根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

佐々木泰宏のティントイ シリーズ

webサイト根津の根付屋の「関連商品一覧」にて、佐々木泰宏の「ブリキのおもちゃ・ティントイ」のシリーズをはじめました。

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今までも、ブリキのおもちゃなど、既成品に手を加えた根付を手がけてきましたが、今回から、オリジナルの根付作品とは分けた形でご紹介していくことに致します。今後とも、何卒、宜しくお願い申し上げます。

  1. 2009/07/14(火) 10:42:25|
  2. 佐々木泰宏(東京)

作家便り「09年7月/佐々木泰宏」

「箱根ラリック美術館」佐々木泰宏/作家便り7月

先日梅雨の箱根に行った折に「箱根ラリック美術館」を訪れました。
工芸家ラリックは1860~1945の方で意外と最近の方なんだ~と 急に身近に感じました。

小さな作品に秀作が多いと思います。アールヌーボー時代の宝飾そしてアールデコの香水瓶などです。ジャパネスクの影響を自分のものに昇華しています。日本人にもファンが多いと感じます。

生活に使用される、目的をしっかり持ってデザインされた美しさがあります。
これはアート工芸ですね。根付に通じるものがあります。

見終わって外でみごとな紫陽花の写真をとり 庭園を抜けて出口へ向かいました。
こんど箱根に来たら ポーラ美術館へ行ってみよう となぜか思いました。

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※写真:美術館入口の紫陽花
   :展示されたクラッシックFORD
  1. 2009/07/12(日) 22:39:55|
  2. 佐々木泰宏(東京)

作家便り「09年3月/佐々木泰宏」

「2009.3.10丸の内カフェ」佐々木泰宏/作家便り3月

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2009.3.10丸の内カフェ【アートフェア東京2009プレ・イベントの「ラウンジ・トーク」】に行ってきました。6、70人 入る居心地の良い会場でした。

ゲストのエコノミストの水野和夫さんと辛美砂さん(アートフェア東京エグゼクティブディレクター)の対談。
テーマは【金融危機はアートの危機?】でした。
いろいろな事が対談で取り上げられましたがグローバル経済とITの発達によってもたらされた急激な変化に対応するためには……として お二人の話の中の以下ような発言が私の印象に残りました。

●世界共通言語[英語]の重要性
世界経済が一体化しようとしている。ITの発達による情報伝達の早さは世界共通言語[英語]によっておこなわれている。英語能力を身につけてください。世界が広がります。

●[プレゼンテーション能力]の重要性
戦略、プレゼンテーション能力が必要。日本人は海外で自分の考えを伝えるのがへたです。プレゼンテーション能力を磨いてください。謙虚さは日本では美徳ですが海外では通用しません。辛さんの知人の中国人は3年で英語を身につけ堂々と自分の考えを話せるそうです。けっして上手な英語ではないけれども気持ちが、考えが伝わって来る。 作品さえ素晴らしければ良いという時代ではない。
映画「おくりびと」が米国でアカデミー賞をもらったが授賞式での監督の挨拶は………。前もって挨拶するのは解っているのにもっと準備をしてほしかった。世界中の目が注がれている晴れ舞台なのに残念でした。……という日本では決して報道されなかった裏話も聞けました。

●グローバルな目で見た[日本の特殊性]
グローバル化経済になると格差が出やすい。グローバルな目で見ると日本は格差が無いに等しい、どちらかというとアートは格差を必要とする。欧米などではアートを買い求めるのは一部の大金持ちだが日本では中産階級の人々が多く買い求めている。中産階級の人たちがアートを買い求めるのは日本だけの現象。
日本では美術館の企画展に出かける人が多くここ3・4年でも来場者数世界ベスト10で日本の美術館は5館も入っており ほぼ上位を独占している。

