開催中の展覧会、現代根付グループ展「日本の夏」より、出品作品のご紹介です。
由良薫子さんの作品は、2作品ともに抽選での販売となります。抽選販売へのお申込み締切は、7/14(金)19時までです。
詳細は、ページ下部をご覧ください。
【出品作品ご紹介】▼作品番号15 犬をしまえ4.1×4.1×2.0cm 磁土に染付
作家による作品解説台風の時に使われるネットスラング「犬をしまえ」から連想して、常に家にしまわれている室内犬の狆を制作しました。青海波の座布団を海に、狆の長毛の流れを台風にそれぞれ見立てています。座布団の裏面は日本列島に近づく台風の図になっています。



▼作品番号16 おらんだししがしら3.7×3.2×2.4 cm 磁土に染付
作家による作品解説頭の肉瘤、鱗、背びれや尾など様々な質感を持つオランダシシガシラを、染付と透明釉で出来る陰影を活かして制作しました。






由良薫子の根付作品のみ、抽選販売とさせていただきます。(藤井安剛、泉水、加賀美光訓、狛、紫苑、中梶真武、百々、森謙次、利歩は、通常の先着順での販売です。)
・抽選販売のエントリー受付期間は、2023年7月8日(土)13時~7月14日(金)19時までとなります。
・エントリー作品数の制限はございません。ご希望の方は2作品の両方へ同時にエントリーいただけます。
・エントリー方法は、会場でのお申込みと、メールでのお申込みの2通りになります。
▶メールでのお申し込み方法
netsukeya@hanakagesho.com宛てに、エントリーをご希望の作品名を明記の上、合わせて以下5点の項目をお知らせください。
お名前
電話番号
郵便番号
ご住所
当選になった場合の作品受け取り方法(ご配送orご来店)
※ご配送の際には、送料として500円をご負担いただきます。
メールの件名は「由良薫子(日本の夏)抽選販売申し込み」としてくださるとスムーズです。
・エントリー受付期間終了後抽選を行い、7月15日(土)中に抽選結果のご連絡をさせていただきます。
・当選後のお支払については、ご配送の場合はお振込み、ご来店の場合は現金またはカード(1回払のみ)で承ります。
- 2023/07/11(火) 10:00:00|
- 由良薫子(岐阜)
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毎年恒例の雑誌 アートコレクターズの特集「完売作家2023」に由良薫子が掲載されました。
「陶根付」中心の発表でしたが、たくさんの方に注目していただけて嬉しく思っています。
作家共々、感謝を申し上げます。
「工芸的な技術力と立体造形力のバランスの良さと、持って生まれた「モノを見る視点」、
これらの相乗効果で生まれた作品は観ていて心地良さがあります。
純粋に由良さんのこの先の制作や活動に多くの人の期待感が高まっているのだと思います。」
(花影抄/根津の根付屋)

雑誌 アートコレクターズ 2023年2月号 webページ
- 2023/02/05(日) 22:29:59|
- 由良薫子(岐阜)
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月刊美術の毎年恒例の「イチオシ」の特集号。
「イチオシ作家2023」(2022年 12月発売号)では、私どもは由良薫子さんをイチオシしました!今年は大忙しの由良さんですが、花影抄では12月に新作発表の個展を予定しています。
お楽しみなさってください。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。


月刊美術-webサイト
- 2023/01/11(水) 23:09:35|
- 由良薫子(岐阜)
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由良薫子 陶根付展 いきものをみつめる2022年10月15日[土]~23日[日]
Gallery 花影抄
※ギャラリー過去展覧会情報ページ
手前 「蕎麦清」
●由良薫子さんの2回目の陶根付による個展は、おかげさまで無事会期を終了いたしました。
会場にお越しくださいました皆様、インターネットを通じてご覧くださった皆様、関わってくださいましたすべての方々に、作家共々御礼を申し上げます。有難うございました。
作品の確かな成長や皆様の期待を感じる展覧会となりました。
搬入をふくめて4日間、由良さんとは会場で作業をしたりミーティングをしたりする時間がありました。
根付についても、いっしょに参考書籍のページをめくったりして、良いやりとりが出来たと感じています。
器の作品で活躍されているわけですが、根付についても充実した展開を模索していきたいと願っております。
見守っていただけましたら幸いに存じます。

●今回の由良さんの陶根付展の会場で現代根付の楽しみについてよく考えてみました。
「蕎麦清」などに代表される精緻な印象の作品はやはり人気で、手元で覗き込んで鑑賞する楽しみ、細密で工芸的な技術に期待される部分が大きいと感じます。そっと指先で鑑賞されている場面が印象的でした。
「だんごいか」などに代表される丸っこい作品は、使う場面をイメージしながら掌の中で握々(にぎにぎ)して感触を確かめるように鑑賞する方が多いようでした。
順番に作品を手にとっていると、個々の作品に対して「鑑賞の楽しさ・身につける楽しさ」どちらを優先して見ているか?というようなことが、だんだんはっきりわかってくるように自分は感じました。陶根付は現代根付の中ではマイナーな部類ですが、素材の特性によって、現代根付全体が持つ「鑑賞のされ方、楽しみ方」が凝縮しているようでもありました。
陶芸作品は多くの人に馴染みやすく、鑑賞の間口を広げられることは大切なことだとも思いました。
器の作品で由良さんをご存知の方々が、根付は初めてご覧になられたというお話しも会場で何度かお聞きしました。
現代根付作品が、現代で広く受け入れられて、活発になるためにヒントをいただいた展覧会となりました。
最後に題材について。
由良さんの作風には「生き物について」と「落語や言葉遊び」、そして「妖怪の類」の3つが主にはあると思います。
そのバランスが今後、どのように広がったり深まったり、混ざりあったりしていくのか、ご本人にもまだわからないことだろうと思いますが、今後の制作活動を楽しみに見守っていきたいと思います。
とりとめなく書いてしまいしたが、あらためて、お客様と由良薫子さんに展覧会の無事終了の御礼を申し上げます。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。有難うございました。
(Gallery花影抄/根津の根付屋 橋本達士)
- 2022/10/26(水) 22:45:58|
- 由良薫子(岐阜)
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