日本橋三越本店で開催された泉水陶小作品特集~根付から盃~「勝地遊覧江戸双六」
5月23日をもって無事終了いたしました。
想像以上にたくさんの方にお出で頂き、たくさんの方に楽しくご覧いただいたとの感想を頂き、とても幸せです。
今回の展示は場所ありきで計画しました。展示スペースが楕円のドーナツ型ケースでしたので、くるりと周り
ながら楽しめるもの、と考えを巡らせるうち、丁度「上がり」が日本橋の双六に出会いました。
37の(当時の)勝地を巡る双六ですが、今はもう存在しない地名もありました。
その内の30の勝地をピックアップし、その土地にまつわる話や、地名からのごろ合わせで32の動物等を
根付にしました。今は無い地名や知らない場所などは本やネットで色々と調べてみると未知のお話に
出会えたりして大変ながらも楽しい作業でした。
実際に訪れたりもしましたが、やはり当然ではありますが、徳川ゆかりの場所が多く、当時の改革などで
造られた公園が今もなお残っている事や様々な由来のある場所が、今までとはまた別の目線で豊かな
場所に思え、江戸幕府の奥深さを感じました。
まだまだ出来そうです!
差吞盃の方は単純に皆さん笑って手に取っていただけて、本望でした。
あまりやらなかった鳥類も評判が良かったので今後増やしていきたいな、と思います。
カメラを愛する方から「カメラと差吞みたいからカメラを中に入れてほしい」とのお言葉もありました。
そんなのも良いのかもしれません。やってみようかなぁ。笑
2017年5月 泉水

- 2017/05/30(火) 17:08:22|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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< 作家挨拶 >
かわさきみなみ展「いくつものとき」は無事に会期を終了いたしました。
ご来場下さったみなさま、Twitterやギャラリーblogで作品をご覧くださったみなさま、ありがとうございました。
個人的な話になりますが、今年で17歳になった愛犬は体のあちこちが不自由になり、食事やトイレ、
歩くことなど生活のあらゆることに手助けが必要になりました。
今回展示していた作品は、介護をしながら、以前は走り回って遊ぶこともあったなと思い出したり、あとどのくらい
一緒に過ごせるのだろうと考えたりする日々の中で制作していました。
今回の展示の「人と犬との暮らしの記憶」というテーマは、愛犬との今までを思い返す機会の多い時期だったからこそ
生まれたテーマだったと思います。
展示を作ってみて改めて展示内容について考えたとき、自分の中に一番はっきりと見えてきたのは
人と犬とが一緒に暮らした記憶が、お互いにとって良いものであるように、という願いでした。
そんなことを考えるきっかけになった対象が私にとっては愛犬だったので犬がテーマになっていますが、
展示を見て頂いたみなさまは犬と暮らしたことがある方もそうでない方も、
それぞれに展示から物語を感じとって楽しんで見て頂けたようで嬉しかったです。
みなさまから頂いた感想や、展示をつくることで見えてきた思いを手がかりに、まだまだ犬の作品を
作り続けていきたいと思っています。
今後の活動も、是非見て頂けたら嬉しいです。
2017.5.28 かわさきみなみ

- 2017/05/28(日) 20:09:15|
- かわさきみなみ(千葉)
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現在開催中のかわさきみなみ展 「いくつものとき」 出品作品をご紹介いたします。
立体作品

「ハルの風」 37×20×19.5cm
素材:羊毛、針金、スポンジ
※販売済

「ナツの太陽」 31×24.5×18cm
素材:羊毛、針金、スポンジ 237,600円(税込)





「アキのにおい」 41.5×19.5×14.5cm
素材:羊毛、針金、スポンジ
※販売済

「フユの空気」 22×23.5×17cm
素材:羊毛、針金、スポンジ 205,200円(税込)



平面作品

「あそび」 42.5×30×厚さ4.5cm
素材:羊毛、木製パネル 43,200円(税込)

「家族」 42.5×30×厚さ5.5cm
素材:羊毛、木製パネル
※御売約済
「より道」 42.5×30×厚さ4cm
素材:羊毛、木製パネル 43,200円(税込)

