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根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。
展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

升展、終了しました。ありがとうございました。

4月4日(日)「升展・根付の心根」終了いたしました。
荒天の多い期間となってしまいましたが、
御来場下さいました皆様に、一同感謝申し上げます。
ありがとうございました。

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  1. 2010/04/07(水) 12:01:41|
  2. 升(東京)

升展 明日まで

升展 根付の心根

明日までの会期となりました。
上野の桜も満開です!お花見がてら是非!お出かけ下さい。
お待ち致しております。

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Gallery花影抄・橋本
  1. 2010/04/03(土) 17:48:43|
  2. 升(東京)

「根付と私」

「根付と私」~升展・根付の心根~によせて~ 2010年 和田 升 


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○「根付」を作り始めて・・・。

今年一月で丸八年に成りました。

○根付を作り始めたきっかけは・・・。

勤めていた会社を辞め、就職活動の間、暇つぶしに観に行った、ある「古根付の展示会」で出会った、たった一つの無銘作品でした。少し大袈裟ですが、その「根付たる存在」が醸し出す空間に深い精神性と作者自身の人生をも感じさせ、しかも、そこに仕事・生業と為しても「作り手の自由」をみたからです。

○全くの初心者の私に「根付」を熱心に一から教えてくれた方は・・。

国際根付彫刻会の駒田柳之先生と黒岩明先生です
。新宿の朝日カルチャーセンターにて現代根付彫刻の講座で、現在もお世話になっております。「根付」は奥が深いと言うか、「習いは一生」とは言え、劣等生九年目にして、未だに悪戦苦闘中です。尚、御指導頂いている両先生には感謝の一言です。巡り会えて幸運でした。

○「根付」制作に当たっての私流の心得、「もの創り」としての基本姿勢は・・。

最近、特に思うに「自分の絶対的意志で、自分が正に作りたい時に 自分が真に作りたいものを 作りたいように 作りたいだけ作る。」
少々誇張気味、難しげでもあり、このような制作態度は一般に「現代アート」的であるかもしれません。今も基本的には注文生産で成り立つ「工芸」としては異端かもしれません。

○「根付」の作品題材に託したいイメージ・メッセージは・・。

「愛・諧謔・ブラックユーモア・遊戯・皮肉・怪奇・残虐・可愛・優し・わび・さび・粋・エスプリ・高級感・低俗・野暮・やんちゃ・エロス・美醜・混沌・嫉妬・嘘・お宅・家族・母・血・殺し・差別・階級・プチブル・サドマゾ・飢餓・テロ・ファッショ・最貧一日1$・ダライラマ・ビートルズ・美空ひばり・宇宙・ブラックホール・オバマ・オカマ・SEX・慈悲・神・如来・菩薩・戦争・原爆・死刑・死生観・アート・デュシャン・家畜人・束芋・ジェロ・宇多麿・伊多呂・爆笑問題・伊集院・辛酸なめ子・山田ひさし・杉浦茂・地球温暖化・ユビキタス・交代・・etc、森羅万象。」
アトランダムに羅列しましたが、結局、「現代」に生きる私自身の五感に感じるすべてです。今を語り、伝統を活かす、そのメッセージ・テーマ・イメージが内在する「真の現代根付」作品を鋭意制作努力中ですが、理想の作品は何時出来るか全くもって判りません。どんづまり出来ないと思いますが・・。

●自己紹介


○雅号「升」について・・
「升」は「ノボル」と読みます。
本名の「登」の音読みのスライドですが、正岡子規の幼名のひとつでもあります。駄洒落で、子規の命名である「野球・ノボール」も雅号候補のひとつでしたが、ベースボールは大嫌いなので止めました。

○生まれた年は・・。
1948年(昭和23年3月)です。6人兄弟姉妹の末っ子で、ピッカピカのベビーブーマーです。
年齢は・・、計算して下さい!

○誕生時、そしてガキの頃、否、幼少の頃に育ち暮らした町は・・。

東京都渋谷区並木橋近く、山王神社参道脇です。(今は、場外馬券売り場の近くと言ったほうが、わかりやすいと思いますが。)
さて、おいて。自宅での産婆さんお取り上げの兄姉と違い、別格!の病院出産でした。病院から家に戻り静かに寝ていたら、「この子、顔赤いネ!」と三歳上の姉が、私の顔を覗き込みながら言ったのを「場面」と共に鮮明に覚えています。(嘘ではありません!本当です!私に添い寝していた母が「だって赤ちゃんだもの・・。」と答えていたのを覚えているくらいですから。)この記憶力抜群の赤ちゃんは、スクスク育ち四歳頃から、朝日新聞の朝刊を毎日読み、特に社説は丹念にチェックしていたそうです。そして、雨の日は一人窓際に座り、窓越しの雨を見ながらそっと涙する、感傷的で、しかも「チンドン屋」と「床屋」が、身震いし泣き叫ぶほどの恐怖の対象だった、臆病で変わり者の子供でした。少年時代は、「面子」と「剣玉」と「釘さし」と「ビー玉」と「曲芸独楽」のどれも名人芸でした(自称)。

