「新年1体目はツノガエル」/永島信也・閑溟 作家便り1月こんにちは。京都の永島です。
新年に入り1ヶ月が過ぎました。
卒業制作も無事完成し、いよいよ卒業がせまって来ていることを実感します。
そんな中、タグアナッツを手に入れました。
これからは新しい素材もどんどん挑戦していきたいです。

新年1体目はツノガエルを作りました。
花梨に岩絵具の象嵌、今までは使わなかった目の象嵌もしました。
今年もひとつひとつしっかりと作っていきたいです。
- 2010/01/31(日) 23:55:33|
- 永島信也(神奈川)
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春のあしおと ー横田敬子 陶雛・ひな陶展ー を
Gallery花影抄にて開催しております。
毎年続いてきた横田敬子展、今年もかわいらしい陶のお雛さまが並びました!

2010年1月30日(土)ー2月7日(日)
12:00pm~7:00pm/最終日~5:00pm
※2月1日(月)休み
- 2010/01/30(土) 19:30:35|
- 展覧会
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●webサイト
「根津の根付屋」を更新しました。
○美洲の販売コーナー・作品アーカイブを更新しました。
○安剛の作品アーカイブ2009年を更新しました。

美洲「善光寺へ」・「吠」

安剛「雲竜」2009年
- 2010/01/29(金) 21:25:38|
- web更新情報
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■JAPAN VIDEO TOPICS「根付、小さな芸術品」
外務省が制作する日本のPR映像作品「ジャパン・ビデオ・トピックス」(JAPAN VIDEO TOPICS)で、「根付、小さな芸術品」という番組が制作され、公開されています。日本の社会・文化・芸術・観光・産業などの情報を広く海外に紹介する企画で、複数の外国語で制作されています。海外のテレビ局で放送されるこの映像は、webサイトにもアップされており、日本語版の閲覧も可能です。
昨年末に撮影があり、現代根付作品については、私ども「Gallery花影抄・根津の根付屋」も協力させていただきました。
齋藤美洲の工房での制作風景・コメントや、作品紹介では、三昧・紫苑・升・楽虫をはじめ、新しいモノとして、ケンタローや丸禎のガラスの根付、守亜の樹脂製根付なども紹介されています。
ジャパン・ビデオ・トピックスwebサイト
- 2010/01/28(木) 21:07:24|
- 掲載メディア
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●webサイト
「根津の根付屋」を更新しました。
○藤井安剛の販売コーナーを更新しました。

藤井安剛「差根付・鬼野老(おにどころ)」
※鬼野老(おにどころ)とは、蔓性の植物の名前とのこと。面白い名前です!
- 2010/01/28(木) 20:34:54|
- web更新情報
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●webサイト
「根津の根付屋」を更新しました。
○森謙次の販売コーナー「親子蛙」の作品に修正があり、画像を入れ替えました。

森謙次「親子蛙」猪牙
○森謙次作品アーカイブ2009 を更新しました。

森謙次「針鼠」・「夢見心地」共に2009年
- 2010/01/27(水) 19:53:06|
- web更新情報
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●webサイト
「根津の根付屋」を更新しました。
○永島信也の販売コーナー・作品アーカイブ2009 を更新しました。
※「根津の根付屋ー
関連商品一覧内」

