
美洲「一茶 夏景色」鹿角・鼈甲(裏彩色)●作家の言葉 齋藤美洲著『根付彫刻のすすめ』より
空間それ自体は無であり、我々にはそれを実感することはできない。三次元の造形は、存在することによって、その空間を感じさせ、確認させてくれる。身近な例で言えば、何もない部屋の空間はとらえどころがないが、家具などを配置するとその大きさが具体的になって明確になる。野外になにかオブジェを置いてもよい。それを強調した空間が強調されるだろう。さらに広げていけば、中近東の広大な砂漠と大空を背景にしてそびえ立つ巨大な寺院がある。この人力をあざ笑う広大な空間に、砂漠の民はなんと見事にマッチしたオブジェをうち立て、その冷酷な世界を親しいものにしたのだろう。
我々をとりまく世界には、マクロの宇宙からミクロの分子まで、自然の手になる美しい造形が数限りなくあふれている。科学の恩恵で今日の我々は、地球自体を外側から見ることができるし、電子顕微鏡で物質の結晶体や分子構造まで目にすることができる。
人の手による造形美術はどうだろう。大きいものは、地上にあって視野が届く限り、際限がないといえる。建造物も美的芸術要素を備えていれば造形美術に入る。その高さを極めれば、まさにバベルの塔である。
一方、小さなものに目を向ければ、ここには歴然とした限度があると思われる。なぜなら、裸眼の及ばないところで造形美術が成立することはないと考えるからである。天眼鏡で細工を見せる作品もあることにはあるが、そこまでいくと造形美術とは領域を異にすると思わざるを得ない。長い間、多くのミニチュア彫刻作品を折に触れ見てきたが、そこから得た確信は、手の平で包める程度が、小さい造形美術の限度であるということだった。この大きさが、立体の構成やアウトラインの流れ、量感に作家が自らの表現をこめるのに絶対に必要なのである。これより小さくては、技量のみ先行するばかりで、造形作家が本来意図する内面的表現、芸術的心情をそこにくみ取ることは、はなはだ困難になる。
世界には根付のようなミニチュア彫刻作品が数多くあり、それぞれ伝統を伝えている。だが造形力、構成力、表現力等、芸術性の豊かさでは、日本の生み出した根付に勝るものはないといえる。実用品として生まれ、諸外国の影響を絶った鎖国下の江戸時代に工芸品として完成され、愛好された根付は、まじり気のない日本人の感性の結晶である。しかも造形美術品としての完成度の高さは、開国後、外国人の蒐集家が先を争って持ち去った事実にも表われている。決して実用を離れたことがなかった小さな根付が、世界に認められ、しかも大きな彫刻美術品に劣らぬ造形的表現を持ったことは驚異である。
手の平で握られる程の大きさの中に、作者の心情、思想、美意識、造形観等、芸術を芸術たらしめる要素が豊かに混入している。まさに根付は、手の平の上に創り出された宇宙ではないだろうか。そして、これを生み出す者自身、その過程でその中に新たな自分自身を発見するのである。
●齋藤美洲「根付彫刻のすすめ」初版の時の挨拶文です。
今、読み返してみても、美洲の根付造形の考え方がたいへん良く表されている名文と思い、ここに紹介させていただきました。(花影抄・橋本)
- 2008/11/30(日) 12:39:32|
- 齋藤美洲(埼玉)
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●11/29「
根津の根付屋」を更新しました。
・安剛作品ギャラリーに「雨龍」の差し根付を追加しました。
※お客様からのご注文の一作です。根付制作のご依頼など、承っております!
お気軽にご相談下さいませ。

安剛「差し根付・雨龍」L13.5cm 鹿角
[English]
[11/29「根津の根付屋」を更新しました。]の続きを読む
- 2008/11/29(土) 22:23:58|
- web更新情報
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●ギャラリー花影抄では、根付制作のご依頼を承っております。
ご予算やお好み、題材、図柄など、打ち合わせをしながら、制作することも可能です。
安剛さんの場合には、下の図のような、デザイン案にてイメージのすり合わせをしながら、制作していきます。お気軽にご相談下さい。

