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根津の根付屋 & Gallery 花影抄 blog

東京・根津にある主に現代根付、立体作品をご紹介しています、Gallery花影抄のblogです。
展覧会や取扱作家情報などを発信しています。

作家便り「20年1月 /紫苑(伊勢)」

明けましておめでとうございます!
今年も宜しくお願い申し上げます!

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旧年中は、あまりブログを書けずにいて申し訳ありませんでしたが、
年明け早々に下載の根付を花影抄に送りたいと思います。
宜しくお願い申し上げます。


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「ハマる犬」
元は、猫がゴミ箱に突っ込んでいる映像を見て彫ろうと思いました。
犬なんかも箱に頭突っ込んでいるイメージがあるのですが、
ただの箱では作りにくいので樽に突っ込んでいる姿にしました。


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「野狐禅」
これは、根付を作り始めた頃に「意匠発想の種」と言うノートを作って
ネタになりそうなものを描き留めていたのですが、
それの6ページ目に野狐禅が書いてあるので十年以上経ってやっと形になったものです。


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「萱鼠(カヤネズミ)」
個人的に気に入ってます。年賀状にも使いました。(年賀状は、数パターン作るので)
カヤネズミ自体よりも巣を彫るのに時間を取られて普通に根付を彫るのと時間が変わらないという…
これは提げ飾りですが、つけている京組紐の色はカヤをイメージしてつけているので、
このままの状態でお迎え頂けたら嬉しいです。


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「針鼠」
これも提げ飾りです。
単純なものにしたかったんですが…針のテクスチャーを彫るのに時間がかかり、
これもまた同じく普通の根付を彫るのと同じ時間がかかってしまいましてウーンって感じです。
後は、「栗」の提げ飾り。底のテクスチャーをいつもの浮かし彫じゃなく手彫でしています。


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年末に根付を彫る時サイズの加減で2ミリくらいの厚みを切り落とすことがあります。
木口で切った材料の使いみちがなくて、もったいないと思ってたんですが、
木口版画の作品展を見てコレなら使えるかなと彫ってみました。
木口版画の技法を知らないので我流ですが、
もう少しキレイに彫れたら材料を捨てておかずに済むかなぁ…と。
  1. 2020/01/09(木) 11:07:52|
  2. 紫苑(伊勢)

作家便り「19年5月 /紫苑(伊勢)」

ご無沙汰しています。

紫苑です。

インスタに載せたのですが、こちらの作家ブログにも…。

僕の毛彫について。

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主にこの笹葉の鑢が折れたのを印刀したヤツ(左の物)で彫っていきます。
欠けることがないのでずっとコレを使っています。

補助的に三角針とその針の先を曲げたものも使います。(印刀が当たらない所に使います。)

彫る動物によっては、1ミリの三角刀を使うこともあります。

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この面(背面)を使って彫ります。
彫る前には、平になるように砥石で研いでいます。



刀を立てて、指のスナップで横にスライドさせながら筋を彫っていきます。

ストロークの筋の長さは、だいたい1ミリ前後ですが、彫る動物によって長さを変えています。
カワウソは、毛が短く感じるので1ミリくらいです。
体の場所によっても筋の長さは変わります、
顔は1ミリ以下のストロークですが尻尾などは1ミリより長かったりします。

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筋の長さ半分くらいから次の段を彫っていきます。

理想は、始めの段の筋と筋の間に次の段の刀を入れることです。
が、筋を気にせず指のストロークのリズムで彫っていきます。
(なので結局長い筋を彫ったみたいに見えてしまうことがあります。)



これを体全体に施していきます。
  1. 2019/05/26(日) 20:27:21|
  2. 紫苑(伊勢)

作家便り「19年3月 /紫苑(伊勢)」

3月3日(日)より3月7日(木)まで、伊勢市の生涯学習センターいせトピアにて、
伊勢志摩木彫会の作品展を開催しています。
伊勢一刀彫・レリーフの浮かし彫・根付を作る人など木彫全般のプロ・アマ混合の会です。

根付に関しては、僕の他、中川忠峰・阪井正美・森本節治・升元一・石井夢峰・神立る峯
横山大真・中川東平(敬称略)とプロ活動している方々が参加しています。

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初日の今日3月3日は、あいにくのお天気となってしまいましたが、
もし、近くに来られることがあれば、立ち寄っていただけたら嬉しいです。
(会員の方がいれば、根付は、手に取って見ることも出来ます。)

開催時間は、朝9時から夕方5時まで。最終日は、夕方4時まで。
(なお、月曜日は休館です。)
  1. 2019/03/03(日) 14:14:11|
  2. 紫苑(伊勢)

作家便り「19年1月 /紫苑(伊勢)」

今さらですが、明けましておめでとうございます!!
本年も宜しくお願い申し上げます!

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穏やかで暖かい日があったので、根付の染めに使う夜叉の実を採りに行ってきました。
本来なら昨年の12月頃には採りに行きたかったのですが、なかなか都合がつかず1月の下旬になってしまいました。
採る時期を外したので、もう種が落ちかけていて上手く染まるのか気になるところですが、仕方がありません。

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昨年の立て続けに来た台風の影響でかあちこち枝が折れていたので採れる数も少ないですが、
ただでさえ夜叉の木が少ない上に手が届かなくなってきたので、今後どうしたもんかなぁ…。と思案中。。。

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  1. 2019/01/25(金) 12:16:58|
  2. 紫苑(伊勢)

作家便り「18年12月 /紫苑(伊勢)」

気分転換に12日に、三重県亀山市の「月の庭」で11日から16日まで開かれている、
はしもとみおさんの「月と月夜のケモノたち」展を観に行ってきた。
亀山市は、三重県の北部に位置し、伊勢から車で一時間半ぐらいのところ。
亀山城など(門は残っている)があった古くからの街で周りが山なのもあって坂道が多いし、古い町並みなので道が分かりにくい…(^_^;)
ナビを使わないと迷ってしまう。
「月の庭」は、岡田屋本店という酒屋の裏にある自然食レストランらしい…。
朝の9時半ぐらいに家を出て、11時ぐらいに月の庭に着いた。
ただ、駐車スペースが無かったので車を止められそうな場所を探すのに手間取ってしまった。
月の庭に入り、二階に上がった八畳ぐらいの空間に、月君をはじめ犬や猫の彫刻作品13体と月のオーナメント9個が飾ってあり、
月の庭の古民家が醸し出す雰囲気と木彫作品がとてもマッチしていました。

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月の庭の方によれば、販売のクリスマスオーナメントは、初日の11日に整理券を配ってすぐ完売だったらしく、
朝早くから東京、岡山など遠くから来られたお客様も多かったらしいです。
さすが、名前が売れてるだけあって三重のこんな所(失礼)まで東京とか遠方から観に来るんだ~と感心してしまいました。
まっ、僕は、月君の彫像目当てで来たので、オーナメントを買いに来た訳じゃないのでいいんですけど。
月君の彫像、やっぱり上手い!可愛い!粗く残った鑿跡…なのに活き活きとして生命感に溢れている。


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僕達が作る根付とは、全く違うものなので比べる事は出来ないのだけれど、
彫り物が纏う空気、生命感は、大事なことだと思う。やはり日々の観察と朝練と称してのデッサンの賜物か…。
奇抜で意表をつくような彫刻が溢れているなか(このような彫刻をどう評価することができるのか僕は、分からない。)
ただ対象を見つめ、それをそのまま彫って人々の心を惹きつけるのは、並々ならぬ才能と努力だと思う。

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  1. 2018/12/13(木) 15:10:17|
  2. 紫苑(伊勢)
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