○学歴は・・
世田谷の公立小中高校を落ちこぼれ寸前ながら、辛うじて卒業後、一浪して某国立大学の工業意匠科系短期大学に入学、一留して卒業です。この学校は、中途半端な勤労学生対象の三年制変則夜間部でしたので、既に存在意義を失い、とっくにありません。

○職歴は・・。

某旧財閥系の最末端子会社で約30年近くサラリーマン生活を勤めました。そして、中退です。この会社も、もうありません。存在意義あるも諸般の事情に因り、最近整理されました。
以後、しばらくして「根付」の世界へ。

○彫歴は・・。
前述のとおり、丸々8年ちょっとです。朝日カルチャー「現代根付彫刻教室」にて、ど素人の私は、刀(左刃)の持ち方・使い方に始まり、様々な事を教わりました。いや、今も教わっています。

○現在住んでいるところは・・。

東京都日野市です。
妻(女)一人、子(男)一人と一緒です。

○好きな飲み食べ物は・・。

美味しい酒と旨いつまみ、そして香ばしい煙草の煙りです。
プラス、其処が人の悪口を言える場であれば最適最高!

○好きな言葉ベストスリーは・・。
第一位:「他人の不幸は密の味」
人知れずソーッと舐める。甘~く旨~い!至福の時。

第二位:「人は必ず死ぬ」
自分はおいといて、他人の死に非常に興味があります。新聞の死亡記事は必ず見ますし、追悼特集記事などは、貪り読みます。勿論「切り抜き」で保管しています。関連愛読書は、山田風太郎著『人間臨終図鑑』(文庫版)壱弐巻です。最近ショックな訃報は、世代的同期の加藤和彦の自死。過去一番視覚的に無惨な心中は、有島武郎と波多野秋子の有島の軽井沢別荘に於ける首吊り心中です。並んで吊られた侭、発見は一ヶ月以上経ってからです・・!

第三位:「男と女は種が違う」
男女は本質根本的に異種。生殖だけが一致の全く別の生物だと認識しています。

番外:「朝の来ない夜は無い、夜が来ない朝も無い。そして、然し、朝も昼も夜も来ない日も有る。」

○好きな人は・・。
基本的には、嫌いな人・好きでも嫌いでもない人以外の人ですが、どんな人と特定して敢えて言えば、滅茶苦茶嘘つきだが、自分にだけは嘘をつけない人。人を裏切るが自分自身だけは裏切らない人・・「私」です。結局、私は「私」が一番好き!そして、一番嫌い。

以上
  1. 2010/03/30(火) 12:33:27|
  2. 升(東京)

升展「根付の心根」開催中です!

升展 根付の心根
2010年3月27日(土)ー4月4日(日)/4月1日(木)休
13:00~19:00/最終日~18:00
Gallery花影抄-webサイト

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ちょっと玩具的で、ちょっと気楽で!・・でも、ちょっと毒入り!?そんな升さんの根付作品が200点並んでいます!
お気軽にお出かけ下さい。
作家本人も、ほぼ毎日在廊します。
  1. 2010/03/28(日) 20:17:36|
  2. 升(東京)

升の展覧会漂流記 2010/1月~3月

升の展覧会漂流記4
~でかけた展覧会の記録で、その人が見えてくる!?~

人の本棚を見ると、その人がわかる!というのがありますが、
こうして展覧会放浪の記録を見ていくと、なんとなく見えてくるものはあります。


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「名誉市民 水木しげる展」
調布市文化会館たづくり1階展示室
2010.2.6-3.22

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「歌川国芳 ー奇と笑いの木版画ー」
府中市美術館
2010.3.20-5.9

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「種生物和文誌イラスト原画展」
東京大学駒場博物館
2010.3.15-4.16

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「岩合光昭写真展」
たばこと塩の博物館
2010.3.13-4.11

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「種」ー藤沼哲・谷口明子展ー
hotsumi GALLERY
2010.3.6-3.14

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「両陛下ー想い出と絆の品々Ⅱ」
宮内庁三の丸尚蔵館
2010.2.13-3.22

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「花」ー近代工芸の名品ー
東京国立近代美術館工芸館
2010.2.11-4.18

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「おもちゃ」ー寄贈郷土玩具コレクションよりー
大田区立郷土博物館
2010.2.7-3.22

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「ガレオン船が運んだ友好の夢」
たばこと塩の博物館
2010.1.23-2.28







  1. 2010/03/28(日) 20:03:47|
  2. 升(東京)
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