安剛/「雨龍」下図
- 2008/11/29(土) 22:22:25|
- 藤井安剛(東京/東村山)
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●11/26「根津の根付屋」を更新しました。
・伊勢根付販売コーナーに紫苑作「茄子と紅娘」を追加しました。

紫苑「茄子と紅娘」朝熊黄楊・象牙(漆彩色)4.3×2.5×2.3cm
[English]
[11/26「根津の根付屋」を更新しました。]の続きを読む
- 2008/11/26(水) 20:02:08|
- web更新情報
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●11/26
「ギャラリー花影抄」サイトを更新しました。
・帯留・和小物の販売コーナーに「月代」の作品を追加しました。

月代「月雲」帯留

月代「結び文」帯飾り●11/26
「根津の根付屋」を更新しました。
・空観の作品ギャラリーの「心の鍵」に作品解説を追加しました。

空観「心の鍵」
- 2008/11/26(水) 18:38:48|
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●11/25「
根津の根付屋」を更新しました。
・楽虫作品ギャラリーにご注文品の「茄子の緒締」をアップしました。

楽虫「緒締・茄子」象牙 W2.0×H1.7cm 注文品
[English]
[11/25「根津の根付屋」を更新しました。]の続きを読む
- 2008/11/25(火) 12:06:01|
- web更新情報
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根付「丸鼠」:美洲/緒締「茄子」:楽虫お客様のご依頼で、美洲さんの丸鼠の根付につける緒締を楽虫さんが作りました。
茄子の緒締で、鼠が齧った跡が少しついています。
この組み合わせ、
『秋茄子は嫁に食わすな』の語源と絡めた誂えになっているとのこと。
「よめ」は「夜目」と書き「ネズミ」を表し、ネズミに食べられないように注意しろ」という意味で、本来「秋茄子はネズミに喰わすな」であるともいわれているとか。
(花影抄・橋本)
- 2008/11/25(火) 11:48:43|
- 楽虫(東京)
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楽虫/作家便り11月
楽虫です。
今、ウニコールで麒麟を彫っています。
ウニコールというのはイッカククジラの歯の事です。「ユニコーン」という言葉、昔の人はそう聞こえたのでしょう。
長くのびてるので角かと思われている方もいるかもしれませんが、象牙と同じく歯です。古根付が好きなら、最高に珍重された材料として有名なので知っている方も多いと思います。
ウニコールを彫った事のある人に聞くと、とにかく固くて彫りにくいという話だったので大変なのを覚悟していましたが、予想に反して象牙と同じくらいでした。鯨歯もそうでしたが、自然の物なので随分個体差があるのでしょうね。
昔は珍しく貴重な漢方薬として、たいへん高価だったといいます。実際、ウニコールの根付の中には、明らかに意図的に削られた部分のある物がよくあります。おそらく粉末にされて薬にされたのでしょう。実際彫っていると、たくさん粉末が出ますが、何に使うでもなく、全部ゴミ箱行きにしてますから、ちょっと複雑な気分ではあります。鼻からも随分と吸い込んでると思うので、何か効果があるといいんですけど(笑)。
- 2008/11/25(火) 11:39:50|
- 楽虫(東京)
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●11/23「
根津の根付屋」を更新しました。
・いずみの販売コーナーを更新しました。
天敵であるはずの蛇と蛙が仲良し!という、いずみさんらしい一作です。

いずみ「招き蛙~へび君と一緒~」
H3.5×2.5×2.2cm/2008年
陶
[English] [11/23「根津の根付屋」を更新しました。]の続きを読む
- 2008/11/23(日) 22:10:44|
- web更新情報
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●
NetRadio ラップパウ!「Radio Gallery Vol.7 齋藤美洲 その2」がup!されました。
インターネットで音声番組サービスを提供している「NetRadio ラップパウ!」の「Radio Gallery~等身大の作家の言葉~」という企画の中で、根付の作家を順番に紹介していただいています。普段、「根津の根付屋」などのweb画面で作品の画像をご覧下さっている方々に、少しでも作家を身近に感じて頂くことが出来れば、うれしく思います。

