由良薫子さんが、雑誌 「アートコレクターズ 2021/2月号 完売作家2021」 にて掲載されました。
毎年恒例の前年の展覧会を振り返る特集号です。

美大の彫刻科を卒業した後、本格的に陶芸を多治見、金沢で学んできたという技術の積み重ねが評価されていると思います。
彫刻的な立体造形のチカラと絵付などの陶芸の技術の両方が安定しています。
美術大学在学中に「根付」を知り、今回がその初個展となったのですが、
根付愛好家にとっても久しぶりの陶根付の新人作家の登場が期待を持って受け入れられていると思います。(ギャラリー推薦文)

アートコレクターズ (生活の友社)
https://www.tomosha.com/book/b557220.html由良薫子 陶根付展 いきものをつかまえる2020年11月14日[土]〜22日[日] Gallery花影抄(予約制にて開催)

由良薫子さんの初個展も開催させていただきました。リアルなギャラリースペースのみでの展示展開でした。
由良さんは決死の覚悟で今の東京に数日滞在するために出て来たと思いますが、
私たちは少し予約制での会場運営に慣れてきた感じがあり、上手く由良さんをお迎えできたと思います。
お客様の訪問ももちろんですが、作家のみなさんが由良さんの花影抄初登場ということもあり、
順番に訪ねてきてくれたことがとても嬉しかったです。
由良さんの初個展は、おかげさまで無事に良い成果で終えることができました。
彼女の船出を応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
無事出航させる責任を果たせて、ほっといたしました。
現状の混乱の世の中に、作家デビューしていく美術工芸家のみなさんは、さぞ不安が大きいことだろうと思います。
私たちギャラリーも頑張っていかねばならないとあらためて思います。
- 2021/02/04(木) 02:10:05|
- 由良薫子(兵庫)
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由良薫子 陶根付展 いきものをつかまえる
2020年11月14日[土]〜22日[日]
おかげさまで無事に終了致しました。
御来場くださいました皆様、
インターネットを通じ作品に興味を持ってくださいました皆様、
応援してくださった皆様に、作家共々、心より御礼申し上げます。
今後も共々励んでまいります。
由良さんは、子供の時から粘土で遊んで、作家になることを夢見てきたようで、その夢が叶っての初個展を
このギャラリーで開催させていただけたことは、なんとも嬉しい気持ちになりました。
そして大学在学中から弊ギャラリーに憧れる気持ちを持っていてくれたと会期後にお聞きしまして、
それもなにか胸に湧き上がる思いがありました。(実は、橋本と由良さんは同じ大学の出身です。)
なにかゴールめいた気持ちになってしまいそうですが、全然!ここがスタートです!
今後共、何卒宜しくお願い申し上げます。
由良さんのツイッターに書かれていた言葉です。
「小4の時の漢字ノートを見つけた。粘土細工まだやってるよ、小4の私。続けるよ。」
ちょっと、じーんときてしまいました。(Gallery花影抄/根津の根付屋/橋本達士)

【作家の言葉】由良薫子
個展が無事終了いたしました。お越しくださった皆様、
ブログやSNSなどで作品を見てくださった皆様、誠にありがとうございました。
皆様からいただいた色んな言葉をガソリンにして、
これからも作り続けていきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。ぽ。
- 2020/11/28(土) 22:40:03|
- 由良薫子(兵庫)
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由良薫子 陶根付展 いきものをつかまえる
2020年11月14日[土]〜22日[日] ※16日[月]休廊
13:00〜19:00(最終日は18:00まで)
Gallery花影抄
【作家の言葉 由良薫子】
私が生き物の形を作り始めたのは、小学校2年生7才の時。虫捕りが好きで生き物好きだった私は食玩の生き物フィギュアに憧れて紙粘土で真似をして生き物を作り始めました。
それから20年たった今、こうして生き物を作って展示をさせていただけることは本当に幸せなことだと感じています。
この度の展示タイトル「いきものをつかまえる」には、
〇生き物の特徴をつかまえて作ること
〇実際に生き物をつかまえること
の二つの意味を込めています。
この2つの「いきものをつかまえる」には共通した緊張感や高揚感があるように感じています。制作中は生き物を探している時のように。できた時は生き物を見つけて捕まえた時のように。小さいころから好きだった虫捕りや粘土細工のように素直に面白いと感じて制作した作品を展示いたします。
根付を作り始めて日も浅く未熟な部分も多いと存じますが、ご高覧いただけましたら幸いです。
個展の機会をいただきましたこと心より感謝申し上げます。
【作品紹介】
「ふくれるシマフグ」 磁土 3.9×3.2×3.1cm
福をいっぱいためこんだシマフグ(由良薫子)