参加してみて [英語]の重要性、[プレゼン]の重要性は、まさしくそうだと思いました。新しいタイプの日本人になるためには いまから心掛けても良いのかもしれません。[日本の特殊性]については新しいアートマーケットの潜在を予感させているのではないかと楽観的に考えてみました。日本の中間層がアートまみれになる時代がやって来るかもしれない……江戸時代のようなオリジナル庶民文化が新たなかたちで再現される。
たまたまこのイベントに参加しましたが根付世界ともどこかでしっかりと繋がっているかもしれません 現代アートマーケットの世界に関心を持ち続けたいと思いました。
                                   佐々木泰宏
  1. 2009/03/30(月) 21:05:49|
  2. 佐々木泰宏(東京)

作家便り「09年2月/佐々木泰宏」

「ティントイの魅力」佐々木泰宏/作家便り2月

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はじめてティントイ(ブリキ玩具)と出会ったのは、何歳の頃だろう。
祭りの屋台で売られていたオモチャ。金魚・クルマ・飛行機・船・ピストル さまざまなものがブリキで造られていた。いまもブリキのオモチャは造られている。日本では細々?と愛好家を対象に、どっこい生き延びています。レトロなブリキの玩具は脚光をあびているように感じられます。私も行ったことがありますが、観光地などにある博物館で人気があります。さまざまなレトロな玩具などが全般に集められていますが、ブリキの玩具はひとつの核になっていると思いました。ますます人気がでそうです。
 いまティントイに魅かれる……。なぜ魅かれるのだろう?と考えてみました。
●なつかしさ●やさしさ●印刷の素朴さ●色の美しさ●丸みがありアバウトな立体感●軽さ●光沢●手触り感●手ずくり感●つぶせそうな弱さ●さびが出て来る●最後は土に帰る

現代はストレス社会といわれています。ストレスで病気になる人がいます。自殺者は年間3万人をこえているそうです(交通事故死者は7千人余り)。いまは、多くのものがコンピュータで制御されています 間違いが許されません、そして押しつぶされそうな情報過多、こんな時代だからやさしさが求められているのでしょう。ティントイの出番なのかもしれません。のんびりやろうよ、がんばらなくていいよ、と言っている様に感じられます。プレス機で2次元を3次元に押し込めようとするおかしさ、つじつまの合わなさが許されている表現、組み立て。さびが出てくるはかなさ、 踏みつければ かんたんにつぶされてしまう弱さ、軽さ。 その不完全さ、あいまいさが人間そのものにも思える……。ティントイの魅力かもしれません。
  1. 2009/02/25(水) 21:09:11|
  2. 佐々木泰宏(東京)

作家便り「09年1月/佐々木泰宏」

カレンダー

ここ10年くらいでしょうか、我家のリビング用カレンダーを作り続けています。既成のカレンダーではない我家だけのオリジナルカレンダーを創りたいと思って続けています。パソコンがあればこそ気軽にできますが それまでは個人で専用カレンダーをつくるのは大変な努力を必要としました。
私が子供の頃からのカレンダーの在り方を考えると 酒屋さん呉服屋さん企業などがカレンダーを販促ツールとして使っていました。 その時代は長く いまもその流れは続いていますが、ゆっくりと確な新しい流れが出来ています。それはマスメディアとしてのカレンダーから個性化への流れで、より多様化してきていますね 自分好みのカレンダーを買い求めたり自分で作ったり、企業も昨年“貴方だけのオリジナルカレンダーを作ります”というキャンペーンをやっていました。
いまは個人がより自由に、快適に、心地よい生活が出来るか…という我慢をしない、本音で自分を生きる時代に入ってきているのかも知れません。押しつけのカレンダーなどは見向きもされない厳しい時代です。ありきたりのカレンダーを作りつづけていたならば企業もセンスと姿勢が問われることになります。
同じ今を生きる根付作家においてもたいへんなときですね。緻密な彫刻が売りですが試行錯誤しながら時代の波をつかんでいきたいとおもいます。

※我家用の根付カレンダーを自分の作品で作ってみました。ブログで公開する予定はなかったのですがいきさつでこのようになりました。縮小版サイズPDFです.

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佐々木泰宏作品のA4サイズカレンダー(pdf形式/240KB)はこちらからダウンロードしてご利用下さい。

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  1. 2009/01/18(日) 13:03:12|
  2. 佐々木泰宏(東京)
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