●今回は、本日11/22(土)からギャラリー花影抄にて、展覧会を開催されている齋藤美洲さんのインタビューの2回目です。現代根付全般についてのお話をいろいろ。展覧会においでの前に、あるいは会場で作品をご覧頂いた後で、是非!お聞き下さい。
- 2008/11/22(土) 20:32:38|
- NetRadio ラップパウ!作家の言葉
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●11/21「ギャラリー花影抄」サイトを更新しました。
・帯留・和小物の販売コーナーに「月代」「小間物屋徳右エ門」の作品を追加しました。


小間物屋徳右エ門「黒船」クラッチバッグ
- 2008/11/21(金) 23:21:15|
- web更新情報
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発売中の雑誌「美しいキモノ」2008年冬号(アシェット婦人画報社発行)に、ギャラリー花影抄で取り扱っております商品が掲載されました。
「装いの要になる 冬限定スパイス小物」(P.275~287)という特集で、月代の帯留・帯飾り、小間物屋徳右ェ門の名刺入れ、吉見普光の簪が紹介されています。
クリスマス、忘年会、新年会とおでかけの多くなるこれからのシーズンにぴったりのセンスのよい和小物達が勢揃いしていて、ページをめくっていると、思わず着物が着たくなってしまいそうな内容です。
尚、掲載商品の一部は、
ギャラリー花影抄のサイトでもご覧頂けますので、よろしければ、サイトも合わせてご覧下さい。

仲間由紀恵さんの素敵な着物姿の表紙が目印です
- 2008/11/21(金) 17:06:02|
- 掲載メディア*和小物
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安剛「雪(仮題)」下図
●安剛さんとミーティング。これから制作にとりかかる作品の下図を見せていただきました。制作の前に、だいたいこのような下図を描かれるとのこと。
冬の「雨龍」ならぬ「雪龍」でしょうか?完成が楽しみです。
(花影抄・橋本)
- 2008/11/20(木) 21:30:27|
- 藤井安剛(東京/東村山)
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●11/19
「ギャラリー花影抄」サイトを更新しました。
・帯留・和小物の販売コーナーに「月代」の作品を追加しました。
・帯留・和小物のその他の装身具のページに「吉見普光」の作品を追加しました。

月代「松葉」帯飾り

月代「月に雁」帯飾り

吉見普光「瓢箪簪」珊瑚
- 2008/11/19(水) 17:36:57|
- web更新情報
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●『根津の根付屋」「花影抄」両サイトにての展覧会作家挨拶を加筆修正いたしました。展覧会を目前にした、作家の今の心境です。
作家の言葉 齋藤美洲『根付彫刻を志して五十年を経ようとする。
早、初冬ですが、未だ春草の夢を消しさる事が出来得ず、桐の葉もまだ青いと思い込んでいます。
谷中と云う土地に生まれ育ち、父の蔵書、作品等より古典を意識することなく身に付けて育ちました。戦後の美術界が、具象より抽象へ変化していった頃、美術を学び始め、様々な変動の中において、理解も出来ました。仕事を志した時、置物よりも根付を選んだのは、西洋の理論と根付の基本的な一致があったからで、以来、私の基になっています。只、根付師として自分に不満であったのは、西洋写実を学んだ為に起きる具象へのこだわりで、日本の感性を持った作品に近づく困難さでした。
最近ようやくに、その姿が手に届きそうなところに有ると思うようになりました。だが、それはすぐそばにある気はするが、なかなか掴みきれない。只、外界に求めるのではなく、自分自身の中に入り込んでこそ、掴み得るものが有るのではないかと思える。
ある陶芸家の言った、「人は自分を知る為に生まれ 人は自分を見る為に仕事をする」この言葉の意味を噛みしめる時なのかもしれない。
見る人の言葉を聞きながら、自分自身を観てみたいと思っています。』
- 2008/11/19(水) 00:30:38|
- 齋藤美洲根付彫刻展
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齋藤美洲 根付彫刻展
2008年11月22日(土)~30日(日)
12:00pm~7:00pm(土日祝~6:00pm)
11/25(火)休
ギャラリー花影抄
- 2008/11/19(水) 00:00:27|
- 齋藤美洲根付彫刻展
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●11/18
「根津の根付屋」を更新しました。
・泰宏のギャラリーコーナーを更新しました。

