坪島悠貴さんが金沢で始まった「ポケモン×工芸展」に出品しています。
ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―
会期:3月21日(火)~6月11日(日)
国立工芸館(金沢)https://www.momat.go.jp/cg/exhibition/pokemonxkogei/#section1-1国立工芸館webページ/ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―/展覧会について

開催前日に関係者の内覧会があり、坪島さんにお供して花影抄からは橋本が伺ってまいりました。
当代の活躍している作家の方々が向き合い取り組んだ工芸作品の数々は、見応えがあります。
私達は普段、根付周りの題材として「龍・獅子・麒麟・獏」などのモチーフには当たり前のものとして触れています。
今回のポケモンの展示を見ながら、これは同じことなのだなあという実感、体感的な感覚が会場で湧いてきました。
面白いと思いました。
作家さんや関係者の方々との会話でも、育ってきたカルチャー・世代のこと、3D技術と手仕事・素材のこと、工芸・アートのこと、いろいろなことに拡がっていきました。豊かな刺激をもらい有り難い時間となりました。
坪島悠貴出品作品 【可変金物 ココガラ/アーマーガア】

ココガラからアーマーガアに変形します!


制作の資料なども展示されています。

ピカチュウと金沢の街に感謝!
- 2023/03/28(火) 18:23:24|
- 坪島悠貴(東京)
-
-
坪島悠貴さんのインタビューが、【アキバ総研 アニメとアキバ系カルチャーの総合情報サイト】に掲載されています。坪島さんの制作ルーツや影響を受けてきたもの、現在の活躍、そして未来への活動など、興味深く読み応え十分の内容です。
ぜひ、読んでみてくださいませ。宜しくお願い申し上げます。
【ホビー業界インサイド第81回】
アートか、ホビーか?
変形する金属彫刻を作りつづける造形作家、坪島悠貴の幻想世界https://akiba-souken.com/article/56493/?page=1
※このコーナーでは、以前に永島信也さんも取り上げていただいています!
こちらもあらためて、よろしくお願いいたします!
【ホビー業界インサイド第23回】
美少女フィギュアか伝統工芸か? 永島信也が彫る“美少女根付”は、どこへ向かう?https://akiba-souken.com/article/30111/
- 2022/06/06(月) 17:19:27|
- 坪島悠貴(東京)
-
-
思考×機構×技巧 上原万征・坪島悠貴 二人展
2021年11月13日[土]~21日[日] ※15日[月]休廊
Gallery花影抄美術工芸作品の見どころの大きな要素として、アイデアを楽しむこと・仕掛けや技に驚くことがあげられます。
それは今回の二人の作品に共通する特長でもあると思います。
お互いに異なるアプローチで、観る人をアッと言わせたい二人の競演をお楽しみください。
坪島悠貴さんは、子供の頃から変形ロボットの玩具に親しんで育ち、
美術大学で金工の技術を学んだ後も、その延長線上に作品制作を続けています。
遊び心をくすぐる可変シリーズの新作、驚くべきその設計アイデアを是非、お楽しみください。
(Gallery花影抄 橋本達士)
現在開催中の今展から、坪島さんの展示作品をこちらのblogにてご紹介いたします。
ご注文、作品についてのご質問などございましたら、作品名を明記の上
メールかお電話にてご連絡ください。お気軽にお問合せくださいませ。
※件名を「上原万征・坪島悠貴 二人展 作品問合せ」としてくださるとスムーズです。
アドレス:mail@hanakagesho.com
電話番号:03-3827-1323
「可変饅頭根付・丑」
銀925、リン青銅、18金
根付形態時:4.6×4.6×1.6cm 丑形態時:4.7×8.5×3.1cm
エディション12(12体限定制作)




「可変饅頭鼠」
銀925、リン青銅、18金、ステンレスバネ
根付形態時:4.6×4.6×1.65cm 鼠形態時:6.2(尻尾含め9.4)×3.3×3.2cm
エディション12(12体限定制作)




