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根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。
展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

雨龍と桜

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□安剛作の「雨龍・差し根付」に印伝の巾着。月代作の「桜はなびら」の袋飾りを合わせて。
以前にお買い上げ頂いていた根付が、袋物と組まれてお店に顔を出してくれることがあります。
今回は、ちょうど撮影中でしたので、きちんとした記念撮影ができました。

(花影抄・橋本)
  1. 2009/04/30(木) 15:28:56|
  2. 根付を使う(根付の使い方)

美術館(展覧会) てくてく日記第25回 「明治工芸の華 帯留の名品」

このたび花影抄のお手伝いをさせていただく事になりました木塚と申します。おもに和小物のお手伝いをさせていただきます。日々進化中の花影抄のスタッフとして勉強しながらがんばっていきます。よろしくお願いします。

今回京都へと足を運ぶ機会がありましたので、清水三年坂美術館を訪れ帯留の展示を見てきました。
「明治工芸の華 帯留めの名品」と題された展示では、珊瑚に象牙に金工、宝石・・・色々な材質での帯留が並んでいて、手のひらに乗るほどの大きさの中でなんとのびのびとした世界が広がっているのだろうと、わくわくしながら見ることができました。アンティークと呼ばれる時代の物の職人技には、本当にため息がでます。いくつか細部までみられるように虫眼鏡で覗ける様にしてあったのも良かったです。
美術館には土曜日に行ったのですが、天気が悪かったこともあり空いていましたが、ちらほらいらっしゃる方は年配の方が多い・・・もっと若い方もこういうすばらしい技を見にくればいいのになと、清水寺から下って美術館の前を通りすぎて行く人々をみながら、ぼんやりそう思いました。常設では蒔絵や七宝の展示もあり小さいながら見応えのある美術館です。

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清水三年坂美術館サイト

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/04/29(水) 17:57:45|
  2. 美術館・展覧会情報など

ラップパウ!「Radio Gallery Vol.10 野垣内秀也」がアップされました。

□インターネットで音声番組サービスを提供している「NetRadio ラップパウ!」の「Radio Gallery~等身大の作家の言葉~」という企画の中で、木彫家の野垣内秀也さんのインタビューが公開されました。

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「大人のためのトークラジオ・Internet Radio Station LOP-POW」


●野垣内秀也展は、今週末、5/2(土)~5/17(日)まで。ギャラリー花影抄にて開催します。展覧会においでの前に、あるいは会場で作品をご覧頂いた後で、是非!お聞き下さい。
  1. 2009/04/28(火) 11:29:46|
  2. NetRadio ラップパウ!作家の言葉

作家便り「09年4月/野垣内秀也」

「枝垂桜」野垣内秀也(下呂在住)/作家便り4月

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4月中旬、下呂の桜巡りをしました。天気は雨でひどいものでしたが、この雨で散ってしまうと思えば最後に見れてよかった!下呂には、この木の他にも巨枝垂桜があり、苗代桜という、夜桜がとってもいい桜もあります。今年気づいたのですが、飛騨地方の桜は散るのが早い?ように思います。寒い地方ではそうなんでしょうか?

さて、5月2日から17日まで花影抄にて個展をいたします。
私は2日・3日と在廊しています。ゴールデンウィークですが都合のつく方是非お越しください。感想をお聞かせいただければ幸いです。
  1. 2009/04/27(月) 14:07:42|
  2. 野垣内秀也(飛騨)

4/23 webサイト「根津の根付屋」を更新しました。

webサイト「根津の根付屋」を更新しました。
・空観の新作を公開しました。

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空観「輪舞」黒檀・白蝶貝 L4cm 

  1. 2009/04/23(木) 23:19:04|
  2. web更新情報

東京大学・三四郎池

●野垣内展のDM写真は、ギャラリーのある根津から歩いて10分ほどにある東京大学の構内、「三四郎池」で撮りました。屋外での根付の写真をDMに使う!というのは、やはり高円宮妃殿下の著書「旅する根付」に影響されての思いつきです。スタッフの藤との共同作業でしたが、風景に根付を置くというのは、とても楽しい時間でした。実際に体験してみて、こういう新しい楽しみ方も是非おすすめしたいと思いました。

