・
その後中学高校と行動範囲が広がると、「アサヒ屋」「ウォツ模型店」「富士模型店」「とり屋」そして模型少年至水のホームグラウンドだった「だるま屋」等、地元の函館市内にはいくつもの模型専門店が在る事を知りました。
当時少年モデラーでサバイバルゲーマーであった至水はウィークデーならばほぼ毎日、学校から帰宅した後は模型仲間やサバゲ仲間、そして店主である「だるま屋のおじさん」と「だるま屋」が閉店する午後7時まで、やいのやいのと駄弁って過ごしていたのです。
専門学校卒業後、歯科技工士となった至水は仕事に忙殺され「だるま屋」を訪れる機会は減ったものの、それでも週末や祭日には折を見て「だるま屋」へ顔を出しました。
しかし昔の模型仲間も皆それぞれ忙しく、「だるま屋」で出会う事も少なくなり、昔と変わらずおじさんが煎れてくれたインスタントコーヒーを啜りながら「結婚はまだか」「歯科技工の仕事は順調か」「〇〇(昔の模型仲間)は元気か」等々々「だるま屋のおじさん」と二人で話しこむ事が多くなりました。
紆余曲折あり歯科技工士を7年で離職した後の全く畑違いの職に潜り込んだ13年間、「だるま屋」を訪れる機会は更に減り、店の近くを通った際にシャッターが閉まっている事が多くなってきたなと感じ始めたのが東日本大震災直後の1年くらい。
そして2013年以降「だるま屋」のシャッターが開く事はなくなりました。
一昨年、地元の社会人模型サークルが定期的に開催している作品展示会の告知をSNSで見つけ、暫くプラモから遠ざかっていた至水が何を思ったかふらりと展示会を覗きに行ったのは、あれはきっと呼ばれたのかなと。
会場で模型サークルの関係者の方とお話をさせて頂くうちに「だるま屋のおじさん」が前年に亡くなられていた事を知らされたのです。
今になって思えば「だるま屋」は模型趣味人のサロン的な場であり、足繁く通っていたあの頃の毎日は、今の至水に必須な「造形」というパーツを醸成する為のとても重要で大切な時間だったのだと思います。
今も本名を知れていません
でも至水にとっては「だるま屋のおじさん」
出来る事ならばもう一度お会いして
「おじさん根付って知ってる?」
「今オレ『至水』って雅号で根付彫刻を生業に出来ているんだ」
なんて、今の「至水」の話をしたかったなと・・・
超エモいノスタルジーが胸締め付ける
そんな2017年のお盆過ぎです。
感謝しかない・・・
- 2017/08/17(木) 22:42:40|
- 至水(北海道)
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守亜展「私的熱帯世界」(日本橋三越本店本館6階アートスクエア)は、
お陰様で盛況のうちに会期を終了することが出来ました。一同深く感謝致しております。
遥々遠方より御来場くださいました方々や、お問い合わせくださいました方々、
また今回初めて守亜作品を目にされた方々、貴重なお話や御意見をくださいました皆様、
本当に有難うございました。
日本橋三越の皆様にも大変御世話になりました。作家共々御礼申し上げます。
今回、初めて三越さんで展示をしてみたことで、新しいお客様層に作品を触れていただくことができました。
守亜作品が、老若男女幅広い層の方々に訴えかけることができる作品だとあらためて感じました。
今回の経験を糧にして、守亜さんもいろいろな挑戦がまたできるのではないか?と思います。
すべてのことを、今後の活動に繋げてまいります。
今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。

- 2017/08/17(木) 13:51:47|
- 守亜(群馬)
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ギャラリーは今月11日~20日まで夏季休暇を頂きます。
店舗は11日~24日までお休みとなり、25日(金)より通常営業となります。
メールは確認いたしておりますので、何かお急ぎのことなどございましたら
メールにてご連絡くだされば幸いです。
今年の夏は暑くなるのも早かったですが、最近の天候不順にも悩まされます。
どうぞ、皆さま暑い最中ご自愛ください。