「可変ウミカモメ」
銀925、ステンレスバネ、硝子
ウミガメ形態時:1.5×6.5×5.5cm カモメ形態時:1.7×9.5×4.3cm
エディション20(20体限定制作)
アクセサリー仕様(ペンダントとしてもお使いいただける紐付き。)






目が赤色のed.1/20

目が緑色のed.2/20
「可変角蛙」
銀925、18金、硝子
ツノゼミ形態時:6.4×4.0×3.3cm カエル形態時:7.8×6.7×4.2cm
エディション12(12体限定制作)のうち5体目。





「可変福良鳳凰・彩色5」
銀925、真鍮、硝子、セラミック電着塗装
河豚形態時:5.2×3.4×3.3cm 鳳凰形態時:7.6×6.1×3.3cm
エディション15(15体限定制作)のうち5体目。




「可変福良鳳凰・彩色6」
銀925、真鍮、硝子、セラミック電着塗装
河豚形態時:5.2×3.4×3.3cm 鳳凰形態時:7.6×6.1×3.3cm
エディション15(15体限定制作)のうち6体目。




「可変メメント・モス」
銀925
骸骨形態時:3.3×2.8×2.6cm 蛾形態時:6.0×3.4×1.4cm



「可変猛禽蟲」
銀925、金鍍金
カメムシ形態時:4.5×2.6×1.6cm 鷲形態時:7.3×4.2×1.5cm



- 2021/11/17(水) 22:21:45|
- 坪島悠貴(東京)
-
-
こんにちは!坪島です。
先日ギャラリーから頂いたチケットで東京モーターショーへ行ってまいりました。
今回はそこでの体験レポートをかかせていただければと思います。
.jpg)
当日は同じくチケットをもらっていた万征さんとご一緒させてもらいました。
もともと自動車整備士をされていた万征さんから色々豆知識を
聞かせて頂いたお陰で、通常の三倍は楽しめたと思います。
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
会場に入ると早速各メーカーごとにコンセプトカーや現行車が展示されていました。
休日ということもあり人気の車種の周りは立ち止まって見れないほどの人だかりでした。
試乗ができるものも多く自分も乗ってみたのですが、
実際に乗ってみると気分が上がってしまい、
自動車(非変形のもの)にはほとんど購買意欲のわかない私も
ちょっと欲しくなってしまいました。価格や維持費を考えると中々手は出せないですが…
.jpg)
.jpg)
バイクの試乗もあったのでまたがってみましたが、
今まで二輪車には全く触れてこなかったので新鮮な体験でした。
バイクは車よりメカメカしさが強調されていて
ビジュアル的にはとても惹かれるのですが、
生身で乗るのが怖いので見ているだけで満足です 笑
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
自動車の技術が展示されているコーナーでは
エンジンなど部品単位での技術紹介がされていました。
部品が機能的に集積された構造は非常に萌えます。
.jpg)
ポーズを取ってくれたロボ氏
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
本会場から少し歩いた会場では、FUTURE EXPOという
未来の技術に重点を置いた展示をしていました。
空飛ぶ車、自動運転、そして百発百中でシュートを決める
バスケロボなどなど…
今回ちょっと興味深かったのが、
あちこちでVRを使った体験コーナーがあったことです。
待ち時間も長そうだったので体験はしなかったのですが、
大勢がゴーグルをかけて並んでる様子は攻殻機動隊っぽく、
ある意味で今回一番未来を体感する光景でした(笑)
将来VRがスマホ並みに普及していったら、
人ごみを並んでようやく一部が見れる実物は高画質VRにとって代わり、
試乗などの身体的な体験に重きを置いた展示が
もっと増えていくのかなと思ったり思わなかったり。。
帰りに新宿で万征さんお勧めのもつ焼き屋さんへ
マルチョウという部位を初めて食べたのですが、
脂が詰まったビジュアルと背徳的な美味しさに衝撃を受けました。
また行きたいですね~
.jpg)
タイトル「肉を焼くイケメン」
モデル協力:万征さん
お読み頂きありがとうございました。それではまた次回!
- 2019/11/17(日) 19:46:43|
