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根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。
展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

作家便り2019年11月 坪島悠貴(東京)

こんにちは!坪島です。
先日ギャラリーから頂いたチケットで東京モーターショーへ行ってまいりました。
今回はそこでの体験レポートをかかせていただければと思います。

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当日は同じくチケットをもらっていた万征さんとご一緒させてもらいました。
もともと自動車整備士をされていた万征さんから色々豆知識を
聞かせて頂いたお陰で、通常の三倍は楽しめたと思います。



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会場に入ると早速各メーカーごとにコンセプトカーや現行車が展示されていました。
休日ということもあり人気の車種の周りは立ち止まって見れないほどの人だかりでした。
試乗ができるものも多く自分も乗ってみたのですが、
実際に乗ってみると気分が上がってしまい、
自動車(非変形のもの)にはほとんど購買意欲のわかない私も
ちょっと欲しくなってしまいました。価格や維持費を考えると中々手は出せないですが…



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バイクの試乗もあったのでまたがってみましたが、
今まで二輪車には全く触れてこなかったので新鮮な体験でした。
バイクは車よりメカメカしさが強調されていて
ビジュアル的にはとても惹かれるのですが、
生身で乗るのが怖いので見ているだけで満足です 笑



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自動車の技術が展示されているコーナーでは
エンジンなど部品単位での技術紹介がされていました。
部品が機能的に集積された構造は非常に萌えます。



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ポーズを取ってくれたロボ氏



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本会場から少し歩いた会場では、FUTURE EXPOという
未来の技術に重点を置いた展示をしていました。
空飛ぶ車、自動運転、そして百発百中でシュートを決める
バスケロボなどなど…



今回ちょっと興味深かったのが、
あちこちでVRを使った体験コーナーがあったことです。
待ち時間も長そうだったので体験はしなかったのですが、
大勢がゴーグルをかけて並んでる様子は攻殻機動隊っぽく、
ある意味で今回一番未来を体感する光景でした(笑)
将来VRがスマホ並みに普及していったら、
人ごみを並んでようやく一部が見れる実物は高画質VRにとって代わり、
試乗などの身体的な体験に重きを置いた展示が
もっと増えていくのかなと思ったり思わなかったり。。


帰りに新宿で万征さんお勧めのもつ焼き屋さんへ
マルチョウという部位を初めて食べたのですが、
脂が詰まったビジュアルと背徳的な美味しさに衝撃を受けました。
また行きたいですね~

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タイトル「肉を焼くイケメン」
モデル協力:万征さん


お読み頂きありがとうございました。それではまた次回!
  1. 2019/11/17(日) 19:46:43|
  2. 坪島悠貴(東京)

作家便り2019年9月 坪島悠貴(東京)

ご無沙汰しております、金属造形作家の坪島です。
ブログを書こう書こうと思いつつ
すっかり日が経ってしまっていて申し訳ありません。
いざ書こうとすると、あれも書こうこれも書こうとまとまらなくなってしまい、
結局書きあがらない負のサイクルに嵌まってしまっております。

一方Twitterの方は140文字内という制限があるおかげか、ハードルが低く続けられています。
私の場合これは制作にも言えることで、
「なんでも自由に作っていい」と言われるより、何か制約があった方が上手くいく傾向があります。
現在の"変形する"というテーマも、変形という制約によって、
「限定された選択肢の中から最適な形を見つける」というやり方が性に合っているのだと思います。

ということで今回はブログ用に1から文を書くのではなく、
最近のTwitterの投稿の抜粋と、それに関することを補足として書くという方法でいこうかと思います。



https://twitter.com/hau9000/status/1150032808154320904
https://twitter.com/hau9000/status/1154615587651219458

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・7/13、7/26の投稿
少し前になってしまいますが、
夏のワンダーフェスティバルに持って行った「可変メメント・モス」という作品についてのツイートです。
現在作品は花影抄さんに納品させて頂いています。

映画「羊たちの沈黙」のポスターなどで有名なメンガタスズメという髑髏のような模様のある蛾をモチーフに、
髑髏から蛾に変形するという作品です。

根付作家の至水さんが最初のツイートに対するコメントで、
このモチーフから「輪廻転生」という意味合いを読み取ってくださっています。
私が変形作品を作るうえで何となくイメージは持っていたものの、
それまで不定形であった感覚を、正にこの言葉で言語化して頂けた気がしてとても嬉しく思いました。