※オープン時間:13:00~19:00
- 2017/08/11(金) 13:37:39|
- 店舗営業のお知らせ
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「20代頃の追想」 梅雨が明ける前に百日紅(さるすべり)が咲いた。この花が、色褪せる時まで、今夏は長いと覚悟しなければならない。
池波正太郎、鬼平犯科帳の一文に、梅雨が明け、外仕事の多い江戸の庶民は、晴れ晴れとした夏空を見上げ鬱陶しさから解放されて喜ぶ。十日もすれば、ぐったりと暑さに文句を云うくせに・・・とある。今年は・・・・ゾッ!!
啓上 残暑御見舞
前回、試みた仕事で遊んでいると、心に変化が現れたと書いたが、それは私が美洲銘を彫るまでの若い時の変化と同じ事に気が付いた。55年も前の話だ。この半年、若い時にタイムスリップした如く、気持もその時代の気概に成れた事は、思わぬ収穫だった。
蛇足ながら、当時を語ると、前回の東京オリンピックの開催された頃の御話。(フルクサ!!)
18歳で、象牙彫刻根付を学ぼうと、父の工房に入る。出勤する職人さんと、出入りの人で、賑やかであった。
子供の頃より、父の手伝いをしていた故、初めての仕事も、一人で仕上げられる過程も知っていた。
美大の夜間部には彫刻科がなかったので、夜間は太平洋美術学校で彫塑を学んだが、その時期に読んだ美術書、展覧会、先輩や仲間達の討論等々が、今の私の血肉になっていると感じる。また、その時期は、抽象表現が全盛で、テクニックより、本質の追求を旨としていて、現在の技巧第一主義とは180度差である。
当時の根付界は、キンゼイ御夫妻来日までは、全体像が見られる横のつながりがなく、よくわからなかった。ただ、象牙、骨董の業界内で動いていた。象牙彫刻会ができ、諸先輩からの教えで象牙根付が、骨董(古典)と似て非なるものと知る。象牙彫刻は明治以来の伝統基本として写実と技術に重きを置く。よって、根付の用の美は二の次にされていたと感じた。父の友人の骨董商が見せてくれた古典根付から吸収していた「これが根付」だという基本感があったためかも知れない。ただ、古典的表現で象牙商社に持参しても初めは下手扱いされた。象牙界に通用するのは数年後、洋書の根付本からのコピー注文が多くなってきてからだった。
幸いなことに、私が仕事場に座した時に、外人の根付骨董商と出会った。彼は古典根付を貸してくれ、そのコピーを制作する事、十年になった。数えれば数百からそれ以上であろう。加えて、古典からの意匠を、私のアイディアで創るのもよしとされた。これが、私のオリジナリティ重視の原点にもなっている。
父より受け継いだ職人さんたちに渡す荒彫の数も、今の人には考えられないほどの数に及ぶだろう。輸出用といっても中級品に属している故、やっつけ仕事ではない。そのため素材からいかに早く仕上りの姿を発見するのかが、無駄な時を費やさない勝負どころであった。これは立体造形クロッキーといっても良いかも知れない。現在、鹿角など「形の制約がある素材」から意匠を発見するのに役立っているのは言うまでもない。
この様な若い日の思いをたどりながら遊んでみたが、作り手の心は変化する事を実感した。
この様な仕事は、向上心を抑え、満足感を得られぬことと気が付いた。今回の連作の中で、やり初めの作品と後ではかける時間が違ってきた。もっと小刀を入れればよくなると思う気持ちが強くなってくる。それによって満足感を強くするのが本来の姿との感が強くなった。
中村雅俊師の唯一の教え“満足するまでやる事”。昨日言われた様な気がしている。
そして現在は、ジャスト、キンゼイ御夫妻より始まる現代根付運動といわれた時代の精神に立ち返っている。約五十年前の私と今では違う。今、私は老根付師。されど同じ精神と思考で、なにを創作するかは、私自身でも楽しみなことと期待している。
平成二十九年 葉月 齋藤美洲

- 2017/08/09(水) 07:41:53|
- 齋藤美洲(埼玉)
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伊勢は、連日32℃越えの暑さの上、名古屋や三重県の北勢地方で大雨が降っていても、伊勢は、降ってくれません。
パラパラと雨が当たって来たかと思ったら止んで、思わせぶりな天気にガッガリ。。。
少しは、雨も降って欲しいところです。
それでも、稲は育ち、稲穂が垂れてきました。