「鴛鴦」 磁土 5.3×2.9×2.7cm
美しい羽を持つオシドリ(由良薫子)






「川を睨むカワセミ」 磁土 4.3×2.8×2.2cm
木の上で魚をじっと探すカワセミ(由良薫子)





「きじばとポ」 磁土 4.5×2.8×2.5cm
美しいキジバトがこちらを見ている様子(由良薫子)




「丸に柏」 磁土 3.9×3.1×2.8cm
落語「提灯屋」にでてくる言い回しを元に制作しました。(由良薫子)





「ハナタツ」 磁土 5.7×2.4×1.5cm
ハナタツの体表にタツノオトシゴ模様が隠れています。(由良薫子)
ハナタツ!ご存知でない方は、さっそく検索して調べてみましょう!
スタッフは調べてみました!





「くつろぐコブシメ」 磁土 5.5×3.0×1.3cm
のっぺり、リラックスのコブシメ。(由良薫子)





「羽化」 磁土 6.8×2.0×1.5cm
蝉の羽化の透明感。(由良薫子)




「牡丹蟷螂」 磁土 径5.2×1.5cm
カマキリを感じで書くと「蟷螂」となり、
九谷焼の「青手土坡に牡丹図大平鉢土と合わせて、怪談落語「牡丹灯籠」を表す作品として制作いたしました。(由良薫子)




「蛸芝居」 磁土 4.7×3.8×1.8cm
落語「蛸芝居」の中で、蛸にあたった時は黒豆を毒消しとして食べるという民間療法が出てきます。
(由良薫子)




「ねずみと羊羹」 磁土 4.6×2.7×1.8cm
落語「ねずみ」に、鼠屋と虎屋という店がでてきます。(由良薫子)




「くちなわ」 磁土 4.9×2.5×2.3cm
蛇の別名「くちなわ」とかけて。



「なまはげ」 磁土 4.0×3.8×2.5cm
なまはげのお面にはいろいろな形があることを知りました。(由良薫子)



「鬼電話」 磁土 3.4×3.2×2.6cm
スラングの「鬼電」(何度も繰り返し電話すること)をもとに。(由良薫子)




【ギャラリーより】
このたび、由良薫子さんの陶根付の初個展を開催させていただく運びとなりました。
美大を卒業後、本格的に陶芸を多治見、金沢で学んできた作家です。
飄々とした不思議な明るさと、シャープな印象を併せ持った作風で、今後の活躍が楽しみです。
子供の頃から、粘土遊びが大好きで、生き物が大好きだったという由良さん。
美術大学在学中に、「根付」を知ったと聞きました。
それから10年あまり経った今、こうして陶根付で初個展を開催しておられることに嬉しい気持ちがわいてきます。
共に、頑張って進んでいければ本当に幸いですし、見守っていきたいと思います。
(花影抄・橋本達士)
ご来場は、予約制とさせていただいております。
ご面倒をおかけし恐縮ですが、webサイトにて詳細をご確認の上、お問い合わせくださいますようお願いを申し上げます。
https://www.hanakagesho.com/gallery/index.html作品へのお問い合わせは、 03-3827-1323 mail@hanakagesho.com までお願い申し上げます。
- 2020/11/16(月) 00:08:50|
- 由良薫子(兵庫)
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