蛾の状態ではペンダント、髑髏の状態では根付、またはペンダントとして使用できるようになっています。

変形に関しては、髑髏から蛾にする際に最初のロックを外すのに少々コツがいる以外には難易度は低めです。
金属作品の場合、変形における可動部は関節の渋みによる固定が期待できないので、毎回頭を悩ませています。
今回は熱処理によって素材である銀に硬さをプラスすることでバネ性を加え、爪を嚙合わせるロック機構で、
パチンと小気味よく固定する事に成功しています。

前述のとおり少しコツのいる髑髏状態からのロック解除ですが、
慣れてくるとパーツの一部がパチッとスライドして外れる気持ちよさに共感していただけると思いますので
是非ギャラリーにて実物ご覧いただけると幸いです。



https://twitter.com/hau9000/status/1175296113852596224
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・9/21の投稿
来年に向けて干支に因んだ新作についてのツイートです。
数ヶ月前から少しづつ進めていたのですが中々まとまった作業時間が取れず、
今回ようやく形になってきたところでモチベーション維持の為も兼ねてツイートにてお披露目させて頂きました。

干支モチーフは以前から意識はしていて、
去年制作の「可変狛禽」も鳳凰から狛犬に変形という酉年→戌年にかけた裏テーマがあります。
一方今作に於いては今年で干支が一巡したこともあり、新しい取り組みとしてシリーズ化、
つまり共通の変形元からそれぞれ干支モチーフに変形するという想定の下にデザインしています。

以前から根付として使いやすい形状のものを作らなければという思いもあり、
変形元は饅頭根付型を選びました。
饅頭根付という共通の形状からそれぞれの干支に変形するので、
それこそ制約だらけの中どれだけその生物の特徴に沿った形を見つけ出せるか、
挑戦の連続になりそうです。


自分の投稿に対する補足という形で書くとやはり色々書きたいことが出てきて結局長くなってしまいましたが、
内容は限定されるので負担なく続けられる気がします。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた次回、どうぞよろしくお願いいたします。

坪島
  1. 2019/09/27(金) 19:31:39|
  2. 坪島悠貴(東京)

作家便り2019年6月 坪島悠貴(東京)

こんにちは!金工作家の坪島です。
ブログの方前回から少し間が開いてしまいました。
最近、前職のご縁で色々お仕事をさせていただいております。
自作の制作時間はその分削られてしまいますが、時間が限られる分
かえって効率を意識して制作にも取り組める気がします。
自分の作品では使わない作業も必要でスキルアップにもつながるので、
私にはこういう仕事の仕方が合っているのかもと思う今日この頃です。

最近始めたことでもうひとつ、ゴールデンウイークあたりからジョギングをしています。
近所に川があるのでその周りを3~4キロ、週3~4日走っています。
三十路を超えて以来体重が増加傾向にあるので始めたことですが、
1週間続けられてからは使命感みたいなものができて今日まで続いております。



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さて、今回も博物館レポートは特別編、科博で6/16まで開催中の
「大哺乳類展2-みんなの生き残り作戦」です。



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会場に入ってすぐアフリカゾウの骨格が出迎えてくれます。
常設展示のアジアゾウより大きく迫力に圧倒されます!



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哺乳類との比較として両生類、爬虫類の代表選手も。どちらも美しいです。



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哺乳類の立ち方の違いと骨格の形状の違いを説明しています。




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構造の美しさが堪りません!



