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根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。
展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

作家便り 「2018年12月/かぶ (東京)」 

花影抄スタッフのKさんと浅草芸者さんの踊りを観て来ました。

「浅草おどりプレ公演 浅茅の賑わい」

合羽橋の通りにある会場でした。
幇間さんのかっぽれや幇間腹(たいこ腹)の屏風芸などが披露され、
そのあとに芸者さんの登場で、様々な裾模様の入った黒の引き着で、
ずらっと並んだ姿はとても艶やかでした♪
芸者さんの仕草や着物は根付を作る時の参考にしたいです!

踊りの前に落語家さんのお話しがあり、会場のあるかっぱ橋や昔の浅草の
芸者さんの様子、見番などがスライドで映し出され、ほんとに沢山の芸者さん
が居たんだな〜とびっくりでした。

その中で、合羽橋にはかっぱの像のあるお寺があるという話しがあったので、
Kさんとせっかくだから行ってみましょうという事になり、曹源寺のかっぱ像を見て来ました。
そしたら、お賽銭箱にかっぱの絵、さらにきゅうりがお供えしてありました。
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途中、Kさんの立ち寄るお店の方から、お店の前の歩道はかっぱの模様なんですよ♪
というのを聞いて、写真を撮ってみました。

かっぱを頭から見たところで、鼻を突き合わせた四匹のかっぱと川の流れを表しているそうです。
説明されると分かって面白いです♪
なるほど!と思いました。

その後、浅草方面をぶらっとして前から食べてみたかった梅園の“あわぜんざい”を食べ、
合羽橋〜浅草を満喫して来た一日でした。
  1. 2018/12/11(火) 17:52:11|
  2. かぶ(東京)

作家便り 「2018年10月/かぶ (東京)」 

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先日、歌舞伎のお誘いを頂きました。
チケットが、助六の切手が貼られた封筒で届き、テンションが上がりました♪

歌舞伎座百三十年 
芸術祭十月大歌舞伎
十八世中村勘三郎七回忌追善
「宮島のだんまり」
「義経千本桜 吉野山」
「助六曲輪初花桜」

「宮島のだんまり」は真っ暗闇の中、お互いの気配を察しつつお宝を奪い合う、
という演目で、たくさんの登場人物が台詞もなくゆっくりとした動きで魅せていく
格好の良い舞台でした。

「吉野山」は根付の題材としても取り上げられています。
トーハクの郷コレクションにある蘭亭の「狐忠信牙彫根付」はとても可愛い根付です。

「助六」は花魁がたくさん並ぶ目にも鮮やかな舞台で、中でも一番の花魁、三浦屋揚巻は
金糸で流れる滝を現した中に実物大くらいの金色の鯉が泳いでいるという、鯉の滝登りを
模した帯をしめていて、とても見事なものでした。

助六の決め台詞も聞けて、歌舞伎を満喫した夜でした。

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  1. 2018/10/31(水) 21:44:17|
  2. かぶ(東京)

作家便り 「2018年9月/かぶ (東京)」 

9月に行われました「勿怪の幸い」展に出品しまして、久しぶりに展示会に参加しました。
ギャラリーにお越しくださいました皆様、ウェブでご覧くださいました皆様
誠にありがとうございました!

先日「大江戸寄席と花街のおどり-その八-」を観て来ました。

会場は国立劇場の3階席だったのですが、整然と並んだ芸者さん達のおどりと
綺麗な裾捌きは遠くからでも分かる見事なもので色とりどりの着物が並びとても
美しかったです。根付になりそうなおどりの小物もありました。

落語家さんのお噺、芸者さん、幇間さんのおどりと今回は紙切り、大神楽の
出し物もありました。大神楽は水戸大神楽水府流というもので私の出身地と
同じ水戸にそういうのがあったんだと初めて知りました。

なかでも、口に咥えた細い棒に出刃包丁の刃先を乗せ、その出刃包丁の柄に
もう一本出刃包丁を乗せ、さらにその上で大皿を回すという「出刃皿」という
曲芸があり顔の上で出刃包丁が二本もクルクルと回っていて凄かったです。
水戸大神楽はスリリングな曲芸とスピード感が持ち味らしいのですが
江戸の人もこういうのを見て楽しんでいたのかな~と思いました。

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写真は作業机の上でくつろぐうちの三毛猫です。
削った粉が付いてしまうので「だめよ」と言うのですが気に入ってしまっています。
芸者さんのことを「猫」とも呼ぶそうです。
  1. 2018/09/30(日) 11:14:20|
  2. かぶ(東京)