○池のほとりの踏み石の上で撮影中、大きな鯉が「河童」の背後に・・・・。結局DMには使いませんでしたが、面白いカットが撮れました。(花影抄・橋本/撮影・藤)

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  1. 2009/04/22(水) 11:09:05|
  2. 野垣内秀也(飛騨)

野垣内秀也展開催準備中です!

●野垣内秀也 根付・木彫展」2009/5/2~17
ギャラリー花影抄根津の根付屋webサイトに展覧会情報を掲載しています。

飛騨で一位一刀彫を修行してから独立し、現在、下呂で制作活動をしている野垣内さん。
お会いすると、飄々としたお人柄で、それが作品にもでているように思います。
今回の展覧会に合わせて上京されます。5/2・3は、在廊の予定です。
是非、足をお運び下さいませ。
よろしくお願い申し上げます。


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「野垣内秀也 根付・木彫展」2009/5/2~17

13:00~19:00 最終日~17:00 月・木曜休廊 Gallery 花影抄
  1. 2009/04/22(水) 11:00:00|
  2. 野垣内秀也(飛騨)

ギャラリーcafe日向堂~和小物展~

○展覧会情報
祐天寺のギャラリーcafe日向堂の「和小物展」に北澤いずみさんが参加します!

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  1. 2009/04/21(火) 20:48:08|
  2. 美術館・展覧会情報など

「筍根付/紫苑」と「ポケットナイフ」

□京都の御客様から、画像いただきました。煤竹の柄のナイフに「紫苑作の筍」を付けて下さっています。組紐は、紐屋さんの特注の組み上げとのこと。

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ポケットナイフもハンドルは煤竹仕様です!

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  1. 2009/04/20(月) 13:04:40|
  2. 根付を使う(根付の使い方)

美術館(展覧会)てくてく日記第24回「国宝 阿修羅展」

*今回の「美術館てくてく日記」は番外編として、和小物担当の大橋が、趣味で訪れた展覧会についての感想を趣味でお届け致します。


「上野で会いました」~国宝 阿修羅展と私~

年明け早々、友人のブログで見かけた『阿修羅ファンクラブ』の文字。何事かと思ったら『国宝 阿修羅展』のファンクラブなる物が発足されていた。会長は、私が勝手に人生の先達と仰いでいるみうらじゅん氏。これこそ、運命の出会いと即入会。

時は過ぎ、花咲き乱れ、仏像も胸ときめかす春。通勤途中の駅のあちらこちらで見かける『国宝 阿修羅展』のポスター。「上野で会いましょう」の惹句に「会いに行くから。」と一人、目顔で頷く私。

そして、阿修羅像との対面は長蛇の列で始まった。入場制限四十分待ちに耐え、会場入り口で阿修羅ファンクラブのバッジを受け取ると、早速、胸に飾る。何だか誇らしい。五百円払ってイヤホンガイドを借り、いざ第一会場へ。

興福寺創建時の遺物が陳列されているスペースを軽く流して、八部衆像と十大弟子像の元へ急ぐ。

同行の友人と私の目当ては実は、八部衆像の中の迦楼羅立像。迦楼羅ファンの友人が「迦楼羅様の嘴が可愛い。」と言ったのに対し、私が「鬼太郎のアニメに出て来た迦楼羅様は笛を吹いていたから、嘴はなかったはず。」と言い返したのが事の発端で、「興福寺の迦楼羅様のお姿や如何に!?」と二人で阿修羅展に詣でた次第。結果、興福寺の迦楼羅立像にも嘴があり、友人は喜んでいたが、どう見ても、にわとり顔にしか見えなかった。

