現在発売中の月刊美術6月号の展覧会レビュー記事にて
先月Gallery花影抄で開催いたしました、上原万征の個展を掲載いただきました。


(掲載は145ページです)
制作の大変さをうかがった作品が掲載されていましたので、
私たちも掲載され嬉しかったです。ありがとうございました。
ぜひ、書店に手に取りご覧ください。
月刊美術webページは
こちら
- 2019/05/28(火) 14:55:09|
- 万征(東京)
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上原ノ万征根付ノ展覧会
2019年4月20日[土]~28日[日]
13:00~19:00、最終日は18時迄

「鷲」(万征式鏡蓋根付)
上原万征さんの個展が始まりました。
初日は、早い時間から国内外からの御客様で賑わいました。
「ものづくり」に、ひたむきで、そして楽しい気持ちを持ちつづけて臨んでいる姿勢や熱が作品から伝わってきます。
「鏡蓋根付」というマニアックなジャンルを追求する作品が並びますが、
万征さんならではの「言葉遊び」の感覚も楽しんでいただけたら!と思います。
ご本人が、言葉の連想ゲームや、作品の裏話などを会場で丁寧に説明してくれます。
是非!御来場いただき、実際に作品に接していただきたいと思います。
何卒宜しくお願い申し上げます。
作家のことば(上原万征)作品を作る上で当初からブレる事無く続けているテーマは、根付の一様式「鏡蓋根付」の可能性と進化です。
これまで根付彫刻(制作)の基本を守りながら、独自の解釈でギミックの導入や彫刻との組み合わせ等、新しい形へのチャレンジをしてきましたが、今回の個展でも決してブレない。
そして今回はその万征スタイルを生かしつつ、今までよりも彫刻部分に重点をおいた作品が中心となります。およそ10点の出品となりますが、可愛い・かっこいい・面白い・怖い・不思議といった感情からモチーフを決めています。
会場で、万征根付の世界を感じて頂けたらと思います。
- 2019/04/20(土) 20:20:17|
- 万征(東京)
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「 コラボレーション 」こんにちは。根付作家の上原万征です。
寒い寒いと呟く毎日から、気が付けば桜のシーズンも過ぎ
新緑が眩しく希望の香りが漂う季節となりました。
さて、このたび漆芸家浅井康宏さんとのコラボ作品(漆器/酒器)を発表しました。
コラボと言いましても、今回は普段の万征根付の雰囲気を醸し出した彫刻作品ではなく、
浅井さんのデザインに基づき制作した” 金属脚部”です。

美しく素晴らしい蒔絵の世界を、まさに支える脚となり、
かつ普段の仕事と少々違った内容故に味わう緊張感にしびれながらも心地良い時間でした。
脚部の制作が終わり、浅井さんの工房へ発送する訳ですから、
器と脚が一体となり完成した作品の実物を私はまだ見ておりません。
お手伝いさせていただいた作品が、晴れの舞台で輝く姿を楽しみに
今日もコツコツ根付制作に励みます。
万征
CRAFT SAKE WEEK 20182018.4.20〜4.30六本木ヒルズアリーナ
公式webサイト-
http://craftsakeweek.com/rh/index.html漆芸家:浅井康宏氏-
webサイト 浅井康宏氏ブログでの本イベント告知ページはこちら!(作品の全容写真もあります!)
- 2018/04/24(火) 15:43:36|
- 万征(東京)
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2017年11月10日晴れ、京都は壬生、清宗根付館。
ゴールデン根付アワード授賞式!
ガッチガチのコッチコチに緊張しましたが、
新たに進化を誓う1日となりました。その授賞式から1ヶ月が経ちました。
これまでの万征と、これからの万征を考える一つの分岐点となりましたが、
mansei projectに大きな変更はなく、しかし、より高いレベルを求め
授賞式やスピーチ時の気持ちを忘れずに進みたいと思います。
[受賞の御挨拶]ゴールデン根付アワード、
この名誉ある賞を頂き、大変嬉しく光栄に思います。
素晴らしい機会を与えてくださいました、
関係各位の皆様、心より厚く御礼申し上げます。
誠に有難う御座いました。
私は、かつて自動車販売ディーラーの整備士として仕事をしていました。
時を経て今、現代根付師として、この素晴らしい舞台に立てている事に
喜びを感じると共に、とても不思議な気持ちでいっぱいです。
自動車整備の世界では人命を預かる部分もあり、
プレッシャーのかかる作業は多々ありましたが、
汗と油にまみれながら機械と向かい合い対話する毎日は、
充実した濃い時間でした。
しかし、修理などではなく自分で何かを生み出したいと思うようになり、
考えた先にあったのが金工の世界でした。
退職し上京、ジュエリーや金工を学びコツコツと作品を作りながら、
自分の個性を探し続け、そんな中で根付と出会いました。
これまでの作品制作の中にあった問題や迷いを解決してくれるのが、
根付の世界、特に鏡蓋根付だったのです。
金属加工技術と彫刻技術を組み合わせた鏡蓋根付には、無限の可能性があります。
これまで鏡蓋根付にこだわり、これが鏡蓋?といったものも多く作っていますが、
常にチャレンジし面白いものを作り、これからも根付制作に邁進していきます。
また気持ちを新たに頑張ってまいります。
誠にありがとうございました。
上原万征
- 2017/12/04(月) 22:57:41|
- 万征(東京)
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