根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。
展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

作家便り「18年6月/泉水(東京)」

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婦人画報-webページ

婦人画報7月号(No.1380 2018年06月01日 発売号)、
高円宮妃久子殿下ご連載の「レンズを通して」に拙作をご紹介いただいていました。
少し前の作品で、懐かしさもあり、とても嬉しいです。

誌面でもご説明いただいている様に環境メッセージを訴える動物シリーズです。
我々人間が作って来た、人間にとっての快適環境は他の生き物にとってはどういう事なのか。
私が作品を制作するにあたって、とても重要なファクターです。

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今秋、日本橋三越で予定している展覧会では、
江戸時代の日本橋で生活する人々を動物に置き換えて展開したいと準備していますが、
そこに登場する鷹匠を作るにあたってネットで検索したところ、
女性の鷹匠のブログを発見し、面白く一気に読みました。
筆者は肉食である鷹と狩りをし、生活する事で普段私達が目をつむっている現実や自然と正面から向き合っており、
だからこそ切実にどの命も等しく愛しく、無駄にしてはならない。というメッセージが心に深く届いてきました。

人間が出来る事としなくてはならない事、或いはしてはならない事。
「命を大切にする」とは本当はどの様な事か。
壮大なテーマですが、私も常に考え、私なりに作品に込める事が出来れば、と思います。
  1. 2018/06/27(水) 20:46:21|
  2. 泉水/北澤いずみ(東京)

作家便り「18年4〜5月 /泉水(東京) [上海行きと運筆のこと]

【上海行きと運筆のこと】

今回の展覧会では、普段、運筆練習としてTwitter でちょこちょこアップしていた絵を真面目に描き直し、
「漫筆画」として展示させていただきましたが、思いの外評判が良く、本人は心底ビックリしております。

絵を飾る際に、少しでも「格好が付く」にはどうしたら良いか?
紙や筆、墨の色をどうにか。。。等と考えている矢先に、
展覧会の一週間前になって、縁が合って弾丸で上海に行くことになりました。

展覧会ギリギリなこともあり、この展示に良い影響の有る「何か」を持ち帰ろう!と思っていましたので、
現地を案内してくださる方に「カッコイイ紙」と「良い色の墨」「上手く描ける筆」(三種の神器の様な。。。)が欲しい旨を伝え、
文房具を売っている所へ案内していただきました。

墨は古いもの程良い色が出るらしく、当たり前に高価で、適当な値段のものを買いましたが、
いつも使っているものと変わらず普通でした。暫く保管しておきます。

筆は安いものも高いものも買いましたが、結局いつも使っている筆が一番でした。

紙については流石は中国です。
「古色」の「つけられた」カッコイイ紙がありました!
需要があるのだなぁ等と思いながら、「(虫偏に昔)染箋」という名前の紙を購入しました。
中国の方はこういう雰囲気のある紙に漢詩などを書いて扇子を作る様です。
筆が良く走るので描き味もよく、古色(インチキですが)が雰囲気を増してくれました!

そんな風にして生まれた「漫筆画」でしたが、たくさんの方にお褒めいただいて感無量です。

そもそも私は何もかもが我流で、何が正解か分からないままに(もちろん、色々な方にアドバイスはいただきました)
陶芸も根付も絵も続けて来たように思います。
続けて来られたのは、そんな私でも見捨てずに見守り続けてくださったお客さま達と
ギャラリーのスタッフさん達が居てくれたからです。
この場をお借りして全ての方にお礼申し上げます。
ありがとうございました。

そして、これからも何事も諦めず、引き続き精進いたしますので叱咤激励のほど、宜しくお願い致します。

泉水

・・・・・・・
[上海での写真]
真剣に「イイカンジの紙と筆を選ぶアタシ」
「擬ティ&real kitty」
「胸キュンな雑貨やさん」
「猫好きとしては悩めるジュース」

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  1. 2018/05/05(土) 14:09:34|
  2. 泉水/北澤いずみ(東京)

展示を終えて 年中行事に思うところ

この度「泉水陶根付展 漫筆・年中行事手帖」を無事終了できた事、後れ馳せながらお礼申し上げます。

今回のテーマは以前から気になっていた古来からのイベントでした。
古いものに関して言えば、稲作が始まったと同時くらいから行われていたものもあると思います。
スペースや制作時間の関係からピックアップ出来る行事も限られていましたので、
年中行事に思うところを少しお話ししてこの展覧会を締め括りたいと思います。

