根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

佐野藍掲載「アートコレクターズ/完売作家特集2018」

雑誌「アートコレクターズ」2018年3月号は、
毎年恒例の「アートコレクターズ/完売作家特集2018」(2017年の実績データ)。

佐野藍さんを掲載して頂いています!
昨年は初個展を多くの方々に応援して頂いての結果となりました。作家共々、心より御礼申し上げます。

今年も精一杯頑張ってまいります。
何卒宜しくお願い申し上げます。

2018年の佐野藍さんの個展は、5/26〜6/3 Gallery花影抄にて開催です。
お楽しみになさってください。

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「アートコレクターズ」生活の友社 - webサイト
  1. 2018/03/04(日) 11:26:50|
  2. 佐野 藍

作家便り 「2018年2月/佐野藍(東京)」 〜オリンピック 1/2〜

みなさんこんにちは。
冬季オリンピック、終わってしまいましたね。
4年前はぜんっぜん興味がなかったのですが、今回は興味深い点が沢山あり、制作の合間にオリンピック観戦をしていました。

今回の興味ポイントとして一番注視したのは、選手のメンタリティの部分です。
色んな競技があり、色んな性格の選手がいる中で、
最高のパフォーマンスのためにそれぞれの体づくりやメンタルの持っていきかたがあると思うのですが、
スポーツ選手はそれがわかりやすい形で特集があったり、インタビューがあったりするので、
表現の違いはあれど参考になることが沢山見えてきてとても面白いです。

美術にも色んな表現があるし作家の気質や個性で言ったら本当に作家の数だけパターンがありますが、
実際に作家自身の言葉を聞く機会というのはオリンピックに出るようなスポーツ選手の言葉を聞くよりも、
うんと少なくて、(単に自分の勉強不足もありますが)良くも悪くもメディア、
とりわけテレビでの発言というのは本当に沢山の人々の耳にいっぺんに入るし、
わたしもその広がりの良さにあやかって、スポーツ選手から色んな考え方を見せて頂きました。

今回は特に印象深かった3つの競技とその選手の振る舞い、考え方をピックアップしようと思います。


●スノーボードハーフパイプの平野歩夢選手。

まずそもそもがわたし自身、考えながら口からも言葉が漏れてしまうくらいのおしゃべりで、しかも主張が強くなりがちなので、
こういう寡黙だけれど行動で示せるタイプの人間に対して無条件に憧れと敬意が生まれてしまうんですよね。
いずれまた触れたいですが、嵐の大野智さんなんかもそうで、わたしの心の中ではいつも尊敬する憧れの存在です。

私が尊敬している方は美術の分野でも沢山いらっしゃるのですが、
1人の人間として興味があったり尊敬できる人をあげるとなると、他分野の方が頭に浮かびやすいです。
おそらく他分野の人の行動だったり表現の方が、自分の中に素直に入ってきたり、
自分との比較や共通項を探すことがしやすいのだとおもいます。

話はそれましたが、
平野歩夢選手は2017年3月に靭帯と肝臓を損傷する大怪我を負ってしまったことは、
メディアなどでも大きく取り上げられみなさんもどうなるのか、そう言った意味での注目もあったかもしれません。
アスリートの魂という番組で怪我の克服から初の大技までの流れを特集されていて、それを見てとても感銘を受けました。