永島信也「CUBE-ウマ」・「十五人目のコロポックル」
- 2010/01/24(日) 12:33:25|
- web更新情報
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○「モノ・マガジン(2010.2-2 vol.620)号 超太鼓判のモノ目線1111連発」に掲載されました!
※モノ・マガジン公式サイト
「mono モノ・マガジン」/ワールドフォトプレス 620円
[掲載根付一覧]紫苑(SHION)/茸に蜘蛛/朝起きたら僕は虫になっていた
永島信也/CUBEシリーズ/フクロウ、ウマ、イグアナ、ウシ、サイ、黒いトカゲ
永島信也/ストラップーコロポックルシリーズ/十五人目のコロポックル、十六人目のコロポックル
一景(IKKEI)/ハリネズミ、井の中の蛙、ワシのヒナ
一景(IKKEI)/ダチョウ、鷲
夏月(NATSUKI)/筍、落花生
守亜(MORIA)/ 赤目雨蛙鏡蓋根付、楽園島のミカドヤモリ根付
向円(KOEN)/髑髏を磨く骸骨(お猿版)、髑髏を磨く骸骨
- 2010/01/23(土) 00:09:30|
- 掲載メディア
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■現代根付の二次市場をどう考えるか。先日、阿部賢次さんの旧作による作品販売展示会を終えました。
御来場下さいました皆様、お買い上げ下さいました御客様には、心より御礼申し上げます。
会期中には、御客様、愛好家の方々はもちろんのことですが、現代根付のディーラーの方々や、作家の方々から、多くのご意見をお伺いする機会を頂きました。そのことは本当に貴重な機会となり、勉強になる10日間でした。
あらためて、感謝申し上げます。有り難う御座いました。本当に難しい問題、新しい可能性、両方を含んだものが「現代根付の二次販売」と思います。
「現代根付運動」が始まった頃から、数十年が経過して、そろそろ作品が手放される、二次マーケットに出てくる、或は売りに出したい!という潜在的な需要は、可能性として現実的な問題として、出てくるのではないでしょうか。(また、所有作品を手放して、新しい作品を購入するというサイクルも、アンティークでもアートコレクションでも、ある流れです。)
新作発表の価格に対して、どのくらいの価格が適正なのか?・・・・ということがありますが、やはり本来、「市場価格」というのは「市場」が決めることだと思います。欲しい!と思う人がどれくらいの数か?ということでしょう。しかし、例えば、「本」というもので言えば、チェーン店の古本屋に持っていくと、均一な価値判断で安くなってしまう本でも、専門の古書店に持っていけば、良い価格に設定してもらえる可能性はあるわけで、なにかそういう機能を作っていくことは必要なのではないかと考えています。インターネットのオークションなどでしか、販売の機会が無い!という状況を何とかしたいですし、そういう場を確保して、ある程度のコントロールが届くようにすることで、新作の値段・価値というものも、守っていけるのではないかと思いました。
とは言っても、自分たちのギャラリーの規模で出来ることは、限界もすぐ見えてしまいます。
シンプルに考えるならば、やはり自分のところの出入りの作家さんの作品以外は、旧作のものも本当には扱えない!ということかもしれません。自分のところで新作を扱っている作家のものでしたら、自分たちがこれくらいの値段で扱いたい!という基準が自然と感覚としてあるのだろうと思いますし、作家本人とも意思確認をしながら、進めていけます。そして、そのことが「ギャラリー出入りの作家さんへのギャラリーからのサービス」にもなりうるのではないかと考えました。
キャリアの若い作家が多い「根津の根付屋」では、齋藤美洲・小野里三昧が、やはり過去に世の中に発表・販売した作品数が多く、ひとまずは、このお二人の市場をどう扱っていけるのか?そういうことになりそうです。
(スタッフ・橋本)
※齋藤美洲・小野里三昧作品ほか、「根津の根付屋」で取り扱いのある作家の作品を所蔵しておられる方で、販売をお考えの方は、ギャラリーまで御相談下さいませ。
- 2010/01/21(木) 22:44:33|
- 現代根付の二次販売
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■美術館(展覧会)てくてく日記第40回
川喜田半泥子のすべて
会期 2009年12月30日(水)~2010年1月18日(月)
午前10時~午後8時。入館は閉場の30分前まで。
会場 松屋銀座
2010年2月11日(木・祝)~3月22日(月・祝)
会場 横浜そごう美術館

今回は3ついっぺんにまとめてです。まず松屋銀座で開催されている(18日までですが、横浜そごう他巡回)で開催されている川喜田半泥子。個人的にはビクトリアリズムの系譜に連なる写真家としての川喜田に非常に興味があります。ピクトリアリズムというと最近では、ロレッタ・ルックスの写真が思い出されます。彼女の写真は背景と肖像を別々に撮影してパソコンで合成し、見る人にほんの少し違和感があるような程度にいじられていて、人間の想像力と写真の現実がうまい具合に混じり合っているところに面白さがあります。川喜田はそういうことはしていないけれど、彼の写真にも何かちょっと不自然な、写真という装置を使って現実を切り取るという行為とはほんの少しずれた異質な感覚があるように思います。陶芸は最終的には人の手を離れてしまって様々な自然現象に作品の出来を委ねなければならないのだけれど、人間の抽象的な感覚をほんの少し器の造形に反映させたかったのでないかと思いました。ユーモアのある陶芸が好きでたまらないという感じ、遊び心満載ということだけに留まるようなものではないというのが私の印象です。
DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵品展II―田中一光ポスター1953-1979
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
2010年1月12日(火)- 2月25日(木)