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ミナミゾウアザラシの肋骨はまるで円柱パイプを曲げて作ったような形をしています。



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今回の目玉ともいえる圧倒的物量の剥製たち!
隣同士に置かれるアライグマとフェネックには
けもフレ的な意図があるのではと疑ってしまいます…



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今回一番度肝を抜かれたマッコウクジラの復元模型。
片側がくり抜かれており、そこに骨格標本を嵌め込んで解剖図のような展示になっています。



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背骨の美しさに思わず見とれてしまったバンドウイルカ。



これだけの量の標本を一堂に見れる機会はそうそうないと思います!
6月16日までやっていますので、まだの人は是非行かれてみてはいかがでしょうか?
  1. 2019/06/14(金) 20:00:00|
  2. 坪島悠貴(東京)

坪島悠貴 掲載情報/webサイト「おたくま経済新聞」

坪島悠貴さんの「可変福良鳳凰」が、webサイト「おたくま経済新聞」にて紹介されています。

http://otakei.otakuma.net/archives/2019041803.html

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「可変福良鳳凰」の詳細は、webサイト「根津の根付屋/坪島悠貴ページ」で、御覧くださいませ。

よろしくお願い申し上げます。
  1. 2019/05/09(木) 19:35:19|
  2. 坪島悠貴(東京)

作家便り2019年3月 坪島悠貴(東京)

こんにちは!金属造形作家の坪島です。
前回から少し間が開いてしまいましたが、坪島の博物館レポート第二回を書かせていただきます!
今回は入館時間が遅く時間がなかったため地球館B3Fの1フロアについて書いていければと思います。

国立科学博物館の開館時間は通常9:00~17:00ですが、金・土などは20:00まで
やっているので週末会社帰りなどにもさらっと寄れてしまう粋な計らいです。

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前回非常に重要なものを撮り忘れてしまっていました。建物外にあるシロナガスクジラの実物大模型です!
この大きさ、お分かりいただけるでしょうか。。?
これが現存する生物であるということに感動を禁じ得ません。死ぬまでに一度は実物を見てみたいものです。。

B3Fは”自然のしくみを探る”をテーマにそれに貢献した科学者の、発明された測定器などの紹介、
宇宙や物質の法則を学ぶことができます。

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B3Fのフロア案内

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原子の結びつき方による物質の変化について
酸素や硫酸などが結びつくことによりさまざまに変化する銅元素の変化を例に展示しています。
金工の着色技法もこういう化学変化を利用しているわけで、それがどういう反応から起こるのか考えるのも興味深いです。

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分子に存在する右手型と左手型
分子には同じ原始の結びつきでも形が鏡合わせになっているものがあり、それにより性質が異なるものがあるそうです。
メントールの分子が例として展示されているのですが、右手型と左手型で少し匂いが違うようです。
実際に嗅いで体感できるのが楽しいです。私には今一違いが判りませんでしたが…笑

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様々な計測器
使用法はわからなくてもなぜか心躍ります!

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様々な物質と原始構造

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霧箱という宇宙から飛んでくる素粒子を観察できる装置
実際に装置の中に絶え間なく発生する素粒子の飛跡を観察できます。今この瞬間
自分の身体にも宇宙からの粒子が当たっていると思うと不思議な気持ちです。。

ちなみにこのように電気を帯びた粒子を荷電粒子と呼ぶそうですが、どうしてもゾ〇ドの
荷電粒子砲を思い出しワクワクしちゃいます 笑


B3Fは難しい内容が多いですが、その分実際に体験できる展示やわかりやすい
模型などで工夫してあるので子供たちも楽しそうに見学していました。理科の教科書で
読んだときは今一ピンとこなかったことでも、実際に体験して理解することができるのが
博物館のいいところですね!
今までは科博に来てもこのフロアは飛ばしがちだったのですが、改めて見てみると
色々な発見があり勉強になりました。


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科博では3月21日から特別展「大哺乳類展2」をやっています。
ポスターからして非常にそそられるので私もぜひ行こうと思っています!
アニメの見過ぎか、ここに使われてる動物から某獣の友達が活躍するアニメが連想されてなりません…


さて、来る4月6日、花影抄にて2日間の週末作家在廊を催していただきます。
そこで新作の一発変形作品、過去作可変ツルッパや可変狛禽なども
展示しますのでどうぞよろしくお願い致します。

可変狛禽はしばらく在庫を切らしていたので私自身しばらくぶりの対面ですが、
中々の出来に仕上がりました!素材を変更したおかげで印象も違っていますので
皆様にご覧いただけるのを楽しみにしています!
  1. 2019/04/02(火) 13:48:10|
  2. 坪島悠貴(東京)
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