今回のメイン、阿修羅立像は、一体だけ別のスペースに置かれていて、まずはスロープの上から見下ろす形で拝顔。ここでも入場制限がされている。列に従ってスロープを降りると、会場の真ん中に阿修羅立像だけが置かれているので、360度全ての角度から像を見ることが出来る。守衛さんの「時計周りに回って下さーい!」という指示に従って、ぐるぐる周回しながら阿修羅立像を見る。初めて見る阿修羅像の後ろ姿に興奮気味。「この角度から見るとカッコいい!」と勝手に盛り上がる自分が、ふと心配になる四十一歳の春。

第二会場は第一会場の混雑が嘘の様に空いていた。再建される中金堂と阿修羅立像のVR(ヴァーチャルリアリティ)が投影されるスクリーンの前は混んでいたのだが、迫力で見下ろす四天王像の前には人だかりもなく。さっきまでの人混みは一体どこに行ってしまったのだろう。

個人的には、第二会場で運慶作の釈迦如来像の頭部が飾られているのが、良かった。普通、本尊である一番大きな釈迦如来像と目線が合うことなどありえないので、ここぞとばかりに対等の位置で目の中を覗き込んでしまった。それと、VRで阿修羅立像の彩色を抜いて面を真っ白にすると、阿修羅像の表情がとても切なく見えるところ。心揺さぶられる、いい男っぷりだった。

自分がそんなに阿修羅が好きなのか、正直、よくわからないのだが、行ってよかったと思う。

とりあえず、合い言葉は「上野で会いましょう」

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カタログとファンクラブの公式ソングCDをうっかり購入。
15,000個生産の阿修羅像フィギュアは完売。恐るべし、阿修羅人気。


(文責:大橋あかね)

  1. 2009/04/18(土) 11:59:45|
  2. 美術館・展覧会情報など

TV Bros「4/18-5/1」号

発売中のテレビ番組情報誌「テレビブロス・4/18-5/1」号に掲載されました。
・連載中の『ラーメンズ片桐仁のおしえて 何故なら しりたがりだから」、今回のテーマは「根付」!ご自身も造形作品を作っておられる片桐さんが、面白おかしく根付の紹介をして下さっています。

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2週間TV番組 テレビブロス 特別定価210円 東京ニュース通信社


※4月15日「ラーメンズ片桐仁のおしえて何故ならしりたがりだから」単行本発売です。
※作品集「粘土道<完全版>」講談社も発売中!

  1. 2009/04/17(金) 20:21:08|
  2. 掲載メディア

4/16「根津の根付屋」を更新しました。

●webサイト「根津の根付屋」を更新しました。
・伊多呂の新作を公開しました。

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伊多呂「御宿風景」

※作品の詳しいエピソードはこちら「伊多呂作家便り3月」

  1. 2009/04/16(木) 16:40:12|
  2. web更新情報

作家便り「09年4月/藤井安剛」

「21世紀のジギー・スターダスト」藤井安剛/作家便り4月

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失うには 年を取りすぎた 選ぶには若すぎる
もはや ひらめきは 降りては来ない
状況は 涙で見えない


そのリフは ほのかな加速を続け 高揚とグル-ヴを生み出す

瞬間の 今を生きる事のみが
あなたと繋がる 唯一の方法だ

だからこうやって 一方通行のサンカ文字を 私は書き続けるんだ


  1. 2009/04/15(水) 19:07:13|
  2. 藤井安剛(東京/東村山)

根津神社の「つつじ祭り」

●「根津神社のつつじ祭り」
毎年、この時期のニュースなどで流れます。
今日、スタッフの大橋と藤が、のぞいてきました。
ただいま、こんな感じで咲いてます!