「手をつなぐ」 42.5×30×厚さ3cm
素材:羊毛、木製パネル 43,200円(税込)
●作品についてのお問い合わせは
mail@hanakagesho.com ☎03-3827-1323 までお申しつけください。
かわさきみなみ展は今週日曜日28日まで開催中です。今年の展示は立体作品、平面作品各4点ずつの
計8点の展示になります。かわさきさんも毎日在廊していますのでぜひ、足をお運び頂き、色々と感想も
いただけますと幸いです。お待ちいたしております。


かわさきみなみ展「いくつものとき」
5月20日(土)〜28日(日) ※22日(月)休廊
13:00〜19:00(最終日〜18:00)
- 2017/05/26(金) 19:23:03|
- かわさきみなみ(千葉)
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アキバ総研 ーアキバ系の情報&コミュニティー にて、永島信也さんのインタビューが掲載されました。
「ホビー業界インサイド第23回:美少女フィギュアか伝統工芸か? 永島信也が彫る“美少女根付”は、どこへ向かう?」
是非、御覧下さい。
https://akiba-souken.com/article/30111/
- 2017/05/25(木) 20:23:01|
- 永島信也(神奈川)
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発売中の美術雑誌「美術の窓 (2017年6月号)」の特集:新人大図鑑2017 期待のホープ365名を一挙紹介!に、
根付彫刻の新人枠で、道甫さんを推薦させて頂きました。
デビューから3年が経ちましたが、まだギリギリ新人枠で通るかと思います。
根付作家として基礎的な技術や知識が少しずつ身になってきて、今後の成長が楽しみになってきました。
皆様の応援やご指導を身に受けて、益々頑張ってほしいと願っています。
引き続き、見守っていただければ幸いです。
作家共々、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
2017年の11月には、至水さんと道甫さんで二人展を開催もいたします!

「美術の窓」2017年6月号57頁
※「美術の窓」webサイトはこちら!
- 2017/05/24(水) 20:26:00|
- 道甫(千葉)
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上原万征・道甫・森謙次の3名が、伊勢丹新宿店アートギャラリーでのグループ展に出品致します。「骨のあるアート展〜骨が語る物語〜」
伊勢丹新宿店 本館5階=アートギャラリー
2017年5月24日(水) -30日(火) 最終日6時終了
出品予定作家 (50音順)
因幡 都頼 /
上原 万征 / 小田 隆 / 玉川 麻衣 / 平良 志季 / 團上 祐志 / 出口 雄樹 /
道甫 / 長瀬 萬純 / 丸岡 和吾 /
森 謙次 / 横山 隼 / Kiriku 他
伊勢丹新宿店美術展-webサイト
http://isetan.mistore.jp/store/shinjuku/floor/main_5f/art/index.html
上原万征「そらまめず」 そら豆の鞘の中に、髑髏豆たちが収納されます。

道甫「髑髏に蜘蛛」

森謙次「骸骨福禄寿」
- 2017/05/21(日) 21:33:10|
- アートフェア他(根津以外での展示活動)
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高円宮妃久子殿下が「婦人画報」で連載されている「レンズを通して 四季をめぐる鳥と根付」が、
中央公論社から発売になりました。
風景の中に置かれた根付のそれぞれのシーンがとても楽しく、
根付と持ち主の新しい繋がり方、楽しみ方も気づかせてくださる一冊です。
書店で是非お手にとってみられてはいかがでしょうか。
中央公論社-webサイト
http://www.chuko.co.jp/tanko/2017/04/004975.html
- 2017/05/20(土) 21:22:02|
- 根付に関する本
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5月の連休中(と言っても、僕には、休みは有りませんが)に、やっと田植え作業が一通り終えることが出来ました。

まだまだやらないといけない作業が有りますが、とりあえず一段落です。
4月半ばから、ほとんど根付製作の作業が出来ていなかったので、ようやく、ちゃんと根付製作に向かえそうです。
ただ、田植え機を洗っている時に、真ん中のフローターが破損しているのに気づき、が〜〜ん‼︎Σ(゚д゚lll)