お盆が明けたら、いよいよ刈り入れの準備、8月下旬頃から稲刈りが始まります。
8月になると、「あ~~8月かぁ。また地獄の日々が、近づいてきた。。。」と思うのです。
毎年、「も~~倒れる。も~~死ぬ。」と思いながら、30℃を越える暑さの中、
長袖を着て稲刈りをしているとホント、ヘロヘロ状態です。
普段が、家の中で作業しているだけなので炎天下の作業はこたえます。(´;Д;`)
どうか無事に8月が終えられますように。。。
※さきほど、紫苑さんとやりとりしまして、今回の台風の影響は、少なくて済んだとのことでした。(スタッフ)
- 2017/08/08(火) 11:33:14|
- 紫苑(伊勢)
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雑誌「アートコレクターズ」2017/7/25発売号 は、藝大特集です。
盛り沢山、作家さん満載でお楽しみいただけることと思います。
佐野藍さんの作品も取り上げて頂いております。
佐野さんにとっては、4年生の卒業制作(この掲載作品)には強い思い入れがあり、
今回の誌面掲載をとても喜んでおります。
書店で是非ページをめくって見てください。
※アートコレクターズ(生活の友)-webサイトはこちら!
- 2017/08/07(月) 09:37:53|
- 佐野 藍(東京)
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先月、開催していた金井麻央さんとの二人展では、
暑さや、雨で足元の悪い日もある中、多くの方々にご来場いただき本当にありがとうございました。
毎日在廊させていただいた事もあり、作品を前に今まで以上に色々なお話や、ご意見、ご感想をいただけて、
とても充実した貴重な1週間になりました。
今回は、根付の他にも新たな試みとして宝石彫刻の作品を出品しました。
それぞれの石が持つ特有の質感や色、透明感など、素材としてとても魅力的で、
加工が難しい事も含めどうやって形にしていくかを考えながら手を動かすのが楽しく、
これからも前向きに取り組んで行けるテーマになるなという手応えを感じています。
正直、根付ではない作品がどう見られるかという不安も少しありましたが、
お客様からも背中を押していただける様な反応、ご感想を多くいただけたので、
次にしっかり繋げて、根付とはまた少し違う気配を纏った宝石彫刻の作品も増やせていければと考えています。
また、いくつかの課題も見えてきたので今後はそこを少しずつでもクリアしていきながら制作を進め、
より良い作品を作って行けたらと思います。
と、ここまで書いて読み返すとやたらと堅い感じの文章になってしまいました・・・
二人展が終わって1週間になりますが、制作も進めつつ、
展示中にお客様に勧めてもらった本や映画を観たりして少しゆっくりしながら次に作るものを考えて過ごしています。
色々やってみたいことはあるのでひとつずつ形にしていきます!
今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします!
中梶 真武


- 2017/08/06(日) 19:04:06|
- 中梶真武(神奈川)
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先月会期を終えました二人展、暑い中お越しくださいました皆様、ありがとうございました。
様々なご意見、ご感想頂き実り多き一週間となりました。
昨年は、個展で発表した一点のみで、根付はほとんど制作しておりませんでしたが、
この度の二人展では、「箱」という形がもつ意味、漆芸だからこそ表現できる根付、という形を考えながら制作いたしました。
まだまだではありますが、これからも追究していきたいと思います。
また、この度、中梶真武さんとご一緒させて頂き、とくにテーマをもってお互いに制作したわけではありませんが、
世界観がぶつかっていなくて(主張が強すぎない作風?で)見やすいというご感想を多く頂きました。
企画してくださったギャラリーの皆様、一週間ご一緒させて頂いた真武さん、ありがとうございました。
一週間間近で作品を拝見できたことはとても勉強になりましたし、あたたかい気持ちになりました。
ありがとうございました。
金井麻央

- 2017/08/06(日) 18:59:20|
- 金井麻央(神奈川)
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雑誌「アートコレクターズ」2017/7/25発売号 は、藝大特集です。
盛り沢山、作家さん満載でお楽しみいただけることと思います。
金井麻央さんの作品も取り上げて頂いております。
書店で是非ページをめくって見てください。
※アートコレクターズ(生活の友)-webサイトはこちら!
- 2017/08/06(日) 18:10:08|
- 金井麻央(神奈川)
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来週9日(水)より日本橋三越本店6Fアートスクエアにて、造形作家 守亜さんの個展が
始まります。久しぶりのネイチャー系作品展とのこと。
守亜作品展「私的熱帯世界」
会期:8月9日(水)~15日(火)
時間:10:30~19:30
会場:日本橋三越本店6階アートスクエア


出品作品や購入に関する事など、詳しくは守亜さんの
ブログをご覧ください。
現在、すでに地下ウインドウではプレ展示も始まっています。
お近くを通る際にはぜひ、ご覧頂き楽しんで頂ければ嬉しいです。

[守亜展「私的熱帯世界」 日本橋三越本店での展示のお知らせ]の続きを読む
- 2017/08/05(土) 20:34:31|
- 守亜(群馬)
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