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根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。
展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

作家便り「19年7月 /至水(北海道)」

至水です

2019年7月末、毎夏友人と二人参加しておりますワンダーフェスティバルですが、
今回はGallery花影抄を我々の卓へ巻き込んでの出店参加となりました。

先ずは会場へお越しいただいたお客様、ブースに足を止めていただいたお客様方、
誠にありがとうございました。
そして快く賛同してくださいましたGalleryと出店参加いただきました作家の方々、
イレギュラーな出店準備作業をさせてしまいましたGalleryスタッフの皆様に
心より御礼申し上げます、ありがとうございました。

そもそもの発端は、今年はGalleryが出店申し込み受付期間中の
エントリーに間に合わず不参加になったとお聞きしており、
であれば私達の出店スペースに余裕がありますので、
間借り出店しませんか?とお声がけさせて頂いたのが始まりです。
イレギュラーな出店でもあり、どうせならばと、
昨年好評を博した妖怪グループ展「勿怪の幸い」を、
ワンダーフェスティバルと言う舞台で、極々小規模の「勿怪の幸いプチ」的な扱いで
実現出来ないものかと御提案させて頂きました。

ワンダーフェスティバルの会場で、客層で、
現代根付が売れるのか?という声も耳にします、意義は?と。

至水は2013年夏のワンダーフェスティバルから参加して
途中一度出店しない年があっての今年で6度目の出店になります。
初回はレジン製の根付を製作しましたが、二度目の出店から
いつも通りの至水の「根付」を彫刻しワンダーフェスティバルへ出店しています。
それを続けている理由は一貫して「ワンダーフェスティバルの会場には
未来の根付ファンになり得る人達が絶対にいる」を信じて疑わないからです、
自分がそうだったから。
その方達にフルサイズの現代根付を提示したい、見て触れて実感して頂きたい、
そして何年か後にでもGallery花影抄の誰かしらの個展に来られたお客様が
「あの年ワンダーフェスティバルで初めて知った現代根付を
とうとう買いに来ちゃいました」と、こんな話は夢物語なのでしょうか。

今回は本当に無理なお願いでGalleryを巻き込み
所属作家の方々を振り回してしまったと、今になって心苦しさの方が
勝っているというのが正直なところですが、今回のような形で
ワンダーフェスティバルを経験された皆様がこの後どう展開されて行くのか、
御覧頂けたお客様はどう感じられたのか、
結果が見えるのはまだまだ先の事かもしれません。

あの時花影抄のブースに来られ熱心に解説を聞いて頂いたあなたと
再びGalleryでお会いする日を想いつつ、至水はワンフェス出店し続けます。

また来年も幕張メッセでお会いしましょう!

ありがとうございました。

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  1. 2019/07/30(火) 18:13:57|
  2. 至水(北海道)

作家便り「18年12月 /至水(北海道)」

今年から花影抄ブログ月イチ連載を請け負いながらお約束果たせず、剰え自らのブログ「悪魔ノ天秤」の更新さえ停滞中・・・
色々と申し訳なさすぎの至水ですお久しぶりです。

至水戌年年男!なんて勢いで幕を開けた2018年、9月のグループ展を頂点に以後色々ありすぎてまたも寡作地獄へ転落し、あっという間に締めを迎えそうな師走です。
根付を彫り始め8年経ち、8年前に出来なかった事が出来る様になった半面、当たり前の様に出来ていた事が出来なくなっているのは・・・老いのせい・・・周辺も含めそんなお年頃と言えばお年頃なのか。
しかし時間が過ぎ去る体感は日増しに加速していて、加速しているのだから、あたふたと焦燥し立ち止まってられんのです。

とは言え、こんなどんよりネガティブな文章とは裏腹に、実は来年に向け超前向きな至水です。

そうね

人魚の生き血を探してみよう。

2019年も何卒宜しくお願い致します。

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2010年10月のギラギラした死水を思い出しつつ・・・
  1. 2018/12/25(火) 19:07:27|
  2. 至水(北海道)

至水 掲載情報/月刊美術 2018年9月号「アートとしての 神獣・もののけ」

現在発売中の月刊美術9月号。アートとしての神獣・もののけという特集に
至水を取り上げてくださいました。私の異界創作録として、個々の作品に
関しての言葉も掲載頂いています。

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ぜひ、手に取りご覧ください。
現在ギャラリーで開催中の「勿怪の幸い展」にも参加しています。
作品もギャラリーにて手に取ってご覧くだされば嬉しいです。
  1. 2018/09/02(日) 17:35:59|
  2. 至水(北海道)

作家便り「18年6月 /至水(北海道) [中国のこと 其の一]

中国のこと 其の一

FacebookやTwitter等のSNS、ワールドワイドウェブな世界のどこかでたまたま目にされた方も既にいらっしゃるのではないかと思いますが、至水の製作した根付が中国で販売されております。

先日Galleryからもアナウンスがあったように、上海の「元气造物」http://www.elementcreat.com/ では、花影抄所属作家の作品の他、現代根付作家の作品が販売されています。

※こちらも合わせて御一読ください
・根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog「中国と根付の関係、これまでとこれからと。」その1
http://hanakagesho.blog17.fc2.com/blog-entry-2048.html
・根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog「中国と根付の関係、これまでとこれからと。」その2
http://hanakagesho.blog17.fc2.com/blog-entry-2050.html



