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根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。
展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

個展を終えての御挨拶 道甫

「道甫 根付彫刻展 ~幻想種~」はおかげさまで無事に終了をいたしました。

たくさんのお客様にご来場いただき、作品をご覧いただいたこと、
とても感謝しております。ありがとうございました。
会期中に、皆様の温かいご声援と様々なご意見を頂きました。
それらを血に変え肉に変え、これからもより良いものを作れるよう頑張っていきます。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

道甫

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  1. 2019/05/31(金) 19:53:10|
  2. 道甫(千葉)

道甫 根付彫刻展 〜幻想種〜 出品作品の御紹介です

道甫 根付彫刻展 〜幻想種〜 2019年5月18日[土]~26日[日]
出品作品のご紹介です。(作家本人の短いコメントも紹介します)
是非、会場でお手にとって御覧いただきたく思います。
何卒宜しくお願い申し上げます。

「夕顔の夢」
悪夢が夕顔の花言葉。(道甫)
鹿角、琥珀
4.6×3.3×2.2cm
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「nostalgia」
懐かしき思いを馳せる感情を表現。(道甫)
鹿角、5.9×3.0×1.9cm
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「傍観的な」
私の中で龍は介入しない存在。ただぼんやりとこちらを見ているときがあるだけ。(道甫)
鹿角、琥珀
4.7×4.1×2.2cm
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「嘲る」
頭の中にいそうなにやにやしている住民。もし実際現実に現れそうならというコンセプトで制作した。(道甫)
鹿角、貝
3.6×3.1×2.7cm
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「纏汽」
雷紋(古代中国では雷というは大いなる力の象徴)から出た大いなる饕餮のお守り。(道甫)
鹿角
6.0×3.3×2.2cm
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「袋小路」
私が追い込まれているときのイメージを形にした。(道甫)
鹿角、へご
14.5×3.0×3.0cm
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「怠惰」
頭の中の住民1。右後頭部の辺にいそう。私にとって道甫的蛙造形は道甫的支柱がある。(道甫)
鹿角、琥珀
5.0×3.0×1.8cm
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「上の空」
頭の中の住民2。ふわふわ浮いているだろう。右後頭部の辺にいそう。(道甫)
鹿角、琥珀
5.1×2.5×2.1cm
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「ダブルヒドラ」
ヒドラ(ギリシア神話)とヒドラ(ヒドロ虫綱花クラゲ目ヒドラ科)の存在がダブルミーニングしたもの。
 意識と無意識の中間存在を表現。(道甫)
鹿角、へご
5.1×3.1×2.2cm
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「ただそこに存在しているだけ」
私はミジンコ、微生物を幻獣なようなものと思っている。
希薄なものなのでそれが存在していることで意味を成している。(道甫)
鹿角、べっ甲
5.0×3.3×3.2cm
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「id」
id(イド)は、精神分析の用語、本能的衝動を選ぶ、見分ける造形を考えた。
目はモノを言うという。(道甫)
鹿角、羊角、べっ甲
4.6×3.9×1.9cm
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作品へのお問い合わせは、Gallery花影抄/根津の根付屋まで。
何卒宜しくお願い申し上げます。

(電話/FAX) 03-3827-1323
(e-mail) netsukeya@hanakagesho.com


  



  1. 2019/05/22(水) 21:23:42|
  2. 道甫(千葉)

道甫根付彫刻展 宜しくお願い申し上げます。

道甫 根付彫刻展 〜幻想種〜
2019年5月18日[土]~26日[日] ※20日[月]休廊
13:00~19:00、最終日は18時迄

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「ダブルヒドラ」

道甫根付彫刻展、本日始まりました。
約4年ぶりの個展です。
自分の内側(脳内)にある世界と、根付の世界(現代古典を含めた広い捉え方での根付世界)の
せめぎ合いの中で制作された、今の道甫さんの世界を是非、御覧頂きたく願っております。
何卒宜しくお願い申し上げます。

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「 id (イド)」

作家のことば 道甫

今回の展覧会のテーマは幻想です。

そこに二つの事を込めようと考えています。1つ目は、私が目指している美しい何か、
2つ目は私の頭の中に住む幻想のモノ共。 それらは意識無意識関係なく存在
していて、私の体験や経験から育てられたものです。 脳内に漂う種で、制作をする
過程で芽となり、作品として芽吹いていきます。 ときに幻想へモチーフとイメージが
結びついて、キャラクターとなり、素材を通して現実となります。

私が思うに作品を作ることは幻想から生まれたモノを現実に持っていき釣り合わせる
ことだと思います。 美しいもの、現実と幻想、反意したものをまとめた造形。
今回はそういう幻想を根付彫刻として展覧会を通して表現します。

  1. 2019/05/18(土) 21:20:31|
  2. 道甫(千葉)

