
本日は仕事始めで、恒例の根津神社初詣をスタッフでしてきました。
午前中は生憎の雨模様でしたが、おみくじをひいたり、
庭池で小鷺を見かけて幸運な気がして嬉しくなったりしておりました。
今年も作家共々一生懸命励んでまいります。
何卒宜しくお願い申し上げます。
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- 2020/01/08(水) 19:52:19|
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上海の現代根付ディーラー元气造物さんの第2回となる展示会(2019.3.30-2019.3.31)に
御招待されて行って来る事になりました。
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上海で現代根付を扱うディーラー「元気造物」さんが誕生し、さまざまな交流が
手探りで続いてきました。上海で現代根付のどのような新しい世界が開かれつつあるのか、
自分の目と耳で実際に良く見聞きしてまいりたいと思います。
今回は、作り手からはカタクラさんに同行してもらい、上海現代根付事情を体験してまいります!

行ってきまーす。(空港にて)
- 2019/03/29(金) 10:20:30|
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今、上海や北京が主だと思いますが、中国で現代根付作家が誕生してきています。それは、現代根付・古根付のどちらの人たちにとっても、少なからず驚くようなニュースではないでしょうか。
私たちのギャラリーのこのブログに、今、こうして書くのが遅いくらいで、すでにご存知の方々も多々おられるようにも思います。
以前に、冗談半分本気半分だと思いますが、古くからの根付愛好家の方が「欧米人が根付を彫れば、現代根付作家なのに、
中国などの国の人が彫ると、中国根付と言われてしまう」と仰っていて、それはずっと心に残っていました。
もしも、作者の個性が発揮された作品としての根付を彫ることができる、そんな中国人現代根付作家が現れたら面白い!と、
頭の片隅で長年考えてきました。しかし、それはとても難しいことであるのも、想像に難くありません。
そんな時に上海で現代根付などの工芸品を扱うディーラー「元気造物」のチームとの接点が生まれました。
当初は、別の上海の美術商が、時々訪ねてきては、主には趣味のものとして気に入った現代根付作品を購入してくれていました。
その後、少しずつ上海や北京からの御客様が増えていき、その後の試行錯誤、右往左往の結果、
私たちは、和静堂/元気造物の代表の人と会うことができました。
来日しギャラリーを訪ねてきてくださり、
「根付は素晴らしい!上海で現代根付を紹介するビジネスがしたい!中国国内でも現代根付作家を育てたい!」という、
熱い気持ちを聞きました。
また「私は、上海で『根津の根付屋』のように作家を育てて一緒に活動していきたい!」とまで言われて驚いたものでした。
作家自らが作りたい物を作る!という今までの「中国根付」と呼ばれるものとは異なるもの、
「上海現代根付」とでも呼べるものが、たしかに生まれつつあるのを、私たちは目前にしていると思いました。
アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ロシアなどの現代根付作家と同じく、
上海や北京など成熟してきた中国において、新たに現代根付作家が生まれるのは、素晴らしく刺激のあることだと思います。
それは、コピー文化に一石を投じることにも繋がっていくはずです。
それらいろいろな事情を踏まえ、私たちのギャラリーも微力で少しずつであっても、上海チームを応援をしようと考えました。
オリジナルの作品の素晴らしさや楽しさについて、共有していきたいです。
上海で現代根付を中心に扱っている美術ディーラー「和清堂/元気造物」が展開している webサイトに、
彼らの現代根付作品を見ることができます。以下のwebサイトです。
http://www.elementcreat.com/webサイト「元気造物」では、上海の現代根付作家達の作品も多く展開していますし、
私たちのギャラリーや、ほかに日本や海外で仕入れた根付も販売されています。
新しい現代根付の世界が広がる予感があります。
相互交流の意味でも、「根津の根付屋」で、近々、上海の根付作家の現代根付作品を扱い始める予定でいます。
私たちにとっては、新たな挑戦でもあります。
中国側のディーラーとの交流という部分では、可能なかぎりにおいて、