川喜田は「東の魯山人、西の半泥子」と称されました。強引につなげると、銀座GGGで開かれている田中一光も関西出身の日本のアートシーンを代表するするひとりです(追加で二人ともお茶を立てるのが好き)。今回は産経観世能や能神戸勤労者音楽協議会を中心に彼の代表的なポスター作品150点をみることができます。「日本的な色彩、造形を西洋的な方法でまとめた仕事で、戦後のデザインの方向性を確立をした」と横尾忠則は田中を評価しています。日本的な色彩に関しては琳派とのつながりをもう一度よく考える必要があると思いますし、西洋的な方法ということでは、彼が学んだ京都市立美術専門学校での上野リチーのデザイン授業がどの程度田中に影響しているのかということもこれからの研究対象となるでしょう。ほぼ同年代に学んだ仲間に、日本のテキスタイルデザインの第一人者である粟辻博もいたわけで、もうそろそろ1960-70年代の日本におけるグラフィックデザインの歴史を研究していかなければいけない時期が訪れているようにも思います。
早川良雄ー顔と形状展
会期 2010年1月2日(土)~2月14日(日)
会場 東京国立近代美術館
Hayakawa Yoshio:
"The Face" and "The Form"

田中一光が、あるデザイナーに惹かれて、近鉄の駅で終電まで待って彼のポスターを盗んだという話があります。その彼というのが現在国立近代美術館で初回顧展が開かれている早川良雄です(彼も関西出身ですね)。彼の展覧会の内覧会が7日あり行ってきました。早川良雄は舞台装置やファッションショーも手がけていたということをきいたことがあり、その仕事の多彩ぶりに驚かされるわけですが、やはり、顔、特に女性の顔というのが彼にとって特別なモチーフではなかったかと思います。その顔シリーズをこれだけ一斉に見ることはなかなかできませんし、関西のデパートのポスターを見ることの少ない関東の人間としては、見逃すことができない展覧会だと思います。(花影抄・藤)
テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2010/01/18(月) 13:58:38|
- 美術館・展覧会情報など
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■美術館(展覧会)てくてく日記第39回
からかみの世界
東京芸術劇場 展示ギャラリー(5階)
2010年1月12日(火)~1月17日(日)
開館時間:10:00~21:00(最終日17:00迄)

本日はスタッフ橋本と木塚が、東京芸術劇場5Fで催されています
「きんからの世界」の展示に足を運んで参りました。


ギャラリーの広さは広くて金唐紙の歴史から版木、作業工程や古い唐紙の展示まで色々と展示があり見応えがありました。
ヨーロッパで装飾用や宮殿などの壁や天井に使われていた「金唐革(きんからかわ)」が日本に渡り、明治初期に革から和紙に素材転換され金唐紙が作られるようになったそうですが、鹿鳴館~国会議事堂の壁面を最後に衰退してしまったそうです。(案外栄えた年月は短かったようですね・・・)
会場には金唐紙の技術保持者の方もいらして、丁寧に説明してくださいました。
技術保持の後継者の方はいるようでしたが、せっかく復元されたこの技術がまた衰退してしまうような事があるようならば、大変もったいないと思うほどすばらしいものでした。版木も色々な種類置いてありましたが、彫刻品として見ても美しいものでした。
すばらしい技術の作品を見ることができて目の保養になったなぁと感じながらも、こういう昔からの技術を後世につなげていくこともまた大変な事なのだな、と感じました。
唐紙の技術保持者の方の熱い思いも伝わってくる展示でした。(花影抄・木塚)
- 2010/01/16(土) 18:08:55|
- 美術館・展覧会情報など
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●webサイト
「根津の根付屋」を更新しました。
○夏月の販売コーナーを更新しました。

○森謙次の作品アーカイブ2008年・2009年を更新しました。

- 2010/01/16(土) 15:47:46|
- web更新情報
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○森謙次さんが、珊瑚のお仕事で上京しています。1月17日(日)5時まで、「日本橋の三越6階の宝飾売り場の端っこ」にて実演をしているそうです。
この週末、日本橋へおでかけのついでがございましたら、覗いてみて下さい!
先日は、根津にもお立ち寄りいただいて、いろいろな打ち合わせ。
なかなか対面しての相談ができないので、良い機会です。
むかいあって、「あーだ、こーだ!」と言いながら、紙に書いたりして・・・。

