根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

森謙次展情報掲載

開催中の森謙次展の展覧会情報が美術雑誌に掲載されています。
書店で手に取っていただければ幸いです。

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月刊美術2014年6月号(No.465)
月刊美術-webサイト

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アートコレクターズ2014年6月号(No.63)
アートコレクターズ-webサイト

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  1. 2014/05/26(月) 19:58:57|
  2. 作家

「グッジョブ!」森謙次根付彫刻展

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「グッジョブ!」
森謙次根付彫刻展2014
Gallery花影抄/根津の根付屋にて開催中です。
2014/5/24(土)~6/1(日)
5/29(木)休廊
展覧会webサイト

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作家も、初日・2日目と上京してきました。
一葉記念館の谷斎コレクションの展示も観てきました。
記念館前で記念撮影の森謙次さん。
  1. 2014/05/25(日) 13:59:08|
  2. 森謙次(高知)

作家便り「14年5月/泉水(東京) 」

汐留ミュージアムで開催中の「フランス印象派の陶磁器」展に行ってまいりました。

1866~1886のjaponismの影響があった、印象派の陶器。
はずかしながら、陶磁器にそのような分野があることを知りませんでした。

まず注目するのは会場の入り口に展示してあったF.ブラックモンによる「ルソー シリーズ」と
呼ばれる1867年パリ万博で発表されたファイアンス(注1)のお皿でしたが、白い皿に北斎風の
絵が散らばっている、という私が見ても不思議な皿。これはヨーロッパ的には相当びっくりな
デザインだった(それまでは皿の絵には必ず中心があり、同心円状に模様がデザインされて
いるものしかなかった)ようですが、主に北斎漫画から写したという模様はそれはそれは種を
超え色々なものが脈絡なく自由に配置されています。

私のお気に入りは「エイ+四十雀+花」のお皿です。エイも四十雀も何故かお腹側が描かれており
フォルムが似ている為か、一枚のさらに配置されているのですが、同じ空間をエイと四十雀が悠々と
羽ばたいている感じが実に感動的です。この、日本ぽい、というだけで、季節感やら何やらを無視
した模様の選択には理由がある ようです。ブラックモンが北斎漫画のあちこちからピックアップし、
描きとった図案を転写シートに写したものを職人たちが一つ一つ切り取り、職人たちの好きな様に
並べられた結果なようです。そういった、制作に自由を与えられた工房だったようで、職人たちも
楽しく図柄の組み合わせを考えていたのではないかと想像すると、ちょっぴり楽しくなりました。

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もう一つ、私の気になった展示に「バルボティーヌ」という作品群があります。
この字面を見たとき、「あれ、何のことだっけ・・・」と思って、作品を見てもピンと来ず、ネットで
検索して気づきました。私の知っているバルボティーヌは、フランスの 骨董市などで見かける
フランス製マジョリカ陶器のことでした。カラフルな植物や動物の形をした皿や三次元的な皿、
かなりデコラティヴなものです。

しかし、この展示で見たバルボティーヌは随分と違っていたので気づきませんでした。
どうやら「バルボティーヌ」には狭義的なものと広義的なものがあるようで 、狭義的には私の知って
いた皿などのことのようですが、広義的には「化粧土」(注2)の事のようで英語で言う“slip”でした。

展示のものも後半は形状がデコラティヴになっており、マジョリカに近い感じがありました。
興味深いのは化粧土の使い方です。化粧土を施された陶器の歴史は古く、紀元前からあった
ようですが、近代に入って有名なのはバーナードリーチを代表する、イギリスのスリップウェアだと
思います。スリップウェアでは、化粧土(スリップ)をスポイト等に入れ、線で模様を描く、或いは全体に
化粧土を掛け、表面を引っ掻いて素地の色を出しながら模様にするものですが、今回のバルボティーヌの
様に化粧土を油絵の具の様に塗り重ね、絵を描いていくと言う使い方は初めて見ましたし、驚きました。

時代的に印象派の絵画を器の上に再現したい、と思う気持ちは理解できるかも、、、と思いました。
光沢の強い透明な釉薬も重ねられた化粧土に深みを加え、陶器らしからぬ透明感を生み出しているように
思いました。 不思議なやきものたちに出会った展覧会でしたが、北斎漫画を見直し、バルボティーヌ、
真似してみたくなってきました!