赤字にしかならないのに、更に修理代が。。。
。゚(゚´Д`゚)゚。
根付を作って売らないと。。。
- 2017/05/12(金) 20:01:59|
- 紫苑(伊勢)
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来週5月17日(水)より陶作家 泉水の、陶根付と盃の展示が日本橋三越にて始まります。

今回の根付作品は、展示名にもありますように、勝地遊覧江戸双六にある地名にちなんだものを泉水が
それぞれ色々な動物やモノに置き換え作品にしています。双六のように、楽しくみて欲しいという願いも
込めています。また、陶根付に登場した動物を盃にも登場させ、より展示を盛り立てる要素となるように
展示します。以前から取り組んでいる”差呑盃(さしのみはい)”ですが、お客様のお声なども参考に改良も
重ねて、今回すべて新作です。こちらも手に取りご覧になってください。
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こちらはイメージです。(以前の差呑盃)お酒の入る量が少し多くなりそうです…!

今回、顔となるべく日本橋から発想した「かわうその棒手振」日本橋といえば、やっぱり魚河岸でしょうか。
後ろには同じく魚河岸テーマの「よっとこどっしょいこ」 後ろは一番上の写真をご覧ください。
しょいこに魚がつめられています。
ぜひ、日本橋三越本店 本館6階美術工芸サロンにて行われる泉水特集展示に足をお運びください。
また、作家在廊情報などはTwitterにてお知らせをしていきます。よろしくお願いいたします。
泉水陶小作品特集 ~根付から盃~
勝地遊覧江戸双六
会期:5月17日[水]~23日[火]
会場:日本橋三越本店 本館6階 美術工芸サロン
交通:東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅より徒歩0分
東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅より徒歩3分
- 2017/05/10(水) 18:13:48|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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ブログのこと(其の一)暫くぶりのブログ更新お久しぶりの至水です。
今まで不定期だったGallery花影抄ブログ(至水カテゴリ)の更新でしたが、Galleryからの要請もあり今回より毎月書かせて頂く事となりました。
改めて宜しくお願い申し上げます。
至水はGallery花影抄ブログに投稿する以前、2011年1月から「悪魔ノ天秤」というブログを公開運用しており、そちらには2010年後半に前職を離職し初めて製作したタグアナッツ製の根付から新作の「尻目」まで、更に根付以外の製作物も含め全て時系列順に公開しています。
http://deadpool-shisui.blogspot.jp/各作品には意匠モチーフのバックストーリーや妄想設定等も書き添えてあり、「至水全百科」的な「全百科」と書いて「オール百科」と読ませるコロタン文庫式アーカイブブログとなっております。
ウェブで自身の作品を公開されている根付師の方も少なく「根付師は作品で語れ」なんて何処かで聞いたような気もしますが何せ至水は言いたがりで・・・
ある意味至水作品の説明書である其れらのテキストを含め一つの作品だと思っていますので、「しょうがねぇなぁ至水は」と苦笑いで御一読頂ければ幸いでございます。
Gallery花影抄ブログリブート投稿の第一弾が「他人のブログで自分のブログをレコメンドする」という掟破りな投稿になってしまいましたがこれもまぁ・・
至水っぽい死水っぽい・・・
次回「ブログのこと(其の二)」に続く
- 2017/05/03(水) 16:31:04|
- 至水(北海道)
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開催してまいりました「永島信也 彫刻展 境界を染める」2017年4月30日(日)で、おかげさまで無事に会期を終了いたしました。
応援してくださいました皆様に、作家共々心より御礼申し上げます。
今回もいろいろな発見や学びがありました。今後の活動や制作に活かしてまいります。
また永島信也さんが外部チームのプロジェクトに協力する形で「未来根付」を考える地道な挑戦が数年続いています。
今回の2017年永島信也展では、プロジェクトチームのスタッフによる、根付愛好家や根付作家など普段から濃い根付ライフを送っている方々へのヒアリングが始まりました。あらためて根付の本質を問う機会になっています。
個展会場にてヒアリングに御協力くださいました皆様に、一同感謝申し上げます。
次回の永島さんの活動は、夏のワンダーフェスティバル参加です。
ひきつづき、永島信也の活動を見守っていただければ幸いです。
- 2017/05/02(火) 22:01:33|
- 永島信也(神奈川)
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