掛川の二の丸美術館にて、現代根付の大規模な展覧会が開催されております。
手のひらのミクロコスモス「根付に遊ぶ」会期:2023年9月24日(日)~11月19日(日)
掛川市二の丸美術館
現代根付作品、約400点(京都 清宗根付館所蔵)
印籠・煙草入れ数点(二の丸美術館所蔵)
公式webページ
https://k-kousya.or.jp/ninomaru/pages/15/▼花影抄/根津の根付屋の現在の取り扱い作家からは、以下の方々の作品が展示予定です。
泉水
上原万征
小野里三昧
加賀美光訓
金井麻央
かぶ
狛
齋藤美洲
紫苑
永島信也
藤井安剛
村松親月
森謙次
山鹿
吉見普光
利歩
会期中は、イベントもいろいろ開催されるようです。お誘いあわせのうえ、是非おでかけくださいませ。
- 2023/09/24(日) 20:07:58|
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大阪歴史博物館に、泉水(2点)、藤井安剛(2点)、齋藤美洲(1点)の根付が、個人コレクターの方から寄贈され収蔵されました。

日本根付研究会の会長も長く務められていた渡邊正憲氏の蒐集された根付コレクションからの寄贈です。
【古典根付】
木彫根付 「鶴の舞」 舟月作 江戸時代中期
木彫根付 「猿」 内藤豊昌作 江戸時代後期
木彫根付 「蝦蟇仙人」 松田亮長作 江戸時代後期
蒔絵箱根付 「古墨」 柴田是真作 江戸時代後期
【現代根付】
木彫根付 「猪」 齊藤美洲作 平成6年
鹿角彫根付 「家紋獏」 藤井安剛作 平成23年
鹿角彫根付 「元興寺」 藤井安剛作 平成23年
白檀一刀彫根付 「午」 津田亮佳作 平成17年
陶根付 「猿歌舞伎猿之助六」 北澤泉水作 平成27年
陶根付 「猿歌舞伎立女形」 北澤泉水作 平成27年
大阪歴史博物館・新収品お披露目展にて、2023.3.23~5.15までの期間展示公開されておりました。
私たちスタッフは、神戸アートマルシェに参加した帰りに滑り込みで観ることができました。
(Twitterでは御報告しておりましたが、あらためてblogでもご報告をさせていただきます。)



作品が博物館に収蔵されること、大変有り難く貴重な事で感謝の気持ちでいっぱいです。
根付コレクション展示風景。


藤井安剛
鹿角彫根付「家紋貘」2011年制作 大阪歴史博物館本館蔵


藤井安剛
鹿角彫根付「元興寺」2011年制作 大阪歴史博物館本館蔵
※「元興寺」はプレートによる紹介で、企画展に展示されておりました。


泉水
陶根付「猿歌舞伎猿之助六」「猿歌舞伎立女形」2015年制作 大阪歴史博物館本館蔵


齋藤美洲
木彫根付「猪(偲)」1994年制作 大阪歴史博物館本館蔵
特別企画展「異界彷徨」

安剛さんの「元興寺」は、特別企画展「異界彷徨」2023.4.28~6.26 まで展示されています。特別企画展「異界彷徨」
https://ikai-houkou.com/大阪歴史博物館
http://www.mus-his.city.osaka.jp/※写真は許可表示のあるものを撮影掲載しております。

- 2023/06/07(水) 23:11:34|
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今年も、大阪芸術大学で学生の根付コンペティションが開催されております。
高円宮家の根付コレクションも展示されているとのことです。
お近くの方は是非、来場されてはいかがでしょうか?
第14回高円宮殿下記念根付コンペティション記念展令和4年12月6日(火)~22日(木)
午前11時~午後7時(入場は午後6時30分まで) ただし、12月6日は午後2時開場
大阪芸術大学スカイキャンパス
(大阪芸術大学の広報の方よりチラシをいただきました。)


詳細な画像や情報は、公式のwebページを是非ご覧ください。
https://www.osaka-geidai.ac.jp/whatsnew/art_exhibition_netsuke14th道甫さんも、この大阪芸術大学の根付コンペティション出品から、根付作家への道をスタートしました。

(写真は卒業生としてコンペティション会場を訪問した時のもの)
学生のみなさん!
道甫さんに続く大阪芸大出身の現代根付作家の登場を心待ちにしております!
- 2022/12/07(水) 23:25:49|
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高円宮殿下二十年式年祭記念特集 「根付 高円宮コレクション」2022年11月15日〜12月25日
東京国立博物館/平成館企画展示室
公式webページ
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2553故・高円宮憲仁親王殿下の現代根付を中心としたコレクション500点が、一堂に並ぶ貴重な展示となっておりました。
様々な国内外の作家、素材、題材まで、多岐にわたるコレクションで、様々な角度から現代根付を観ることができると思います。
可愛らしい、楽しい、美しい、凄い、珍しい!それらのすべてがあります。
現代根付の発展初期に牽引してこられた大御所の作家の方々の黄金時代の作品もたくさん並んでおり唸らせられましたし、
また「現代根付」とはどういうものなのか?ということの、作家とコレクター・高円宮殿下との間での試行錯誤が読み取れるような気もいたしました。
現代根付の歩みを学ぶ機会ともなり、引き込まれました。再発見する、考える、省みる、そういう貴重な時間でした。

(さっそく観に行ってきた由良薫子さんに画像をもらいました)
図録も 「続 根付 高円宮コレクション」 として、新しく出版されておりました。

常設展示では、古典根付の郷コレクションも全点展示されておりますので、ぜひ、おでかけください。おすすめです。
創立150年記念事業 展示 根付 郷コレクション
2022年11月2日(水) ~ 2023年1月22日(日) 本館12室
公式webページ
https://www.tnm.jp/150th/project/202211/exhibition_netsuke_go.html(花影抄/根津の根付屋/橋本)
- 2022/11/18(金) 16:20:11|
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このブログでのご報告が遅くなってしまいましたが、
このたび、
山鹿さんの「アマビエちゃん」 と ねがみくみこさんの「てんぐ100%」 が、アメリカの美術館に正式収蔵されることが決定しました。
山鹿 「アマビエちゃん」 2021年制作

ねがみくみこ 「てんぐ100%」 2020年制作

収蔵先のアメリカのニューメキシコ州サンタ・フェにある
Museum of International Folk Artは、世界中のフォークアートを収集・展示し、日本の妖怪にも造詣の深い美術館です。
https://www.internationalfolkart.org正式に2者の根付にオファーがあったのは今年の4月。翌5月にはめでたく正式収蔵となりました。
交渉担当は、キュレーターのFelicia Katz-Harrisさん。
彼女は日本の幽霊や妖怪についての研究者であり、同テーマの著書もあります。
交渉にあたって彼女は、「てんぐ100%の購入については、(購入決定権のある)委員会のユーモアにかかっています!(As for Tengu, it will depend on the humor of the committee!)」という名言も残しました。
根津の根付屋の根付作家が、正式な海外の美術館からのオファーで買い上げとなることは初の快挙です。
ねがみくみこさん、山鹿さんにとっても、我々スタッフにとっても、非常に光栄で今後の励みになることと感じております。
※Felicia Katz-Harrisさんの著書
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Yokai: Ghosts, Demons & Monsters of Japan■
Inside the Puppet Box: A Performance Collection of Wayang Kulit at the Museum of International Folk Art
- 2022/07/07(木) 20:56:16|
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