作家便り 「2018年2月/かぶ (東京)」 

ご無沙汰しております。かぶです。
久しぶりの作家便りとなります。

先月の事になりますが「愉しむ 和こもの展」に参加致しまして
根付二点と和装小物を数点を出品しました。
その根付のうちの一点について。

題名「寒中丑紅」
先年の事になりますが、伊勢半本店紅ミュージアムという
江戸時代から続く紅を扱っているお店での「近代香粧品なぞらえ博覧会」
という昔の化粧品パッケージの展示を見て来ました。
江戸時代の化粧水は徳利を小さくしたような陶器製の器に入れて売られていて
素材は違えど、江戸時代の人も同じように美容に気を使って
工夫していたのだな〜と思いました。
「近代香粧品なぞらえ博覧会」は企画展でしたが
「寒中丑紅」については伊勢半本店紅ミュージアムの常設展で展示されていて
その丑がとても根付的に見え、作りたくなりました。

かぶ「寒中丑紅」は、webサイトでご覧いただけます。

江戸時代の暦で寒の時期に作られた紅は発色が良いとされ
この時期に紅を求める女性が紅屋に並んだとの事。
浮世絵で赤い幟のある店が描かれたりしているのですが、それは紅屋の印だそうです。
その時期、紅の購入金額などにより色々な丑の置物が配られていて
その丑の置物の下に座布団を敷いて神棚に供えて拝むと
その年一年は着る物に不自由しない、と言われ人気を集め
江戸の風物詩として「寒中丑紅」と呼ばれていたそうです。
(伊勢半本店紅ミュージアムの記述を参考にしています。)

今回、この根付にはお手製の座布団を付けました。
使っていない間は、ぜひ座布団の乗せて飾って頂ければと思います。

風物詩と言えばこの間、浅草寺節分会に行って来ました。
節分と言えば豆まきですが、その時期、花街では“お化け"と呼ばれる行事があり
芸者さんや幇間(太鼓持ち)さんが思い思いの仮装をしてお座敷を盛り上げるそうです。
浅草寺節分会では、芸者さんや幇間さんもその仮装の衣装で豆まきをしてくれます。
昔から続く風物詩の一端を覗く事が出来、後ろの方で豆が取れなかった私にも
豆を配って頂けて、久しぶりに節分のお豆を食べたのでした。

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  1. 2018/02/10(土) 21:30:44|
  2. かぶ(東京)

作家便り「17年9月/かぶ(東京)」

八月の終わりから九月の始めにかけて、京都に行って参りました。
(普段はー人で作業机に向かい悶々としながら製作をしておりますので
たまの旅行となると色々と書いてしまいました。
少々長いですが、宜しければお付き合い下さいませ。)

先ずは「京都 清宗根付館」へ。
自分の昔の作品が見られる、根付師としてとても糧になる場所です。
その後、近くの隼神社、元祇園梛神社へ。
スタッフのKさんはいつもここでお詣りをしてから清宗根付館へ行く
という事で、私も倣い、お詣りをして御朱印も頂いて参りました。

翌日は青蓮院門跡へ。
陽があたると少し暑い日でしたが、そこここの障子が開け放たれた中で建物に風が吹き込むと
葉や枝の鳴る音、蝉の声などがとても涼やかに感じました。

知恩院の大きな三門を見て、その後は白川沿いを歩き、並河靖之七宝記念館へ。
白川沿いは一度歩いてみたいところでしたので、嬉しかったです!
並河靖之七宝記念館は庭に琵琶湖疏水を引いた池があります。
その水で七宝の研ぎを行っていたとの事。
昨年、三ヶ月ほどの短い間ではありますが七宝焼きを習いましたので
より並河靖之の有線七宝の凄さが分かり感嘆致しました。

食べてみたかった大極殿栖園の“琥珀流し”を食べ
半年ほど前から習っている日本画のために彩雲堂さんで筆を買い
清水三年坂美術館で「矢立と煙草入れ」の展示を見て、京都を満喫。

今回は宮川歌舞錬場という舞妓さんや芸妓さんが踊りを披露する場所で
小唄を聴くという貴重な機会にも恵まれました。
三味線、琴の他に小唄振りという踊りまである会で、大変面白くまた勉強になりました。

以前に京都のお客様からご注文を受けてお作りした「ふくねこま」にも会え
折を見てまた訪れたいものだな~と帰って来て早々思います。

中々日常生活に戻るのは大変ですが、また行けるように製作を頑張ろうと思いました。

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  1. 2017/09/06(水) 22:15:27|
  2. かぶ(東京)
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