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  1. 2009/04/14(火) 19:27:09|
  2. スタッフブログ

4/13 webサイト「根津の根付屋」を更新しました。

●webサイト「根津の根付屋」を更新しました。
・安剛の作品ギャラリーと伊勢根付の販売コーナーに作品を追加しました。

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安剛「初雪」


  1. 2009/04/13(月) 20:40:48|
  2. web更新情報

美術館(展覧会)てくてく日記第23回「アーティスト・ファイル2009 -現代の作家たち」

 アートフェア東京2009、まぼろしの薩摩切子に続けて、国立新美術館にも足を運びました。けやきに無数の円盤を設置した平川滋子の作品に出迎えられて二階の会場に。てくてく日記第23回は「アーティスト・ファイル2009 -現代の作家たち」です。
 この展覧会は国立新美術館の学芸員が注目した作家を取り上げ、それぞれを個展形式で紹介しています。下記に出展作家をあげましたが、今回は9名の参加でした。年齢が30代から50代とちょっと高めです。できればこういう試みは30代までの作家のみを取り上げて欲しいと思います。
 国立新美術館は美術館自体として作品を持たないというポリシーです。ですので、美術館としての使命として、どのように情報を収集し系統立てて保存していくかということが一層重要になってくると思われます。国立新美術館では、『展覧会に参加した作家の資料を将来にわたりアーカイブ化し、広く社会に提供していくことも構想しています。つまり「アーティスト・ファイル」展は、当館が日本のアートセンターとしての役割を果たす大切な事業であり、我々スタッフの視点や活動の真価が問われる展覧会として、総力を挙げて取り組んでいきたいと思っています。』ということを表明しています。今回が第2回目ですが、特に日本の現代アートのアーカイブ化にどれくらい予算を組み込むことができるのかは要注目ポイントです。
 花影抄においても、取り扱い作品のデジタルアーカイブ化を視野に入れています。今から100年後に誰かがふと「21世紀はじめの根付や帯留めはどんなものだったろう」と思い、その誰かが、21世紀はじめに根津に存在した根付や帯留がどんなものであったかを、確実に発見できるようにしたいと思っているのです。(花影抄・藤)

会期、会場等はこちらをごらんください。※国立新美術館webサイト

出品者紹介
 ペーター・ボーゲルス
 平川滋子
 石川直樹
 金田実生
 宮永愛子
 村井進吾
 大平實
 齋藤芽生
 津上みゆき

Artist File 2009 The NACT Annual Show of Contemporary Art
March 4 - May 6, 2009

Artists
Peter BOGERS
HIRAKAWA Shigeko
ISHIKAWA Naoki
KANEDA Mio
MIYANAGA Aiko
MURAI Shingo
OHIRA Minoru
SAITO Meo
TSUGAMI Miyuki


アーティスト・ファイル2009

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/04/13(月) 18:37:30|
  2. 美術館・展覧会情報など

美術館(展覧会)てくてく日記第22回「一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子」

美術館(展覧会)てくてく日記第22回は、サントリー美術館で開催中の「一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子」です。
前回の「てくてく日記」で報告しましたアートフェア東京2009の会場から日比谷駅にいき、千代田線で乃木坂に向かいました。
 薩摩藩におけるガラスの製造は、1846年、島津斉興の代に、強い酸に耐えるガラス器と試験や製煉に使用するガラス器具の必要から始まったとのこと。斉興は財政改革を中心として藩政改革をしていたわけで、こういった日本の近代化への夜明けと薩摩切子に密接な関連があることにわくわくしました。昨年、長い時間をかけて、萩原延壽の『遠い崖――アーネスト・サトウ日記抄』(朝日文庫)を読んでいたこともあるかもしれません。つい、芸術は芸術だけ、経済は経済だけ、政治は政治だけの視点から物事を捉えがちになりますが、物事をあらゆる角度から検討する作業をするということはとてもエキサイティングな作業です。
 約150点ほどの作品を見て、昔のガラスの美しさに眼を奪われました。200年もたっていないのにこうも違うのか。昔のガラスは鉛が多く含まれていて、今のクリスタルガラスとは異なる色合いを見せています。ちょっとぬめっとしていて、虹色に光る。また色被せ技法によるぼかしが薩摩切子の表情をつくっています。できれば、単眼鏡持参で見られることをおすすめします。カッティングの方法もどうも何種類かあるみたいで、その辺を詳しく見て行くのも一興だと思います。(花影抄/藤)