泉水


注1 ファイアンス: 錫釉(白色の不透明な釉薬)が掛けられた、絵付けに適したやきもの
注2 化粧土:水と粘土、発色顔料などを適度な濃度に混ぜた泥漿

※泉水さんは、7月に個展予定です。
  1. 2014/05/23(金) 20:00:09|
  2. 泉水/北澤いずみ(東京)

週末在廊企画 御礼 秋葉絢

今回、初めて週末在廊企画をしてくださった秋葉絢さんより皆さまにお礼のコメントが届きました。

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この度の在廊企画では、作品をゆっくりとご覧いただきながら、お客様とお話をさせていただき、
とても楽しい時間を過ごすことができたことを大変感謝しております。

制作の面でも、普段と違ったことに挑戦できたこと、その作品を見ていただく
機会をいただいたことは、大きな収穫です。

皆様からかけていただいたお言葉を励みに、これからも作品づくりに打ち込んでいきたいと思います。
どうもありがとうございました。

秋葉絢


※今回、週末在廊で見て頂いた蓋物作品をギャラリーページにアップしています。
こちらでもどうぞご覧ください。また、秋のアートフェアにも参加予定になっています。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
  1. 2014/05/22(木) 19:35:40|
  2. 秋葉絢

作家便り 「14年5月/かわさきみなみ(千葉)

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こんにちは。かわさきみなみです。

私が今制作場所にしている部屋の窓は
すりガラス(?)の窓で、外が見えません。
窓の外の物の色がうっすらと見えるくらいで
ほとんど白く光ってる感じです。

空の様子や時間よって光の色が変わるので
それがすごく気に入っています。

私が特に好きなのは、朝の光と 雨や曇りの日の光。
光が強すぎず、やわらかい。
少し青みがかった白のような色で落ち着きます。

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午前中はよく窓の側で平面の作品の制作をしています。

毎日、すりガラスの窓から入る光を見ていたら、
陽の光を活かした、窓の側に展示できる
作品を作りたいという気持ちが強くなってきました。
学生の頃、窓にネズミの絵を沢山貼るという
展示をしたことがあるのですが、またそれとは違う形で
光を取り入れた作品が作れないかなぁ
と最近よく考えています。色々実験してみたいです。

かわさきみなみ


※かわさきみなみ個展:2014年6月21日~29日 Gallery花影抄にて
  1. 2014/05/21(水) 19:32:48|
  2. かわさきみなみ(千葉)

道甫、防破線引きと一葉記念館に行くの事

拝啓、青葉の候、すっかり春になり学生たちを堕落させるといわれる黄金週間が過ぎる頃、
隠者のごとく篭って根付を制作していた所、
ふと、ブログに記事出してねぇと思い、筆を執った次第で御座います。   
ご無沙汰しております。ドーモ 道甫です。

作品の傾向、特色は作家の気質や思想、好みによって作られるものです。
それを知るには実際に作者と話し、作品と対話してというプロセスを経て、長年培うことで得られるものです。
それを行うには時と場所を要するという問題がついていきます。
だがしかし、今は文明開化の時代、いんたーねっとで情報を発信できるというのです。
最近、食品に載っている「私が作りました情報」のような、そんな感じで活用してみたいと思います。

思考を文章化して発信することは皆さんにとっての広告であり、作者にとっての思想を熟成するものです。
思想を熟成するというのはどういうことなのか。それは思想の構築と見直しのプロセスです。
私は漠然と思想を思い浮かべて作品を制作しています。その思想とは言葉にしがたいものであります。
作者が作品としても良いと思うフォルムの基準に到達したときに作品と成るのです。
ではその基準とは何か。それが作者が持ってる思想といっても過言ではないでしょう。
制作ではなんとなくその思想を用いて行動できますが、それを高めたり、人に説明することは、なんとなくでは出来ないものです。
文章にすることは、他の人に分かるように言葉にしがたいものを言語で代用しなければいけません。
その過程で自分の思想を掘り進んで鋼の精錬ごとく叩き鍛えるのです。故に思考を文章化して発信することは大切なのです。
変なことを書いても怒らないでね?という謎の防破線を引いたところで前書きは終わります。

東京の台東区にある一葉記念館に行ってきました。

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樋口一葉という女性作家は5千円の人として有名です。
当時、男尊女卑の世の中、女性というハンデを抱えながら、小説家という職業として作品を世に出してきました。
どんなにすばらしい作品でも、世の風潮によっては作品も認められず、尚且つ作者の人格さえも否定するようなハンデを持ちながら、作品を出し続けるというのは実にすごい事と、館内を歩きながらしみじみ感じました。
夜な夜な、筆になれるためと意味づけでツイッターとかで写経や水墨画を描いておりますが、
樋口一葉の達筆な和歌を見て、目指す頂はまだまだ遠しと、思い浮かんできました。