○森謙次が出品しておりました、銀座モンブランショップでの展覧会は、本日までの開催です。
おでかけ下さいました皆様、本当に有り難うございました。(橋本)
- 2010/01/15(金) 20:20:38|
- 森謙次(高知)
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●webサイト「根津の根付屋」を更新しました。寒い毎日です。ちょうど積雪のニュースが続いていますが、安剛さんの「初雪」という作品2009年のものですが、公開です!
○一景の販売コーナーを更新しました。
○安剛の作品アーカイブ2009年を更新しました。

一景「とら」

安剛「初雪」2009年
- 2010/01/13(水) 11:03:28|
- web更新情報
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■「今年も宜しくお願い申し上げます」紫苑(伊勢在住)/作家便り1月明けましておめでとうございます&寒中お見舞い申し上げます。
今年も宜しくお願い申し上げます。
新年が明けても、何ら日常と変わらず、一人でボ~っと過ごしていて書く様な事がないので、とりあえず御挨拶まで。


画像は、年賀状用に彫った「大トラ」と新年一発目の鏡餅の上におく橙を見て彫った「橙」です。
(厳密には、橙なのか橘なのか分からないのですが…)
- 2010/01/12(火) 19:01:01|
- 紫苑(伊勢)
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■美術館(展覧会)てくてく日記第38回
NO MAN’S LAND
創造と破壊@フランス大使館 ― 最初で最後の一般公開 ―
2009年11月26日(木)~2010年1月31日(日)
開館時間:木・日10:00~18:00 金・土10:00~22:00
webサイト
今年最初の展示巡り、今回は旧フランス大使館で開催されている
NO MAN’S LANDにスタッフ木塚が行って参りました。
大使館で展覧会が開催されていることは珍しくないと思いますがこれから壊されてしまう
大使館が会場になっているとは、おもしろいととても興味がありました。
昨年から行きたいと思っておりましたが規模もなかなか大きくジャンルもヴィジュアル・アート
ファッション、デザイン、建築、パフォーマンスなどともり沢山で70名ほどのアーティストの参加
とあって時間と気力をある時にしか行けない・・・と思っていましたがやっと新年を迎え足を運ぶ
ことができました。

こんな立派な門が迎えてくれます。帰りはちゃんと門をくぐって帰りました。

入ってすぐに目につくプジョーの車に壁画。最初からがつんとやられます。
廊下や階段、あらゆるところに作品がありますが、小部屋ごとにもアーティストの作品が展開されています。
この感じ、どこかで味わったことがあるなぁと思っていたら、学園祭を思い出しました。
次はどんな作品が待っているのだろうと小部屋をくぐる瞬間も楽しめました。
日々作品を更新し続けているアーティストの方もいたり、外を歩いているとガラス越しに
アーティストの方が手を振ってくれたりと、ちょっと普通とは違うような感覚を感じながらの
展示巡りは楽しかったです。ほとんどが現場で生み出されたという作品にはやはり作家の思い
がつまっているのか力強さも感じました。
個人的なおすすめですが、時間帯は早めの夕方から行くのがいいと思います。
光を使っている作品が夕暮れにとても良く映えていました。

時間をたっぷりとって巡りたい展示です。
- 2010/01/11(月) 19:00:01|
- 美術館・展覧会情報など
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○Gallery花影抄のwebサイトを更新しました。開催中の「阿部賢次根付展」出品作品3点の画像データを追加しました。

- 2010/01/11(月) 13:17:39|
- web更新情報
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阿部賢次根付展(個人所有品による販売会)
本日より、1/17(日)まで、開催です。宜しくお願い申し上げます。

阿部賢次さんの代表作、十二神将

- 2010/01/10(日) 19:37:17|
- 展覧会
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○
Gallery花影抄のwebサイトを更新しました。
展覧会情報に、今日から開催の「阿部賢次根付展」出品作品3点の画像データを追加しました。

- 2010/01/10(日) 13:51:39|
- web更新情報
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○Gallery花影抄のwebサイトを更新しました。
1/10から始まる「阿部賢次根付展」出品作品の一部を掲載しました。
※Gallery花影抄・展覧会情報
- 2010/01/08(金) 20:04:54|
- 展覧会
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■1月6日は、今年のスタッフ初出勤日。揃って根津神社へ初詣にいきました。お正月は、さぞ賑わったであろう根津神社も、もうすっかり落ち着いていました。
気持ちよく晴れた空に、鳥居が映えます!