佐々木泰宏「カエル帰る」5.5×2.5×H5.5cm 鹿角・ヘゴ・珊瑚・カーネリアン・カルサイト
[English] [11/18「根津の根付屋」を更新しました。]の続きを読む
- 2008/11/18(火) 10:44:52|
- web更新情報
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●11/15
「根津の根付屋」を更新しました。
・その他の作家のコーナー/ケンタロウの販売コーナーを更新しました。
鯨の牙型の硝子根付です。

ケンタロウ「牙」ボロシリケイトガラス L7.5cm
[English]
[11/15「根津の根付屋」を更新しました。]の続きを読む
- 2008/11/15(土) 23:52:55|
- web更新情報
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●11/14
「ギャラリー花影抄」サイトを更新しました。
・帯留・和小物の販売コーナーに「月代」の作品を追加しました。
・「齋藤美洲 根付彫刻展」情報を掲載しました。

月代作 帯飾り「雪華紋」●11/14
「根津の根付屋」を更新しました。
・「齋藤美洲 根付彫刻展」情報を掲載しました。

- 2008/11/14(金) 18:44:46|
- web更新情報
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●NetRadio ラップパウ!「Radio Gallery Vol.6 齋藤美洲」第1回がup!されました。
インターネットで音声番組サービスを提供している「
NetRadio ラップパウ!」の「Radio Gallery~等身大の作家の言葉~」という企画の中で、根付の作家を順番に紹介していただいています。普段、「根津の根付屋」などのweb画面で作品の画像をご覧下さっている方々に、少しでも作家を身近に感じて頂くことが出来れば、うれしく思います。

<根付師 齋藤美洲>
- 2008/11/14(金) 18:25:37|
- NetRadio ラップパウ!作家の言葉
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●11/13
「根津の根付屋」を更新しました。
・ギャラリー「紐・袋」の欄に、れんげ堂の根付提げ用巾着袋のコーナーを新設しました。

れんげ堂・根付提げ用巾着袋/根付セット
(紐の長さなどは、調節できます。)
- 2008/11/13(木) 19:32:50|
- web更新情報
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11月になって又一つ歳をとってしまう紫苑です。
秋も深まって(暦では、もう立冬ですが家の朝顔は未だに満開です。)家では落花生やさつま芋など採れたりしますが、伊勢の秋の味覚に「蓮台寺柿」という特産品が有ります。元は渋柿なのですが、大きくて甘く美味しい柿です。(私の作る柿はこの柿を見本にしてます。)市場には選別された形のいい物が出回りますが、私は知り合いの方々から頂くので形はマチマチ…でも味は最高です。貰い物が多い時は切って皮を剥いて干し柿にして…これをお茶受けに烏龍茶を煎れ一服!私は酒が飲めないので、専らお茶やコーヒーです。お茶は専ら烏龍茶ばかりで気がつけば中国茶の茶壷が25個にもなってしまいました・・・。まぁ全て一万円以下の物ばかりですが・・・お気に入りの茶壷で煎れた温かい茶をすすりながらまったりする秋はいいもんです。

