泉水さんが、日本橋三越で3年ぶりに個展を開催いたします。
泉水陶展「イキカタ イロイロ 江戸ものづくり」今回は、江戸の町の職人さんたちを題材にして、ものづくりと様々な人生の豊かな交流をテーマとしています。
どうぞご期待くださいませ。
泉水陶展「イキカタ イロイロ 江戸ものづくり」
2023年4月19日(水) ~ 2023年4月25日(火) 最終日は午後5時終了です
日本橋三越本店 本館6階 美術工芸サロン三越美術-webページデジタルカタログで一部作品も先行公開されています。
三越美術ーデジタルカタログ【作家の言葉】 泉水この度、「イキカタイロイロ江戸ものづくり」として根付30点とそれらに合わせた生き物達の盃30点ほど、そして少し大きめな陶像数点を展示させていただくことになりました。
現在に比べると娯楽の少ない江戸時代、職業は生活を維持するための手段というよりは、その人の人生そのものであったと言えます。現在では身のまわりのものはいたる所で購入できるものの、その「モノ」の出来上がる行程を知る機会はあまりありません。しかし、江戸時代においては、 足袋は足袋職人の元へ、草履は草履職人の元へ買いに行くことで、「ものづくり」の人と顔を合わせ、人となりに触れ、少なからずその「モノ」のつくられる工程を知ることができたと思います。
いろいろな人のいろいろな人生(イキカタ)を垣間見ることが、すなわち生活そのものであったと思うのです。そうした江戸のいろいろなものづくりを、いろいろな生き方をする様々な生き物達に演じてもらいます。
【月刊美術/2023年春展ナビにもご紹介されました】

月刊美術2023年4月号-webページ
- 2023/04/04(火) 23:00:54|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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泉水 週末在廊企画2022年12月10日[土]・11日[日]13:00〜19:00
Gallery 花影抄
週末の二日間、東京では未発表の「連作・大名行列」と陶根付の新作を展示してギャラリースペースに在廊しました。
おかげさまで泉水さんの久しぶりの根津での企画イベントは無事終了いたしました。
御来場くださいました皆様、ありがとうございました。一同、心より御礼を申し上げます。
会場でいろいろお話しする中で、作品や今後の制作計画なども頭の中で広がっていく感じがありました。
大名行列のテーマは、もう少し掘り下げて広げることも出来そうに思えました。
次回の泉水さんの活動は、2023年4月の日本橋三越での個展を予定しております。
どうぞご期待ください!


- 2022/12/16(金) 12:20:57|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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泉水さんが名古屋での初めての個展を開催中、東京を離れての大きな展示企画は実は初めてです。
陶芸の産地のお膝元ということもあり、良い出会いや学びの機会があるのではないか?と期待と少しの不安を胸に向かいました。
松坂屋さんの皆様に温かく迎えていただけて、嬉しく安堵いたしました。
御来場のお客様との会話も刺激や学びをいただけている様子です。

そびえ立つ名古屋の松坂屋さん。

大きな街路樹が印象的です。

美術画廊の前の8メートルのショーウィンドウが、今回の展示の最初の難所でしたが、
大名行列の連作を並べるアイデアで、とても楽しい展示となっています。

泉水さんは、陶彫の作品を充実させてきました。今後への手応えを感じます。

旅のテーマにちなんだ陶根付たち

差呑盃の動物たちも賑やかに並んでいます。

お茶の世界では、人間も動物も皆が平等!相持の茶碗シリーズも並んでいます。

新型コロナの混乱が始まってから、意欲的に取り組んでいる花器たち。
泉水「陶展」〜 東海道たびたびまたたび〜
松坂屋名古屋店 本館8階 美術画廊
2022年4月27日[水]~5月3日[火・祝]最終日16時迄松坂屋名古屋店美術画廊 展覧会情報ページ
https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/garou/tenran/2022/apr_izumi/
今回、泉水さんは会期中ずっと在廊している予定です。
御来場の方は、ぜひ、話しかけて作品について対話をしていただけると幸いです。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
- 2022/04/29(金) 21:30:27|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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泉水「陶展」〜 東海道たびたびまたたび〜
松坂屋名古屋店 本館8階 美術画廊2022年4月27日[水]~5月3日[火・祝]最終日16時迄
松坂屋名古屋店美術画廊 展覧会情報ページ
https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/garou/tenran/2022/apr_izumi/
この度、松坂屋名古屋店で個展をさせていただく運びとなり、とても楽しみにしております。今回、個展として初めて東京を離れる事になり、ある意味で初めての旅であることから、テーマを「旅」と致しました。
私は江戸を背景として制作を続けておりますが、2015年に「根付道中膝栗毛」のタイトルで東海道五十三次になぞらえた根付の展示を致しました。
東海道と言えばどうしても廣重なのですが、北斎もその他の作家も東海道を題材に多くの絵を残しています。
それほどに人々を魅了した奥深い、江戸の交通の大動脈であった東海道を歩く旅を2015年の展示に続く形で「東海道 たびたびまたたび」として、根付や陶像で展開いたします。
江戸時代に街道が整備され、庶民も旅を楽しむ様になったと言われます。
当時は「一度旅に出れば帰るまでは消息不明」が基本であり、旅立ちは家や村をあとにする不安や寂しさ、「生きては帰れないかもしれない」という覚悟が伴ったことでしょう。
それでもなお、きらめく未知の世界にワクワクしたに違いありません。
そして、その旅には現在の速くて便利な旅の代償として私達が失ってしまった景色や出会いがたくさんあったのだと思います。
今回の展覧会では、そういった、現在の私達が失ってしまったかもしれない、ワクワクや景色や出会いを作品にすることで、ご覧になる方々が何か大事なものを思い出し、取り戻すように感じていただけたら、と思います。
泉水
- 2022/04/06(水) 22:27:40|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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「婦人画報」webページ
https://www.hearst.co.jp/brands/magazine/#fujingaho
発売中の雑誌「婦人画報」2022年3月号の高円宮妃久子殿下の連載「レンズを通して〜旅する根付〜」に、泉水さんの陶根付作品が掲載されています。
今月は、象と象牙の問題に関する内容で、私ども関係する者としても、居住まいを正して拝読いたしました。
野生動物の保護の観点、そして古来から貴重な素材として大切に扱われてきた歴史、現代の政治的な問題も含む時代背景などなど、多岐にわたることがあります。今一度、考えを巡らせる機会となりました。有難うございました。
泉水さんの掲載作品は、東海道五拾三次の中から「金谷 限りの渡し」の題材です。
「ギリギリで渡る大変さを象徴している」とご紹介いただいておりますが、
象を背負って川を渡る川越人足の姿なのですが、本来ならば象の背に人が乗るでしょう、、、、
動物と人間の立場を逆転させていて、その発想でいろいろな事象を考えることに泉水さんの制作のスタンスの一端があると思います。
泉水さんの作品は、以下のwebページでもぜひ、御覧くださいませ。
泉水 連作・根付道中膝栗毛 より 「金谷 限の渡し」
作品紹介ページ
- 2022/02/08(火) 20:33:45|
- 泉水/北澤いずみ(東京)
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