神社の池の亀。たいへん寒い日で、石のようにピクリとも動きません。
虎ならぬ、トラ猫も、日向ぼっこに余念がありません。


根津神社の境内には、お稲荷様も2つあります。そのうちの「乙女稲荷神社」
名前が可愛らしい!!乙女のお稲荷様を連想します!

古めかしいお稲荷様
■スタッフ一同、今年も励んでまいります!何卒宜しくお願い申し上げます!
- 2010/01/07(木) 14:57:47|
- スタッフブログ
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美術館(展覧会)てくてく日記第37回
特別展 江戸の粋・明治の技 柴田是真の漆 × 絵
Special Exhibition
Edo Chic/Meiji Technique
The Art of Shibata Zeshin featuring the Edson Collection
2009年12月5日(土)~2010年2月7日(日)
Webサイト
割引チケットはここを印刷(サントリー美術館のように携帯方式にしてほしい)
展示室1・2・3 エドソンコレクションー漆工
展示室4 エドソンコレクションー絵画・漆絵
展示室5 エドソンコレクションー漆絵・漆工
展示室6 エドソンコレクションー漆工(印籠・根付)
展示室7 国内所蔵作品ー漆工・絵画・漆絵
という構成になっています。この中から是真作の根付がつけられた印籠およびとんこつを抜き出してみました。
展示室1 ROOM1
E-33 銅鑼と撥図印籠 Inro with gong and striker
E-28 古墨形とんこつ Tobacco Container (tonkotsu) in the form of a Chinese ink-cake
E-38 円窓雛人形印籠 Inro with Doll Festival figures behind a barred window
E-35 沢瀉と片喰図印籠 Inro with water plantain and wood sorrel
展示室6 ROOM6
E-31 刀装具文印籠 Inro with kozuka, fuchi, and sword guard
E-34 蚊帳を覗く幽霊図印籠 Inro with ghost appearing over mosquito net
E-37 蛍狩印籠 Inro with fireflies in a net
サンアントニオ美術館や
ジャパンソサエティで開催されたエドソン夫妻コレクションの柴田是真の展覧会は、当時日本でもすごい話題でした。その夫妻のコレクションをようやく日本でも見られるようになりました。是真の展覧会というと、2005年の芸大コレクション展「柴田是真―明治宮殿の天井画と写生帖―」を思い出します。そこでみた植物画は非常に写実的な感じがして、カーティスのようなボタニカルアートとよく似ているなという印象を受けました。写生帖というと東京国立博物館にある丸山応挙のそれが思い出されますが、半世紀以上経つと写生ってこんなに変わるのかしら?是真はボタニカルアートの影響を受けているのだろうか?そんなはずないよねえと不思議な感覚になったことを思い出しました。
それからあっという間の2009年12月。今回の漆工や漆絵を見て、あの芸大でみたときの是真のことが思い出されなんとも不思議な気分になりました。写生帖と蒔絵を描いた是真って同一人物?私は数年前何をみてたのかしら?です。ますます是真に興味がわいてきました。是真をもっと知るために、いや彼のみならず日本の素晴らしい先達のことを知るために、江戸から明治にかけての社会と工芸との関係を勉強していかなくてはと決意を新たにした次第です。去年は後半バテてしまった(展覧会にいってはいたもののブログに書くまでいけず)ので、今年は年間通しててくてくいきたいと思っています。(花影抄・藤)
テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2010/01/05(火) 18:18:08|
- 美術館・展覧会情報など
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■「スタッフ橋本、お伊勢参りに行きました!」昨年末、年の瀬も迫る中で伊勢の中川先生の工房へ行ってまいりました。
まだ物心もつかない頃に、一度、伊勢には行ったことがある・・・はずですが、ほとんど初めてのお伊勢参りです。
▼紫苑さんに駅まで迎えに来てもらい、まずはやはり伊勢神宮へお参りです!
これが「朝熊黄楊」の「朝熊山」!なんとも感慨深く、写真に。
紫苑さんいわく「そんなの撮っても仕方ないでしょう??」