私達の仕事と同じで、社会的には衣食住に関係のない分野の仕事ですが(この辺も話すと長くなるので平たく)
プレイヤーからすると、自分からこれを取ったらなにが残るんだというくらい、その表現に 賭けている ところがあると思います。
そんな中で、選手生命を脅かされるほどの怪我を自分自身の表現で負ってしまうということは、
どれほど恐ろしかっただろうと感じました。
それでもさらなる表現へ向かって向上していきたい。
その恐れと向上心の葛藤は、見ているこちらも素直にかっこいいなあと思うのです。
今回ハーフパイプで面白かったのは、そんな平野歩夢選手に対して、
ショーンホワイト選手が同じく大怪我を乗り越えてオリンピックの舞台に立ち、
さらに最終的に平野歩夢選手が命がけで決めてきた大技に触発され、
ショーンホワイト選手も自身初めての大技を決めてきたというところです。
こんな命がけのぶつかり合いを見れるってほんっとうに面白いですよね。
こういうシーンを、 蹴落とし合うという風に例えられてしまうことがありますが、本当に高め合っているなぁと思いました。
こういう間柄が自分の立ち位置を上げていってくれるのだと思います。
こういうスポーツマンの姿勢は、湿っぽくなりがちな美術の世界にいる私としては見習いたい所です。

こんな熱い試合を観戦して平野歩夢選手に興味を持った私は、彼のツイッターを見て見たところ、
とても面白いツイートを見かけました。

以下、平野歩夢公式アカウント@AyumuB から

日々1日何かを見て感じて行動と過ごす中で、
いまいまと見れば意識される事、
憧れる事は何十個何百個とあると思うけど、
その今に見惚れてる自分をいつか何年後何十年後に恥ずかしくなって思い出す時間があるなら、
返らない時間を大切に生きた厳しい人生に生きた方正しく過去も先も見れる


ちょっと言い回しが独特なんですが
世間の流行や周りからの目や自分から見た憧れは日々変わりゆくから、
その今瞬間にかっこいいと思える自分になるために一生懸命努力すると、
いつかはそんな自分に対して恥ずかしいなと感じる時が来るけど、
その方が過去の自分や今の自分の立ち位置も冷静に判断できるし未来への自分をどうやって作り上げていくかも見つめやすい
という事なんだと私は解釈したんですが、こう言った発言はとても共感します。

ドイツ初代首相のオットー・フォン・ビスマルクの言葉に

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

という有名な言葉がありますが、私は完全に愚者なのです。
自分が体験した経験から、少しずつ道をかき分けて進んでいきたいです。


長くなってしまいましたので、この辺にして次回、
フィギュアスケート男子とカーリング女子

について書こうと思います!
長くなりましたが、お付き合いくださりありがとうございました!

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(写真は、ギャラリーに納品してもらった佐野藍さんの新作2点)
  1. 2018/03/01(木) 18:04:49|
  2. 佐野 藍

作家便り 「2017年12月/佐野藍(東京)」 〜年末のご挨拶〜

年末のご挨拶。
皆さまこんにちは。
今回は、年内最後のギャラリーでのブログです。

今年一年、振り返ってみると本当に色々な事があり、一言で言うと「変化の年」でした。

まずは自身の初個展。
自分だけの作品に包まれる空間を作ることができて、感無量でした。
いらしてくださる方々は、自分だけの作品を見に足を運んでくださると言うことに、
有り難さを感じるとともにとても緊張したことを覚えています。。
と言うか、緊張のせいか夢の中にいたような気持ちでした。

その後、3月に祖母が亡くなったのも自分の中では大きかったです。
物心ついてから身内の死は初めてだったので、とても不思議な気持ちになりました。
自分に対して何があっても味方でいてくれる人がいなくなってしまうのはとても悲しいことでしたが、
90歳まで生き、女手一つで父を育ててきたたくましい女性の最後の最後、一緒にいることができたのは素晴らしい経験となりました。
だってすごくないですか、、?、90年の月日命を燃やしてきた人の、
たった一度、いつ訪れるかわからない終わりを見届けることができたのですから (><)
この経験は私にとってかけがえのないことでした。

その後も、私の身近に死や別れを匂わせる出来事が起こり、正直生まれて初めて感じる苦しみが沢山ありました。
本当に色を感じることができない日々が続いて、正直彫刻も手がつかなくなりそうでした。