その一葉記念館の企画展[樋口一葉と硯友社]で小説家尾崎紅葉の父、尾崎谷斎の根付を飾っていました。
尾崎谷斎の根付は安価な鹿角をデザインをもって芸術性が高い根付を作り、
谷斎の根付を持っていない芸者は本物ではないといわれた超売れっ子カリスマ根付師です。
独自の作風から谷斎彫りといわれ、そのデザイン性から明治のデザイナーの代表の一人としてみてもおかしくはないでしょう。
私も主に鹿角を使用して制作していまして、谷斎の根付は非常に勉強になっています。
道甫彫り(!?)といわれるような根付を世に送り続けたいものです。
精進と精進を重ね日々励んでいきますので、これからも宜しく御願い申し上げます。

敬具

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途中で寄った稲束稲荷神社にあったおきつね様
  1. 2014/05/20(火) 19:16:20|
  2. 道甫(千葉)

週末在廊企画 5月17日(土)、18日(日) 秋葉絢が在廊します。

Gallery花影抄では週末に作家さんに在廊して頂き、作家さんとお客様に個展とは違う
雰囲気で気軽に楽しんでいただいている、週末在廊企画をしています。

今年初めの週末在廊企画はガラス作家の秋葉絢さんに在廊して頂きます。
作家さんとの会話を楽しんでくださると嬉しいです。

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【週末在廊企画 ガラス作家 秋葉絢】
5月17日(土)、18日(日) 13:00~19:00


今回は、小さなガラス作品中心に数点ですが、いつも展示では並ばないような
遊び心の詰まったものを並べたいと思います!という秋葉さん。ガラスに加え
陶の作品も持ってきてくださるようです。当日作家さんが持って来てくださるので
ギャラリースタッフも未だどんなものが来るのかわからないのですが、楽しみです。

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また、今回はいらしてくださった方に少しでも秋葉作品を楽しんでいただける様に
ポストカードセットを作りました。新作の蓋物に加え、昨年の個展で発表した2作品が
ポストカードになっています。3枚入りで500円(税込)です。






  1. 2014/05/15(木) 20:13:09|
  2. 秋葉絢

尾崎谷斎の根付が展示されています

台東区立 一葉記念館にて、尾崎紅葉の父・尾崎谷斎の根付(嶌谷コレクション)が出品展示されています。
このコレクションは、2009年にGallery花影抄でも「幕末、明治の彫刻師・尾崎谷斎 展」として展示をして頂いたことがあります。
今回は、2009年時より新たに数点加わっての展示内容と伺っています。
谷斎の根付をまとまった数で観ることができる貴重な機会となっています。ご興味のある方は、是非お出かけください。

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企画展「樋口一葉と硯友社」
2014年4月23日(水)〜6月1日(日)
一葉記念館webサイト
展示webサイトはこちら。
東京都台東区竜泉3-18-4
03-3873-0004

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嶌谷コレクションより、谷斎・猿蟹の根付と煙草入れの組み合わせ。
  1. 2014/05/07(水) 18:52:42|
  2. 美術館・展覧会情報など

セレクトショップ京「手の技とともに生きる」に出品しています

京都のホテル「ハイアットリージェンシー京都」内にある「セレクトショップ京」にて開催されている企画、
「ともに生きる3つの提案ー手の技とともに生きる」に「根付と提物」をマリア書房さんから出品して頂いています。

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<展示風景>
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「ともに生きる3つの提案ー手の技とともに生きる」
The tool exhibition to live for with "the skill of the hand
2014年4月24日(木)~5月19(月) 最終日15時迄
※セレクトショップ京-webサイト
※開催にあたっての「京」さんの挨拶の文章も読んでいただけたら、幸いです。

<出品協力作家>
永島信也(閑溟)、万征、田中浩、道甫、山鹿、れんげ堂、小島工房

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根付「蝙蝠」永島信也(閑溟)、前飾り「蝙蝠文様」山鹿、「煙草入れ」小島工房
※蝙蝠の「蝠」の文字が「福」に通じる組み合わせです。

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根付「茄子に蝸牛」万征、緒締「違い鷹の羽」道甫、巾着「富士図」れんげ堂
※「一富士二鷹三茄子」の組み合わせです。

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根付「波紋」田中浩、巾着「栞柄」れんげ堂
※「古池や蛙飛び込む水の音」の組み合わせです。

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根付「髑髏」道甫、巾着「鬼図」
  1. 2014/05/02(金) 15:38:51|
  2. アートフェア他(根津以外での展示活動)