作家便り「2019年 4月 /道甫(千葉)」

拝啓 弥生の候  急に暖かくなったり寒くなったりでてんやわんやしてる頃、
近況報告の為、筆を執った次第で御座います。 ご無沙汰しております。

ドーモ 道甫です。
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先日奇想の系譜展を見に東京都美術館に行ってきました。 この展覧会は辻惟雄さんが
出版した奇想の系譜を元にして企画されたものです。 1969年に提唱したものが今
2019年公のもとに築き現れている。 そしてそれが当たり前のように見れるのが
スゴイと思いました。 色々参考になるになるものを見つけるため回って観ていますと、
良いモノが多く普通の見物になりそうでした。  特に心に残っているのは、伊藤若冲の
象と鯨図屏風。 思わず「これ...根付じゃん...。」と心の中でつぶやき零れるものでした。

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私が思う根付感の一つがあの象なのだ。 ディフォルメされた躯体。達観なのか法悦して
いるのかわからない目。これが良い。 良い(語彙力消滅) 違うジャンルを見て共通する
ものを見出す。もしくは、自分にとって使えそうなものを探すそんな展覧会でした。

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  1. 2019/04/11(木) 20:14:29|
  2. 道甫(千葉)

作家便り「18年 師走 /道甫(千葉)」

師じゃないけど走る道甫の巻


拝啓 歳晩の候  ついにエアコンを点けましたが追加で炬燵を出そうか出すまいか悩んでいる頃、
近況報告の為、筆を執った次第で御座います。
ご無沙汰しております。ドーモ 道甫です。

メ”リ”ーク”リ”ス”マ”ス”(重音)

季節を感じる的な挨拶をしたところで、12月の報告は大阪遠征と泉屋博古館分館(東京)に行ってきたことです。


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大阪遠征は毎度おなじみ12月、高円宮根付コンペディション授賞式に参加(潜入)してきました。
過去の受賞者という縁、大阪芸大の方の好意で行ってきました。

学生

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参加する学生がだんだんと増え、学生153名から根付作品193出品していました。
作品を見ていると根付的視点からのひらめき、私ではしない造形別技術、別ジャンルでの共通点、自分の根付感の勉強として考えることがあったりしました。
来年はどういう作品、作る生徒が育つか楽しみと考えながら深夜バスで帰ってきました。
今回も潜入任務は懐かしい大阪を色々堪能しました。カプセルホテル泊まったり。エンジョイ・ライフ!




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そういう懐かしい気分をまといながらミーティングをしていると、ギャラリーから面白い展示があると薦めがありました。
泉屋博古館分館(東京)神々のやどる器展という情報に何か覚えがあり調べてみると、
昔昔タイムアゴー大阪芸大の学生時代に京都の泉屋博古館に金属工芸科の遠足アトモスフィア学外研修でいくことになった事があります。

そこのコレクションは非常に良くしかも種類も数も大量にあります。
大興奮した覚えがあり、当時の記憶が思い浮かんできました。

私は古代中国の青銅器の見た感じに異文化の文様、時間と力がこもっているオーラがでててすごく好きです。
青銅器に強く魅かれるのは学生時代の思い出も関係しています。

大阪芸大の金工では鋳金の授業があります。
そこで青銅を使った鋳流しをしたのですが、非常に面倒くさいのです。
砂型に青銅を流して固まった後、型から外して砂の痕やいい感じになるように磨かなければならないのです。
鋳造しただけではなく徹底的な磨き作業があるのです(恐怖)。
古来中国の青銅器は私がやった型の素材より細かい粒子でできているので細かい凹凸が出ると思いますが、
それでも青銅器特有の青錆の細かさが経年変化ででるようなピカピカした細かい地肌を磨かなければならないのです。
磨きペーパーの前の番手痕が残っていたり、磨きが荒いとそこの荒い面の凸凹に空気が当たって錆(酸化被膜)がマダラになります。そうなると汚く見えるのです。
それも今あるような近代的なツールではなく、細部まで小さな砥石で削る事を思うとある種の畏怖が湧いてきます。
ぜったいしたくねぇ(白目)
そういうスゴイことがかかっていて、呪術的な感じのアトモスフィアがあるものに強く惹かれるのです。
ついでに私が金属している人に好感を持つのはそういうきっちりする事ができる人と思っているからです。

神々のやどる器 展では京都の方の泉屋博古館では数が少かったのですが、クオリティの選ばれたものを持ってきていると感じました。
私的には骨に古代中国の青銅器文様が彫刻したものがあるのでそれを見れてよかったと思います。
青銅器はどれも好きなのですが、どれか選ぶとするとガンダムに出てくる敵キャラのズゴックのアーム部分に似ている爵と角がすごく好きです。

似てる気がする



皆様の応援おかげで今年も色々駆け抜けれました。感謝いたし申し上げます。来年も良い根付を作ることを一生懸命頑張りたいと思います。
来年もよろしくお願い申し上げます。


敬具 
 
道甫


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  1. 2018/12/26(水) 19:53:28|
  2. 道甫(千葉)
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