蓮台寺柿とお気に&自作の茶器
- 2008/11/12(水) 16:25:55|
- 紫苑(伊勢)
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「美術館てくてく日記」第7回は、先月まで大阪芸術大学のほたるまちキャンパスで行われていた「高円宮家 根付コレクション展」です。
入り口から古根付の素晴らしい作品にまずため息をつきました。そして奥へすすむにつれ、現代のものになっていくわけですが、一番奥の作品を見終わったときこれは高円宮家コレクションではない、高円宮家美術館であると私は感じました。というのもコレクションとは元来個人的嗜好が反映されているものであるはず。しかし、このコレクションは素材の多様さ、モチーフの多様さ、そして根付を制作している根付師の多様さ(決して日本だけでつくられているわけではないのです)、根付のありったけの可能性を集めようとしている。これはもうコレクションの範疇を超えていると思ったのです。
また、この展覧会では、今までの展覧会スタイルと違い、2つの点でとても興味深い試みをしていて、そのことにも触れないわけにはいけません。
ひとつは学生の等身大写真パネルに、たぶん学生が作ったと思われる根付に提物をぶらさげた展示。美術工芸品としての根付の魅力ももちろんだけれども、実際に街にくりだすとき、携帯とSUICA(関西だとICOCAですね)を提物に入れて手ぶらででてみませんか?という提案ですね。用としての根付とでもいいますか、根付本来の意味にもう一度戻ってみてはというメッセージを感じます。
もうひとつはiPodtouchの使用。壁には、アップルのiPodtouchがぶら下がっていて、作品映像を縦と横を自由に切り替えながら見たり、画像を拡大しながら見ることができるようになっていました。精緻な彫刻は根付の魅力のひとつですから、これはとてもいい試みです。有機ELテレビとiPodtouchをつないでもう少し大きくてきれいな画面で見られたら、根付の見方が変わるかもしれないと、想像が膨らみました。松屋銀座で開かれていた
デザイン物産展ニッポンでも効果的にiPodtouchが使われていましたし、展示方法の仕組みとして今後欠かせないものになるかもしれません。
根付の可能性を考える上で、そして展示方法の可能性を考える上で非常に参考になった展覧会でした。(花影抄・藤)


NETSUKE Takamadonomiya Collection
Osaka University of Arts satellite campus (Dojima River Forum 3F )
テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2008/11/11(火) 15:18:04|
- 美術館・展覧会情報など
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「根津のクロスロード」 藤井安剛/作家便り11月

十年程前でしたか、いやもっと昔だったかもしれませんが、「クロスロード」という映画を見に行った事があります。「ミシシッピ・デルタブルーズの神、ロバート・ジョンソンの未収録曲を若いギタリストと老ブルーズシンガーの二人が探す旅」のお話です。クロスロードというと、クリームというバンドでのエリック・クラプトンの演奏や、山崎まさよしによるカバーの方で、御存じの方も多いかもしれません。映画でのライ・クーダーの同名曲のテイクも含め、すべて原作者のロバート・ジョンソンの名がクレジットされています。ロバート・ジョンソンは1936年と37年に29曲のレコーディングをしていますが、何よりも彼の先輩格のギタリスト、サン・ハウスが彼について語った言葉が、神話にまで昇華されてしまいました。
「ロバート・ジョンソンは、とあるクロスロードで悪魔と契約をし、自身の魂と引き換えにブルーズを手に入れた」という有名なエピソードです。今更ながら、これはいったい何を意味しているのでしょうか。
2008年の11月もさすがに夕方は冷え込んできました。
地下鉄を降りて根津駅の階段を昇って地上へ出る瞬間、例のビル風の様な突風が吹き込む中、私は根付の超絶技法を手に入れるために、何者かと契約したいと思っています。そしてその際に差し出す自身の魂の用意は、いつでもできているつもりなのですが・・・。
最後のレコーディングの翌年、今からちょうど70年前の1938年に女に毒殺されたとされるジョンソンは当時27才だったとも、20才だったとも言われています。
- 2008/11/09(日) 19:26:31|
- 藤井安剛(東京/東村山)
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●11/9
「根津の根付屋」を更新しました。
・安剛のギャラリーコーナーに、緒締追加しました。
※緒締のご依頼承ります!(お持ちの根付に合わせてのご相談を承っております)

安剛 緒締「青海波」直径1.8cm●11/9
「花影抄webサイト」を更新しました。
・江戸組み紐ストラップを「和小物ギャラリー」の「組み紐」のコーナーに追加しました。
※組み紐職人が一つずつ丁寧に組み上げた羽織紐をストラップにしました。携帯やバッグのワンポイントに上品な大人のアクセサリーとしてご利用下さい。

羽織り紐を利用したストラップ
- 2008/11/09(日) 18:55:10|
- web更新情報
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●11/6
「根津の根付屋」を更新しました。
・空観作品ギャラリーを更新しました。

空観 根付「心の鍵」5.2×3.1×2.0cm マンモス牙・ムーンストーン・メノウ
緒締「希望」3.3×2.1×2.2cm マンモス牙・メノウ
[English]
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- 2008/11/06(木) 20:35:10|
- web更新情報
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