境内は、鬱蒼とした杜です。ここに育った木のなんという幸運。

伊勢神宮は、新年を迎える準備中。年越しには、これで巨大な火が焚かれるとのこと。

お正月には、人で埋め尽くされるという、本殿までの石段。
「参拝の時に、なにをお願いしたら良いか?と迷ったら、『ありがとうございます!』
と感謝だけするのが、一番良いんですよ~」と紫苑さんが教えてくれました。

境内の杜に住む鶏たち。「鶏」は神の使いとのことを紫苑さんに教えてもらい、なるほど!
伊勢根付に「鶏」ありますね!!
▼これより「おかげ横町」。よくいろんな方々から、「おかげ横町」で根付を売っている!と伺っていて、一度は覗いてみたいと思っていました。

このお店の中で、伊勢の根付作家の根付が並んでいましたが、あいにく店内は撮影禁止。
企画展として、郷土玩具の紙張り子の展覧会も開催中で、その看板です!
東京へ戻ってから「妖怪張り子」の作家 荒井良さんにお会いする約束があったので、
「犬張り子」をひとつお土産に買いました。
▼続いて、せっかくなので紫苑さんの工房へもお邪魔しました。
非常にきれいに整った作業場です。性格が出てます。

年賀状用に彫ったという、「とら」の根付を発見!
今迄の紫苑さんの作風から、ちょっと変化した戯けた印象の根付でした。
「是非!自分のところで扱わせて下さい!!」とお願いしつつ、お宅を後にしたのでした。
▼ようやく「中川先生の工房」へ到着!!予定よりだいぶ遅くなってしまいました。

中川先生の工房には、若い人が頻繁に出入りしている様子が感じられて、活気があります。
先生のお人柄というか、開放感があり、風通し(人通し)の良い工房だと感じました。
紫苑さんも、夏月さんも、ここの工房で学んでいますが、
これからも、新人作家さんが輩出されることと思います。
空観さんも、中川先生のところで最初に、黄楊と彫刻刀を手にされたと伺っています。

紫苑さん・橋本・中川忠峰先生

工房は、ショールームも兼ねていて、たくさんの根付が展示されていました。
楽しいお話をさまざま伺って、持参した「木で彫る根付入門」にサインをして頂き、慌ただしく東京への帰路につきました。お伊勢参りも済みましたし、充実の伊勢詣ででした。
中川先生、紫苑さん、本当に有り難う御座いました!!
- 2010/01/04(月) 23:25:47|
- 紫苑(伊勢)
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明けまして おめでとう御座います
本年も何卒、宜しくお願い申し上げます。
「個人所有品からの販売会
阿部賢次根付展」
2010年1月10日(日)~1月17日(日)
※1/14臨時休業
Gallery花影抄webサイト2010年の最初の企画は、現代根付の二次販売の展覧会となりました。
二次販売というのは、誰かが一旦作家から買って所有していたものを、また「売ります!」ということです。
「阿部賢次作品」については、ひょんなことから御縁をいただき、昨年の後半から本展の御相談をしておりました。
現代作家の作品のリリース品の問題というのは、価格のこともふくめて、とてもデリケートな問題がたくさんあり、お話をいただいてからも、実はどのように考えれば良いのか、進めれば良いのか、なかなか考えがまとまりませんでした。
今回扱わせて頂く作品の作者である阿部先生は、現役で意欲的に新作を世に送り出しておられ、しかも自分たちのギャラリーでの扱い作家ではない、、、、、、こういったことで、阿部先生ご自身にご迷惑がかかってはいけない、またメインで作品を取り扱っているディーラーの方にもご迷惑が及んではいけない、、、、そう考えていくと、なかなか出来なくなってくる企画です。
現代根付の二次販売の市場というのは、あまり成長(成熟)していないのが、現状と思います。愛好家の方が買った「現代根付」を売りたい!となった時に、なかなか思うように売れる場所が少ないのではないでしょうか。もちろんまったくないわけではありませんが、売り手にとって、良い環境というのはあまりない、または少ない。そのことは、新作を販売していく側にとっても、良いことではないだろうとも考えているのです。
この問題に、小さな企画であっても、Galleryとしてきっかけを作っていくのも良いのではないだろうか、ということになりました。
この展覧会を通じて、様々な立場の方々に、またお話をお伺いしてみたいと考えております。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
- 2010/01/02(土) 10:13:07|
- web更新情報
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