まぼろしの薩摩切子


会期、会場等はこちらをごらんください。※サントリー美術館webサイト

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/04/12(日) 20:06:43|
  2. 美術館・展覧会情報など

作家便り「09年4月/紫苑(伊勢)」

■「自然の息吹」紫苑(伊勢在住)/作家便り4月

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春らしい日になってまいりました。伊勢の桜にはもう葉がつきはじめて、いつの間にか季節が過ぎようとしています。たんぽぽが咲き、土筆が顔を出し、今日は稲の「もみ種」をまきました。この月の終わり頃には、もう田植えの季節です。(稲の苗は出始めてこれからハウスの中で25日ぐらいまで育て、田植えになんだかんだで一週間ほどかかります。)そう言えばイチゴも花を咲かせてます。あらためて身近にある動植物、自然の息吹こそが、僕を根付に向わせてくれるエネルギーのように感じます。
4月・5月と篆刻の作品展が3本もあって、気ぜわしい日々ですが、そんな時でも自然に目を向けることを心がけたいと思うばかりです。 紫苑

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「これ、稲の苗です。」

  1. 2009/04/11(土) 21:00:48|
  2. 紫苑(伊勢)

「京都清宗根付館春の企画展」

■展覧会情報のお知らせ

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京都清宗根付館にて、春の企画展「高木喜峰展」が開催されています。
~THE EXHIBITION OF NETSUKE ART BY KIHO TAKAGI~
2009年4月1日(日)~30日(木)
※京都清宗根付館webサイト

■年間開館期間
[春季]4月1日~30日 [夏季]7月1日~14日
[秋季]11月1日~30日 [冬季]2月1日~14日

  1. 2009/04/10(金) 11:37:11|
  2. 美術館・展覧会情報など

作家便り「09年4月/昌寛(埼玉)」

昌寛/作家便り09年4月
■「自分では常識で今更これについて述べるのは、いかがなものか?というツールの一つ」


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自分では、みがき棒!なんてよんでいます。
その名の通り、磨きの工程の時に多用します。
作り方は、そこらの雑貨コーナーなどで売られている竹箸1本に先ず切り目を入れて、自分の用途の細さまでに、私は鑢にてけずります。
これで出来上がりです。
あとは、適当な巾の紙やすりを挟んで、丸めたりして細部の磨きに使います。便利ですよ!



  1. 2009/04/09(木) 16:15:24|
  2. 齋藤昌寛(埼玉)

4/8「根津の根付屋」webサイトを更新しました

●4/8「根津の根付屋」webサイトを更新しました。
・三昧作品ギャラリーを更新しました。

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三昧「根付・紐爺」「緒締・満腹」の提げ物セット


  1. 2009/04/08(水) 15:35:44|
  2. web更新情報

作家便り「09年4月/小野里三昧(東京)」

今月から、小野里三昧さんの近況報告はじまります!
文章を書くのは苦手・・・という三昧さんですが、身近なことをほのぼのとお伝え頂こうと思っています。よろしくお願い申し上げます。(花影抄・橋本)

■「こんにちは三昧です!」小野里三昧/作家便り4月

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こんにちは三昧です。先日娘が集めた桜の花びらをお届けします。その娘と桜の木の下を歩いて今日小学校の入学式に行ってきました!!親子揃って人見知りなので心配で~す。ガンバレ~!
親バカ近況報告でした~
  1. 2009/04/08(水) 13:58:35|
  2. 小野里三昧(東京)