もうあれは何年前の事だったでしょうか、買い手がつかず根津の根付屋の販売ページに暫く掲載されていた至水の根付「狐火」を、Galleryを訪れた中国のお客様が購入されまして、その頃から販売ページに新作がUPされる度に、 中国から直接Galleryへ購入問い合わせメールを送られる方や、日本の代行業者経由で購入される方等、中国のお客様が増えていったと記憶しています。

中には至水の新作は全て買うと仰られる方も居り「こっ、これはパトロン登場・・・約束された生活安定!」と歓喜の雄たけびを・・・
と、実際そうは思えませんでした。

これでは日本に至水の作品が残りませんし、今まで買い支えて頂いていた日本のお客様にも申し訳がたたない。
しかし海外のお客様も至水の作品を評価してくださり購入して頂いている訳ですから、「日本人以外に販売しません」も有り得ません。
そこで、より多くの「至水の根付を欲して頂ける方々」の元に作品を届けられる機会を、ある意味平等に担保すべく、抽選での購入者決定という形を取らせて頂く事に・・・

勿論「元气造物」もお客様の一人として毎回抽選に参加しており、当選した作品が「元气造物」の販売ページに掲載される事になっております。

その後Galleryと元气造物の交流が始まり、元气造物の所属作家を尊重する姿勢や目指す所を知る事ができました。

「私がなる、中国の花影抄」

この元气造物開設者の言葉を鵜呑みにし応援しようと考えた至水は果たして愚かなお人好しなのか・・・

これからの展開が楽しみでならんのです。

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狐火から始まった中国との御縁
何が売れるか何がきっかけになるかなんてわからない
しみじみ思う至水です・・・

  1. 2018/06/30(土) 19:02:59|
  2. 至水(北海道)

作家便り「至水(北海道)」2018年5月〜猫又のこと〜

お久しぶりです、至水です。

今猛烈に猫の達磨ばかり彫ってる至水です。

今年は戌年だというのに、このままでは至水の2018年アーカイブページは猫で埋め尽くされる勢いです(汗)

そもそも何故「猫又×達磨」なんて意匠で連作を始めてしまったのか?
経緯につきましては、いつもの悪癖でダラダラと長文お目汚しになってしまいそうですので、もし御興味ある方が居られましたら、至水の自ブログ「悪魔ノ天秤」で是非御一読頂ければと・・・
リンク貼っておきます♪

https://deadpool-shisui.blogspot.jp/2018/04/blog-post.html

そこで今回は、検証「そんな猫の達磨ばかり彫りやがって至水に猫愛はあるのか?」的なお話です。

実は至水は今までに一度も猫を彫った事はありません。
も一つ付け加えるならば、どちらかといえば至水は犬派・・・戌年生まれですし。

「は?」
そう思われましたね、わかります。

「猫の達磨百彫ろうってヤツが猫彫っていないって何よ!?」
そう仰りたい気持ち、わかります。

以前連作で春夏秋冬四季の猫彫ってるじゃない?とか、節分に「猫にゃらい」彫ったよね?とか、懐かしいです。
だがしかし、その全てが「猫」ではなく「猫又」であったという事実、お忘れではないでしょうか。

まどろっこしく大仰に書いておりますが、結局至水が彫った「猫らしきもの達」は全て「猫又」なのです。

では何故「猫」ではなく「猫又」にしてしまうのか?

今の至水の根付スキルと爺メンタルでは、「写実な猫」や「可愛らしい猫ちゃん」は彫れません。

恥ずかしみ・・・そう、これは「照れ」なのです。

取り敢えずこの猫を彫れない理由「照れ問題」という巨大なハードルは置いておくとして、猫又を彫る一番の理由は何と言っても「擬人化しやすい」、いやむしろ既に擬人化されているのです猫又は。

人間の如く振る舞う猫のおかしみが猫又故に正当化された意匠となる、だってコレ妖怪なのですから!

と、胸を張り言い切れる猫又最高です♪
そんな訳で(どんな訳?)
至水の彫る猫は須らく猫又となるのですこれからも・・・

ここで本文最初に書きました「猫又×達磨」のお話に戻ります。
最初は「猫又×達磨=猫磨大師」という同じモチーフで、根付、緒締、提げの三態を製作するという計画でした。
これが思いの外好評で、購入希望申し込みをして頂くも残念ながら落選されたお客様がいつもより多く、その心苦しさから、
欲して頂けるお客様方に行き渡るくらいの数はなんとか彫れないものかと、一瞬でも考えてしまい勢い発してしまった言葉が

「百態やっちゃう?」

ブログにも各SNSにも書いてしまい引くに引けない状況に(汗)

いややります!至水はやりますよ!!猫磨大師百態彫ですよ!
今後、他にも彫りたいもの案件が山ほどあるなか、それでも猫又率は増えて行く予定でございます。
飽きる事なくお付き合いのほど何卒宜しくお願い致します。

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既に完成済み猫磨大師其ノ一~其ノ五までの面々
果たして至水存命のうちに猫磨大師百態の行は完遂出来るのであろうか・・・
  1. 2018/05/18(金) 00:25:35|
  2. 至水(北海道)
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