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根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。
展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

作家便り 「2019年12月/かぶ (東京)」

高尾山の近くに住み始めて一年が経ちました。
以前に住んでいた家で根付を勉強し作り始めたので
引っ越しをして全く違う作業環境になり
初めは戸惑いで中々手が進みませんでした。
ですが、有り難い事に今夏のワンフェスに出品しては?
というお話しを頂き必死で製作を進めるうちに
新しい環境での作業にも馴染み自信がついたような気がします。

こちらに住んでいるとふらっと美術館に行ってくる
という事が出来ないのは寂しいですが
製作に煮詰まってるな〜と思ったら
山の方の珈琲屋さんに行って珈琲を飲んで気分転換をしたりしています。


来年1月の18日〜26日に開催の和こもの展に参加致します。

和こもの展では根付としても提げとしても使え
それぞれの紐穴を違和感のないように取り入れた
形彫根付というのを目指して4点作っています。

それに帯留を1点の計5点を製作中です。
何卒よろしくお願い申し上げます。

皆様、寒さにお気を付けて良いお年をお過ごし下さい。

(写真は先日呑んで来た高尾ビールです♪ムササビが可愛いです! )

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  1. 2019/12/23(月) 15:46:12|
  2. かぶ(東京)

作家便り 「2019年10月/かぶ (東京)」

浅草おどり成功祈願のお練りとCOREDO落語を見て来ました。

去年、浅草おどりプレ公演という舞台を観て来ましたが
今年はその本公演があり、その成功祈願として
浅草仲見世通りでの芸者さんと幇間さんのお練りがありました。

東京に花街はいくつかありますが
浅草の芸者さんには根付と印籠を着けている方がいらっしゃいます。

お練りでも着けていたので写真に撮って来ました。

ギャラリースタッフさんと、逆さまになってしまっているけどこれは布袋さんかな?と。
実際に使っているところを見るのは根付師として勉強になります!

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別の日には落語が好きな友人に誘われて、日本橋に落語を聴きに行ってきました。
柳家喬太郎師匠の牡丹燈籠お峰殺しという噺。
牡丹燈籠のその後といった話しで、柳家喬太郎師匠がお峰に見えて最後とても怖かったです…。
日本酒を呑む仕草がとっても美味しそうで、その日は落語前にざる蕎麦と瓶ビールで
落語気分を盛り上げたのですが、帰りにも焼き鳥と日本酒で一杯♪
落語を聴く日っぽい一日を過ごしました。
  1. 2019/10/06(日) 18:00:00|
  2. かぶ(東京)

作家便り 「2019年8月/かぶ (東京)」 

9月のギャラリー花影抄での企画展「海の幸山の幸展」に参加致します。
色んな作家さんが参加されるグループ展に展示が出来るのは、有り難い機会です。

今回のテーマは海の幸山の幸、と聞いた時に
さて何を題材にしようかといくつか考えましたが
高尾山にする事にしました。

去年引っ越しをしまして今は高尾山の近くに住んでいます。

高尾山にはちょっとした縁があって、うちの初代三毛猫が亡くなって
とても落ち込んでいた時に、元気出して!と誘われて行ったのが高尾山。
 
清滝駅前の広場にあるムササビの像を見て「ムサ太郎の一日」という根付を作り
京都清宗根付館の第1回ゴールデン根付アワードの新人賞を頂いたのでした。

その高尾山の近くに住むという事になり
やっぱり私と根付にとってのなにか縁があったのかしら、と。
なので、今回は「高尾山で会えたら幸せ」をテーマに根付を製作する事に致しました。

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鳥や虫やモグラ穴やら、自然を近く感じます。
そのせいで困る事もありますが夕方、涼しくなってくると
大合唱のように聞こえてくる鳥や虫の鳴き声が心地の良いところです。
  1. 2019/08/19(月) 19:00:00|
  2. かぶ(東京)

作家便り 「2019年6月/かぶ (東京)」 

八王子に越して来て、半年ほど経ちました。
最近は八王子市限定発売の“高尾の天狗”という日本酒が気に入って、呑んでいます。

以前の作家便りでも書きましたが、八王子は結構和の街という印象があって、今回も気になる和のイベントを見て来ました。

八王子駅北口から延びる西放射線ユーロードにて多摩地域の伝統文化が観られる“伝承のたまてばこ”というイベントがあり、
お茶会、機織り、コマ回しなどの体験や、舞台では車人形という人形を操る八王子のお芝居、多摩地域のお囃子など、
色々な催しが所々で開催されていました。

その中で、とくに興味があったのが八王子芸妓衆の舞台です。
この日は朝から暑くて陽射しも強い日だったのですが、最初の演目の姫三社という舞の衣装が
とても涼やかで、暑苦しい空気が爽やかになりました。
八王子の芸妓さんは艷やかさもありながら、きりっとして格好良さも感じます。
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舞台後、近くの八王子花街の黒塀小路を見に。
黒塀小路は広いわけではありませんが、角辻に大きな柳の木があったりして風情が感じられました。
  1. 2019/06/12(水) 20:15:34|
  2. かぶ(東京)

作家便り 「2019年5月/かぶ (東京)」 

先日、浅草公会堂で「浅草芸妓と仲間たち」という催し物を観て来ました。
浅草、向島、八王子の芸者さん達の踊りと、幇間さん達の芸でとても賑やかな舞台でした。

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幇間さんの芸で「売れない芸者さんの一日」というものがあります。

あまりお座敷にお呼びのかからない芸者さんが朝起きて、
今日はお座敷に呼ばれますようにとお祈りするところから、
お稽古をし、やっとお呼びがかかり、お化粧などしてお座敷に出るも、
旦那そっちのけでお酒を呑み過ぎてしまい、酔い潰れて寝てしまう、というものです。

今回、猫とひょうたんを組み合わせた根付を作りましたが、これに2つの意味を持たせました。

猫は良く、自分の前脚を手枕にして寝ています。
前脚だけでなく後脚も、あるいは猫ベッドのふちにあごをのっけたり、
膝の上にいる時にうっかり手を出すとその上に頭をのせてしまい動けなくなったりします。
なので、私は猫は実は枕が欲しいと思っていると思っています。

芸者さんは花街では“猫”と呼ばれたりもします。
なので、猫がひょうたんを枕に寝ている姿は、
裏の意味は芸者さんがお銚子を枕に寝てしまっている姿です。
実はそうなんだ♪という感じで楽しんで頂けたらなと思います。

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(制作途中の猫と瓢箪の根付)
  1. 2019/05/15(水) 18:46:30|
  2. かぶ(東京)
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