絶滅魚とその周辺・六甲昆虫館

■展覧会情報の告知です。

この数年、花影抄のギャラリーで毎年展覧会を開催している守亜和由紀氏が、神戸で二人展を開催します。お近くでご興味のある方は是非!お出かけ下さい。「絶滅魚とその周辺」という展覧会タイトルがなんとも渋い。(花影抄・橋本)

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■徳川広和・守亜和由紀作品展・絶滅魚とその周辺
会期:2009/4/11~19(火曜日休館)
時間:11:00~20:00
会場:六甲昆虫館
電話:078-222-2529

  1. 2009/04/07(火) 20:29:38|
  2. 美術館・展覧会情報など

美術館(展覧会)てくてく日記第21回「アートフェア東京2009@FORUM/@TOKIA」

4月5日、アートフェア東京2009@FORUM/@TOKIAの最終日。今年もいってきました。今回は藤の単独参加です。では会場の様子をごらんください。
大江戸骨董市
あ、間違えた。
これは、地上広場で開催されていた、大江戸骨董市の模様です。なかなかの賑わいです。クリニャンクールのような蚤の市みたいになったらいいですねえ。今度は19日です。詳しくは大江戸骨董市サイトをごらんくださいませ。
http://antique-market.jp/jp/index.html

では間違いなくアートフェアの写真を。
アートフェア東京2009
白地に黒でART FAIR TOKYOと書かれた垂れ幕に写るエスカレーターの人影を見てもわかるように、今年も人、人、人です。ほぼ同時期にアキバ・スクエアで「101TOKYO Contemporary Art Fair」が開催されていたこともあり、華やかさにかけるのではないかと思っていましたが、そんなのどこ吹く風という感じでした。101TOKYOはどうだったのでしょうか。
 人気があったのは、ギャラリー玉英ブースにあった、野口哲哉のシャネル侍。2007年にシャネル銀座で開催された「現代アーティストたちによるLe Monde de Coco -ココの世界」展に展示されたシャネル侍とは違うみたいです。一体何体のシャネル侍があるのだろうか。
 個人的に良かったのはギャラリーアートもりもとで出展していた青木美歌のガラスの作品。それとYUKARI CONTEMPORARYの大畑伸太郎の作品が私の琴線に触れました。
 アートと触れるという行為の中に、作品に対する鑑賞者の絶え間ない問いかけがあると思います。なぜ、これは抽象表現を用いたのか?インスタレーションにした意味は?などなど。こういう行為は、今後自分が未来に対してどのような価値観を持ち、どういう方法で対応していくかということの良いトレーニングになると思います。世界経済が先行き不透明だからこそ、アートに触れることがますますもって重要なのではないかと考えます。(花影抄・藤)

アートフェア東京2009

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/04/05(日) 22:09:07|
  2. 美術館・展覧会情報など

根付と袋物収納棚

先日、ギャラリーに御客様が、「根付と提げ物」の収納用の棚が出来た!とご持参下さいました。もちろん特製のものです。根付と袋物を組むのは、根付の紐穴に通したりする場面で思わぬ手間と時間がかかったりするものです。当然、しょっちゅう組み合わせを変えるのは、面倒になります。そこで!このように、既に組み上げたものをいくつか掛けておけば、出がけに、その日の物をパッ!ととって提げていけるわけです。昔もやはり、このようにいくつかの組み合わせを持っていて、その日の気分や衣装で選んだものでしょう。 (花影抄・橋本)

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  1. 2009/04/05(日) 21:48:22|
  2. 根付を使う(根付の使い方)

4/5「根津の根付屋」webサイトを更新しました

●4/5「根津の根付屋」webサイトを更新しました。
・空観作品ギャラリーを更新しました。
・泰宏販売コーナーを更新しました。
・その他の作家のコーナー/田中浩「伎芸天」の画像を更新しました。