現代根付作品のコピー品についての真贋鑑定も含む情報共有なども取り組んでいきたいです。
最近は、「元気造物」のほかにも、
北京をはじめ、中国各地の根付作家志望や根付愛好家の方々から、メッセージを頂くことが増えました。
根付をめぐって大きな隣国との関係をゆっくりとでもしっかり進めていきたいと考えています
- 2018/05/23(水) 18:14:03|
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中国で根付に関わる方々とどのように向き合っていくか、ギャラリーとして考える日々が続いています。
今回、あらためてこのブログにおいて、現状について書いておきたいと思います。
2回にわけて掲載いたします。
何卒宜しくお願い申し上げます。
先日、紫苑さんの作品が中国国内でコピーされ販売されていることが内輪でのニュースとなりました。
私達のギャラリーの活動の中では、作品の類似品(コピー)販売されることについては、
今まで大きく把握していませんでしたので、問題として深く向き合う必要はなく済んできたとも言えます。
しかし、どうやら自分たちの把握していないだけで、多くの取り扱い作品の類似品が主に中国で流通している可能性があります。
(webサイトにて多角度の画像を掲載していることで、常にその危険はあるわけですが、
楽しんでwebページを観てくださる方々のことを優先しています。)
私達としては、コピー問題には初めて直面するわけですが、もともと、根付界全般において長く抱えてきた問題で、
齋藤美洲さんなどからも、活躍し始めた頃から沢山の類似品の流通があったという経験を聞いたりしてきました。
そもそも、アンティークの贋作や、現代根付のデザインコピーの問題は、根付界が抱え込んできた深刻な問題です。
その問題が、根津の根付屋の取り扱い作家の世代まで下ってきたにすぎません。
大変遺憾ではありますが、遠い中国のコピー業者に対して、なんらかの対策を立てることは現実的には難しいのが現状です。
ある部分では、あきらめて「有名税」だと受け容れていくしかないようにさえ感じます。
おそらく、最初にコピー品を買う層とオリジナルを買う層は、違っているだろうとも想像されます。
コピー品の品質があきらかにオリジナルより低いと考えられる間は、そう深刻な被害は起きないかもしれません。
しかし、デザインを盗用された作家の皆さんの気持ちであったり、
コピーされた作品のオリジナルを現在所有している方のことなどを考えると
何か「コピー市場」に向けて抵抗していくことは考えていかねばなりません。
なにが出来るか?今、考え得るのはオリジナルの魅力や価値を啓蒙していくことだろうと思います。
長く時間のかかる婉曲的な方法ではありますが、メッセージを送っていく。
作り手に対しては、自分自身の個性を活かしたオリジナリティに溢れる物を作るほうが楽しいということを。
そして、買う側には、コピー品には何の価値も無いということを伝えていく。
今回、紫苑さんの作品のコピー品の流通について情報をくれたのは、中国の工芸家の方でした。
また中国国内の愛好家や作家の方々からもメッセージを沢山いただきました。
中国国内にいる心ある根付愛好の方々と協力して、今後、少しずつ進めていきたいと考えています。
Gallery花影抄/根津の根付屋 橋本達士
- 2018/05/21(月) 22:46:37|
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1月20日より開催しておりました、愉しむ和こもの展が無事終了いたしました。
会期中には、雪が降り大変寒い日々が続く厳しい会期となりましたが、根津まで
お越しいただきました方々に感謝申し上げます。
和こものサイトは、地味に少しずつ更新もゆっくりですが、想像以上に
お客様から御覧いただいて、連動しているツイッターも楽しみにしているという
お声もいただき、もう少し充実した内容にしていかねばと、改めて感じました。
去年は、二歩さんという新人さんをご紹介できました。
今後も、漆芸の金井さんが帯留に挑戦されていたりしますので、より充実した
ご紹介に努めてまいりたいと思います。
引き続き、和こもの花影抄webサイトを訪れていただけましたら、大変幸いです。
この度は、誠にありがとうございました。

こちらは、泉水さんの白猫だるまの帯留。
サイトでもご紹介いたしました、御覧ください。
- 2018/01/30(火) 16:41:22|
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