「年中行事」「祭」は古くは稲作をはじめとする農作物の豊作祈願、季節毎の自然災害を避けるべく
神への祈り、そして、実りの恩恵への感謝と奉納が起源でしょうか。

科学的発想がなく、自然と対峙していた時代に季節毎の神(=自然)への祈りの行事は
生活そのものであり、切実な事であっただろうと思います。

時代を経て作物の貯蓄や余剰が生まれ、そういった行事は切実なものから生活のメリハリを生む、
一年を時節毎に楽しむものへと変わっていったのではないかと考えます。

年中行事のあり方はその様に変化しながら、失われたものもあるでしょう。
多くの事が神頼みでは無くなってきた現代に於いても一年を通じ、形骸化されてなお
残っている祭、形を変えたもの、別の文化から取り入れられ根付いたもの、とたくさんの
行事が行われています。

生活の不安を取り除くため、必然として行われていた行事は科学によって得られた一定
の安定のもとに、失われるのではなく、楽しみや、精神の豊かさを求める行事として形を
変えながらも存続し、あわよくば他国の文化までも楽しもうという姿勢がとても面白く、
興味深いと思うのです。

不安のない生活を願いながら、季節の恩恵に与る、そして楽しむ、という年中行事の
立ち位置は昔も今も変わらないのです。

泉水

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  1. 2018/05/04(金) 16:00:41|
  2. 泉水/北澤いずみ(東京)

「泉水 陶根付展 漫筆・年中行事手帖」 終了致しました

「泉水 陶根付展 漫筆・年中行事手帖」 (2018/4/21〜29 Gallery花影抄)は、

おかげさまで無事会期を終了することができました。

様々に応援してくださいました皆様に、作家共々、心より御礼を申し上げます。

ありがたいことと感謝致しております。

今回の展示では、陶像の制作や、筆の修行として続けてきた「運筆」の成果など、

試みてきたことの手応えを感じることができて、じんわり嬉しいことでした。

泉水さんの次回の主な活動は、秋の日本橋三越での展示です。

お楽しみになさっていただければ、幸いです。

何卒宜しくお願い申し上げます。

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今回の展覧会を終えて、
あらためて泉水さんや泉水さんを応援し続けてくださっている皆様に御礼を申し上げたい気持ちです。

陶芸家の泉水さんとは、15年も一緒に活動してきました。
時間をかけ理解しあって歩調を合わせてきた感じがします。
泉水さんがギャラリーが成長するのを待って見守っていてくれたとも言えるとも思います。
ギャラリーの内側も取り巻く社会や美術工芸界の環境も変化する中で、長く一緒に活動出来ている事に感謝しています。

Gallery花影抄 スタッフ一同






  1. 2018/05/03(木) 11:28:25|
  2. 泉水/北澤いずみ(東京)

泉水 陶根付展「漫筆・年中行事/7〜12月」根付作品紹介

昨夜に続き、泉水さんの展覧会の出品作品の御紹介です。
その中から、7月・9月・10月・11月・12月のテーマの根付作品を御紹介します。

文月 朝顔市 「獺の朝顔祭」

5.7×2.7×2.6cm
62,640円(税込)
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泉水_年中行事_7月朝顔_2
泉水_年中行事_7月朝顔_3
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「カワウソが捕った魚を並べる事を獺祭と言いますが、このカワウソくんは朝顔市で朝顔を並べます。」(泉水)


長月 中秋の名月 「名月ころがしチュー」

4.0×3.8×3.1cm
御売約済
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「チュー秋の名月をチューさん達が転がしチューです。 ツキが来ます!」(泉水)


神無月 紅葉狩り「更科姫」

5.4×2.8×2.5cm
御売約済
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泉水_年中行事_10月_2
泉水_年中行事_10月_3
「歌舞伎、能楽、文楽などの演目にある「紅葉狩」の見立。 扇子を持って舞う美女は狐か鬼か。。。」(泉水)



霜月 七五三「蛙さんきょうだい」

4.0×3.4×2.5cm
御売約済
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師走 煤払い「十八番」

4.0×3.5×2.5cm
御売約済
泉水_年中行事_12月_煤払い_1
泉水_年中行事_12月_煤払い_2
泉水_年中行事_12月_煤払い_3



師走 クリスマス「大黒サンタ」

4.0×4.0×2.5cm
御売約済
泉水_年中行事_12月_サンタ_1
泉水_年中行事_12月_サンタ_2
泉水_年中行事_12月_サンタ_3



作品へのお問い合せは、netsukeya@hanakagesho.com
電話・FAX 03-3827-1323
Gallery花影抄まで

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泉水 陶根付展「漫筆・年中行事手帖」
2018年4月21日(土)~29日(日) / 休廊 23日(月)
13:00~19:00(最終日~18:00)
webページ-展覧会情報ページは、こちら!
  1. 2018/04/27(金) 21:19:14|
  2. 泉水/北澤いずみ(東京)
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