根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

作家便り「17年1月/中梶真武(神奈川)」

こんにちは、中梶です。

先日、千葉県立美術館で開催されていた企画展「メタルアートの巨人 津田信夫」を見て来ました。

以前から代表的な作品は写真などで知っていたのですが、実物を見たのは日本橋にある麒麟像以外では初めてでした。

装飾的な花瓶や壺も展示されていましたが、やはり動物作品が多く、写実的に作られた作品と、単純・簡略化して表現された作品を交互に見つつ、モチーフへの理解があるからこそ出来るデフォルメだなと思い、自分もそこをもっとしっかり勉強しようと改めて感じました。
また、フランソワポンポンとの類似性を取り上げて両者の作品を並べて展示してある場面もあり、点数は少ないですがポンポンの作品も見ることができました。こちらも以前から好きな作家のため実物を見ることができたのは良かったです。

造形的には面と面での構成、流線型、幾何形態、全体のフォルムがとても美しくまとめられていて、自分自身が制作において大切にしているところと重なる部分が多く、得る事の多い展示でした。


昨年は忙しくも、充実した一年を過ごせました。
今年もしっかり作品を作って発表してと、昨年以上に頑張っていこうと思います。
皆様、本年もどうぞよろしくお願い致します。

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  1. 2017/01/11(水) 19:21:24|
  2. 中梶真武(神奈川)

「齋藤美洲・中梶真武 現代根付彫刻二人展」開催を前に

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「静思」中梶真武 2016年

この度、日本橋三越で齋藤美洲先生との二人展をやらせていただきます。

今回の作品は、今までの様に「僕が案を考え、そしてそのまま作り上げる。」という形ではなく、「僕が何を作りたいか提案し、下絵を描いた上で、週に1、2度、美洲先生の工房に通い、デッサンや造形的な事・どこをどうすればもっと動きが出るか・根付らしい形とは何か、など様々な事を指導いただきながら作った作品たち」です。

この様な制作工程の試みはギャラリー花影抄の提案を、美洲先生が快く引き受けてくださり実現しました。
美洲先生、花影抄のスタッフの皆さんには心から感謝しています。

僕は2016年が終わると根付制作を始めて丸6年になります。
ほぼ独学に近い形で続けていましたが、
この度、美洲先生の工房で1年弱ご指導いただいた事で自分の中に一本の柱が出来た様に感じています。
作業中に聴こえる美洲先生のヤスリや左刃を掛ける音、仕事をしながら様々な話が出来た事は、
これから制作を続けていく上での指針になり続けると思います。

もちろん半世紀以上も根付を作り続けてきた方の教えをこの期間で全て学ぶ事ができた、
理解できたなどという事ではありませんが、
サブタイトルにある様に、ここまで教わった様々な事を自分なりに何度も振り返り、考えながら手を動かしてきました。
これから先もその様に制作を続けて行こうと思います。
そのことを作品から少しでも感じ取っていただければ幸いです。

中梶 真武


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齋藤美洲・中梶真武 現代根付彫刻二人展
〜継承されゆく造形〜

会期 2016年12月14日(水)〜20日(火)最終日は午後5時閉場
会場 日本橋三越本店 本館6階 美術サロン

現代根付の世界で初期から活躍してきたベテラン齋藤美洲さんと、若手・中梶真武さんの二人による展覧会です。
根付彫刻には「用と美」を兼ね備えるべく培われてきた「型」のようなものがあり、
また美洲さんには、独特の強く個性的な「美洲イズム」とでもいうべきスタイルもあります。
一方で、真武さんには、もともとスタイリッシュなデフォルメ感覚や流線的なフォルムの美しさなどの持ち味がありました。
二人の造形感覚には、ある部分で共通の美意識が通底しているのではないか、そのような気づきから、この二人展の企画が始まりました。
準備に臨む中で、定期的に真武さんは美洲さんの工房へ通いアドバイスを受けながら制作を進めました。
この展覧会開催をきっかけとして、長年にわたり追求されてきた美洲さんの「根付造形の理」が、その一部であっても、真武さんの中へ吸収され消化され、新しく引き継がれていくことを願っています。

Gallery花影抄/根津の根付屋 橋本達士
  1. 2016/12/12(月) 18:19:20|
  2. 中梶真武(神奈川)

作家便り「15年12月/中梶真武(神奈川)」

久しぶりのブログになります。中梶です。
先日、東京都庭園美術館で開催している「オットー・クンツリ展」に行ってきました。
長年コンテンポラリージュエリーの作家として活動してる方で、僕も名前と幾つかの作品は知っていましたが、
今回とても多くの作品が展示されていて、初めて見るものや知っていた作品でも認識が改まったものもあり、
とても刺激を受けました。

日本と関わりの深い作品もあり、中でも備長炭を素材に使ったジュエリーや、
「陰翳」というタイトルの作品群は、写真と実物を見るのとでは大きく印象が違っていて、
実際に見ることができて良かったです。
後半でインタビュー映像も流していて、それを見る前と後では作品の見え方もまた少し変わり二周目も楽しめました。

象徴的で余分なものをそぎ落とした形の作品が多く、
自分自身が作る上で大事にしている部分と重なるところもあり、
この展示を見て色々と考える良い切っ掛けにもなったように思います。

なんだかお堅い感じになってしまいましたが、根付もジュエリーも装身具であり、
コミュニケーションツールの一つでもあります。
他に重なるところも多いですし、これら双方に関わっていることを活かした作品を
もっとこれから増やせて行けたらなと考えています。

本年ももうすぐ終わってしまいますが、来年もよろしくお願い致します!

オットー・クンツリ展
2015年10月10日(土)–12月27日(日)
会場:東京都庭園美術館(本館・新館)
※展覧会公式webサイト

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  1. 2015/12/30(水) 22:49:58|
  2. 中梶真武(神奈川)

金井麻央・狛・中梶真武  三人展 出品作品 (中梶真武編)

現在開催中、三人展の中梶真武さんの作品御紹介です。
掲載していない角度からの画像も御用意しておりますので御希望の方はお問い合わせください。

「夜弧(やこ)」 水牛角、オパール L2.5cm 
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「舞衣」 鹿角、アパタイト L5.2cm
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「千鳥」 黒檀、K18、ブラウンダイヤ L3.5cm 
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「羽隠れ」 鹿角、ペリドット L4.8cm 
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「なまず(提げ)」 水牛角、真鍮 L3.1cm
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「まめどり(緒締)」 鹿角、アメジスト、銀 
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※お問い合わせは、根津の根付屋の「お問い合わせフォーム」よりお願い申し上げます。








  1. 2015/10/14(水) 22:33:15|
  2. 中梶真武(神奈川)

かぶ ・ 真武 根付彫刻二人展 出品作品 (中梶真武 編)

中梶真武さんの、現在開催中の展覧会出品作品です。

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「雨龍」 鹿角、ラブラドライト、アパタイト 3.2×4.4×1.5cm 販売済

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「懐中遊泳」 鹿角、金、銀、フローライト 3.5×3.1×2.7cm お取置き

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「玄帝」 黒檀、フローライト 3.7×3.6×2.8cm 156.600円


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「夜明け前」 オリーブ、鹿角、カーネリアン 4.0×3.2×2.8cm 124,200円

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「白象」 鹿角 フローライト 2.8×4.2×3.2 86.400円


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「いたずらっこ」 ピンクアイボリー、べっ甲、(銀粉、墨) H3.5 x 3.3 x 3.1 cm  78,840円
  1. 2014/10/15(水) 19:40:45|
  2. 中梶真武(神奈川)
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