- 坪島悠貴(東京)
-
-
ご無沙汰しております、金属造形作家の坪島です。
ブログを書こう書こうと思いつつ
すっかり日が経ってしまっていて申し訳ありません。
いざ書こうとすると、あれも書こうこれも書こうとまとまらなくなってしまい、
結局書きあがらない負のサイクルに嵌まってしまっております。
一方Twitterの方は140文字内という制限があるおかげか、ハードルが低く続けられています。
私の場合これは制作にも言えることで、
「なんでも自由に作っていい」と言われるより、何か制約があった方が上手くいく傾向があります。
現在の"変形する"というテーマも、変形という制約によって、
「限定された選択肢の中から最適な形を見つける」というやり方が性に合っているのだと思います。
ということで今回はブログ用に1から文を書くのではなく、
最近のTwitterの投稿の抜粋と、それに関することを補足として書くという方法でいこうかと思います。
https://twitter.com/hau9000/status/1150032808154320904https://twitter.com/hau9000/status/1154615587651219458.jpg)
.jpg)
・7/13、7/26の投稿
少し前になってしまいますが、
夏のワンダーフェスティバルに持って行った「可変メメント・モス」という作品についてのツイートです。
現在作品は花影抄さんに納品させて頂いています。
映画「羊たちの沈黙」のポスターなどで有名なメンガタスズメという髑髏のような模様のある蛾をモチーフに、
髑髏から蛾に変形するという作品です。
根付作家の至水さんが最初のツイートに対するコメントで、
このモチーフから「輪廻転生」という意味合いを読み取ってくださっています。
私が変形作品を作るうえで何となくイメージは持っていたものの、
それまで不定形であった感覚を、正にこの言葉で言語化して頂けた気がしてとても嬉しく思いました。
蛾の状態ではペンダント、髑髏の状態では根付、またはペンダントとして使用できるようになっています。
変形に関しては、髑髏から蛾にする際に最初のロックを外すのに少々コツがいる以外には難易度は低めです。
金属作品の場合、変形における可動部は関節の渋みによる固定が期待できないので、毎回頭を悩ませています。
今回は熱処理によって素材である銀に硬さをプラスすることでバネ性を加え、爪を嚙合わせるロック機構で、
パチンと小気味よく固定する事に成功しています。
前述のとおり少しコツのいる髑髏状態からのロック解除ですが、
慣れてくるとパーツの一部がパチッとスライドして外れる気持ちよさに共感していただけると思いますので
是非ギャラリーにて実物ご覧いただけると幸いです。
https://twitter.com/hau9000/status/1175296113852596224.jpg)
・9/21の投稿
来年に向けて干支に因んだ新作についてのツイートです。
数ヶ月前から少しづつ進めていたのですが中々まとまった作業時間が取れず、
今回ようやく形になってきたところでモチベーション維持の為も兼ねてツイートにてお披露目させて頂きました。
干支モチーフは以前から意識はしていて、
去年制作の「可変狛禽」も鳳凰から狛犬に変形という酉年→戌年にかけた裏テーマがあります。
一方今作に於いては今年で干支が一巡したこともあり、新しい取り組みとしてシリーズ化、
つまり共通の変形元からそれぞれ干支モチーフに変形するという想定の下にデザインしています。
以前から根付として使いやすい形状のものを作らなければという思いもあり、
変形元は饅頭根付型を選びました。
饅頭根付という共通の形状からそれぞれの干支に変形するので、
それこそ制約だらけの中どれだけその生物の特徴に沿った形を見つけ出せるか、
挑戦の連続になりそうです。
自分の投稿に対する補足という形で書くとやはり色々書きたいことが出てきて結局長くなってしまいましたが、
内容は限定されるので負担なく続けられる気がします。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた次回、どうぞよろしくお願いいたします。
坪島
- 2019/09/27(金) 19:31:39|
- 坪島悠貴(東京)
-
-