しかし、そんな中私が制作をし続けることができたのは、参加したグループ展や美術館の展示があったからです。


「悲しいから作品出せません」、なんてことは許されないですし、やるしかない、という状況が自分を動かしました。

私にとってこちらもとても大きな出来事、「超絶技巧展」。
参加の際には、本当に皆様にお世話になりました。
他作家さんに「まだまだだけどよく頑張った!」と言われたりして心地よかったり、、
自分に確固たる誇りを持った方々との展示は大変刺激的でした。

「複号の彫刻家たち 展」では、これから大きくなっていく活動の第一回目の企画に参加させて頂きました。
人とのご縁を感じる展示で、こちらの展示でも皆様に沢山お世話になり、無事に会期を迎えることができました。

そして、今までケガは沢山しても病気なんて何一つしてこなかった私に病気が見つかったこともびっくりな出来事でした。
しかし、わからなかったことがわかるってとても嬉しいことで、
私にとっては自分の気持ちや身体に目を向けるいいきっかけとなりました。
(ほんとは病気のことなんて隠して活動を続けたらかっこいいのかもしれませんが、
これから治療していく過程も皆様にお伝えできたらと思います。
その方が症状に思い当たる方が病院に診察に行きやすいかなあなんて思うのです。)

こんな感じで色々濃い一年でした。
今まで、なにも不安なく幸せに生活してきたのでちょっと動揺しましたが、
幸せは上を見たらきりがないだろうし不幸だって下を見たらきりがない。
私は何があっても彫刻をやっている自分でいたい、
そう考えたら、今年は実りの多い素敵な年になったと思いました。

ごちゃごちゃ考えてしまう私ですが、
けれどもお陰様で「つくる」と言うことに関してだけは、顔を上げて継続することができたし、
それがあるから私は私でいられるんだな、と強く思いました。
悲しいお別れもあったけど、沢山の新たな出会いもあって。
細胞が日々作られては死んでいくように、私も進み続けて生きたいです。

私は私にとって取り繕っても良くないことがよく解ったのでありのままの自分を表せるように、
自分でいれるようにこれからも頑張って参ります。
まだまだ至らない部分も多々ありますが、
走って転んで作って悩んで食べて泣いて笑って、
自分をちゃんと見つめてやっていけたらなと思います。

このイベントもりもりの一年を一番近くで支えてくださった花影抄の皆様、ありがとうございました。

そして皆様一年間、どうもありがとうございました。
本当にお世話になりました。
また来年も皆様に楽しんでいただけるよう良い作品を作っていきます。

良いお年を。

佐野藍

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  1. 2017/12/30(土) 15:17:02|
  2. 佐野 藍

【佐野藍】 月刊美術12月号に作品が掲載されました

発売中の雑誌「月刊美術 12月号/特集:アート・オブ・ザ・イヤー2017」に佐野藍さんの作品「メルトライチョウ」が掲載されました。

2017年の巻頭特集、登場作家・誌上販売28点のコーナーに掲載されています。

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月刊美術のwebサイトでも、作品が紹介されています。

http://www.gekkanbijutsu.co.jp/shop/goods/17120005.htm

是非、御覧下さいませ。

何卒宜しくお願い申し上げます。
  1. 2017/11/25(土) 20:28:00|
  2. 佐野 藍

佐野藍 掲載情報「アートコレクターズ 2017/11月号」

発売中の雑誌「アートコレクターズ」2017年11月号 〜立体アート最前線!〜

『編集部がおすすめする 立体アーティスト55人』のコーナーに、佐野藍さんが紹介されています。

掲載作品は、開催中の展覧会「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」に展示中の「Python xxx」。

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佐野さんも出品中の展覧会「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」の特別座談会のページもあり、
自在置物作家の満田晴穂さんも登場しています。
(同展監修者・司会 山下裕二先生、同展出品作家/満田晴穂・前原冬樹・高橋賢悟・本郷真也・大竹亮峯)

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※「アートコレクターズ」生活の友社 webサイト
  1. 2017/11/02(木) 21:40:08|
  2. 佐野 藍
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