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空観「藤壷」

  1. 2009/04/05(日) 08:18:05|
  2. web更新情報

作家便り「09年4月/森謙次(高知)」

■「根付deポン!」森謙次/作家便り4月

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こんにちは、高知の珊瑚職人の森です。
4月14日(水)から4月25日まで池袋の‘ポポタム‘というギャラリーで個展をします。
‘ポポタム‘での根付はカワイイ(自分ではそう思っています)根付を中心に展示する予定ですが、10月の花影抄での僕の個展では神仏、妖怪、僕個人的に好きなもの系統でやらさせてもらう予定です。よろしくお願いします。

森拝

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  1. 2009/04/04(土) 10:28:42|
  2. 森謙次(高知)

4/3「根津の根付屋」webサイトを更新しました

●4/3「根津の根付屋」webサイトを更新しました。
「袋・紐」の販売コーナーにれんげ堂巾着・根付セットを追加しました。

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れんげ堂 巾着「狩り」・根付(銘:一景)「鷲と兎」

  1. 2009/04/03(金) 21:54:07|
  2. web更新情報

作家便り「09年4月/北澤いずみ」

「さよならだけが 人生ならば また来る春は何だろう」
北澤いずみ/作家便り4月


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こんにちは、北澤いずみです!
春は物事が動き出す季節、
人それぞれに色々な思いが過る季節ですね。。。

「花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ」

さくらが咲いてきました。
この季節に必ずこの詩を思い出します。
ご存知の方も多いと思いますが、
唐詩を井伏鱒二が訳したものです。
全文は
 
この盃を受けてくれ
どうぞなみなみつがしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ

上2行を読むとただの飲み会を連想しますが。。。

ソメイヨシノは一気に咲いて一気に散るのでコレを思い出します。
日本は、木の芽時の春を別れと出会いの季節に設定しているので、
季節で気分を左右される人には結構迷惑なシステムだと思っています。
欧米みたいに秋が一年の始まりなら、五月病はこんなには無かったかもしれない。
どの様な形であれ人が去るのはさびしいものです。

上の詩に対して、寺山修司はこんな詩を書いています。

さよならだけが
人生ならば
また来る春は何だろう
はるかなはるかな地の果てに
咲いている野の百合何だろう

さよならだけが
人生ならば
めぐりあう日は何だろう
やさしいやさしい夕焼と
ふたりの愛はなんだろう

さよならだけが
人生ならば
建てたわが家は何だろう
さみしいさみしい平原に
ともす灯りは何だろう

さよならだけが
人生ならば
人生なんか いりません


桜なら、ばーっと咲いてぱーっと散ってしまう染井吉野よりも、
一本の木で春爛漫を演出してくれる八重桜が好みです。

  1. 2009/04/02(木) 16:33:11|
  2. 泉水/北澤いずみ(東京)

美術館(展覧会)てくてく日記第20回「皆川禎子 バーナーワーク展」

■美術館てくてく日記第20回
「皆川禎子 バーナーワーク展」Minagawa Yoshiko


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会場:Gallery 田中
東京都中央区銀座7-2-22同和ビル1F tel03-3289-2495
会期:2009年3月26日(木)~4月4日(土)
11:30am~7:00pm(最終日は午後4時迄)

美術館てくてく日記第20回は、美術館ではなく、ギャラリーでの個展に行ってまいりました。
銀座のギャラリー田中で行われている皆川禎子 バーナーワーク展です。
バーナーワークの皆川さんの作品については、以前にもこのブログにて少し書きました。
炎の先で、ガラス棒を溶かしながら、リアルな昆虫や、おとぎ話の中の登場人物のようなフィギュア作品を作っています。
作られたガラスの昆虫たちの足先や触覚。ガラスという素材の特性と皆川さんの技巧が相まって、眺めていると緊張感が増してきて、息が止まるような気がしてくるのでした。脆さや危うさ、はかなさ、それらも美しさに内包されているのかと思いました。根付の持つ「形や強度」の安定感・安心感とは、まったくの対極にあり、なにか飽きずに眺めて帰ってきたのでした。(花影抄・橋本)


  1. 2009/04/02(木) 10:41:47|
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